2016年7月19日(火)に、人気お笑い芸人「厚切りジェイソン」が監修した英語学習アプリが登場しました。その名も『厚切り英単語』。厚切りジェイソンが日本語を覚えるときに使った勉強法をもとにしているので、効率よく英単語を学ぶことができます。

厚切りジェイソン監修の『厚切り英単語』。ネイティブに近づく勉強法とは
リリースしてから間もないのですが、App Storeの有料アプリランキング(教育カテゴリ)で20位にランクインしています(2016年7月28日時点)。どうしてここまで人気が出ているのでしょうか?
そこで今回の「有料アプリ調査隊」では、本アプリの人気の秘訣を探っていってみたいと思います!
アプリの使い方
まずは、どんな風に英単語を学習していくのかを見ていきましょう。
■英語の説明を見て、英単語を予測!
『厚切り英単語』では、毎日10コの英単語を覚えていきます。多すぎず少なすぎずの丁度いい分量です。サボってしまうと翌日以降に宿題が繰り越されるので、コツコツと勉強するクセをつけることができるでしょう。
それにしても、厚切りジェイソンのスマイルが輝いてます!
「覚えている」か「覚えていない」かで、英単語を仕分けていきます。ちなみに、覚えていないときは厚切りジェイソンが「WHY!!!???」と叫んできました。ネタの時と同じくらいの迫力ですね。
英単語学習というと日本語の説明を読んで英単語を覚えるのがセオリーですが、「英語の説明文」を読んで覚えるのが本アプリの最大の特徴です。
■6回覚えて脳に定着させる
問題は全部で300問あって、何回復習できているかをグラフで見ることができます。300問すべてを6回復習することが目標です。
今まで英単語をすぐに忘れてしまっていた人も、6回繰り返し覚えることで頭の中に定着させることができるでしょう。
英語で英単語を覚えると、英会話がスムーズになる
英単語を英語の説明文で覚えるのはちょっとハードルが高い気が……。だけど、「英英辞書」のように覚えた方がメリットがあるのです。
たとえば日本語で会話をするときって、頭の中でも日本語で考えているのではないでしょうか。英語も同じように、頭の中では英語で考える方が自然なのです。
日本語の説明文で覚えてしまうと、「close」という単語を思い出すときに、「近い」や「閉じる」といった日本語の意味をまず思い浮かべてしまいます。英語で会話しているのに、日本語から英語に翻訳する時間がムダです。
■人気の秘訣は「内容の濃さ」
英語の説明文で覚えるのはハードルが高いので、英語初心者よりは中級者向けのアプリのように感じました。高校程度の英語力はあった方がいいかもしれません。しかしハードルはあるものの、英語を流暢に喋るためには欠かせない勉強法です。
一つ要望を言わせてもらうと……300単語しか収録していないので、少し物足りないなぁと思ってしまいました。よくできた英単語アプリなだけに残念です。
アプリを触る前は、単に「芸人が出ているから人気なんだろう」と思っていました。しかし実際にアプリを触ってみて分かったのが、厚切りジェイソンの勉強ノウハウを活かしていて濃い内容だということ。芸能人アプリとは思えない、「内容の濃さ」が人気の秘訣なのかもしれません。
以ーーー上っ!!