『LINE』はスマートフォンで使うイメージがあるかもしれませんが、『LINE』のビデオ通話をPC(パソコン)が増えています。
両手が使えるので、ネット会議やオンライン飲み会など利用の幅も広がります。画面が大きい分、相手の顔や表情が見やすいというメリットも。
この記事では『LINE』のビデオ通話をPCで行う方法や、背景エフェクトの設定についてご紹介します。

パソコンで『LINE』のビデオ通話をする方法、背景エフェクト設定のやり方
PC版LINEのビデオ通話のやり方
PCから『LINE』のビデオ通話を行う手順を説明します。PC版LINEにはWiindows版、Mac版、Crome版の3種類があり、基本的にはDLしたファイルをPCにインストールして使用します。ただし、Crome版の場合は拡張機能を追加して使用します。
まずはPCでLINE公式サイトにアクセスし、トップページから「ダウンロード」に進んでください。
PC版LINEのインストール
「ダウンロード」画面が開いたら、「PC/Mac」の下方にあるアイコンの中から使いたい種類を選んでください。
Windows版
画面右中央の黒地アイコンからダウンロードします。終了したらインストーラをダブルクリックして実行し、言語を選んでインストール。終了後はデスクトップにLINEのショートカットが追加されます。
Windows storeを選択した場合は、以下の画面に飛びますので「入手」をクリックしてください。
Mac版
MacアイコンからMac App Storeへ進み「入手」をクリックしてインストールします。完了するとFinder内の「アプリケーション」にLINEが追加されます。
Chrome版
Chromeアイコンから拡張機能画面に進みます。右上の「Chromeに追加」をクリックして、LINEの機能を追加してください。
PC版LINEにログイン
PC版のLINEの場合ログイン方法を「メールアドレスとパスワードを入力」または「QRコード読み取り」から選べます。
初回のログイン時のみ、不正アクセス防止のため本人確認が行われるので、表示された番号をスマホのLINEに入力してください。その際、設定のアカウントでPCからのライン使用を許可することと、メールアドレスを登録しておくことを忘れずに。
なお、WindowsとMac版では、ログイン状態を持続させる「自動ログイン」の機能も利用できます。
PCのカメラ・マイク・スピーカーの設定
インストールが終わったら、ビデオ通話の前にカメラ、マイク、スピーカーのチェックを行います。PCによっては内蔵されていないものもあります。その場合は外付けのイヤホンやマイク、ウェブカメラが必要です。
まずはPC版LINEのトップページから設定を開きましょう。[…]をクリックすると、メニューがポップアップするので「設定」を選びます。
「通話」タブを開き、カメラ、マイク、スピーカーに「規定の□□」またはデバイス名が表示されていれば準備OK。
もし「接続されていない」と表示される場合は、PC本体の接続状況と、LINEの使用許可をそれぞれチェックしてみてください。
ビデオ通話の発信・着信応答方法
ビデオ通話の方法は、スマホのアプリに似ています。こちらから発信するときは、友達またはグループのトークルームを開き、右上にある電話マークをクリック。
「ビデオ通話」を選択すると「通話をしますか」というメッセージが出るので、確認を押してスタートします。
友達からビデオ通話がかかってきたときは「着信中」のポップアップが出ます。応答するときは緑の電話マーク、拒否のときは赤の電話マークをクリックしましょう。
なお、着信通知はPCとスマホ同時に表示されるので、どちらかを選んで応答します。
グループビデオ通話のやり方
グループビデオ通話の着信通知は、グループトーク画面に表示されます。「グループビデオ通話が開始されました」というメッセージが出るので、参加をクリックして会話をスタートしてください。
1対1の通話と違って、グループ通話の場合はポップアップが出ず着信音も鳴らないので、気づきにくいことがあります。あらかじめ開始時間を打ち合わせておくなどしておきましょう。
背景エフェクト(バーチャル背景)を設定する方法
大画面のビデオ通話で気になるのが背景ですよね。「部屋の中を見られたくない」という人は「背景エフェクト」機能、いわゆるバーチャル背景を設定すれば安心です。
手順は、グループトークからビデオ通話を発信する際に立ち上がるプレビューまたは通話画面の「ビデオ設定」から「背景エフェクト」を選択し、画像一覧から好みの背景を選択するだけ。
