スマホが登場してはや十数年。今までガラケー入力やQWERTY入力でポチポチ文字を打ってきたけど、周りはみんなスイスイ~っとフリック入力(※)をしている……。

(※)「あ」「か」「さ」「た」「な」などのあ行の段が書かれた12個の文字盤に指を置き、そのまま画面を上下左右に払って母音を決める文字入力方法

実際スマホユーザーの大半はフリック入力を使っており、もはや「スマホの日本語入力=フリック入力」という認識が確立されつつあります。

そこで本記事では、今さら聞けない「フリック入力とは何か?」から設定方法、練習のコツ、便利な小技まで徹底解説。一緒にフリック入力初心者を卒業しましょう。

フリック入力とは? 画面を払って文字を打つスマホ独自の文字入力

テンキー状に配置された「あ」「か」「さ」「た」「な」などの12個の文字盤で行う文字入力方法。ガラケー入力(トグル入力)やQWERTY入力(フルキーボード入力)との最大の違いは、スマホ特有の“画面を払うようになぞる(フリック)”操作に対応している事です。

例えば「ぬ」と入力する時は、まず「な」のボタンに指を置きます。すると上下左右の4方向にガイドが出るので、ガイドに従い上方向にサッと指を払うように画面をなぞれば「ぬ」が入力されるのです。

またガイドが出るのを待つ必要はなく、「な」に指を置いてサッと上方向にフリックすれば、すぐに「ぬ」が出ます。

フリック入力の例

▲な行の例。「な」に指を置くと上下左右に「に」「ぬ」「ね」「の」が出るので、入力する文字の方向にフリック。

フリック入力の実演動画

▲実際にフリック入力でな行を入力した様子。方向がわかっていれば、ガイドが出る前にフリックしても良い。

今やスマホユーザーの65%以上がフリック入力を使っている

では実際にどれだけのスマホユーザーがフリック入力を使っているのか。その疑問を解決するべく、アンケートサービス「Fastask」を用いて1,084人に「スマートフォンの文字入力はどれを使っていますか?」とアンケートを行いました。

その結果、有効回答者数979人のうち653人、66.7%ものスマホユーザーがフリック入力をメインに使っているとの回答が得られました。

スマートフォンの文字入力方法の割合

▲フルキー入力はQWERTY入力、2タッチ入力はポケベル入力と同意。

次いでフルキー入力(QWERTY入力)14.7%、ガラケー入力12.2%と続きますが、合わせて26.9%と4人に1人程度という結果に。残りの約6%に手書き入力、2タッチ入力、音声入力、その他が割り振られます。

ずっと以前より存在するQWERTY入力、ガラケー入力を抑え、フリック入力が大差をつけた事に驚きを隠せません。

10代の利用率は75%超え。フリック入力利用率は今後さらに上がると推測

フリック入力の年代別利用率

またフリック入力利用者を年代で分けると、15歳~19歳が77.9%超えと4人に3人はフリック入力という結果に。そこから年齢層が上がるにつれて、徐々に利用率が下がっている事が見て取れます。こうなった要因としては、今の若い世代はPCやガラケーよりも先に、スマホに触れる事が多いためと考えられます。

一方でガラケー・PC世代に該当する30代も60.4%と高い利用率を記録しています。加えて30代に比べるとやや数字は落ちますが、40代と50代の利用率も50%に近い点も見逃せません。

これは今まで使っていたガラケー入力や、PC・ワープロに近いQWERTY入力よりも、フリック入力が優れているとユーザーが判断したためと推測できます。

このままスマホの普及が広まれば、ますますフリック入力の利用率が上がる事は想像に難くありません。

フリック入力の特長

なぜフリック入力が既存のガラケー入力やQWERTY入力を押しのけ、これほどまでに普及したのか、それには何か理由があるはずです。フリック入力の特長を探っていきましょう。

ポチポチ不要。ガラケー入力よりも素早い文字入力が可能

フリック入力はガラケー入力よりも入力スピードに優れています。特に「お」「こ」など”おの段”の文字入力で顕著。

例えば「こ」を入力する場合、ガラケー入力では「あ」のボタンを5回、QWERTY入力でも「k」→「o」と2回ボタンを押す必要がありました。それがフリック入力では「か」を下にフリックするだけでいいのです。

