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  • モバイル広告の不正発生率は2017年の2倍に。アプリ計測プラットフォームAdjustによる最新レポート&ガイドブック発表
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2018年6月1日、アプリ計測用ツールを提供するAdjust株式会社が、モバイル広告の不正に関する最新の調査結果を発表した。

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▲Adjust CTO兼共同創設者ポール・ミュラー氏(左)、Adjust ジャパンのカントリーマネージャー佐々直紀氏(右)。

モバイル広告の不正は、広告主にとって予算が奪われる危険だけではない。不正によってオーガニックユーザーの活動が悪用されてしまう可能性やキャンペーンのパフォーマンスにも悪影響をきたす。また、デスクトップ(Web)の広告不正とは異なる、モバイル特有の手口が存在するため、マーケターはさまざまなシーンで異なる不正が発生していることを理解して欲しいとのこと。

日本はスマートフォンの使用時間が長く、継続率も高いことからグローバル的に見ても重要な市場。2017年の段階ではゲームアプリの不正被害が多かったが、2018年に入ってからはECアプリでの不正が増えている。ゲーム市場は完全にモバイル化して競争が激化しているのに対し、Webからモバイルへの移行が遅れているジャンルが狙われていると思われる。

Adjustは動的に毎日変化しながら実行される不正に対し、常に最新の不正について理解し手段を講じることができる仕組みを持っているので、数字をレポーティングするだけではなく、あらゆる不正に対して対策を立てるためにぜひ活用して欲しい。

▲Adjust「モバイル広告不正の完全ガイド」DLはこちらから(無料)
https://www.adjust.com/ja/resources/insights/sources-of-error-white-paper/

[以下、プレスリリースより]
adjust(アジャスト)株式会社(本社:独・ベルリン、代表取締役社長兼共同創業者:クリスチャン・ヘンシェル)は、この度、モバイル広告の不正に関する新しいデータ調査結果を公表するとともに、包括的な「モバイル広告不正の完全ガイド」を発表しました。

Adjustは2018年1月から3月にかけて34億3,000万件のアプリのインストールと3,500億件以上のイベントを測定し、1日当たり20,000以上のアプリから125テラバイトにのぼる膨大なデータを処理・分析しました。

モバイル広告の不正の発生率は2017年と比較するとほぼ倍増し、全有料インストール数の7.3%がAdjustの不正防止ツールによって拒否されました。以下に示すAdjustの新たなデータはどのような不正アプリインストールを拒否したかを示しています。

調査会社eMarketerによると、2018年のモバイル広告費は、米国の場合、20%増大して750億ドルを超えるとのことです。また、同社はモバイル広告が2018年には前年比で23.5%増加すると予測しています。

2018年のモバイル広告の不正による被害は数十億ドルにのぼる可能性があり、有料インストールにおける拒否率は7.0%増大し、結果として損害は約49億ドルにのぼる可能性があります。

Adjust 不正防止スペシャリスト Andreas Naumann

「 当然のことですが、有効な拒否数というのは、Adjustの不正防止ツールを使用している広告主のために阻止した不正行為のレベルを示しているにすぎません。

つまり、予防できる不正の総数はそれよりもかなり多いのです。モバイル広告の不正の犠牲者であっても報告されていない広告主の数は間違いなくかなり多いのです」

昨年最も打撃を受けたカテゴリは、35%の不正行為が見つかったゲーム部門でした。攻撃ターゲットになった第二位のカテゴリはEコマースで、その不正率は20%でした。

2018年には劇的な変化が起き、Eコマースは現在、最も不正の影響を受けている分野となり、Adjustが拒否した総インストールの5分の2を占めます。Eコマースに続き、最も影響を受けた上位のモバイルアプリカテゴリとして、ゲーム(30%)、トラベルアプリ(10%)が続きます。

新手の不正行為:SDKスプーフィング

すべての不正行為の中で検出するのが最も難しいSDKスプーフィングは急激に勢いを増しています。Adjustの初期調査によると、SDKスプーフィングはすべての市場においてグローバルに横行しており、拒否されたすべてのインストールの37%を占めています。

SDKスプーフィングによって最も大きな打撃を受けたアプリカテゴリは以下のとおりです:
● ゲーム 29%
● Eコマース 27%
● フード&ドリンク 17%

単一のキャンペーンでは、全インストールの最大80%がSDKスプーフィングに起因するものでした。このことは、広告主によっては広告予算の80%を失う可能性があることを意味しています。場合によっては、個々の広告主の損失があっけなく数千万ドルにのぼる可能性もあります。

クリックインジェクション:iOSとAndroid

この2018年第1四半期のモバイル不正に関する所見によると、Adjustの不正防止ツールはiOS と比較してAndroidにおいて約2倍のアプリインストールを拒否しています。このことは、Android携帯端末において不正が倍増していることを意味しています。

