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2019年9月にリリースされたiOS 13/Android 10でそれぞれ「ダークモード」が正式採用され、にわかに注目を集めています。これを機にAppleやGoogle以外も続々とアプリやサービスの「ダークモード」対応を進め、今や大きなトレンドのひとつです。

本記事では主要なアプリやサービスの中で、2019年11月現在「ダークモード」に対応しているものをご紹介します。

「ダークモード」とは?

「ダークモード」とは、その名のとおり黒または濃いグレーなどを背景色やメインカラーとし、白や明色系のテキストとアイコンを使用したデザインのことで、「ダークテーマ」「ナイトモード」「ハイコントラスト」などとも呼ばれます。

ブルーライトカットの「ナイトモード」とは違う

▲ナイトモードのイメージ。暖色系のフィルターがかかる。

「ナイトモード」といえば目に悪影響があると言われているブルーライトを軽減するために、画面全体が暖色系に変化するものを想像する方もいるかと思いますが、「ダークモード」はそれとは少し異なります。

ブルーライトカットを目的とした「ナイトモード」が画面の上から暖色系のフィルターをかけたような色合いに変化するのに対し、「ダークモード」は背景が白から黒、テキストが黒から白というように、色そのものが変更されます。

どちらも目への負担が考慮されていますが、見た目の違いは一目瞭然です。ちなみにデバイスによっては「ダークモード」と「ナイトモード」を併用することも可能です。

「ダークモード」のメリット

バッテリーの節約になる

有機ELディスプレイを搭載したデバイスでは、黒背景の方がバッテリー消費が少なくすむと言われており、多くのスマートフォンが有機ELを採用する今、「ダークモード」を使用する大きなメリットとなります。

※VA/IPS方式の液晶でも、黒背景の方が消費電力は少なくなります。

目に優しい

先述のとおり、眩しく光る白背景と比べ「ダークモード」は、目への負担が軽減されます。

特に電気を消した寝室でスマートフォンを見るとき、白背景だと画面輝度を下げてもかなり眩しく感じますが、「ダークモード」で黒背景になるとほとんど眩しさは感じないでしょう。

テキストが読みやすい

「ダークモード」は黒系の背景に明色系のテキストやアイコンを使用したハイコントラストなものが多く、読みやすいと感じる方が多いようです。

ダークモード対応のアプリやサービス

Twitter(ツイッター)

Twitter ダークモード

▲濃い紺色と黒から選択できる。画像はiPhone版。

『Twitter』は2019年3月に従来からあった「夜間モード」を「ダークモード」に名称変更し、その際iOS版は「ダークブルー」と「ブラック」の2種類から選択できるようになりました。

Androidは長らく濃い紺色のテーマだけでしたが、2019年10月のアップデートにより「真」のダークモードともいえる真っ黒なテーマが利用できるようになりました。

Twitterの「ダークモード」変更方法【iPhone】

Twitter iPhoneでダークモードに変更

アプリを起動したら、画面左上の自分のアイコンをタップしてメニューをオープン。左下の電球アイコンをタップすると、ダークモードへの変更メニューが表示されます。

「ダークモード」をONにすればそのままダークモードが適用されますが、「端末の設定を使う」をONにすると、iPhone自体の設定に合わせてダークモードのON/OFFが自動的に行われます。

なお端末自体のダークモード設定方法は後述します。

Twitterの「ダークモード」変更方法【Android】

Twitter Androidでダークモードに変更

Android版『Twitter』のダークモードも、iPhone版と同じく画面左上の自分のアイコンをタップしてメニューをオープンし、左下の電球アイコンをタップします。

真っ黒なテーマにならない場合は、「設定とプライバシー」→「ディスプレイとサウンド」と進み、「表示」内にある「ダークモードの表示設定」から「Dim」を選択しましょう。

Twitterの「ダークモード」変更方法【PC】

Twitter PCでダークモードに変更

▲背景をブラック、アクセントカラーをオレンジにした場合

『Twitter』はPCで版でも「ダークモード」を利用できます。「もっと見る」→「表示」と進むとテーマのカスタマイズ画面が表示されます。

PC版はスマホ版よりカスタマイズできる項目が多く、フォントサイズやアクセントカラーの変更も可能。詳しくは下記記事を参考にしてみてください。

詳しい設定方法はこちら

『Twitter』ダークモードの設定方法【iPhone/Android/PC】

LINE(ライン)