1文字当たりの入力時間の差はコンマ数秒かもしれませんが、積み重なれば何分、何十分の差にもなり得ます。

フリック入力とガラケー入力の速度比較

▲ガラケー入力とフリック入力で「こ」を打ち比べた結果。フリック入力の方が格段に速い。

QWERTY入力よりもボタンが大きく押しやすい。誤タップが少ない

QWERTY入力ではパソコンのようなキーボードが使えますが、30以上のボタンがぎっしり詰まっています。そのため特に画面の小さなスマホや指の大きな人だと誤タップが多くなりがちです。

その点フリック入力ではガラケー入力と同じく、テンキー状に配置された大きなボタンを使用します。つまりボタンの押しやすさという点で大きなアドバンテージがあるのです。

入力スピードとボタンの押しやすさ、二つのメリットを兼ね備えた文字入力方法と言えます。

フリック入力とQWERTY入力 キーボードの違い

▲ボタンの大きさは段違い。フリック入力は文字盤が中央に集中している=指を動かす範囲が狭い点も見逃せない。

日本語の50音と、文字盤の配列が絶妙に合っている

例えばフリック入力で「あ行」を入力する時、ちょうど1ボタンに「あ、い、う、え、お」が収まっており、直感的に覚えやすい構造となっています。まさしく日本語のための文字入力と言えますね。事実、海外に比べて日本のフリック入力の普及率は抜群に高いと言われています。

これがアルファベットだと「A、B、C」「J、K、L」「W、X、Y、Z」のように1ボタン毎に収録されている文字の「区切り」を覚えにくい構造になっており、若干とっつきにくい印象は否めません。

フリック入力 日本語とアルファベット比較

▲テンキーの左上を比べると、日本語は「あ」でアルファベットは「@」。これも取っつきにくさの原因かも。

そのためか一部のキーボードアプリでは、日本語はフリック入力で、アルファベットはQWERTY入力でと使い分けができるようになっています。

Google日本語入力設定画面

▲Androidの『Google 日本語入力』では「QWERTY モード」をオンにすればフリック入力とQWERTY入力の併用が可能。

iOSのキーボード設定

▲iOSのデフォルトキーボードの場合は、別で「英語(日本)」を用意すれば代用できる。

1週間ほど使い続ければ慣れる。コツさえ掴めば難しくない

ガラケー入力やQWERTY入力に比べ、フリック入力は比較的最近広まった文字入力。そのため最初はハードルを高く感じがちです。ですが練習してコツを掴めば決して難しくはありません。

筆者も今までQWERTY入力を使っていたのですが、1週間ほどフリック入力を使い続けたら大分スムーズに入力できるようになりました。

フリック入力練習アプリ マイタイピング

▲フリック入力の使い始めに『マイタイピング』で練習した時の様子。ガイドを確認してからフリックしており、大分たどたどしい。

練習初期のマイタイピングのスコア

▲ランクはF++とまだまだ伸ばす余地あり。

マイタイピング 1週間後の入力速度

▲1週間フリック入力を使った様子。ガイドに頼らず、大分スムーズに入力できるようになった。

フリック入力練習1週間後のスコア

▲ランクはDランクまで上昇。この頃にはフリック入力に対する抵抗感も無くなった。

フリック入力の設定方法【iPhone・iPad・Android】

特長を理解したところで、フリック入力を使う準備を整えましょう。iPhoneと大半のAndroidスマホでは初期設定(デフォルト)でフリック入力が使える設定になっていますが、もし設定を変更している場合は設定を変更する必要があります。

なお本記事ではiOSではデフォルトのキーボードを、Androidは1億ダウンロード以上を記録している『Google 日本語入力』で解説します。ちなみにiOSでも『Gboard』で『Google 日本語入力』とほぼ同じ機能が使えます。

iPhoneの設定方法はこちら
iPadの設定方法はこちら
Androidの設定方法はこちら
すでにフリック入力を利用中の方はフリック入力のコツへ
Google 日本語入力

