アプリ史上、最も難しいゲームを決める今回の企画。前編ではノミネートされたゲームの紹介と、初見プレイの死にっぷりをご覧に入れましたが、後編となる今回はいよいよ検証に移りたいと思います。
果たして、栄冠に輝くのはどのゲームになるでしょうか。


三国志がベースの異世界RPGです。鬼頭明里、梶裕貴ら豪華声優陣が演じる魅力的な英雄たちが登場! バトルはセミオート方式で展開。編成画面で戦闘に出陣する英雄の入れ替えをしても、強化した経験値と装備を引き継げるシステムが特徴です。
アプリの詳細を見る前編と初見プレイの死にっぷりはこちら
【ガチ検証】アプリ史上、最も難しいゲームはどれだ!? -前編-
■1時間ガチでプレイし、ハイスコアの増加率でランク付け
肝心のランク付けのルールですが、まず、各アプリを1時間ずつ真剣にプレイします。そして、10分時点→60分時点でのハイスコアの「増加率」を計算します。
スコア増加率が低いほど、「どれだけやっても上達しないゲーム」ということが言えるので、増加率の降順でランク付けを行いました。
■緊急事態! 『QWOP』に裏ワザ発覚!?
前回で優勝候補と予想された『QWOP』ですが、検証中に裏ワザが発覚。なんと走り方にこだわらなければ100m完走はさほど難しくないという事実が判明しました。
天の声と協議をした結果、「裏ワザはいかんでしょ」ということで、『QWOP』は「左右の足を入れ替えるようにする(つまりはちゃんとしたフォームで走る)」というルールを付け加えました。
結果発表!
それではお待たせしました、結果発表です。5位から順番に見ていきましょう。
第5位:『2 Cars』 ハイスコア増加率:2.540倍
今回「難しい」という意味では5位となったのが、2台の車を同時に操る『2 Cars』。初めはルールと操作に戸惑いましたが、慣れると比較的スイスイ進められる印象でした。
第4位:『激ムズのたまご』 ハイスコア増加率:2.410倍
4位は、不安定なステージでたまごを運ぶ『激ムズのたまご』。
カートを左右に操作でき、自分のペースで進められる分、この順位に落ち着きました。
第3位:『Swing Copter2』ハイスコア増加率:2.222倍
意外や意外、第3位は『Flappy Bird』の作者がリリースした『Swing Copters2』。
慣性が効いた挙動と、見た目より大きく感じる当たり判定に苦戦しましたが、プレイを重ねるごとに徐々にスコアが安定。「少しずつ上達する感覚」を味わえる良ゲーでしたよ。
第2位:『QWOP』ハイスコア増加率:2.075倍
なんと、ルール追加により優勝間違いなしと思われた『QWOP』が2位。
検証中は、戻ってしまったり、ありえない体勢でこけてしまったり、四苦八苦しっぱなしの60分でしたが……
【6.40m→12.66m=2.075倍】
ハイスコアの変遷はこちら。最初の10分間は意外と順調で、30分でちょっと停滞、60分へのラストスパートで頑張りました。もう少し時間をかければ、100m完走も夢ではないかと。
優勝!『Spring Ninja』 ハイスコア増加率:2.000倍
そして、『QWOP』を僅差で破り、堂々の1位に輝いたのが、忍者をバネでぴょんぴょんさせる『Spring Ninja』。
一瞬でも力加減を間違えるとゲームオーバーになってしまう操作性と、ステージがランダムに作成される合わせ技で、総合的に難易度が高くなった印象です。
おまけ:スコアの増加率をグラフ化
各ゲームの時間毎の増加率をグラフ化したのがこちら。
青のグラフ:10→30分のスコア増加率
黄のグラフ:30→60分のスコア増加率
赤のグラフ:10→60分のスコア増加率
となっています。
このグラフとハイスコアの画像を参考に、筆者の記録に挑んでみてはいかがでしょうか。
■激ムズゲーム、やり込むほどに独自の良さが見えてくる
というわけで、並み居る強敵を打ち破り、『Spring Ninja』が「アプリ史上、最も難しいゲーム」に決定しました。
ですが、その他のタイトルも、やり込むほどに、独自の良さが見えてきたのが印象的でした。
例えば、『2 Cars』は順位では5位ですが、脳からアドレナリンが分泌される感覚を味わえましたし、『激ムズのたまご』はスーパープレイが飛び出すなど、「難しさ」の先にある楽しさを垣間見ることができましたよ。
皆さんも一度、激ムズゲームを楽しみながら極めてみてください!