オンライン英会話で有名な「DMM英会話」と「ネイティブキャンプ」は、どちらも会員数200万人以上を誇る業界大手の人気サービス。
しかしこの2つは料金やサービス面で似ている部分も多く、どちらを選べばいいのか悩んでいるという方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事ではDMM英会話とネイティブキャンプのサービス内容を徹底比較! 料金や講師、教材など全10項目の違いを詳しく解説していきます。
※本記事に掲載されている月額料金は、すべて「税込価格」の表記となっています
【結局どっち?】DMM英会話とネイティブキャンプを徹底比較! 全10項目の違いを解説
最終更新日:2024年10月01日
DMM英会話とネイティブキャンプはどっちがおすすめ?
結局どっちのサービスがおすすめなのか? 筆者が実際に使ってみた結論からお伝えします。
DMM英会話とネイティブキャンプ、どちらかでオンライン英会話を始めるとしたら「ネイティブキャンプ」がおすすめです。
月額7,480円で「レッスン回数無制限」&「無料カウンセリングあり」は他のサービスでは考えられないコスパの良さ。さすが業界最大手ですね。
無料体験も7日間と長いので、迷ったらネイティブキャンプを使ってみましょう!
ただし、ネイティブキャンプで受け放題なのは「予約なしのレッスンだけ」という点に注意。予約する場合は1回につき200円~1,000円ほどの追加料金がかかります。
それに対して、DMM英会話はレッスンが完全予約制で追加料金もかかりません。
毎日決まった時間にレッスンを受けたい人や、お気に入りの講師を事前に予約しておきたい人は「DMM英会話」がおすすめです!
DMM英会話のことを詳しく知りたい方はこちら
DMM英会話とネイティブキャンプを徹底比較
ここからは、なぜ筆者がネイティブキャンプをおすすめするのか、理由を説明したいと思います! まずは両サービスの概要から比較してきましょう。
月額料金はDMM英会話のほうが安いですが、ネイティブキャンプにはレッスン回数無制限の大きなメリットがあります。
また、講師や教材の数はネイティブキャンプのほうが多いのがわかりますね。
その他の項目も細かな違いや注意点がありますので、オンライン英会話を長く続ける予定の方はしっかりと比較してからサービスを決めるようにしましょう!
【比較1】月額料金
まずはDMM英会話とネイティブキャンプの基本プランを比較します。「月8レッスン」の月額料金はDMM英会話のほうが安いですが、大きな差はありません。
また、DMM英会話は1日のレッスン回数が増えるごとに料金が高くなるのに比べて、ネイティブキャンプは何回レッスンをしても月額料金は同じ。
1日1回だけでいいならDMM英会話、1日2回以上のレッスンを受けたいならネイティブキャンプのほうが料金が安くなります。
DMM英会話の料金プラン
DMM英会話には「スタンダード」と「プラスネイティブ」の2つのプランがあり、プラスネイティブはネイティブ講師と日本人講師のレッスンが受けられます。
ただしそのぶんコストも上がり、月額料金はスタンダードプランに比べて約3倍。毎日1レッスンでも約2万円と高額なので、まずはスタンダードに入会するのがおすすめです。
DMM英会話の料金プラン
ネイティブキャンプは回数無制限の「プレミアムプラン」に加えて、毎日10分だけレッスンができる「チョコっとキャンプ」という料金プランもあります。
また家族割の制度があり、2人目以降は1,980円でプレミアムプランに加入可能。家族といっしょに英会話学習をしたい人はネイティブキャンプがお得です。
【注意】ネイティブキャンプは予約に追加料金がかかる
毎日のレッスン回数が多いほどお得なネイティブキャンプですが、レッスンの予約に追加料金がかかる点に注意が必要です。
予約なしでもレッスンは受けられますが、評価の高い人気講師は予約をしないとレッスンの枠を取るのが難しいと思っておきましょう。
予約の追加料金はネイティブ講師、非ネイティブ講師、日本人講師でだいたいの相場が決まっています。
ネイティブ講師の予約 | 600~1,000円 |
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非ネイティブ講師の予約 | 200円 |
日本人講師の予約 | 500~800円 |
【比較2】講師の国籍・人数・質
こちらのデータは、記事執筆時に各サービスの講師検索画面で調べたものになります。
DMM英会話とネイティブキャンプを比較すると、講師の国籍と人数ともにネイティブキャンプのほうが多いという結果になりました。
どちらも講師の在籍数が多いオンライン英会話ですが、倍以上の差が出たのは意外でしたね。
【休日夕方】レッスン30分前に予約可能な講師数
