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  • アンリアル・エンジン4、『Flappy Bird』のクローン『Tappy Chicken』に見る明日

少数精鋭で制作できるアプリゲームだけに、ヒットタイトルが生まれればクローン作品が複数後を追う、というのが定着しつつある今日。『2048』のように本家を超えるヒットを記録したケースもあります。

そして、多くの中毒性を出した『Flappy Bird』もまた、100タイトルを軽く超えるクローンを生み出しました。今日紹介したいのは、そんな『Flappy Bird』のクローンのひとつ、『Tappy Chiken』。

何故あえてクローンを紹介するの? という声もあると思います。しかし、本当に注目すべきなのはShane Caudle氏がゲームエンジン「UNREAL ENGINE(以下、UE4)」を使い、たった一人で本作を作った点なのです。しかも、従来のプログラミングスキルをまったく持ち合わせていないのに一週間ほどで。

『Flappy Bird』ゲーム画面

『Tappy Chiken』ゲーム画面

本作は、元となる『Flappy Bird』とゲーム性はモチロン同じ。開発環境の違いがあるので質感は違いますが、クローンゲームとしてキチンと成立しています。

驚いて調べてみると、本作は他のプラットフォームを含めてもUE4搭載ゲームとしては先駆け的存在にあるとのこと。そして、UE4の新機能である「ブループリント」と呼ばれる新型ビジュアル・スクリプティング・システムが、「コードをまったく書かずにプロトタイプを作成し、プレイ可能なコンテンツを作成できるようになる」という夢のようなことを実現させているということもわかりました。

『Tappy Chiken』ゲーム画面

さて、本家との違いですが、まず操作するキャラクターがニワトリになっています。この設定が理由なのかはわからないですが、ピョンピョンアップアップで跳ねていた『Flappy Bird』とは違い、『Tappy Bird』はバッサバッサボヨンボヨンといった感じでややモッサリ。それがニワトリらしいとも言えるんですが、大きな羽を持っているからか『Flappy Bird』のように手を離すと急降下しない特徴があります。そのため、操作には改めて慣れが必要です。

『Tappy Chiken』ゲーム画面

本作でとても好きな部分は「エッグ コレクション」という実績ページがあること。ニワトリはゲームオーバーになるとタマゴを産みますが、障害物を超えた数によってその色が違うんです。「死にゲー」の部類に入る作品だと思うので、幾度となく失敗しても実績に貢献できている部分はとてもいいですね。

現在『Flappy Bird』は配信停止となっているので、機会を逃したかたは本作で本家の息吹を楽しんでみるのもいいかも。

最後にひとこと。

職業柄ここ2~3年多くのアプリゲームを遊ぶ機会に恵まれました。いまでも印象に残っている作品はなにかと考えてみると、アーティストの個性が押し出される個人制作のモノや少数精鋭のグループが作ったモノが多いんです。

世の中にはアイデアはあってもプログラマーが雇えないとか、コードが組めないという壁に悩んでいる人も多いと思います。EU4での実例を元に、想像を超える「奇ゲー」にたくさん出会えるかもと、ロマンを感じさせてくれる作品が出てきたのが嬉しかったのでした。(ライター:Alpha)

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Tappy Chicken

Epic Games, Inc.

-

現在、配信が停止されています

無料

Tappy Chicken

Unreal Engine

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現在、配信が停止されています

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