コロナ禍で多くの人の生活に突如介入してきた『おうち時間』。この所謂「暇な時間」を有意義に使えている人も居れば、もちろんそうでない人もいるでしょう。
この記事が『おうち時間』を持て余している人にとって、少しでも過ごし方のヒントになればと思います。

インスタでも話題の『おうち時間』とは?
SNSで世界的に流行しているタグに、#stayhome もしくは #stayathome がありますが、ここ日本では 『おうち時間』というタグ及びスタンプが、特にインスタグラムで流行しています。
このタグやスタンプをつけていろんな人が有意義で文化的なインドア生活をシェアしています。あなたもこの波に乗ってみてはいかがでしょう?
音楽配信サービスを楽しむ
世界中のいろんなアーティストの楽曲を聴くことができる音楽配信サービス。月々1,000円程度の定額で聴き放題になるサービスばかりなので、時間を気にせず家でじっくり聴いてみるのはいかがでしょう?
人は30歳頃を境に新しい音楽を探さなくなるとも言われていますが、時間に余裕のある今だからこそ新しい音楽に触れることで、10代の頃とは違った嗜好に気づき、新しい自分に出会えるかもしれません。
Apple Music
Appleが提供する音楽配信サービス『Apple Music』。約6,000万曲が聴き放題です。Appleらしく洗練されて使いやすいデザインが魅力ですね。
Spotify
スウェーデン発の音楽配信サービス、『Spotify』。音楽配信サービスの世界シェア1位です。独自のレコメンド機能をもっており、新しい音楽と出会えるワクワク感に満ちています。
YouTube Music
Googleが提供する音楽配信サービス、『YouTube Music』。YouTubeの名を冠するところから想像できる通り、MVなど動画の豊富さが強みです
動画配信サービスを楽しむ
インドアでできることと言えばまっさきに思い浮かぶのが映画やドラマ鑑賞。ご存知の通り、定額の動画見放題サービスはおうち時間の最高なパートナーになるでしょう。
観た作品の備忘録を残すことも兼ねて、映画専用のインスタグラムアカウントをつくって感想を記録していくなど、SNSと絡めると一歩奥行きのある楽しみ方ができると思います。
以下で紹介しているサービスはどれも独自コンテンツが魅力です。気になる方は一度のぞいてみてください。
Amazonプライム・ビデオ
Amazonが提供する動画配信サービス『Amazonプライム・ビデオ』といえば、月額500円で映画にドラマにコンテンツが盛りだくさん。Amazonでよく買い物する人はまず登録を検討したいサービスです。
「ドキュメンタル」「カリギュラ」「戦闘車」など、お笑いコンテンツが豊富なので、毎日笑って過ごせちゃいますね。
Netflix
アメリカ発の動画配信サービス『Netflix』。価格は月々800円からです。海外の映画やクオリティの高いオリジナルコンテンツが豊富で、プランを上げると複数端末で同時に違う番組を視聴できるというメリットもあります。
Hulu
海外ドラマ、アニメ、バラエティ番組が豊富な『Hulu』。月々約900円で無料お試し期間もあります。
また、日テレのドラマの見逃し配信があるのも強みです。
NHKオンデマンド
NHK珠玉の作品群が楽しめる『NHKオンデマンド』。「プロフェッショナル」「ドキュメント72時間」「SONGS」など、NHKならではの傑作番組を遡って観られるほか、大河ドラマや連続テレビ小説もご覧になれます。
NHKが好きな方、ドキュメンタリーが好きな方はぜひチェックしてみてください。月額990円です。
料理を楽しむ
コロナの自粛期間で急激に増加しているのが「料理」をする人。つくる楽しみが目に見えて、舌で上達を感じやすいのが人気の理由です。
せっかくなので自粛期間が終わってもそのまま趣味として続けてみてはいかがでしょう?インターネットサービスやアプリという料理の先生もたくさん居ますよ。
ここでご紹介するサービスは、いずれも検索窓に食材名をいれると、その食材を使ったレシピがヒットするというものです。余り物を上手に使いこなし、料理上手を目指しましょう。もちろん、作りたい料理をピンポイントで探すこともできますよ。
クックパッド
一般の方がレシピを投稿できる『クックパッド』。日本中で作られているいろんな料理の作り方をすぐに調べることができます。
有料化すると、人気のレシピやランキングを知ることができます。
クラシル
レシピ動画サービスの『クラシル』。手順が動画で確認でき、写真も動画もきれいなので、見ているだけでも料理が楽しみになってきます。
「どのくらい混ぜるのか」「どのくらいまで炒めるのか」という「ころあい」をチェックしやすいので、料理初心者におすすめです。
DELISH KITCHEN
レシピが1分ほどの短い動画にまとめられているのが『DELISH KITCHEN』。サクサク見ることができるので、楽しくてついついいろんなレシピを見てしまいます。
その日のおすすめや話題のレシピを探せるので、献立決めにも迷いません。
電子書籍で読書を楽しむ
読書も家ごもりのお供として優秀ですよね。今はタブレットひとつで膨大な数の本が読める電子書籍があります。小説に実用書に漫画、この機会にぜひご活用ください。
Kindle
『Kindle』は、Amazonが販売する電子書籍リーダーと、コンテンツ配信サービス名の総称。メリットはやはり場所を取らない点でしょう。これは電子書籍全般に言えることですが、タブレットひとつでいくらでも本が読めるというのは大きな強みです。
また、Kindleは元の価格が紙の書籍より10%OFFとなっています。さらに、時折そこから半額になるセールも実施されているので、お得に本を読めるのがKindleのメリットと言えるでしょう。
Booklive!
