数々の名シーン、名セリフを生み出したバスケットボール漫画の金字塔『SLAM DUNK(スラムダンク)』。特に主人公の桜木花道が2万本のシュート練習を経たのち、試合で「左手は添えるだけ」のセリフと共にシュートを決めるシーンは強く印象に残ります。
さて2019年11月8日、『SLAM DUNK』の主人公の桜木花道がひたすらシュート練習をするARアプリ『SLAM DUNK Talkin' to the Rim』がリリースされ、TwitterなどのSNSで話題となっています。このアプリの魅力と使い方に迫っていきましょう。
スラムダンクの公式アプリが話題に! 桜木花道のシュート練習を目の前で体感
最終更新日:2019年11月11日
目の前で桜木花道が黙々とシュート練習。この空気感がたまらない
『SLAM DUNK Talkin' to the Rim』はAR(拡張現実)で現実世界に現れた花道のシュート練習を、眺めたり写真を撮ったりするというもの。
ゲーム性はなくほぼ見ているだけなのですが、動きのパターンの豊富さや、バスケットボール特有のダムダムという音、ボールがリングに触れずにスパッと入った瞬間の気持ちよさが生み出す空気感が心地よく、延々と見ていられる魅力があります。
豊富なモーションで、本物のバスケさながらの動きを再現
特筆すべきは、モーションの豊富さ。花道のシュートが入るかはランダムで、リングに弾かれる事も。この動きもリアルそのもので、ボールが弾かれる方向、ボールが弾かれた場合の花道の動きもきちんと描かれているのです。
ほかにもプログラムとは思えないほどたくさんのモーションパターンが用意されており、起動するたびにまったく異なるシュート練習の様子を楽しめます。
360度視点を変えて楽しめるのも面白い
本アプリのもうひとつの醍醐味として、歩き回って自由に視点を変えられる点があります。オーソドックスに背後から眺めてもよし、ゴール下から正面の様子を眺めてもよし、花道に急接近してもよし、楽しみ方は人それぞれです。
井上雄彦氏のツイートが3万いいね突破。ハッシュタグは「#sdr」
2019年11月8日にリリースされた『SLAM DUNK Talkin' to the Rim』ですが、原作者の井上雄彦氏が本アプリについてツイートしたところ、3.3万以上の「いいね」、2万以上のリツイートを集め注目浴びました(なお井上氏も製作に参加した模様)。
公式ハッシュタグの「#sdr」で検索すると、本アプリのたくさんのツイートを見ることができます。
AR MODEの使い方
では実際に使ってみましょう。まずアプリを開くとタイトル画面が出るので、[AR MODE]をタップします。
次にアプリに地面を認識させるため、ガイドに従ってスマホを地面に向けます。
するとバスケットゴールが出てくるため、歩き回って位置を調整し、ゴールをタップ。
[OK]をタップすれば準備完了です。
花道とボールが出てくるので、好きな角度で思う存分眺めましょう。ただし人にぶつからないよう注意してください。
なおAR MODE中に画面右半分をタップすると「撮影ボタン」が出現し、これをタップすると動画撮影ができます。動画は、撮影ボタンを押した前後5秒が保存されます。
また画面左半分をタップすると、「RESET GOAL」(ゴールの位置の修正)と「EXIT」(AR MODEの終了)のボタンが出現します。
PARK MODEとALBUM MODEにも注目
本アプリの目玉はAR MODEですが、PARK MODEとALBUM MODEも見逃せません。
PARK MODE
PARK MODEは本アプリの非AR版。漫画の中の公園で、花道がひたすらシュート練習をします。ARを使わなくていいので場所を選ばずどこでも使えるのが特長。画面スワイプで視点変更、ピンチイン、ピンチアウトで画面の拡大・縮小ができます。
ALBUM MODE
AR MODEで撮影したシーンはALBUM MODEに保存されていきます。撮影ボタンを押した瞬間だけでなく、前後5秒を動画として保存してくれるほか、撮影の際の手ブレも補正してくれます。また撮影した画像のシェアもできます。
目の前に広がるスラダン空間……ファンなら買う価値十分
桜木花道のシュート練習を眺めることで、『SLAM DUNK』の雰囲気を肌で感じられる本アプリ。有料ですが、ファンには十分すぎるほどの満足感を得られる代物となっています。
ただAR MODEにはある程度広い場所が必要なので、人にぶつからないよう注意しながらお楽しみください。