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iPhone

1.『設定』アプリを開く

iOSの設定アイコン

▲設定アプリのアイコン

2.画面を下にスクロールし、[一般]をタップ

iPhone設定画面

3.一般メニューにある[キーボード]をタップ

iPhone 設定画面 一般

4.キーボードメニューにある[キーボード]をタップ

iPhone 設定画面 キーボード

5.[新しいキーボードを追加…]をタップ

もしこの画面の時点で、「日本語-かな」があれば既にフリック入力ができる状態なので、設定画面を閉じて構いません。

iPhone 設定画面 キーボードの追加

6.推奨キーボードの中から[日本語]をタップ

iPhone設定画面 日本語キーボードの追加

7.「かな」にチェックを入れ、[完了]を押せばフリック入力が使用可能に

iPhone設定画面 完了

8.【おすすめ設定】キーボードの設定に戻り、「フリックのみ」をオンにする

「フリックのみ」をオンにすると、「はは(母)」など同じ文字を連続で入力する時に楽になります(詳細は後述)。

iPhone設定画面 フリック入力をオン

iPad

iPadの文字入力事情は少々特殊で、デフォルトではQWERTY入力となっています。フリック入力を使うには少々複雑な設定が必要なので、確認しながら進めてください。

1.『設定』アプリを開く

iPad 設定アイコン

2.左側メニューの[一般]をタップ→右側メニューの[キーボード]をタップ

iPad 設定画面

3.右側メニューの「キーボードを分割」をオン→[キーボード]をタップ

ここで「キーボードを分割」をオンにしておかないと、iPadでフリック入力ができないので注意してください。

iPad キーボードを分割

4.[新しいキーボード]を追加をタップ

iPad キーボードを追加

5.推奨キーボードの[日本語]をタップ

iPad 日本語キーボード

6.「かな」にチェックを入れ、[完了]をタップ

これでiPadでフリック入力を使う準備が整いました。実際に文字入力するにはキーボード画面でさらに設定を変更する必要があります。

iPad 設定完了

7.文字入力をする際、キーボード右下のキーボードのマークを押しっぱなし

押しっぱなしにしている間、[固定解除]と[分割]の二つのボタンが出現します。

iPad キーボードの分割設定

8.画面を押したまま[分割]まで指を動かし離す

[分割]すると、キーボードが左右に二分割され、画面中央の高さまで移動します。

iPad キーボードの分割設定 その2
iPad キーボードの分割設定 その3

9.キーボード左下の地球儀マークを長押し→画面を押したまま[日本語かな]に指を動かし離す

[分割]の時と同様の手順で、[日本語かな]を選択しましょう。

iPad キーボードの分割設定 その4

10.右側のキーボードでフリック入力が使用可能に

iPad キーボードの分割設定 その5
iPad キーボードの分割設定 その6

11.【おすすめ設定】キーボードの設定に戻り、「フリックのみ」をオンにする

「フリックのみ」をオンにすると、「はは(母)」など同じ文字を連続で入力する時に楽になります(詳細は後述)。

iPad キーボードの分割設定 その7

Android(Google日本語入力)

1.『Google 日本語入力』をダウンロード

『Google 日本語入力』は日本語入力に適したキーボードアプリ。まだインストールしていない人はGoogle Play ストアからダウンロードしましょう。既にインストールしている場合はそのまま次に進んでください。

Google PlayからGoogle日本語入力をダウンロード
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2.『Google 日本語入力』を開く

『Google 日本語入力』は他のアプリと同様、ホーム画面に配置されています。

Google 日本語入力を開く

3.[キーボードレイアウト]をタップ

Google 日本語入力の設定画面

4.キーボードレイアウトを「ケータイ配列」に合わせる

Google 日本語入力 レイアウト設定

5.【おすすめ設定】[12キーレイアウトの入力スタイル]をタップ→[フリック入力]をタップで完了

ケータイ打ち(ガラケー入力)との併用設定もできますが、フリック入力のみにすることで、「はは(母)」など同じ文字を連続で入力する時に楽になります(詳細は後述)。

Google 日本語入力 レイアウトをフリック入力に

1週間でフリック入力を習得! フリック入力のコツと練習法を伝授

無事にフリック入力が使えるようになったところで、実際に打ってみましょう。覚え方からまさかの精神論まで、1週間でフリック入力を習得するためのコツと練習法を伝授します。

文字入力を「フリックのみ」に。「はは」「その“まま”」などの入力が速くなる

設定方法でも触れましたが、文字入力の設定をフリック入力とガラケー入力の併用にせず、フリック入力のみにするのがおすすめです。そうすれば「はは」「”たた”く」「”かか”える」「その“まま”」など「あ」の段の文字が続く時に素早く入力できるからです。