レッスン直前に予約できる講師の数も調べてみました。
ネイティブキャンプは30分前でも予約可能な講師が500人以上いるのに対して、DMM英会話は18人とかなり少なめ。日本人講師はひとりしか選択できませんでした。
どちらも時間経過でレッスンの枠がどんどん埋まっていきます。ネイティブキャンプは予約なしでもレッスン可能ですが、予約したほうが確実ですね。
講師の評価点やレビューはどちらも確認できる
DMM英会話とネイティブキャンプは、講師のプロフィール画面に評価点やユーザーレビューが掲載されています。
ここで評価の高い講師を選んでおけば基本は問題なし。ほとんどの講師には自己紹介動画もあるので、事前に英語の話し方も確認できます。
【比較3】教材
教材の数はどちらも10,000以上あり、オリジナル教材を中心にラインナップも豊富。初心者から上級者まで満足できる教材がそろっています。
ただし、DMM英会話とネイティブキャンプどちらかにしかない教材もあるので注意しましょう。
IELTSとTOEFLの対策はDMM英会話のみ
英語の資格試験対策に使える教材はDMM英会話のほうが充実しています。
TOEICと英検の教材はネイティブキャンプにもありますが、IELTSとTOEFLの対策ができるのはDMM英会話のみ。これらの試験を受けようと思っている方は注意してください。
ネイティブキャンプは「カランメソッド」を受講可能
ネイティブキャンプは日本でも数少ない「カランメソッド」の正式認定校です。
カランメソッドとは4倍速で英会話を習得できると言われている特別な勉強法で、オンライン英会話で受講できるのは「ネイティブキャンプ」「QQ English」「新・お茶の間留学(NOVA)」の3社のみ。
もしカランメソッドを受けてみたいのあれば、ネイティブキャンプを選ぶようにしましょう。
【比較4】レッスン時間と受講可能時間
DMM英会話とネイティブキャンプは、どちらも24時間いつでもレッスンを受講できます。
1回のレッスン時間は「25分」が基本ですが、ネイティブキャンプは5分単位で時間を変更可能。5分や10分などの短時間のレッスンも受けられます。
また、ネイティブキャンプのみ毎週月曜日の深夜2時から早朝6時にメンテナンスを実施していて、この時間帯はレッスンを含むすべてのサービスを利用できません。
毎日深夜にレッスンを受けたいという人にとっては、レッスンが受けられない時間があるのはやや不便ですね。
【比較5】アプリ版の機能
DMM英会話はiOS版のアプリが2024年2月にリリースされましたが、英会話レッスンは受けられないなどコンテンツはあまり充実していません。
一方、ネイティブキャンプは英会話レッスンやカウンセリングをアプリでも受講可能で、それ以外にも豊富なコンテンツがそろっています。
【比較6】スピーキングテスト
DMM英会話はレッスンで講師が直接テストしてくれるのに対して、ネイティブキャンプはAIによる自動判定のテストのみです。
どちらも一長一短ですが、AIなら緊張しないで気軽に受けられますね。
【比較7】カウンセリング
ネイティブキャンプでは、日本人カウンセラーに英語学習の悩みを相談できる「無料カウンセリング」の制度があります。
以前は月1回の制限がありましたが、2023年7月に回数無制限に変更。困ったときはいつでもすぐに相談ができるようになりました。
DMM英会話はカウンセリング自体を行っていません。
【比較8】会員特典
DMM英会話は会員特典で英語学習アプリ「iKnow!(アイノウ)」が無料で利用できます。通常は月額1,510円かかるアプリが無料になるのはお得ですね。
一方のネイティブキャンプには会員特典はありません。アプリ版に自習用の教材が入ってはいますが、DMM英会話のアプリに比べると使い勝手は良くない印象です。
【比較9】割引キャンペーン
月額料金の割引キャンペーンをやっているのはDMM英会話のみ。無料会員登録から3日以内に入会すると初月の料金が50%OFFになります。
ネイティブキャンプは月額料金の割引はありませんが、Amazonギフト券5,000円分がもらえるキャンペーンが不定期で開催されています。
【比較10】無料体験
無料体験はDMM英会話が25分間のレッスン2回に対して、ネイティブキャンプは7日間レッスンを受け放題と大きな差があります。
ただし、ネイティブキャンプは月額プランの無料トライアルという扱いになり、解約を忘れると料金の支払いが発生する点に注意。また、クレジットカードまたはPaypalの登録も必要です。
無料体験がお得なのはネイティブキャンプですが、気軽に登録できるのはDMM英会話ですね。
DMM英会話のメリットとデメリット
2つのサービスを比較してみてわかったDMM英会話のメリットとデメリットをそれぞれ紹介していきます。