その理由として、Appleのモバイルデバイスと比べてAndroidデバイスの販売量が膨大だからです。これ以外にも、不正倍増のもうひとつの説明となるものは第二の不正源であるクリックインジェクションです。この不正のタイプはAndroid搭載端末においてのみ発生し、拒否したすべてのインストールの27%がこれに起因するものです。

クリックインジェクションで最も打撃を受けたアプリカテゴリは以下のとおりです:
●Eコマース 51%
●ゲーム 23%
●旅行 8%

巧妙な偽造:他の上位不正行為の種類

クリックスパムは、ユーザーが実際には実行していないクリックを不正行為者がユーザーに代わって実行されることで発生します。不正行為者は不正として検出されることなくしてオーガニックのトラフィックを捉え、記録し、ユーザーのアトリビューションを盗むことができます。

この場合、ほぼすべてが実際に存在します(ユーザー、デバイス、オーガニックインストール)。唯一の偽物は広告のエンゲージメントです。オーガニックのインストールのアトリビューションを盗んだ当事者は、広告を表示させなくても支払いを受けることになります。

トップカテゴリーの被害数:
● Eコマース 38%
● ゲーム 29%
● フード&ドリンク 7%

フェイクインストールは、不正な広告に基づいてインストールをトリガーする目的でのみ存在する偽造ユーザーです。通常、クリック後に発生する、即時ドロップオフを伴う高レベルのインストールにより検出できます。

ユーザー、デバイス、広告エンゲージメントは虚偽であり、通常はデータセンターやVPNから発生します。17日間にわたり4億回を超えるインストールが行われたトラフィックフローのサンプルの場合、インストールを詐称する不正行為者に170万ドルが支払われたとAdjustは推定しています

トップカテゴリーの被害数:
●ゲーム 42%
● Eコマース 14%
●エンターテインメント 14%

Adjust CEO兼共同創設者 クリスチャン・ヘンシェル

「Adjustが業界全体のイニシアチブである不正防止連合(CAAF)を結成したことは、モバイルエコシステムの主要プレーヤーが一体となって不正に立ち向かう第一歩となりました。

しかし、モバイル広告での広範囲に及ぶ不正行為が一部で無視されている現状は、2018年の業界にとって最大の弱点であり、最大の課題でもあります。

Adjustの次のステップは、使用されているさまざまな不正行為のタイプについて市場の教育を行うことです。すべてのプレーヤーは防衛を強化し、不正と戦うための効果的な対策を講じることが必要です。」

不正防止連合(CAAF)について

CAAFの立ち上げ以降、多くの企業やパートナーがこれに参画しています。Adjustは参加者と積極的に連携し、市場に情報を提供し、その教育を行います。その使命は、広告技術サプライチェーン全体に沿って参加し、永続的な不正、詐欺、損失から業界を効果的に保護することです。

会社概要

Adjustは、ユーザーの行動分析、広告の効果測定、及びアプリ不正インストールの防止を可能にする総合的なアプリ計測プラットフォームです。Adjust SDK搭載のアプリのアクティブユーザーは世界で13億を超えており、グローバルで最も使用されています。また、クラウドサービスを使用せず、独自のプラットフォームサーバーからサービスを提供する、業界でも特別な存在となっています。また、透明性の高いオープンソースの計測ソフトウェアや、マーケティング詐欺行為などの不正を防止するビルトイン型のツール、さらにあらゆるタイムゾーンに対応するレポーティング機能などがAdjustの強みとなっています。
Adjustは、Facebook、Twitter、Google、LINE、Snap、Navere、WeChatの正式マーケティングパートナーになっており、国内外の1,200以上の主要広告ネットワークパートナーとも統合済みです。楽天、リクルート、グリー、ディー・エヌ・エー、、メルカリなど国内400社以上のトップパブリッシャーを始め、マイクロソフト、Zynga, Spotifyといったグローバルブランドを含む2万2千以上のアプリで、パフォーマンス向上のためにAdjustのソリューションが導入されています。
2012年に独・ベルリンで設立されたAdjustは東京、ベルリン、サンフランシスコ、ニューヨーク、パリ、北京、上海、ソウル、シンガポール、ムンバイ、サンパウロなど世界14都市にオフィスを構えています。日本ではアプリ計測プラットフォームを提供する海外勢の中で最大のシェアを占めています。東京オフィスは2014年11月に最高売上責任者(CRO)のショーン・ボナムにより設立され、カントリーマネージャーの佐々 直紀を筆頭に、現在15名以上の営業・カスタマーサポート・マーケティング担当者が日本市場で徹底したサポートを提供しています。

Target Partners、Capnamic Ventures、Iris Capital、and Active Venture Partners等のベンチャーキャピタルから資金を調達しています。

公式ホームページ:https://www.adjust.com/ja
公式Facebook:https://www.facebook.com/adjustJapan/

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