LINE 着せ替え ブラック

出典:LINE 着せかえ|LINE株式会社

2019年10月にAndroid版(Android 10以上)が、2020年1月にはiPhone版(iOS 13以上)が「ダークモード」に対応しました。Android版もiPhone版もスマホを「ダークモード」で使用すると、自動的に『LINE』もダークモードが適用されます。

Android 10以前のAndroidスマホの場合は、無料の公式着せかえ「ブラック」を使うことで同じ見た目にできます。

LINE ダークモード設定

▲LINEの着せかえ設定でON/OFFができる。

スマホ本体はダークモードでも『LINE』でデフォルトのテーマを使用したい場合は、Androidであれば『LINE』の着せかえ設定から解除できます。

iPhoneの場合は本体をダークモードにしたまま『LINE』のデフォルトテーマを使用することはできないので、若干見た目は異なりますが「ホワイト」テーマをダウンロードして適用するなど、別のテーマを使用するしかありません。

LINEの着せかえ方法

LINE 着せ替え方法 1

ホームの「着せかえ」タブの[もっと見る]をタップすると着せかえショップに移動するので、「イベント」タブにある「ブラック」をタップしダウンロードします。

LINE 着せ替え方法 2

ダウンロードが完了後、「今すぐ適用する」をタップするとテーマが反映されます。

LINE 着せ替え方法 3

なお、一度ダウンロードすれば「設定」→「着せかえ」→「マイ着せかえ」に自分の着せかえが一覧表示されるので、そこから変更することもできます。

PC版のLINEは背景変更

LINE 着せ替え方法 4

PC版の『LINE』に着せかえ機能はありませが、背景を変更することで「ダークモード」に近い見た目にすることができます。

「設定」→「トーク」→「背景」と進んで、黒い背景を選択してください。

Instagram(インスタグラム)

Instagram ダークモード

2019年10月のアップデートで『Instagram(インスタグラム)』もダークモードに対応しました。『Instagram』自体にダークモードのON/OFFはなく、iOS 13/Android 10の端末設定に依存します。

下記記事はiPhoneでの説明ですが、Androidでも本体の設定をダークモードにするか否かという点では同じなので参考にしてみてください。

詳しい設定方法はこちら

インスタをダークモードに設定する方法と解除する方法

Facebook Messenger(メッセンジャー)

Facebook ダークモード

Facebookのメッセージアプリ『Messenger』にもダークモードが用意されています。背景は真っ黒に近く、白いテキストと鮮やかな青いアイコンで視認性が非常に高いです。

なお、Facebook本体のアプリには今のところ「ダークモード」は搭載されていません。

Facebook Messengerの「ダークモード」変更方法

Facebook ダークモード設定方法

『Messenger』のホーム画面(チャットの一覧画面)で自分のアイコンをタップし、設定画面の一番上にある「ダークモード」を有効にします。

詳しい設定方法はこちら

Facebook Messenger「ダークモード」の設定方法 暗い背景で目に優しく省エネ

Slack(スラック)

Slack ダークモード

チャットツール『Slack』の「ダークモード」は、スマホアプリ版とデスクトップアプリ版どちらも提供されています。背景色が黒くなるだけでなく、アクセントカラーなども細かく設定できます。

また同一アカウントでログインしていれば、設定したテーマが双方で連動します。

Slackの「ダークモード」変更方法

Slack ダークモード設定方法

右上のメニューアイコンから設定画面に移動し、「ダークモード」を有効にします。

Slack デスクトップ版ダークモード

デスクトップアプリ版は左上の「三」ボタンから「ファイル」→「環境設定」→「テーマ」と進み「ダーク」を選択します。

いくつかのパターンからサイドバーのテーマも変更できるほか、各アイテムの色を細かく調整してカスタムテーマを作ることも可能です。

Safari(サファリ)

Safari ダークモード

iPhoneの標準ブラウザ『Safari』は、iOS 13リリースに伴い「ダークモード」に対応しています。iPhone本体を「ダークモード」に設定することで自動的に切り替わる仕様です。

Google Chrome(グーグル クローム)

Google Chrome ダークモード

『Google Chrome』はiOS 13/Android 10のみ対応で、端末を「ダークモード」に設定すると連動して「ダークモード」に切り替わります。

Android 10のChrome設定

なおAndroid 10のみ『Google Chrome』の設定画面内の「テーマ」から端末設定に連動するか、テーマを固定するかを選べます。

YouTube(ユーチューブ)

