昨年12月、Yahoo! JAPANが開催している「Yahoo!検索大賞」の結果が発表されました。「検索数」というビックデータを利用し、バイアスをかけずファクトに元づいた選定が行われているのが特徴的なこの賞。

スマートフォンの普及に伴い、「検索」という行為が一般的になってきた背景もあり、前年と比べ「検索数」が最も急上昇した人やプロダクトが選ばれています。

開催5年目を迎えた2018年は、特別企画として「Yahoo!検索トレンドマップ」が公開。次に流行るモノの予兆は検索データにあるのではないか?と考えるYahoo! JAPANにて、今回マップを作成した池宮伸次氏にお話を伺ってきました。

▲トレンドマップについて解説して頂いた池宮氏(ヤフー株式会社メディアカンパニー マーケティングソリューションズ統括本部)

ー「Yahoo!検索トレンドマップ」について教えてください。

このマップは、Yahoo!検索のデータを元に、横軸を「検索数」、縦軸を直近の検索数推移を元とした「トレンド指数」とし、キーワードごとにマッピングしたものです。

2018年の検索トレンドが分かるだけでなく、来年ブレイクするであろう人・モノ・コトの「ネクストブレイク」が見えてくるものになっています。

ー「トレンド指数」とはどういう指標なんですか?

「トレンド指数」には2つの要素が含まれてまして、1つは2018年1月1日~2018年11月1日までのほぼ1年間にかけての検索数の推移傾向をもとにした指数です。

「トレンドを予測すると」いうコンセプトに沿うと、ある日突然検索数が跳ね上がっただけではコンセプトに合わないので、「日々きちんと検索数が伸びている」場合に数値が高くなるようなスコア付をしています。

それに加えて、直近3ヶ月間(2018年9月~11月)伸び続けているキーワードにはスコアを多く付与しています。

縦軸を見た時、2018年の1年間かけて検索数が伸び続けた人かつ、直近3ヶ月においてもなお伸びている人ほど、縦軸の上の位置に来ているイメージです。

▲「Yahoo!検索トレンドマップ」解説

「ネクストブレイクエリア」
検索数はまだ少ないが上昇率が高く、これからブレイクするであろう注目エリア
「ブレイクエリア」
検索数も上昇率も高い、今ブレイクしているエリア
「ポピュラーエリア」
検索数が安定して多く、人々の興味関心が高いと思われるエリア
「ポテンシャルエリア」
検索数はまだ少ないが、感度の高い人々が反応していると思われるエリア

トレンドマップから見えてくる!ブレイクして人気者になるまで

ー4つのエリアに分かれていますが、それぞれのエリアにどういう人・モノ・コトが分類されるんですか?

ポテンシャルエリア(オレンジ)は、「次にブレイクするかもしれない枠」に仲間入りする人・モノ・コトを見極められる楽しみ方ができるかと思います。

2019年ではなくもうちょっと先、もしかしたら2020年に来るかも?というようなイメージです。ネクストブレイクエリア(赤)は、2019年ブレイクするかもしれない人達が含まれています。

ブレイクエリア(青)は、既にブレイクした人・モノ・コトで、検索数の上昇率も検索数も増えている=人気がある状態だと思っていいでしょう。

最後のポピュラーエリア(緑)は安定した人気を得た人・モノ・コトです。検索数の急上昇を描くカーブは落ち着いているが、人気があって常に検索数が多いワードですね。

ーネクストブレイクの枠に、既に売れている人・人気のある名前があるのはなぜですか?

「Yahoo!検索大賞」は、検索数において去年との比較を行っているんですが、この「Yahoo!検索トレンドマップ」では今年のデータでしか見ていません。

今年1年間のデータだけを見ることで、翌年ブレイクする人を推測するのがコンセプトなだけに、以前からよく知られている名前が「ネクストブレイク枠」に居ることもあると思います。これは、もともと人気があるけど、再度ブレイクする可能性があると考えてもらえれば、分かりやすいと思います。

ー「トレンドマップ上のこのルートを通る人・モノ・コトは必ず人気が出る!」といった法則はあるんでしょうか?

そうですね、今回初めて発表したものなので今後3年位データを続ければ、黄金のルートみたいなものがもしかしたら見えてくるかもしれません(笑)。

今年ブレイクが期待される「ネクストブレイク」枠をジャンル別に発表!

