脱出ゲームといえば、仕掛けだらけの謎の部屋に閉じ込められたり、幽霊が出そうな場所に放置されたりと、緊張感のあるシリアスな設定のものがほとんど……。

こんな脱出ゲームは嫌だ! シチュエーションが面白いアプリ5選
もちろんこれらのシリアスで重々しい設定も良いのですが、どこかワンパターン気もしますよね。
もっとバリエーションに富んだ、ユニークなシチュエーションの脱出ゲームで遊んでみたいと思いませんか?
というわけでこの記事では、「こんなシチュエーションは嫌だ!」と思わず叫んで、逃げ出したくなるような設定の脱出ゲームを紹介していきます。
■29歳の冬、悲しき運命。『脱出ゲーム ひとりぼっちのクリスマス』
29歳の冬。ひとりぼっちで迎えてしまったクリスマス……。男なら誰もが脱出したくなるシチュエーションの脱出ゲームです。
ゲームの内容は、愛する女性……ではなく、不審者から贈られてくる「ホンモノのXmasカード」の謎を解いていくという謎に満ちたもの。
しかしこのゲームを作った人が、なぜこのゲームを作ったかという意図だけはしっかりと伝わってきますよね。
■用が済んだのに出られない……『脱出ゲーム ”100 Toilets”』
さて、お次は”トイレからの脱出”です。
用を済ませたらさっさと出ていきたいトイレ。なのに、なぜか鍵がかかって出られません……。
トイレはなんとなく安全なイメージがあるので、なにか異変が起こると急に不安になり、「早くここから逃げ出したい!」という気持ちにさせられます。
身近な場所ゆえに状況も想像しやすいので、今回紹介する中では1番感情移入してプレイできるかもしれません。
■昼休み、担任の先生との静かな戦い。『給食からの脱出』
続いて紹介するのは『給食からの脱出』というゲーム。その名の通り、嫌いな給食の残りから脱出するゲームです。
プレイしていると、小学校の給食でしいたけの煮物がなかなか食べられず、昼休み終了のチャイムが鳴るまで、先生としいたけを交互ににらみつけていた記憶が蘇ってきました。
「給食は残さず食べなさい!」という鬼畜な先生との対決。誰もが一度は経験したのではないでしょうか?
■悲しきかな、ホームレス生活からの脱出。『笑う聖者の行進』
続いての脱出ゲームの主人公は、なんとホームレス。
パンツ一丁でなにもない草原に放置されるなんて、想像しただけでも背筋が凍ります。
なぜこうなってしまったかは謎に包まれたままですが、とにかくひたすら空き缶を集めてお金を貯め、まずは男にズボンを穿かせてあげましょう。
■勇者からニートにジョブチェン? 『あいつ勇者やめるって』
最後に紹介するのは、『あいつ勇者やめるって』。主人公はもちろん、魔王を倒そうとしている勇者です。
はじめは意気揚々と旅に出かけた勇者でしたが、カリスマ性がないせいなのか中々仲間ができず、だんだん敵も強くなってきてやる気も急降下。仲間ができないという悲しすぎる理由で、勇者という責務から逃げ出そうとしています。
ホームレス生活から脱出しようとする男もいれば、自ら進んでニートになろうとする勇者もいるんですね。
シチュエーション次第でユニークに。それが脱出ゲームの魅力。
今回紹介した作品は、それぞれ主人公の置かれている状況が全然違って、どれもこれもユニークな作品になっています。
このようにシチュエーションのアイディア次第で、いくらでも面白いゲームになるのも脱出ゲームの魅力の一つではないでしょうか。
この先も主人公に思わず共感して、逃げ出したくなる脱出ゲームの登場を期待したいところです。