YouTube ダークモード

『YouTube』の「ダークモード」は、濃いめのグレーを背景色としています。スマホアプリ版、Web版どちらでも利用可能です。

YouTubeの「ダークモード」変更方法

YouTubeのダークモード設定方法

▲スマホ版

スマホアプリ版は自分のアイコンをタップして表示されるメニューから、「設定」→「全般」と進むと「ダークテーマ」の項目があるので、それを有効にします。

PC版YouTubeのダークモード設定方法

Web版は、画面右上にある自分のアイコンをクリックして表示されるメニュー内に「ダークテーマ」があるので、それをONにします。

詳しくは以下の記事を参考にしてください。

詳しい設定方法はこちら

YouTube ダークテーマ(ダークモード)設定方法 背景を黒く、夜の視聴に最適

Kindle(キンドル)

Kindle 明るいテーマと濃いテーマ

『Kindle』アプリには色のテーマに「濃い」があり、適用すると黒基調の見た目になります。もちろん黒いのはホームやストア内だけで、本閲覧時に白黒が反転するようなことはありません。

Kindleの「ダークモード」変更方法

Kindle ダークモードの変更方法 1

『Kindle』アプリを起動し「その他」→「アプリの設定」と進みます。

Kindle ダークモードの変更方法 2

「色のテーマ」から「濃い」を選択すれば完了です。

Gmail(Gメール)

Gmail ダークモード

▲Android 10搭載スマホでのみダークモードを確認。

『Gmail』も2019年9月頃のアップデートにより「ダークモード」をサポートしています。iOS 13またはAndroid 10であれば端末の設定に従い自動的に切り替わり、それ以前のバージョンであれば設定から変更できます……が、11月22日時点で『Gmail』の「ダークモード」を確認できたのは、Android 10端末のみです。

iOS 13のiPhoneでダークモードを選択しても『Gmail』は白いまま、以前のバージョンのiPhone/Androidでは設定画面に表れるはずの「テーマ」の項目がありませんでした。

Googleの公式ブログによるとすでにリリースは完了してますが、Android 10以外ではほとんどの方が利用できていないようです。今後の情報を待つしかありません。

Android 版および iOS 版 Gmail でダークテーマの利用が可能に|G Suite アップデート ブログ

Google カレンダー【Androidのみ】

Google カレンダー ダークモード

『Google カレンダー』の「ダークモード」は濃いグレーに水色のハイライトが特徴的です。予定を表すマーカーの視認性も高くなったと感じます。

Google カレンダーの「ダークモード」変更方法

Googleカレンダー ダークモードの設定方法

設定方法は左上の「三」ボタンから「設定」→「全般」→「テーマ」と進み、「ダークテーマ」を選択します。またバッテリー残量に応じて自動的に切り替わる設定も用意されています。

なおAndroid 10を搭載したスマホであれば、ウィジェットや通知もダークテーマに変更されます。

Google ドライブ【Androidのみ】

Google ドライブ ダークモード

『Google ドライブ』の「ダークモード」の見た目はほぼ『Google カレンダー』と同じです。

Google ドライブの「ダークモード」変更方法

Googleドライブ ダークモード変更方法1

左上の「三」をタップし、設定画面に進みます。

Googleドライブ ダークモード変更方法2

「テーマを選択」をタップし「ダークテーマ」を選択すれば完了です。『Google カレンダー』と同じく、バッテリー残量に応じて自動で切り替わる設定もあります。

Google ニュース

Googleニュース ダークモード

『Google ニュース』は手動で「ダークモード」に変更することもできますが、端末がiOS 13/Android 10でダークモードを適用している場合、自動的にダークモードになります。

Google ニュースの「ダークモード」変更方法

Google ニュース ダークモード 変更方法

右上のアイコンから設定画面に入り、「ダークテーマ」をタップします。常時ダークテーマにするものや、時間帯やバッテリー残量に応じて自動で変更する設定があるので好みのものを選択してください。

Yahoo!ニュース

Yahoo!ニュースアプリ ダークモード

『Yahoo!ニュース』アプリの「ダークモード」も端末の設定依存で、iOS 13/Android 10で本体設定をダークモードにしておけば自動的に適用されます。

App Store(アップストア)

AppStore ダークモード

iPhoneの『App Store』もiOS 13以降では本体の設定に連動して、白と黒のテーマに切り替わります。

Google Play(グーグルプレイ)

Google Play ダークモード

『Google Play』の「ダークモード」も端末の設定依存なので、Android 10のみ対応です。

スマホ全体をダークテーマに

ここまではアプリやサービスごとに「ダークモード」を紹介しましたが、iOS 13/Android 10は「ダークモード」が正式採用されており、設定画面や通知領域、デフォルトアプリなどスマホ全体に黒系のテーマが適用されます。