お笑い芸人篇

▲お笑い芸人篇(https://searchaward.yahoo.co.jp/2018/trendmap/

ジソンシン(お笑い芸人)

2013年に結成された酒井孝太と下村啓太によるお笑いコンビ。大阪を中心に活動中。

<上昇理由>昨年10月に放送されたテレビ番組「漫才・コント・音ネタトーナメント ウケタモンガチ!グランドチャンピオンシップ」にラスト枠争奪戦の勝者として参戦したことで検索数が急上昇しました。

<一緒に検索されたワード>芸人・酒井・下村・ツイッター・コント・仲良し など

アイドル篇

▲アイドル篇(https://searchaward.yahoo.co.jp/2018/trendmap/

KissBee(アイドル)

<上昇理由>
2014年に結成されたアイドルグループ。2ndアルバム発売、YouTube番組配信、新メンバー加入などが話題に。関西圏在住メンバーKissBeeWESTや、研究生ユニットKissBeeYouthも調べられています。

<一緒に検索されたワード>
メンバー・KissBeeWEST・KissBeeYouth・イベント・裏kissbee・新体制・imaginism・歌詞 など

日々のアイドルとしてのライブ活動と並行して、毎日の動画投稿を続ける本格的YouTuberアイドル。かつては『本能寺の変を踊ってみた』『ポッキーダンスを踊ってみた』などで話題を集めたKissBeeが、満を持してYouTuberの世界に参戦。

2017 年秋、『URA-KiSS(うらきす)』というチャンネル名でYouTubeチャンネルを開設すると、わずか一年余りで総再生数5000万回を突破し、チャンネル登録者も20万人に届く勢いで急拡大。

先日結成4周年を迎えた平均齢18歳の8人組の彼女たちは、アイドルとしてもリリースのたびにオリコン上位常連となり、ZEPP TOKYO、赤坂BLITZでのワンマンライブも成功させた実績も。YouTuberとしての勢いに乗り、来年は本格的なブレイクを狙う。

ミュージシャン篇

▲ミュージシャン篇(https://searchaward.yahoo.co.jp/2018/trendmap/

世武裕子(ミュージシャン)

<上昇理由>
昨年デビュー10周年を迎えた、映画音楽作曲家兼シンガーソングライター。2018年9月に自身のTwitterで、Mr.Childrenのツアーに参加することを発表して検索数が急上昇。また、10月のニューアルバム発売も注目されました。

<一緒に検索されたワード>
プロフィール・ミスチル・インスタ・広島・1/5000・Raw Scaramanga など

葛飾生まれ、滋賀育ち。シンガーソングライター、映画音楽作曲家。Ecole Normale de Musique de Paris 映画音楽学科を首席で卒業。帰国後、映画やテレビドラマ、数多くのCM音楽を手掛ける傍ら、シンガーソングライターとしても活動を開始する。

シンガーソングライターsébuhiroko 名義では第一作「WONDERLAND」に続き、ダーク、踊れる、プログレッシヴ、ミニマルミュージックをテーマにより色濃い世界を描く第二作「L/GB」を発表。

『リバーズ・エッジ』『ママレード・ボーイ』『羊と鋼の森』劇場版アニメ『君の膵臓をたべたい』をはじめ、昨年10月公開『日日是好日』11月公開『生きてるだけで、愛。』など2018年公開映画の音楽も数多く担当している。

10月24日には、シンガーソングライターとしてのアルバム『Raw Scaramanga』(ロー スカラマンガ)を発表。ピアノ演奏・キーボーディストとして西野カナ、森山直太朗、Mr.Childrenのレコーディングやライブなどにも参加するなど、幅広い活動で注目を集めている。

トレンドワード篇(Instagram関心者ベース)

▲トレンドワード篇(Instagram関心者ベース)

トレンドワード篇(Twitter関心者ベース)

▲トレンドワード篇(Twitter関心者ベース)

■「Yahoo!検索大賞2018」
https://searchaward.yahoo.co.jp/

■特別企画「Yahoo!検索トレンドマップ2018」
https://searchaward.yahoo.co.jp/2018/trendmap/

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この記事を書いたライター

lucy

海外生まれ日本育ち。カメラアプリとゲームが好き。