ガラケー入力がオンの状態で「はは」を打とうすると、「は」と打った後で1秒待つか、「→」キーを押す必要があり、その分手間がかかってしまいます。

フリック入力のコツ

▲「そのまま」の入力例。ガラケー入力を併用していると、「まま」でワンテンポ遅れてしまう。

フリック入力のコツ その2

▲文字入力をフリックのみにしておけば、「まま」の部分で引っかからずにスムーズに入力できる。

一度に50音全部覚えようとしない。「い」の段は左フリックなど覚えられる所から

一度に全ボタン配置を覚えようとしても混乱するだけ。まずは「い」の段は左フリックなど、覚えられる所から始めましょう。そこから時計回りに「う」「え」「お」と覚えていけばいいのです。

初めは「え」の段だとミスしがちになったり、なにかしら不便さを感じるものですが、これは誰もが経験すること。少しずつ頭で考えるよりも先に自然と指が動くようになります。

フリック入力 方向

▲「き」、「し」など「い」の段をスムーズに打てるようになったら「う」の段、次は「え」の段など、段階的に覚えていく。

や行、わ行は特殊なので、初めはゆっくり入力

50音のうち、や行とわ行は3音しかないため、余白部分にはカッコや伸ばし棒が割り当てられています。使いこなすと便利なのですが、初めのうちは50音を覚えるので精一杯のはず。50音を覚えるまではや行とわ行が来たら意識してゆっくり操作するよう心がけるのがおすすめです。

フリック入力 や行

▲や行の左右はカギカッコ(『Google 日本語入力』だとカッコ)。慣れないうちは「や行のフリックは上下のみ」と覚えると良し。

フリック入力 わ行

▲わ行は3音+伸ばし棒(『Google 日本語入力』では下方向に「~」もあり)の特殊パターン。完全に別物と割り切る。

50音を覚えたら記号を覚えよう。「」、ー、句読点、()は下半分に集中

50音をスムーズに入力できるようになったら、記号や小文字などその他の文字の高速化にも挑戦してみましょう。

「」、ー(伸ばし棒)、句読点などはすべて文字盤の下部に集中しています。「ゃ」「ゅ」「ょ」など文字を小文字に変えるボタンも左下ですね。「特殊な文字は下にある」と覚えておくと習得が早まります。

フリック入力 記号の覚え方

▲「や」のみ下から2番目、それ以外は全て最下段。特殊な文字はすべて下段に集中している。

タイピングの練習アプリを利用するのも手。おすすめは『マイタイピング』

普段からフリック入力で文字を打つことが習得の近道ですが、タイピングの練習アプリを使う手もあります。特におすすめなのが『マイタイピング』。

初級編、中級編、上級編と用意されており、段階的に覚えていける設計です。最大の特長は、歌の歌詞や漫画の名台詞など、30,000本以上のお題が用意されている事。数あるタイピングアプリの中でも、飽きにくい工夫が施されています。

タイピングアプリ マイタイピング

▲フリック入力専用のキーボードが用意されている。好みでスマホのキーボードに切り替えも可能。

マイタイピング スコア

▲スコアが記録され、ランクも付けられる。スコアが上がることで自分の成長が実感しやすい仕組み。

マイタイピング メニュー画面

▲好きなお題でハイスコアを目指す楽しみも。お題はどんどんアップデートされていく。

マイタイピング - タイピング・フリック入力練習

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タイピング練習アプリのおすすめランキング

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それでも一番大事なのは、途中で諦めないこと!

フリック入力に慣れないうちは、以前まで使っていたガラケー入力やQWERTY入力の方が使いやすく感じるでしょう。ですがそこで諦めてしまっては、いつまで経ってもフリック入力を習得できません。

フリック入力の習得は自転車の運転と同じ。とにかく実際に文字を打って体に覚えさせる事が重要です。そうすれば自ずと、自然に指が動くようになるのです。

iPhone キーボード設定画面

▲簡単に逃げないように、文字入力に使うキーボードをフリック入力のみに限定するのも手。

これを使いこなせればフリック入力マスター! 知っておきたい便利テク

ここからは応用編。フリック入力時の便利なテクニック、設定、小ネタを紹介していきます。使いこなせれば文字入力が爆速になること間違いなし。

入力スピードが2倍に!? 両手打ちに挑戦

片手でスムーズに打てるようになったら、両手の親指を使ったフリック入力に挑戦してみましょう。指を動かす時間が短縮され、入力スピードのアップが見込めます。

右手と左手で交互に打てるようになるとかなりのスピードアップが見込めますが、最初は難しく感じるはず。そこで右利きの場合は、右手で打つ範囲を広めに取り、少しずつ左手の可動域を広げていくのがおすすめです。

