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被写体にぐっと近寄って写真を撮る「接写(マクロ撮影)」は、迫力ある写真を撮る方法のひとつです。特に花などのきれいな被写体には、ぐっと寄って撮りたい! と思う人も多いのではないでしょうか。

今回は、iPhoneの標準カメラを使って接写するやり方や、ピントが合いにくいブレてしまうときの解決法を紹介します。HDR、フラッシュなどの設定見直し、ズームやタイマーの活用をすれば、誰でも1枚を撮影できますよ。

iPhoneで接写する基本の方法は? 撮影前に3つの設定を確認!

iPhoneで接写する場合は、まず撮影前に「HDR」「フラッシュ」「オートフォーカス・自動露出」の設定をしておく必要があります。

どれも簡単な設定なので、それぞれの機能の意味とあわせて説明します。

HDRは「オン」に

まずは「HDR」の設定です。HDRとは、簡単に言うと「明るさの違う画像を合成して、適度な明るさの画像を作る」機能です。

この機能を使うと、明るすぎず暗すぎない、自然な明るさの写真を撮ることができるのです。

どんな違いが出るのか、実際の写真をもとに見てみましょう。まずは、HDRをオフにして撮った写真です。

▲「HDR」をオフにして撮影。少し暗くなっている。

続いて、HDRオンで撮った写真です。

▲「HDR」をオンにして撮影。影が少し明るく。

影になる部分が明るくなっているのかわかりますね。

なおiPhoneのデフォルト設定では、撮影シーンに合わせて自動的にHDR機能がオンになるようになっています。このままでもいいのですが、確実にオンにしておきたい場合は自分で設定しておく必要があります。

HDRをオンにする方法は、機種によって少し違います。iPhone7plus以前の機種の場合は、画面の上にある「HDR」から「オン」をタップします。

iPhone8よりあとの機種は、まずは「設定」からカメラの設定に入り、「自動HDR」もしくは「スマートHDR」をオフ。それから、カメラの画面の「HDR」をタップしてオンに切り替えます。

▲「設定」からカメラへ。「スマートHDR(自動HDR)」をオフにする。

▲カメラを起動して右上の「HDR」をタップ。斜線が入った状態がオフ。

iPhoneカメラのHDRとは 撮り方、オンオフ方法、写真が2枚保存される対処法 - Appliv TOPICS

フラッシュは「オフ」に

フラッシュをつけて接写すると、被写体に光が強く当たりすぎてしまうことがあります。

フラッシュをつけた場合とつけなかった場合の写真を比較してみましょう。まず、フラッシュなしで小物を撮影しました。

▲フラッシュをオフで撮影。

続いて、フラッシュをつけて撮ってみました。光が強すぎて、全体的に白くなりすぎているのがわかります。

▲フラッシュをオンで撮影。被写体が白く飛んでいる。

こういう写真にならないよう、接写時はフラッシュの設定はオフにしておきます

フラッシュのオフにするには、画面上の雷のマークをタップします。iPhone11の場合は、タップするだけでOK。雷のマークに斜めの線が入れば、フラッシュはオフになっています。

▲iPhone11の場合。左上の雷マークをタップ。

iPhoneX以前の機種の場合は、フラッシュのアイコンをタップすると「自動」「オン」「オフ」の3つの選択肢がでてきます。「オフ」をタップすると、フラッシュを切ることが可能です。

▲iPhoneX以前の場合。左上の雷マークをタップして、「オフ」を選択。

オートフォーカス(AF)と自動露出(AE)をロック

「オートフォーカス(AF)」は、フォーカス(ピント)をiPhoneが自動的に合わせてくれる機能。「自動露出(AE)」は、露出(画面の明るさ)をiPhoneが自動的に最適なものにしてくれる機能です。

この2つの機能は、本来写真を撮るときにはとても便利な機能です。しかし、接写するときには、撮りたいものの背後に勝手にピントが露出があってしまうことがあります。これを避けるために、AFとAEは被写体に合わせてロックしておきましょう。

AFとAEをロックするときは、ピントを合わせたい位置で長押しします。以下のような写真場合は、マスコットの背後の花にピントがあっているので、マスコットに合わせて長押しをします。

画面に「AE/AFロック」と表示が出ればロック完了。マスコットにちゃんとピントが合いました。

実際に接写で撮ってみた!

3つの設定を確認して実際に接写で撮ってみました。

花は接写すると華やかさがアップ。

何気ない苔も、接写するとふかふかな感じが出て面白いですね。

背景も入れて接写すると、広がりや奥行きを感じさせる写真になりますよ。

接写のピントが合わないときの対処法。ズーム機能を活用

AF/AEをロックしても、撮りたいものになかなかピントが合わない。接写をしていると、こういうケースがしばしば起こります。

こういったときは「ズーム機能」を使って撮影すると解決できます。

ズームの方法は、カメラの画面上でピンチアウトです。iPhoneの場合、最大で10倍までズームをすることができます。

デュアルカメラ、トリプルカメラが搭載されている機種の場合は、画面下にある「×2」をタップすると2倍ズームができます。

ズームしたあとは、ピントが合うように少し下がればOK。ちゃんとピントが合いますよ。

なおズーム撮影をするときには、倍率をあげすぎると画像が粗くなるので注意が必要です。2倍ズームの写真と、10倍ズームの写真を比べてみましょう。

まずは、2倍ズームで撮った写真です。

▲2倍ズームで撮影。

10倍ズームで撮ると、こうなります。画像を拡大すると、かなり粗い画像になっているのがわかると思います。

▲10倍ズームで撮影。

画質にこだわりたい場合は、ズームの倍率はあまりあげないほうがいいでしょう。

文字の接写はズーム機能でよりきれいに!

ちょっとしたとメモや駅などの施設にはられている案内を、写真に撮って記録しておくこともありますよね。このときもズームを使って接写するコツを知っておくと、よりきれいに写真に残しておくことができます。

あえてちょっと離れてズームを使うと文字にピントが合いやすく、あとから読みやすい写真にすることができますよ。

手ブレ防止にはタイマー撮影が便利

接写しようとすると、シャッターを押すタイミングで手が動いてしまって、ブレた写真になってしまった。そんなことを避けるには、タイマー撮影を使うと便利です。

▲画面上部をタップ後、タイマーアイコンをタップ。

▲秒数を選択すると、カウントダウンが開始される。

接写(マクロ撮影)を使いこなして、個性的な写真を撮ろう!

接写のコツは、HDR、フラッシュ、AF/AEロックを行い、しっかりピントを合わせることです。

このコツを覚えて接写を使いこなせるようになれば、被写体にぐっと寄った個性的な面白い写真がいろいろ撮れますよ。ぜひ覚えて、iPhoneで写真を撮る楽しさをもっと味わってくださいね。

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