スマホで撮った写真をプリントしたいけど、家にプリンターはない……そんな時便利なのが、コンビニや家電量販店の写真プリントサービス。
ですが普段プリントサービスを利用しない人にとっては、「料金ってどうなってるの?」や「どうやって使えばいいの?」とわからないことだらけ……なんてこともあるでしょう。
そこでこの記事では、コンビニや家電量販店のプリントサービスなど、「即日プリントを実施しているスマホ写真プリントサービス」徹底比較。料金から使い方まで、各サービスの実態を丸裸にしていきます。
【写真プリント】コンビニ VS 家電量販店。7社の料金・使い方を比較
この記事をまとめると・・・
- 料金、仕上がり具合、手軽さを考えて写真プリントする店舗を選ぼう
- 見た目良く写真を印刷したい場合は、事前に写真の加工をするのがおすすめ
- 写真加工アプリ『BeautyPlus』を使えば簡単におしゃれな写真加工が可能
Pixocial Technology Singapore Pte Ltd
プリント前にアプリで写真加工がおすすめ
撮った写真をそのままプリントするよりも、アプリでひと加工してからプリントすれば、より良い出来に仕上がります。
景色を鮮やかに、自分の肌をより綺麗に見せるには、スマホアプリの『BeautyPlus』が便利。露光補正や美肌補正も簡単にできるため、カメラ店の写真プリントに引けを取らない、高クオリティな写真も作りやすくなります。
比較を行った店舗・サービス
今回の比較検証では、
コンビニや家電量販店に代表される「セルフプリント」
家電量販店や写真店など「現像サービス店」
『カメラのキタムラ』に代表される「ネットプリントサービス」
以上のプリントサービスの中でも「写真の即日プリント」が可能なサービスを、3つの項目で比較していきます。
■セルフプリント
・セブンイレブン
・ローソン&サークルKサンクス(印刷機種・サービスが同等のため、同じ店舗として扱う)
・ファミリーマート
・ミニストップ
・ヨドバシカメラ・ビックカメラ・ヤマダ電機等の家電量販店(多くの店舗で見られた“フジフイルム”の機種)
■現像サービス店
・ヨドバシカメラ、ビックカメラなど家電量販店やカメラのキタムラ店舗(多くの店舗で見られた“フジフイルム”のサービス)
■ネットプリント
・カメラのキタムラ(ネットプリントサービス)
3つの比較項目
- 「料金」
- “用紙サイズ”や“印刷の質”といった「写真の仕上がり具合」
- “印刷時間”や“アカウント登録の有無といった”「手軽さ」
「料金」の比較
まず比較を行うのは、代表的な写真サイズである「L版サイズの料金」。果たして各サービスによって違いは見られるのでしょうか?
セルフプリント | セブンイレブン | 40円/枚 |
---|---|---|
ローソン サークルKサンクス | 30円/枚 | |
ファミリーマート | 30円/枚 | |
ミニストップ | 20円/枚 | |
家電量販店 | 30円/枚※ | |
現像サービス店 | 家電量販店 カメラのキタムラ(店舗) | 37円/枚※ |
ネットプリント サービス | カメラのキタムラ (ネットプリント) | 31円/枚※ |
プリント料金は、「1枚あたり約30円前後」が相場。そんな中“ミニストップ”は「20円/枚」と最安を記録しました。一方で、家電量販店やカメラのキタムラ店舗のプリント料金は「1枚あたり37円」と最高額。料金は店舗によってバラつきが見られました。
※店舗によっては割引サービスも
「写真の仕上がり具合」の比較
料金も気になるところですが、できれば綺麗な写真に仕上げたいところですよね。そこで次は、写真の“用紙サイズの種類”や“印刷の質”といった「写真の仕上がり」に関する比較です。
用紙サイズ
種別 | 店舗 | L判 | 2L判 | 正方形 | その他 |
---|---|---|---|---|---|
セルフプリント | セブンイレブン | ◯ | ◯ | × | なし |
ローソン サークルKサンクス | ◯ | ◯ | × | 1種類 | |
ファミリーマート | ◯ | ◯ | × | 1種類 | |
ミニストップ | ◯ | ◯ | × | なし | |
家電量販店 | ◯ | ◯ | × | なし | |
現像サービス店 | 家電量販店 カメラのキタムラ(店舗) | ◯ | ◯ | × | 約20種類 |
ネットプリント サービス | カメラのキタムラ (ネットプリント) | ◯ | ◯ | × | 約20種類 |
店舗スタッフの手を介さずに、注文から印刷まで行える“セルフプリント”では、L版・2L版といった基本的な用紙サイズしか対応していないものがほとんど。