DMM英会話のメリット
- 完全予約制なので計画を立てやすい
- 月額アプリを無料で利用可能
DMM英会話のデメリット
- ネイティブ&日本人講師の料金が高い
- カウンセリングが受けられない
【メリット】完全予約制なので計画を立てやすい
DMM英会話はすべてのレッスンが予約制で、ネイティブキャンプのように予約時の追加料金もかかりません。
次の日のレッスンを前日から予約しておけるため、毎日決まった時間にレッスンを受ける人には講師の確保も含めてかなり勉強のスケジュールを立てやすいです。
予約のキャンセルも開始30分前ならペナルティなし。再予約もすぐできるので急な予定変更があっても問題ありません。
【メリット】月額アプリを無料で利用可能
DMM英会話の有料会員に登録すると使える英語学習アプリ「iKnow!(アイノウ)」は、英単語を効率的に覚えられると評判のアプリです。
毎日の勉強時間も15分程度なので、1日1回の英会話レッスンを含めても合計1時間未満。移動中などのスキマ時間を活用すればかなり勉強の効率がアップします。
本来は月額1,510円のアプリが無料で使えるのは、DMM英会話にしかない大きなメリットです。
【デメリット】ネイティブ&日本人講師の料金が高い
DMM英会話でネイティブ講師と日本人講師のレッスンを受ける場合、プラスネイティブプランへの加入が必須となります。
プラスネイティブプランは月額料金が約3倍とかなり高額になるのでコスパはあまり良くありません。
ネイティブキャンプは日本人講師であれば通常プランで受講可能。ネイティブ講師は別料金がかかりますが、DMM英会話に比べるとコストを抑えやすくなっています。
【デメリット】カウンセリングが受けられない
DMM英会話には「カウンセリング」の制度がないため、英語学習やレッスンで困ったときの相談先がありません。
日本人講師のレッスンを受ければ相談自体は可能ですが、スタンダードプランでは日本人講師のレッスンがそもそも受けられないのが難点。
プラスネイティブプランだとしても、1日の貴重なレッスン枠を消費すると考えるとかなり高額になってしまうので悩みどころですね。
ネイティブキャンプのメリットとデメリット
続いてネイティブキャンプのメリットとデメリットを紹介していきます。
ネイティブキャンプのメリット
- レッスン回数が無制限
- 日本人講師も無料で選択可能
ネイティブキャンプのデメリット
- レッスンの予約に追加料金がかかる
- 初心者向けの講師を探しにくい
【メリット】レッスン回数が無制限
ネイティブキャンプ最大のメリットは、月額7,480円でレッスンを回数無制限で受けられること。
他のサービスは同じくらいの料金でレッスンが1日1回なので、コスパは圧倒的。1日2回以上レッスンを受けるならネイティブキャンプ一択と言っていいでしょう。
【メリット】日本人講師も無料で選択可能
ネイティブキャンプは日本人講師のレッスンを基本プランで受講できます。講師の人数も1,000人以上と他のサービスと比べても多く在籍しています。
また、日本人カウンセラーによる学習相談も受け放題。勉強で困ったときに気軽に相談できるのもネイティブキャンプだけのメリットです。
特に始めたばかりの頃は日本人講師だと安心してレッスンを受けられるので、オンライン英会話が不安ならネイティブキャンプを選ぶのがおすすめです。
【デメリット】レッスンの予約に追加料金がかかる
ネイティブキャンプがDMM英会話よりも不便に感じるのが、レッスンの予約に追加料金がかかるところです。
予約なしでもレッスンは可能ですが、評価の高い人気講師のレッスンは予約がほぼ必須。お気に入りの講師を見つけても予約なしだと他の人に先を越される可能性が高いです。
予約は1回のレッスンにつき200~1,000円くらいで、ネイティブ講師や日本人講師の場合は予約に必要な金額が高くなります。
【デメリット】初心者向けの講師を探しにくい
DMM英会話は講師のプロフィール欄に「初心者向け」といった記載があるのに対して、ネイティブキャンプは記載がありません。
自己紹介文に書いてあることもありますが、ひと目で初心者向けとわかるDMM英会話に比べると少し使いづらい印象でした。
まずは無料体験でレッスンに挑戦してみよう!
DMM英会話とネイティブキャンプを比較すると、それぞれにメリットとデメリットがあることがわかりました。
しかし、正直なところレッスンを1日2回以上受けないのであれば、どちらを選んでも後悔することはないはずです。
他のサービスを含め、オンライン英会話は基本的に「無料体験」ができます。気になるサービスを見つけたらまずはお試しで使ってみましょう!
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