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  • 夏の夜にサスペンスノベル『かまいたちの夜』で背筋から寒くなろう

『かまいたちの夜』は、今からちょうど20年前にオリジナルのスーパーファミコン版が発売されたゲームです。プレイしたことはなくても、名前だけは聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

本作は、ときおり現れる選択肢を選んでいくことで物語が変わる、いわゆる「サウンドノベル」という分野を確立させたゲームなのです。

「こんや、12じ、だれかがしぬ」

真冬のペンションに突如届いた、脅迫状にも似たメモが発見されることから物語は始まります。そして、このペンションで起きる殺人事件が、『かまいたちの夜』のストーリーのベースとなっています。

ひとり、またひとり、ペンションの中で起きる連続殺人事件。この惨劇を無事解決することができるかどうかは、あなたの推理力次第です。

……とは言っても、実はこのゲーム、ミステリーの部分はそんなに難しくありません。途中で犯人の名前を入力しなければならない場面もありますが、ヒントは随所にあります。順序立てて考えていけば、ある程度犯人は絞れるでしょう。

残虐表現などは調節が可能

スマートフォン版は背景の画像がリアルな表現になっています。背景が綺麗でリアリティがあるのは大変良いのですが、すると必然的に殺人事件のシーンなども若干グロく……。でも、「怖いのは苦手」という方も大丈夫。コンフィグで「残虐シーン」の表現を強・中・弱の3段階から選ぶことができるのです。

ちなみに、これは死体発見の場面で、残虐シーンの設定を「弱」にした状態の画面になります。

背景がかなりボカされていて、なんとなく何かあるかも? 程度にしかわからないですね。文章は怖くても平気だけどリアリティのある画像は苦手、という方は前もって残虐シーンの設定を変えておくのが良いでしょう。なお、残虐シーンの設定で変わるのはあくまで背景の画像のみで、文章は変わりません。

一部のテキストは現在のシーンに合わせて改変

『かまいたちの夜』は20年前にスーパーファミコン用ソフトとして発売されたということは前述のとおりですが、それ故に今の時代とは合っていない部分が多々あります。

たとえば、当時主人公(透)とその彼女(真理)は大学生という設定でしたが、スマートフォン版では透は契約社員となって働いています。また、携帯電話が普及していない時代だったので、電話線さえ切ればすぐに吹雪で孤立した山荘にできました。しかし、現在は携帯電話やネットが普及していますので、「携帯電話の電波が届かない山奥」「日ごろのストレスから離れてもらうためにあえてネット環境を整備していない」などといった、「吹雪で孤立した山荘」を作り上げるための演出が追加されています。

プレイをしたことがない人にとっては特に違和感はありませんが、懐かしんでもう一度プレイしてみた人にすると「当時と結構変わっているなぁ」と感じる部分も多いでしょう。ただし、原作の雰囲気を壊すような改変はされていないので、ご安心ください。

ストーリーはやがてマルチシナリオに

上のスクリーンショットは、「……殺人事件?」と首をかしげるような内容になっていますね。これは一番最初の殺人事件をクリアすることで解放される別のシナリオ「スパイ編」なのです。

登場人物はまったく同じなのに、選択肢によってはこのスパイ編に突入し、最初の殺人事件とは全然違うシナリオが展開していきます。

さらに、中には一瞬で終わるギャグテイストのシナリオも……。

こういった殺人事件を解決するだけで終わらないストーリーも、『かまいたちの夜』の魅力のひとつです。
殺人事件よりさらに怖い「悪霊編」なんていうシナリオもありますよ。ぜひ夏の夜にじっくりと遊んでみてくださいね。

(ライター:アサミリナ)

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この記事を書いたライター