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GPSを使って現在地や歩いたログを表示してくれる、登山アプリが数多くリリースされています。本当に使えるかどうか半信半疑だったので、実際に山に登って検証してみました!

今回検証してみたのは、無料でかつ人気のある登山アプリ。『ジオグラフィカ』『YAMAP』『山旅ロガー』の3つです。

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それぞれ比較したものを簡単に表にまとめてみました。

登山アプリ比較表

3つの登山アプリを、
①GPS精度
②ルートの見やすさ
③ログ情報の豊富さ
④バッテリー消費
⑤オフライン対応
の5点で比較してみました。ちなみに『山旅ロガー』はログを取るためのアプリなので、ルートを見るときは別アプリ『地図ロイド』に出力しています。

それでは、より詳しい比較内容を見ていきましょう!

今回登った山は、こちら。

「西の富士、東の筑波」と呼ばれるほどの関東の名峰『筑波山』。今回はここに登ってみました。標高877mとそこまで高い山ではないので、初心者の僕でも安心して登れるレベルです。

①GPS精度

一番気になってくるのが、GPSが本当に正確なのかどうか。実際に歩いた経路を記録してきたので、マップと比較してみたいと思います。地図は国土地理院のものに統一しました。
※山旅ロガーはログ専用アプリなので、地図表示は『地図ロイド』を使用しています。

▲徒歩道を歩いていると、ときどきこのような険しい道に入ることも。岩がゴロゴロしていて全然「徒歩」道じゃない気が……。

ジオグラフィカ ◎

赤色の線が歩いたルートで、点線が徒歩道を表したもの。多少のズレはあるもののほとんど一致しています。『ジオグラフィカ』はGPSだけでなく3Gや4G回線も使用するので精度が高いのでしょう。

YAMAP △

青線が歩いたルートで、赤線が徒歩道を表しています。GPSの精度が悪いのか、少しルートから外れてしまっているのが残念……。

山旅ロガー ○

赤線が歩いたルートで、点線が徒歩道。多少のズレがありますが許容範囲でしょう。『山旅ロガー』はGPSしか使っていないのですが、ここまで精度が良いのはビックリです。

②ルートの見やすさ

グラフィックの美しさや機能性など、総合的に見て「ルートの見やすさ」を評価してみました。

▲今回は分岐箇所に、このような看板があったので迷わなかったのですが、看板が無いと遭難しそうな道はたくさんあります。ルートを知っておくのは山登りでは必須です。

ジオグラフィカ ○

チェックポイントを設定して、それらを結べば簡単なルートを作成できます。徒歩道がない場合は非常に便利です。でも、これはちょっと上級者向けかも?

YAMAP ◎

目玉みたいなアイコンがありますが、これは分岐箇所を表したもの。これがあれば道に迷うことがありません。他にもトイレや水飲み場などのアイコンも掲載しています。

山旅ロガー(地図ロイド) △

『地図ロイド』では、いろいろなボタンが一画面に集約しています。少しごちゃごちゃしていて使いづらいように感じました。しかし、黄緑のポイントを動かすと標高や時刻を自由に確認できます。

③ログ情報の豊富さ

歩いたルートだけでなく、歩いた距離や高度も気になるポイント。そこで3つのアプリがそれぞれどんなことを記録できるか比較してみました。

ジオグラフィカ △

高度や速度に加えて、消費カロリーも測定。運動でトレッキングやハイキングをするには丁度いいです。これだけでも十分なログ情報ではありますが、他のアプリと比べるとちょっと物足りなさを感じました。

YAMAP ○

距離や高度などのデータはもちろんのこと、登山中に撮った写真を記録してくれます。登山アルバムとして使ってもOKです。

『YAMAP』では、他の人が投稿したログを見ることができます。僕が行った時もロープウェイで大混雑してました……これを見ておけば混雑を避けられたのに!

山旅ロガー ○

高度や速度をグラフにして表示。詳細なデータを知りたい人には嬉しいアプリです。

④バッテリー消費

GPSを使うということは、バッテリー消費が気になりますよね……。今回は3つのアプリをバックグラウンドで同時に起動させておきました。ログを取る作業でどのくらいバッテリーを消費するのでしょうか?

11時頃に出発して15時30分頃に下山したのですが、まだバッテリーは20%ほど残っていました。登山口では約80%だったので60%くらいの減少です。GPSを使うので消費が速いと思っていただけに、予備バッテリーがいらなかったのは驚きでした!

中でも一番消費していたのが『ジオグラフィカ』で全体の20%、その次が『YAMAP』で3%、全く消費しなかったのが『山旅ロガー』で1%未満でした。GPSのみで動くのが勝因でしょう。

⑤オフライン対応

今回はどのアプリも、地図を事前にダウンロードすることができます。筑波山では3G回線が通っていたのでダウンロードしなくても良かったですが、圏外になることもあるので注意しておきましょう。

■それぞれアプリごとの特徴があって一長一短!

最後に3つのアプリのメリット・デメリットをまとめておきます。

ジオグラフィカ

・GPS精度が最も良い
・自分でルートを作成できる
・バッテリー消費が一番多い

【こんな人におすすめ】
複雑なコースに挑戦したい上級者

ジオグラフィカ | 登山用GPS

keiji matsumoto

iOS無料
Android無料
App Storeを見る
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YAMAP

・分岐箇所やトイレが表示している
・他の人のログを見られるSNS機能付き
・GPS精度が少し悪い

【こんな人におすすめ】
仲間と一緒に山登りをエンジョイしたい初心者

YAMAP / ヤマップ 登山地図アプリ - 山歩しよう。

YAMAP INC.

iOS無料
Android無料
App Storeを見る
Google Playを見る

山旅ロガー(地図ロイドと併用)

・バッテリー消費が一番少ない
・GPS精度もしっかりしている
・アイコンがごちゃっとしていて画面が見にくい

【こんな人におすすめ】
バッテリーが途中で無くならないか心配な「石橋を叩いて渡るタイプ」

山旅ロガー

KMI Software

iOS
Android無料
iOS版は配信されていません
Google Playを見る
地図ロイド

KMI Software

iOS
Android無料
iOS版は配信されていません
Google Playを見る

思っていたよりも登山で役立つアプリが多く意外でした。それぞれアプリごとに特徴があるので、ぜひ自分に合ったアプリを見つけて、より楽しい登山ライフにしてみてください。

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