他の用紙サイズがあっても“A4サイズのみ”と、少々用紙サイズのバリエーションには欠ける内容です。
一方でスタッフの手によって現像を行う“現像サービス店”や“カメラのキタムラ(ネットプリント)”では、インスタライクな正方形の用紙、パノラマなどなど……、約20種類程度の用紙サイズを選択することができます。(店舗によって利用サイズは変更)
もちろん用紙のサイズによって料金は変更しますが、「ちょっと写真にこだわりたい!」「SNSに投稿した写真をプリントしたい!」といった人には、いいかもしれません。
仕上がりの質
“現像サービス店舗”と“カメラのキタムラ(ネットサービス)”の写真は他サービスと比べ、若干用紙の光沢に高級感がある印象。といっても、各セルフプリントサービスに決定的な安っぽさがあるわけではなく、正直大きな差はないように感じられました。
また、上の図のように各サービスによって「色の濃淡や鮮やかさ」や「明るさ」に違いが……。ですがどのサービスもわずかな違いなので、参考程度に把握しておくくらいで大丈夫でしょう。
加工した写真をプリントする際は“画像サイズ”を確認
写真加工をするアプリの中には、自動で画像サイズを小さくしてしまうものがあります。場合によっては、印刷に必要な画像サイズより小さく、画質が粗くなってしまうことも……。
しっかりと綺麗な画質でプリントするためにも、「1750×1226(L判)」以上のサイズを目安としましょう。
※iPhoneの標準機能では、画像サイズの確認ができないので、画像サイズをチェックできるアプリを使用しましょう。
手軽さ
印刷にかかる時間
セルフプリントの場合は、どれも1枚当たり「1分以下」でスピーディな印刷が可能。一方で、現像サービス店・カメラのキタムラ(ネットプリント)では、およそ「1時間以内(店舗の混雑状況によって変化)」と、少々時間を必要とします。
アカウント登録の有無
たまにしかサービスを利用しないのに、面倒なアカウント登録を必要とするサービスはできれば避けたいところ……。
そこで次は、各サービスの“アカウント登録の有無”についてみていきます。
ネット経由でプリントする写真を選ぶ「クラウド経由」では、基本的にアカウント登録が必要。ですが、セブンイレブンでは唯一アカウント登録せずに利用することができます。
また店頭のプリント端末のWi-Fiに接続して写真のアップロードを行うものや、専用ケーブルにスマホを接続してアップロードするものは、どの店舗・サービスでもアカウント登録は不要です。
プリントサービスの基本的な使い方
写真をプリントするまでの大まかな流れは、
①サービスのクラウドに写真を送信
②プリント端末のWi-Fiに接続
③印刷端末のケーブルに接続
といった3種類の方法でプリントしたい写真をアップロード。その後、店頭の端末を利用するなどをしてプリントを行っていきます。
それでは最後に、各3種類の使い方について解説しておきます。
①サービスのクラウドに写真を送信する場合
サービスのクラウドを利用するものは、主にアプリを利用して、クラウドにプリントしたい写真をアップロードしていきます。
アプリで写真を選択したら、あとは各店舗のプリント端末で印刷したり、受付カウンターで写真を受け取るだけでOKです。
セブンイレブン対応アプリ
ローソン・サークルKサンクス対応アプリ
カメラのキタムラ(ネット注文)対応アプリ
※『プリント直行便』では、写真の送信だけでなく、決済まで行う必要がある
②プリント端末のWi-Fiに接続する場合
まずは各店舗プリント端末を操作して「Wi-Fi接続」(各店舗・サービスによって名称は変更)を選択。その後、端末内に表示される“Wi-Fi”に接続していきます。
あとは対応アプリを使用し、印刷したい写真を選び、端末内の指示に従ってプリントするだけで完了です。
セブンイレブン対応アプリ
ローソン・サークルKサンクス・ファミリーマート対応アプリ
ミニストップ対応アプリ
家電量販店のセルフプリント(フジフイルムの端末)対応アプリ
家電量販店のセルフプリント(DNPの端末)対応アプリ
③印刷端末のケーブルに接続する場合
端末の手順に従い、「スマホをケーブルに接続してください」といった旨の指示が出たら、スマホとケーブルを接続しましょう。
この時注意しなければならないのが、アクセス許可。しっかりとスマホのロックを解除して、端末へのアクセスを「許可」しましょう。
あとは端末内の指示に従い、プリントしたい写真や用紙サイズを選ぶだけでOKです。
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