丸戸史明さん作のライトノベルが原作のアニメ『冴えない彼女の育てかた』(さえないヒロインのそだてかた。略称は「さえカノ」)。その第二期『冴えない彼女の育てかた♭』が、2017年の春に放送予定です。
それに先駆け、作中のメインヒロインである”加藤恵”と共同生活ができるAndroid専用有料アプリ『一択彼女 加藤恵』が、先日リリースされました。
果たして『一択彼女 加藤恵』は”買い”なのか、検証&レビューしていきたいと思います。
『一択彼女 加藤恵』レビュー。冴えない彼女とのフラットな共同生活
最終更新日:2016年12月07日
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ストーリーをちょっとおさらい 『冴えない彼女の育てかた』とは
重度なオタクの高校二年生「安芸倫也」(あき ともや)は、ある日新聞配達のアルバイトしている途中、桜の舞う坂道で白いワンピースの少女と出会う。
それに運命を感じた倫也は、笑えて萌えて泣ける恋愛ゲームを作ることを決意。売れっ子同人作家の「澤村・スペンサー・英梨々」(さわむら・スペンサー・えりり)、高校生にして人気ラノベ作家の「霞ヶ丘詩羽」(かすみがおか うたは)、そして倫也が出会った少女「加藤恵」らサークルのメンバーに巻き込みながら、ゲーム製作を進めていく。
メインヒロインなのにキャラが薄い!? 加藤恵の魅力とは
加藤恵は、作中のメインヒロインであり、サークル内でもメインヒロインのモデル担当(後にスクリプトも担当)。
しかし、倫也のクラスメイトなのに名前を正確に覚えてもらえない、エンディングのキャスト欄では4番目にいるなど、メインヒロインとは思えないキャラの薄さが作品内外でネタにされています。
性格を一言で表すとフラット。感情の起伏がゆるく、他のメンバーのような強烈な個性を持っていない。気づけば背景の一部と化している子。ですが、だからこそ時々見せる変化にドキッとする魅力を持っています。
CVは安野希世乃さん。感情の起伏が少ない加藤恵を、決して棒読みにならない絶妙にフラットな演技で、魅力を引き出しています。
『一択彼女』のフラットな4つの魅力
では、ここから本題の『一択彼女』のレビューです。このアプリの4つの大きな魅力を紹介していきます。
『一択彼女』は、加藤恵との付かず離れずなフラットな共同生活を体験できる、「完全対話型蜜月アプリ」。恵が朝起こしてくれたり、一緒にゲームを作ったり、お楽しみが盛りだくさんですよ。
魅力その①:加藤恵とフラットな対話ができる
『一択彼女』では、マイクを通じて恵とおしゃべりができます。恵特有のフラットなセリフとモーションパターンが満載。しかも、「ご機嫌度」によって対応が変化するので、まるで本当に恵とコミュニケーションを取っているかのような体験ができるのです。
魅力その②:恵は空気の読める子。気の利いた機能がいっぱい
キャラが薄いという特徴に隠れがちですが、恵は空気が読めて気が利く子。アプリにも「あ、これ便利」な機能が揃っています。
魅力③:毎月末には一緒にゲーム制作
原作『冴えない彼女の育てかた』は、女の子と一緒にゲームを作っていくストーリー。『一択彼女』でも、恵と一緒のゲーム作りを体験できちゃいます。
魅力④:条件次第でお泊りイベントが発生する!?
筆者は巡り会えませんでしたが、本アプリでは条件次第でなんと恵とのお泊りイベントが発生するとの事です! フラットな関係を続ければ恵がご機嫌になって、いつかお泊まりに来てくれるかも。
今回残念ながら画像を用意できませんでしたが、それは実際にプレイしてみてのお楽しみという事で……。
二期までのモチベーションあげにピッタリ。ファンなら購入の余地あり
加藤恵の魅力を堪能するには十分。ファンなら買っておいてもいいアプリと言えるでしょう。
ただ、まだリリースされたばかりか、不具合や機能の不備がいくつか見られた事、アプリ内にも課金要素がある事を注意として記載しておきます。ゲーム作り以外の機能を7日間使える体験版があるため、まずはそちらでお試しするのがオススメです。
来年の春には待望の二期が放送予定。まずはその前に、予習がてら本アプリで加藤恵との共同生活を楽しんでみるといいですね。
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