目への負担軽減はもちろですが、全体的なデザインも統一されるのでおすすめです。

iPhone(iOS 13以降)

iPhone ダークモード設定画面

2019年9月にリリースされたiOS 13から「ダークモード」が正式採用され、本体のテーマを「ライトモード」と「ダークモード」から選択できるようになりました。

詳しい設定方法などは以下の記事を参照してください。

iPhoneの「ダークモード」設定方法

【iOS13新機能】iPhone「ダークモード」設定方法 黒背景で目に優しく

Android(Android 10以降)

Android 10 ダークモード

Androidも2019年9月にリリースされた最新バージョンAndroid 10で「ダークモード」を採用しました。

Androidスマホの「ダークモード」変更方法

Android 10 ダークモード変更方法

Androidスマホを「ダークモード」に変更するには、設定画面から「ディスプレイ」を選択し、「ダークテーマ」をONにするだけです。

本記事では「Pixel 3」を使用していますが今後各メーカのスマホがAndroid 10にアップデートし「ダークモード」がサポートされた場合、端末によって多少設定方法が異なるかもしれません。メーカーや端末のサポートページなどを確認しましょう。

Androidならメーカー独自のダークモードも

Androidスマホであれば、Android 10未満のバージョンであっても独自に「ダークモード」同等のものを搭載しているモデルもあります。

ここでは、現在「ナイトモード」として「ダークモード」同様の機能を搭載しているGalaxy S9(SC-02K)を使用してご紹介します。

Galaxy S9では「設定」→「ディスプレイ」と進み、「ナイトモード」を有効にすることでスマホ全体が黒を基調とした見た目に変更されます。

プリインアプリもダークモードに

設定画面や通知領域、クイック設定パネルなどはもちろん、一部のプリインアプリも自動的に黒基調の見た目に変更されます。

▲右:『ブラウザ』アプリで本サイトの記事を開いたところ。上部のアイコンが見づらくなっている。

Galaxy S9ではカレンダーや電卓、電話帳からブラウザまで、ほとんどのGalaxy謹製アプリが黒背景に変わります。

ただし『ブラウザ』は、黒い画像やアイコンが背景に溶け込んだり、全体的に画像が暗くなったりと、とても見づらくなってしまいました。

PCでもダークモードが使える

スマートフォンだけでなく、PCでも「ダークモード」が利用できるものがあります。あまりバッテリーを気にする必要がないPCでは、スマートフォンほどのメリットはないかもしれませんが、多少なりとも目の負担を和らげるなどの効果は期待できるかもしれません。

Windows 10(ウィンドウズ)

Windows 10は、October 2018 Updateから「ダークモード(黒モード)」でエクスプローラーなども黒背景になり、より洗練されたデザインになりました。

「個人用設定」→「色」と進み、「規定のアプリモード」を黒にすることで適用できます。

Google Chrome(グーグルクローム)

Google製のWebブラウザ『Chrome』は、Windows 10を「ダークモード」に変更すると自動的に「ダークモード」が適用されます。

黒がデフォルトの色になるので、もし「Chromeだけ白いテーマで使用したい」という場合は、白系のテーマをストアからダウンロードして変更する必要があります。逆に「Windowsは白のままでChromeのみ黒にしたい」というときも、Chromeのテーマのみ変更してください。

ただし、Webページの背景色はそのページの規定通りに表示されるので、背景が白いページは白のままです。

chromeウェブストア

※Chrome 74以降で「ダークモード」が自動適用されます。

Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)

Microsoft製のWebブラウザ『Edge』はWindows 10を「ダークモード」に設定していても、自動的には変更されません。

「設定」→「全般」と進み、「テーマの選択」で黒を設定する必要があります。

Mac(マック)

MacもmacOS Mojave(モハベ)から「ダークモード」をサポートしています。Finderなどさまざまなアプリで黒いテーマが適用されます。

変更方法は、Appleメニューから「システム環境設定」→「一般」と進み、ウインドウ上部にある「外観モード」から「ダーク」を選択してください。

今後は「ダークモード」が主流に?

クールな見た目かつ目にも優しい「ダークモード」ですが、これに慣れるとWebページの主流である白背景が一層眩しく感じることもあります。

それを受けてかGoogleは現在『Chrome』でページ背景も黒くする機能をテストしており、このまま「ダークモード」が定着すればWebページの背景も黒基調が主流となるかもしれませんね。


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