電子書籍でも、主に漫画を多く配信しているのが『Booklive!』。月額ではなく1冊ごとの買い切りです。1日1回回せるガチャでクーポン券が配布され、最大半額で購入することもできます。
オーディオブック
『オーディオブック』とは、「耳で聴く本」のことです。ナレーターや声優が朗読した本を聴くことができるので、運転中や料理中など、手が離せない時にも本を読む(聴く)ことができます。
読書中の乗り物酔いがひどい方は、電車やバスでも活躍するでしょう。ランニング中、家事の最中など、利用できるシーンが多いのが特徴です。
昔読んだ小説を聴いたり、実用書や教育書で勉強したり、新しい読書を楽しみましょう。
バーチャル美術館に行く
コロナの影響で休館している美術館が多数、VRコンテンツを配信しています。家にいながら世界の有名な美術館を観にいけるって夢のようではありませんか?
スマホでもPCでもご覧になれます。テレビにキャストして大きな画面で眺めるのもいいですね!
Google Arts & Culture
Googleが提供するバーチャルギャラリープラットフォーム『Google Arts & Culture』。馴染み深い「Googleストリートビュー」で世界の美術家や博物館を見学できます。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)、メトロポリタン美術館、ゴッホ美術館、アムステルダム国立美術館、ムンク美術館、大英博物館…。訪れられるギャラリーは無数にあります。
また、自分の顔に似ている肖像画を探せたり、作品が家に来たらどのくらいの大きさか、原寸が分かる機能があったりと、遊び方は尽きません。
さらに、自分が撮った写真を名画風にアレンジしてくれる機能もあります。
ぜひじっくり時間をかけてご堪能ください。半日くらいなら平気で過ぎてしまいそうです。
HASARD
『HASARD』は、いつでも無料で鑑賞できるオンライン美術館。リアルな美術館と同じように作品展には会期がある特別展示と、いつでも見ることができる常設展示があります。
誰にも邪魔されずに作品を一点一点ゆっくり鑑賞できます。
オンライン美術館 || HASARD
https://wam-hasard.com/
そのほか世界の美術館のバーチャルツアー
Google Arts & Cultureでいろんな美術家や博物館が鑑賞できますが、ここからは独自でバーチャルコンテンツを配信している場所を紹介します。フランスのルーブル美術館、中国の故宮博物院、ヴァチカン美術館、ニューヨークのファーガス・マカフリーなど、名だたる美術館やギャラリーが独自でバーチャルツアーを公開しています。
気になったところにはぜひ足を、いや目をお運びください。
ルーヴル美術館(フランス)
館内も外の散策もできるルーヴル美術館のバーチャルツアー。テーマに沿って作品の詳細も確認できます。
Experience Louvre Museum in Virtual Reality.
https://www.youvisit.com/tour/louvremuseum
国立故宮博物院(中国)
古代から明・清の時代の中国の至宝を鑑賞できる博物館。主要作品は解説もご覧になれます。
720°VR走進故宮
https://tech2.npm.edu.tw/720vr/enHome.html
ヴァチカン美術館(ヴァチカン)
かの有名なミケランジェロの天井画をじっくりと観ることができます。
Virtual tours
http://www.museivaticani.va/content/museivaticani/en/collezioni/musei/tour-virtuali-elenco.1.html
ペース(アメリカ)
ニューヨークのメガギャラリー。開催中の展覧会の作品を、価格も一緒に掲載しています。
Online Exhibitions | Pace Gallery
https://www.pacegallery.com/online-exhibitions/
ファーガス・マカフリー(アメリカ)
ニューヨークを代表するギャラリー。東京に進出したことでも有名なギャラリーです。
The Inaugural Exhibition: Ball, Hafif, Jungwirth, Motonaga | Fergus McCaffrey
https://fergusmccaffrey.com/exhibition/the-inaugural-exhibition-ball-hafif-jungwirth-motonaga/
習い事をはじめる
この機会に習い事を始める方も多いようです。インターネットで探せばいろんなジャンルのオンライン教材がありますよ。
ここから、代表的な習い事をいくつかご紹介します。あなたが気になっているものはありますでしょうか?