フリック入力 左右の手のポジション

▲初めは画像のように右手で打つ範囲を広めに、少しずつ左手の範囲を広げていく。最終的にはどこでも左右交互で打てれば理想的。

文字盤を見ないブラインド入力に挑戦

PC(パソコン)のブラインドタッチと同様に、文字盤を見ず変換候補や文字入力カーソルに目線を集中すれば、目線の移動を少なくなる分入力速度が上がります。さらに入力ミスをしてもすぐに気付ける利点もあり。

PCの「F」「J」キーやガラケーの「5」ボタンのように触ってわかる印がないので若干難易度は高いですが、挑戦する価値は十分にあります。いきなりは無理でも、少しずつ文字盤から目線を離す訓練をしてみましょう。

フリック入力 ブラインド

▲目線を動かす範囲を狭め、その分入力スピードを上げる。

片手入力に便利な「片手用モード」を使ってみる

手が小さい人や、サイズの大きいスマホを使っている人だと、片手入力で指が届かない事はないでしょうか? そんな人のために、キーボードを右側、もしくは左側に寄せてくれる「片手用モード」があります。設定も簡単なので、ぜひお試しを。

フリック入力 キーボードの片手モード

▲キーボードを左右に寄せる事で、指が端まで届きやすくなる。

iPhoneでの設定方法

iPhoneの場合は、まずキーボード左下にある[キーボード切り替えボタン]を長押しします。するとキーボードの切り替え設定画面が出るので、その中から[キーボードの右寄せ]、もしくは[キーボードの左寄せ]ボタンをタップすれば完了です。

iPhone 片手モードの設定画面

▲キーボード左下の[キーボード切り替えボタン]を長押し。

iPhone 片手モードの設定画面 その2

▲右寄せor左寄せをタップ。

iPhone 片手モードの設定画面 その3

▲これで設定完了。戻す時もワンタップ。

Android(Google日本語入力)での設定方法

『Google 日本語入力』での片手用モードも切り替えもiPhoneとほぼ同様です。まずキーボード左下の[かな/アルファベット切り替えボタン]を長押しします。すると片手モードに切り替えるアイコンが出てくるので、そのままアイコンまで指を動かして離せば設定完了です。

Android キーボードの片手モード設定画面

▲左下の「あa」のボタンを長押しし、片手用モード切り替えのアイコンまで指をスライド。

Android キーボードの片手モード設定画面 その2

▲これで設定完了。元に戻すのもワンタップ。また[>]キーをタップすると右寄せ、左寄せの変更ができる。

『』、~、…など、よく使う記号を素早く出す方法まとめ

フリック入力はQWERTY入力に比べてボタン数が少ない分、カッコや「…」(三点リーダー)などの記号の入力が面倒と感じるかもしれません。ですが実は簡単に出す方法があります。よく使う記号を素早く出す方法をまとめたので、ぜひ習得してください。

『』などカッコ系は「や」を左右にフリックし、変換候補から選択

記号の中でも特に使う機会が多く種類も多いカッコ。「や」を左右にフリックすることでiOSなら「」、Androidなら()がすぐに出せるのは前述しましたが、その時の変換候補に【】『』[]など様々なカッコが表示されているのです。

フリック入力 カッコの打ち方

▲"「」"を入力すれば変換候補に様々なカッコが出てくる。わざわざ「かっこ」と入力しなくても良い。

「~」、「-」(ハイフン)などは「ー」(伸ばし棒)の変換候補にある

カッコと同様に種類の多い「~」(波ダッシュ)や「-」(ハイフン)などの伸ばし棒系の文字。こちらも「わ」を右フリックして「ー」を出せば、変換候補の中に出てきます。特に「~」を「から」と入力して出していた人には重宝するはずです。

フリック入力 ハイフンの打ち方
フリック入力 波線の打ち方

▲なおAndroid(Google 日本語入力)の場合は、「わ」を下フリックで「~」を出せる。

【iOS】「…」(三点リーダー)は「。」(句点)の変換候補にある

文章に余韻を残すのを伝えるのに便利な「…」(三点リーダー)。iOSの場合は「。」(句点)を入力すれば変換候補の中に「…」が表示されます。「。」の出し方はキーボード右下の[、。!?]キーを左フリック。「てん」と入力して変換するよりも素早く「…」を入力できます。

フリック入力 三点リーダーの打ち方

▲「。」を打ったら変換候補から「…」を選ぶだけ。「.」(ピリオド)もある。

【Android】「…」(三点リーダー)は[、。?!]を下フリックで出せる

Android(Google 日本語入力)で「…」(三点リーダー)を出すのはiOSよりも簡単。[、。?!]キーを下にフリックするだけです。

Android 三点リーダーの打ち方

▲「…」をワンフリックで出せる事に気づいていない人も多いのでは?