人物が切り抜かれ、選んだ背景が現れます。設定が終わったら「参加」をクリックして会話してください。
画像はLINEのキャラクターや風景など既存の6種以外にも「+」ボタンから自分で好きな画像を16枚までアップロードできます。
また、背景には画像以外にも「ぼかし」機能があり、部屋の背景を自然な感じで目隠ししてくれて便利です。
パソコンの画面を共有する方法
スマホの『LINE』でも画面のシェアはできますが、PC版では画面が大きいので迫力も倍増します。以前は1対1通話だけの機能でしたが、バージョンアップしてグループ通話でも画面の共有が可能になりました。
まずグループビデオ通話下部にある「画面をシェア」ボタンをクリックします。自分のPCで表示している画面の中から、共有したいものを選んで「OK」をクリックしてください。
なお、相手側がスマホの場合でも視聴が可能です。
PC版LINEのビデオ通話ができない原因
PCでのLINEビデオ通話がうまく作動しない場合、いくつかの原因が考えられます。多くの場合は単純な設定のミスですが、中にはビデオ通話が不可能なケースもあります。
代表的な原因をピックアップしたので、設定やPCのバージョンを確認してみてください。
通話の着信許可がオフになっている
PCで『LINE』を使う時、見落としがちなのが着信許可の設定です。「設定」から「通話」タブを開き、着信許可にチェックが入っていることを確認してください。これがオフになっていると、かかってきた通話やビデオ通話を受けることができません。
また、通話ができない時は相手の着信許可設定も確認しましょう。相手の着信許可がオフになっている場合は、こちらから発信することはできますが、応答してもらえないので会話がスタートできません。
ブロック中・友だちリストにいない
相手が『LINE』の友達リストにいない場合は通話ができないので、まずは友達に追加する必要があります。
友達リストはPCとスマホで同期が可能ですが、検索機能を使って追加するには、必ずスマホで年齢確認をすることが必要です。
なお「ブロック」も通話ができない原因のひとつです。相手をブロックしている場合は、こちらから発信できません。また、相手からブロックされている場合は、発信に応答がなく、グループに追加することもできなくなります。
カメラ・マイク・スピーカーのアクセスが許可されていない
PCに『LINE』をインストールして最初に確認する必要があるのは、カメラ・マイク・スピーカーのアクセス許可です。これらが許可されていないと、発信・応答どちらの場合もエラーメッセージが出ます。
以下の手順で設定を行ってください。
■Windows
スタート→設定→プライバシーの順に進み、マイクとカメラの設定で「アプリがマイク(カメラ)にアクセスできるようにする」(LINEを含む)をオンにします。
■Mac
アップルメニュー→システム環境設定→セキュリティとプライバシーの順に進み、プライバシータブのマイクとカメラそれぞれのLINEチェックボックスを選択します。
PC版LINEのバージョンやパソコンのOSが古い
PC版LINEの機能は、インストールした『LINE』のバージョンや端末のOSが古い場合、正常に作動しないことがあります。『LINE』の推奨環境が自分の環境に適しているか、チェックしてみてください。
また、機能によっても利用できるバージョンが限定されるものがあります。
PC:Windows版 Windows 8.1以上、Mac版 OS X 10.13以上
Chrome版:Chromeブラウザバージョン42以上
スマートフォン:iOS版iOS 11.0以上、Android版 Android 5.0以上
iPad:iOS版 iPad 4以上 (iOS 11.0以上)
Smart Watch:Apple Watch版 watchOS 6以上、Wear OS by Google(Android Wear)版 Android OS 4.3以上
※Smart Watchでは新規登録はできません
スマホとPC併用でもっとビデオ通話が快適に!
既存のアカウントを使って、気軽にコミュニケーションが取れるのがPC版LINEの魅力です。大画面のビデオ通話なら、大人数のグループで会話を楽しんだり、共有した画面を見ながら意見を交換したり、スマホにはない楽しみ方もできます。
便利で新機能が続々登場しているので、ぜひどんどん活用して会話を盛り上げてくださいね。
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