みなさんは普段どのマンガアプリを利用していますか?
先日スマホの中を整理していたところ、マンガ関連のアプリが20個近く入っていることに気づきました。
次々といろんなアプリが登場する今はまさに戦国時代!

そんな荒れ狂う世の中で、無料で読める話題の作品をピックアップしてご紹介する「マンガアプリ調査隊」のお時間が今週もやってまいりました。
マンガアプリがいっぱいありすぎて、どれをチェックすればいいかわからないと迷っている方は参考にしてみてください。
新連載! 3500万PVを稼いだオタクあるある日記『だからオタクはやめられない』
今週の1本目は、pixivコミックで7月25日から連載を開始した『だからオタクはやめられない』。ツイッターで累計3500万PVを集めたという、オタアラサー女子・パカチャンさんによるエッセイマンガです。
大事な原稿から目を逸して現実逃避するあたりも、オタクあるあるというか、オトナあるある。重要なことであればあるほど、後回しにしたくなる心理ってなんなんでしょうか。
オタクじゃない方が読んでも、自分の環境に置き換えて「わかる~」と感じられるでしょう。
パカチャンさんのTwitterアカウント(@arpk_akt)では、過去のマンガを読むこともできます。共感できた方はそちらもチェックしてみてください。
願いを叶えるため、家族6人の壮絶な戦いが始まる! 『ファミリーゲーム』
次に紹介するのは、少年ジャンプ+で8月1日から5日間連続の集中連載が行われている『ファミリーゲーム』。作者は同アプリで『群青のマグメル』を連載中の第年秒さんです。
主人公は強い男に憧れる少年・夕桐三月(ゆうぎりみつき)。
彼の家族は御堂(父)、遙(母)、一(姉・長女)、二海(姉・次女)、四乃(妹・三女)の6人家族。女性たちがとにかくパワフルで、2人しかいな男たちはもうタジタジ。
そんな家族の前に突如現れたのが……
「この漫画の作者」と自称する謎の生き物。
打ち切りの危機に瀕しているため、平凡な家族の日常をバトル系漫画に変えてやろうというのである!
最初は戸惑うものの、勝利した者の願いを叶えてやるという条件により、家族同士での戦いを決意する夕桐家。
そんな中、妹・四乃が「三月お兄ちゃんを女の子にしてください」という驚きの願いを口にする。
三月の「強い男になる」という夢が、絶体絶命のピンチ!
家族6人それぞれがサイコキネシスやテレポートなどの特殊能力を手に入れ、絶対に負けられない戦いが今、始まる……。
とにかく話の展開が”斜め上”を行くので、第1話だけでもジェットコースターのような感覚で楽しめます。
まずは四乃ちゃんとのバトルから始まるようなのですが、これからどうなっていくのか先が読めず目が離せません。
「何か」が這いよってくる、得体の知れない恐怖に支配される『後遺症ラジオ』
夏の間だけホラーマンガを毎週1本取り上げていく「ホラーマンガまつり」。今週ご紹介するのは、ニコニコ漫画に掲載されている『後遺症ラジオ』です。
本作は「ネメシス」というマンガ雑誌で連載中で、ニコニコ漫画では試し読みといった内容になっています。しかし、それだけでも十分に怖さを感じ取れるはずです。
本作の作者は中山昌亮さん。オチョナンさんで有名なホラーマンガ『不安の種』の作者といえばご存知の方も多いのでは?
本作は不安の種の流れを汲んでおり、得体の知れない不気味な出来事をオムニバス形式で描いていく作品です。
精神的にかなり「くる」ものがあるのでご注意を。読んでいると、どっと疲れます……。
意味もなく顔を何度も覗き込んでくる女、コンビニの前にうずくまっているだけの人など、まったく意味のわからないシチュエーションそのものがとにかく気持ち悪い。
直接的な被害があるわけではないのに、胸の中にぐるぐるぐるぐると黒い恐怖の感情が渦巻いてくるような不快感を覚えるでしょう。
ときには不気味な見た目の「クリーチャー」的な存在も出てきますが、何者なのかは最後までわかりません。(画像が怖すぎる! と編集長から指摘されてしまったので、モザイク処理を入れました。)
その存在が何を起こすのかわからないからこそ、頭の中で妄想が膨らんでいき、ゾワゾワとした恐怖が何倍にも膨らんでいくんです。
もしかしたら、自分の後ろに今……。そういう不安が心の中に生まれることこそが、本作が読者に与える「後遺症」なのかもしれません。
単行本第6巻が発売決定。サイン会も実施『ReLIFE』
comicoで連載中で、もはや説明不要かと思えるほどの人気作品『ReLIFE』。
アラサーの無職男がひょんなことから高校生活をやり直す異色の学園青春ドラマで、現在はアニメ放送中という話題作ですが、単行本第6巻が8月12日に発売されます。
それを記念して、8月27日は仙台、8月28日は東京で、作者・夜宵草さんのサイン会が開かれるそうです。
現在特設ページがオープンしているので、ファンの方はチェックしておきましょう。
無料マンガから広がる、さらなるマンガの世界
今回ご紹介した中で、筆者が個人的に1番プッシュしたいのは『後遺症ラジオ』です。
実は作者・中山昌亮さんのファンで、2000年代に連載していた『PS -羅生門-』という作品は、私の中で刑事マンガNo.1に今も輝いています。
今回紹介している作品にかぎらず、無料マンガで興味を持ったら、書店などに足を運んで関連作品も読んでみるなんていう楽しみ方もしてほしいですね。
というわけで、みなさんのマンガライフが充実しますように。また来週~!
「今、面白い無料マンガはコレだ!」連載一覧はこちら