英会話
まず挙げられるのは英会話。英会話のオンラインスクールはたくさんあります。月額は5,000円〜10,000円くらいの価格帯が多く、ネイティブスピーカーの先生とビデオ通話で会話するものが中心です。
プログラミング
プログラミングの扉を開けてみるのもオススメです。プログラミング言語はたくさんあるので、何をつくってみたいかによって選ぶといいでしょう。そもそもの言語選びの段階である程度の調査と知識が必要ですが、コードを書いて物を動かすというのはとても面白いのです。
『Udemy』や『Progate』などのオンラインレッスンが分かりやすくてオススメですよ。
映像編集
映像制作も没頭できる趣味の一つです。ちょっとしたホームビデオも、ちょっと編集を入れるだけでかなり見栄えが良くなります。短い動画をつくってインスタグラムに投稿すれば、発表の場にもなってモチベーションが保たれます。
Photoshop、Illustrator、Premiere Proなどの編集ソフトを提供するAdobeが無料のオンラインレッスンコンテンツを配信していますので、この機会に学ぶといいでしょう。
Creative Cloudメンバー向け ことはじめオンライン講座|Adobe
https://www.adobe.com/jp/events/training/online-webinar-training.html
音楽制作
パソコンさえあれば専門的な知識がなくても音楽が作れる時代です。おうち時間に音楽を作るというのはいかがでしょう?
音楽を作るには音楽制作ソフトが必要です。例えばLogic、Protools、Cubase、Abeleton Liveなどが挙げられますが、制作ソフトによっては無料お試し期間がありますので、まずは触ってみることから始めましょう。
SoundCloudなど、個人が無料で音楽をリリースできるサービスもたくさんあります。そこで作品を発表し、インスタグラムで宣伝するなど、活動のしやすさも魅力です。
オンライン飲み会を楽しむ
家にいながら友人と飲み会ができるツールとして、『オンライン飲み会』がこのコロナ禍で広まりました。スマホやPCでビデオチャットをしながらそれぞれが用意したお酒を飲むスタイルで、時間を気にせずダラダラと続けられる居心地の良さが魅力です。
以下、代表的なツールから馴染み深いツール、一風変わったツールをご紹介します。
Zoom
まずは代表的なツールとして挙げられるのがこの『Zoom』。もとはビジネスツールとして使われていましたが、音質も画質もいいことからオンライン飲み会でも使われるようになりました。
背景を自由に変えられる「バーチャル背景」や、メイク加工が楽しめる「Snap Camera」など、ユーモアのある機能が魅力です。
LINE
誰もが使っている『LINE』も、オンライン飲み会の優秀なツールです。グループを作ってそこでグループ通話するだけなので、簡単に開催できます。
また、2020年5月に「みんなで見る」機能がつけられました。これは、YouTubeの映像をみんなで見たり、スマホの画面をシェアしたりしながら通話することができる機能です。これで同じ映像をみんなで見つつ、あれこれ言いながら飲み会ができますね。
Netflix Party
Netflixをみんなで同時に視聴できるのがこの『Netflix Party』。みんなで海外ドラマなんかをダラダラ見ながら過ごすという、夏休みのような過ごし方ができるサービスですね。
Netflix Party
https://www.netflixparty.com/
手芸をはじめる
手芸を始めて、着なくなった服や使わなくなったバッグ、古い着物をリメイクするのもオススメです。自分だけのプロダクトをつくれば、製作依頼を受けることもあるかもしれません。
服をつくる際は、型紙つきの手芸雑誌を見てイメージを膨らませるのがいいでしょう。
刺し子
時間を忘れて没頭できる『刺し子』。布地に糸で幾何学的な模様を縫いこんでいくというもので、ハンカチやふきんを可愛く仕上げることができます。
思わずインスタグラムで自慢したくなる可愛らしさで、検索すれば図案もたくさんヒットするので、始めるハードルが低いのも魅力です。
編み物
たっぷり時間がある時は編み物もぴったりよいでしょう。手編みと言えば冬を連想しがちですが、サマーニットなど春夏に着用できるアイテムを編むのも楽しそうですね。
もちろん、冬に向けて編み始めてみるのもおすすめ。時間を忘れて没頭できますよ!
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