世の中には、文字をスキャンしてテキスト化してくれる便利なアプリがありますが、「どうせ誤字や脱字ばっかで、大したことないんでしょう?」と、精度を疑って使わない人も多いのではないでしょうか。
しかし最近、GoogleのAIを搭載した『文字スキャン』というアプリがリリースされたらしいのです。Googleと聞いて「これは信頼できそう」と思ったAppliv編集部。そこで今回、『文字スキャン』はどの程度正しく文字を読み取ってくれるのか、検証してみました。
紙資料を即テキストデータに。Google AIを使った『文字スキャン』の精度を検証
最終更新日:2016年09月01日
最近は写真をデータで保存することが増えましたが、プリントして手元に残しておくのもまた良いものです。
「ALBUS」では毎月”ずっと無料”で、8枚まで写真のプリントを注文できます。家族や子どもとの思い出のアルバムを作ってみてはいかがでしょうか。
『文字スキャン』が優れているポイント
・Googleの人工知能文字認識エンジンを使用しており、高い精度の文字認識が可能
・読み取った文字を、PDF化ではなく“テキスト化”してくれる。
■アプリの簡単な使い方
■今回の検証で読み取る文字
・パソコンで打ち込んだ文書
・様々なサイズ、フォントの文字が入り混じったチラシ
・丁寧に書いた手書きの文字
・咄嗟にメモした時のような、殴り書きの手書き文字
パソコンで打ち込んだ文書
まずはパソコンで打ち込んだ文書をスキャンしてみたいと思います。
■折りたたんで、クシャクシャにしたらどうなる?
綺麗な状態の文書はほぼ完璧に読み取ってくれることがわかったところで、今度は折りたたんで鞄に入れて持ち帰ったことを想定。先ほどの文書に折り目をつけて、クシャクシャの状態にしてみました。
^ Aaan-e-n-of届くので、保管しておく。
正しくは“申請者への決済結果メールが届くので、保管しておく。”です。さすがに折れて影になっている部分までは、正しく読み取ることができませんでした。
様々なサイズ、フォントの文字が入り混じったチラシ
では次に、様々なサイズ、フォントの文字が入り混じっているチラシをスキャンしてみましょう。
丁寧に書いた手書きの文字
プリントされた文書はひと通り終わったので、今度は手書きの文字をスキャンしていきます。今回は鉛筆やシャーペン、筆ペンなど、色々な筆記用具で同じ文章を書いて検証していきます。
「Appliv特集文宇スキャンの精度と検証!」
「APPん骸え宇スキャンの精度と検証!」
「AFphv將霁文守スキャ の米看度を検証!」
「Areliv褓文宇スキャンの精度を検証!」
「APP1~特集妇又ーンの精度を検証!」
ご覧のような結果になりました。正解率は鉛筆が頭一つ抜きん出ていて、後はどっこいどっこい。”特集”という複雑な文字がやはり鬼門です。
咄嗟にメモした時などの雑な手書き文字
先ほどの手書き文字はまずますの正解率でしたが、普段メモを書く時などはあそこまで丁寧に文字を書くことなんてほぼありません。ということで、次は咄嗟にメモした時のような、殴り書きの文字をスキャンしてみたいと思います。
Areliv q4RPAp29て皾と検证!
A rpr-r:特茱文宇ス7ャンn /L2碇고!
Apple︶ 4手果文字2frent骸と稼証!
ということで、まったくもって意味不明ですね……。
やはり適当に書いた字では、きちんと読み取ってくれないようです。
【検証結果】プリントされた文書には強いが、手書き文字には弱い
ということで、以上で検証は終了となります。
プリントされた普通の白黒の文書に関しては、全体を通して8~9割くらいの正解率を誇っていたので、実用性は十分アリ。仕事の資料や学校のテキストをスキャンしたい人には便利でしょう。
しかし手書きの文字に関しては、まだまだ発展途上といった感じ。手書きの文字を読み取りたいという人にとっては、要望を満たせないかもしれません。
こちらの記事もおすすめ