【iOS】画面シェイクでUndo(取り消し)、Redo(やり直し)操作ができる

正確にはフリック入力の機能ではないですが、iOSユーザーが覚えておくと便利な機能があります。それは端末をシェイク(振る)と直前の機能を取り消せるUndoが使えること。直前に入力した文字を一気に消せるので、長い文章を入力する時に便利。

もし間違ってUndoしてしまっても、もう一度画面をシェイクすればもとに戻せます(Redo)。

iPhone 文字の取り消し

▲文字入力中に端末をシェイク(振る)。軽く1~2回振ればOK。

iPhone 文字の取り消し その2

▲Undoの確認ウィンドウが出るので、[取り消す]をタップ。

iPhone 文字の取り消し その3

▲すると直前に入力した文章が一気に削除される。

iPhone 文字のやり直し

▲もう一度端末をシェイクすると、今度は[やり直す-入力]が追加されている。

iPhone 文字のやり直し その2

▲[やり直す-入力]をタップすると、Undoで消したメッセージを元に戻せる。

試す価値あり。おすすめキーボードアプリ3選

最後に今使っているキーボードで物足りなくなった方にぜひ試してほしい、おすすめのキーボードアプリを紹介します。

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【2019年】文字入力・キーボード おすすめアプリランキングTOP10

『Gboard』iOSでもGoogleのキーボードが使える。優秀な辞書と変換機能が魅力

『Gboard』はGoogleの多言語キーボード。2017年に日本語にも対応しました。これでiOSでも『Google 日本語入力』とほぼ同等の機能が使えるように。

『Gboard』の目玉は優秀な辞書と変換機能。歴史上の人物、有名人、作品名など様々な言葉を一発変換してくれます。iOSのデフォルトキーボードの変換機能も日々進化していますが、それに負けず劣らずのハイレベル。ユーザーの思考を先読みして最適な候補を出してくれます。

フリック入力 Gboard

▲たとえば微妙な漢字違いの多い「さいとう」姓の有名人を思いつく限り打ってみても、ちゃんと正しく変換してくれる。

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『ATOK』濁音、小文字を一発で。「フラワータッチ入力」に注目

『ATOK』は有料で値段も高めですが、「フラワータッチ入力」という独自の文字入力方法に注目です。フリック入力の発展形とも言える文字入力方式で、フリック入力との最大の違いは、「が」「ょ」など濁音、半濁音、小文字も一回のフリックで出せること。

フリック入力よりも習得の難易度が若干高い印象はありますが、その分フリック入力以上のスピードが出せる可能性を秘めています。

フリック入力 ATOK

▲「が」と入力するときは、一度「か」の方向にフリックして戻す。1回の操作で濁音や小文字が入力できるフラワータッチ入力。

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『Simeji』豊富な着せ替えが魅力。200万語の豊富な変換機能も充実

キーボードのデザインにこだわりたい方は『Simeji』がおすすめです。アプリに用意された様々なキーボード用壁紙をダウンロードして、自由な着せ替えを楽しめます。

また200万語を収録した辞書を使える、クラウド超変換機能も特長。時事ネタ、アニメ用語なども一発で変換してくれます。

フリック入力 Simeji

▲花火の壁紙に変えただけで、簡素なメール画面が一気に華やかに。

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使い辛いのは最初だけ。フリック入力は一度習得したらもう手放せない

他の文字入力方法からフリック入力に切り替えた場合、最初はフリック入力に使い辛さを感じます。ですがそれはフリック入力に不慣れな事に加え、以前の使い慣れた入力方法との温度差を感じるから。その壁さえ越えれば、フリック入力の快適さが手放せなくなるでしょう。

使い辛さを感じるのはせいぜい1週間ほど。とにかく1週間、頑張ってフリック入力を使い続けてみてください。

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