パズルゲームの発展がめざましい。特に携帯アプリ全盛期になってからは、それが顕著になっている。古典的なパズルはもちろん人気だし、アクションやRPGの要素を取り入れたパズルゲームも多数登場し、さまざまな要素を取り入れながら進化をつづけている。

そして今、パズルゲームの新たな可能性を感じさせるアプリが登場した。それがロンドンのメーカーustwoが開発した『Monument Valley』だ。

まるでアート作品のような美しい世界

まるでアート作品のような一枚絵でつくられたステージ、美しいグラフィックス、幻想的なBGM、そして謎に満ちたストーリー。プレイヤーは、空想上の建築物やありえない幾何学模様の狭間で、沈黙の姫アイダを導くことになる。

ひとつひとつのステージには、騙し絵の要素が取り込まれていて、モニュメントはツイストやドラッグで動かすことができる。この仕組みを解き明かして、アイダをゴールまで到着させればクリアだ。

頭をフル回転させ、騙し絵の謎を解き明かそう

まずはどこが騙し絵になっているのかを発見しなければいけないのだが、意外とこれが難しい。一見するとどこにも突破口がないような場所にヒントが隠されている場合もある。他のパズルゲームのように色々動かすという感じではなく、「ここかな」と当たりをつけて動かしてみることがポイントだ。もちろん、検討外れでまったく何も起きないことはざら。どちらかというと推理の要素が強い。

仕掛けられた謎、それを解く課程、解けたときの爽快感、そのすべてにストーリー性がある。おそらく制作者は、ここまでの一連の行程がすべて行われてはじめて作品としての価値が生まれると感じているのではないだろうか。

また、作品全体を通じて語られる沈黙の姫アイダについてのストーリーも、謎解きの要素が備わっていて、二重三重の楽しみがある。

圧倒的なサウンドスケープが物語に深みを持たせる

そして、忘れてはならないのが見事なサウンドスケープ。ヘッドフォンやイヤフォンをしてプレイしてもらえばわかるのだが、ものすごく重厚なサウンドが展開されるのだ。目を閉じてみると小さな映画館にいるかのような錯覚を感じる。ここまでこだわり抜いたパズルゲームはなかなかない。

とにかくクオリティが抜群に高く、制作者のこだわりが垣間見える作品。400円の有料アプリだが、それに見合う価値がある。ぜひこの世界観を体験してほしい。

(ライター:kd)

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¥480

Monument Valley

ustwo Games Ltd

4.23
アプリストアを見る

¥390

モニュメントバレー

ustwo games

4.23
アプリストアを見る

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