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  • ピコ太郎も登場「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’16」授賞式レポート

2016年に発売・発表されたデジタルコンテンツの中から、優秀な作品を選ぶ「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’16/第22回AMDアワード」が開催。3月13日、明治記念館で行われた表彰式には歌舞伎俳優・中村獅童さんや『PPAP』のピコ太郎さんも登場し、ノミネートされた全12作品から年間コンテンツ賞が決定しました。

2016年は大豊作の年、『逃げ恥』『君の名は。』『ポケモンGO』等数々の大ヒット作がノミネート

昨年1年間に日本国内で発売・発表されたデジタルコンテンツおよびサービスから、大賞が決定。審査委員長を務めた夏野 剛氏も、「2016年はノミネートが12作品と非常に多い年になりました、実はこれでも絞ったほう。選ばれた作品も非常にバリエーションに富んでいて、非常に悩みました」とコメント。

年間コンテンツ賞「大賞/総務大臣賞」は『超歌舞伎 今昔饗宴千本桜』

大賞に選ばれたのは、「ニコニコ超会議 2016」で上演された『今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)』。400年続く伝統芸能と最先端テクノロジーが融合した舞台で、人気キャラクター・初音ミクと中村獅童さんの共演が大きな話題を集めました。
 
表彰式に登場した中村獅童さんは初音ミクとの共演について、「アナログの世界である歌舞伎とバーチャルの世界が結びついて、どんなことができるのか不安もあったなかでのチャレンジでした。今回、歌舞伎をみたことがない若い人達にこうして届けることができてとても嬉しかったです、今後も日本のみならず、世界に広めることができるよう精進していきたいです。」とコメント。

AMD理事長賞は『PPAP』、授賞式では生パフォーマンスを披露!

世界的ブームを巻き起こし、先日のグラミー賞にも出席したピコ太郎さん。ステージに登場すると、「事前にどれくらい持ち時間があるのか確認したところ1分あったので歌います」と、生PPAPを披露。

その後のスピーチでは、「相変わらずこういった場は慣れません。どう見ても偉い方々の前で賞をもらうことが信じられません。フランス、ベルギー、ロサンゼルスにも行ってきたんですが、”Hey ,PPAP! Picture please!"と沢山の人に声をかけてもらって世界中の人に届いているんだなと感じました。一番感動したのは、カンボジアで真っ暗の電気がない地域で子どもたちが踊っている動画をみせてもらったこと。僕は、デジタルもアナログも愛だと思います。」と語っていました。

審査員特別賞には「恋ダンス」「BABYMETAL」など振付を担当したMIKIKOさん

今回ノミネートされた12作品中、3作品に携わっていたとのことで、特別賞を受賞したのは、Perfumeの振付などでもお馴染みのMIKIKOさん。2016年は、星野源「恋」の振付"恋ダンス"が大きな話題になりました。
 
「デジタル×フィジカルの感動を私自身がもらっているので、新たな表現はないかと日々模索しています。BABYMETALの小さな体で世界に立ち向かう姿に感動し、逃げ恥ではキャストの皆さんをはじめ、スタッフのみなさんが情熱的で心を動かされました」と、受賞の喜びを語りました。

■年間コンテンツ賞「優秀賞」全12作品はこちら

(以下、作品名と選考理由)

1:ガリガリ君TVCM「値上げ」

25年ぶりに人気アイス「ガリガリ君」を10円値上げすることに決めた赤城乳業。そのことについて、社長をはじめ100名ほどの社員がCMでお詫びをした。わずか3回のオンエアで拡散施策も行なっていないが、同社公式チャンネルではすぐに150万回再生。日本のアイスのCMが海外でも話題になり、値上げはマイナスになることなく受け入れられ、売上増にもつながった。

2:君の名は。

新海誠監督による長篇アニメ作品で、東京の少年と地方の少女の、夢の中での「入れ替わり」から始まる青春ストーリー。8月に公開され、6週間で 1000万人を動員。アジア各国でも記録的大ヒットとなり、今年4月には北米での公開も決定。まさに世界を席巻するジャパン・コンテンツの代表作である。

3:この世界の片隅に

町並みから空襲の様子まで再現した取材力、ほのぼのとした空気を作りだした演出力、主張を押し付けないからこそ感じさせるメッセージ性、どれも見た人の心にしみるものとなった。一方でクラウドファンディングの導入やSNSでの感動の広がりは新時代を象徴していた。大ヒットとなった実績とともに、その熱意とアイデアを高く評価。

4:シン・ゴジラ

7月29日に公開されるやいなやSNS等の口コミによって大ブームを巻き起こした2016年邦画実写第1位作品。年を跨いで上映は続けられており、興行収入は82億円を越える。映画的なデフォルメは活かしつつお約束を廃し、大人をうならせるリアリティを構築。テーマからブレなかった妥協なき作品性およびチャレンジ精神を称える。

5:超歌舞伎 今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)

「ニコニコ超会議 2016」で上演された「今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)」。最新テクノロジーと伝統芸能が融合した舞台は、超満員の観客を集め、ニコニコ生放送視聴者累計16万人を超えて魅了した。新作歌舞伎のネット生放送は史上初であり、今後の演劇、エンターテインメントの新たな可能性を感じさせる革新性を評価。

6:TBSテレビ火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」

見る者をムズキュンさせるドラマが、ダンスとともに大ヒットになった。出演者のダンスと予告編が一体となった動画は総再生回数8800万回に達し、無料の見逃し配信は歴代最高の2000万回、最終回の総合視聴率は33.1%となった。「恋ダンス」を踊る映像がインターネットにあふれ、テレビとネットの良好な関係を示唆した。その発想力と演出力を称える。

7:PlayStation VR

2016年10月13日に発売された「プレイステーション」プラットフォーム初のバーチャルリアリティ(VR)システム。VRヘッドセットを被ると、360度全方向を取り囲む迫力ある3D空間が出現。独自の3Dオーディオ技術との連動によって生まれる圧倒的な臨場感により、仮想世界の中に入りこんだかのような、新次元ゲーム体験を実現させた優れた技術開発力を称える。

8:BABYMETAL

日本の音楽シーンの既成の枠を飛び出し、海外での活動を積極的に展開している。2016年にはアルバム「METAL RESISTANCE」が英米チャートにランクインし、日本人アーティストの記録を次々と更新した。英国WEMBLEY ARENA をはじめ世界各地で単独ライブを開催するなど、エンターテインメントビジネスの"輸出"という点で大成功を収めた点を高く評価。

9:PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)

古坂大魔王一押しのピコ太郎が歌う「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」は、昨年8月にYouTubeで公開されると、世界的な社会現象となり、現在1億再生を突破。さらに関連動画は10億回を突破した。10月28日には、全米ビルボードの「トップ 100」に入った最短曲としてギネス世界記録に認定。世界中で大ヒットを記録した独創的なアイデア、演出、拡散手法を評価。

10:Pokemon GO

世界中で大ブレークした位置情報ゲーム。シンプルなゲーム性にポケモン収集、対戦という要素が相まって、老若男女楽しめる内容に。課金せずに遊べることも人気を後押しした。社会現象にまで発展した一方で、歩きスマホや運転中のゲームプレイなど、スマホ利用のルールについて議論するきっかけにもなっている。

11:ユーリ!!! on ICE

フィギュアスケートをテーマとしたテレビアニメシリーズで、実際のグランプリシリーズと同期するストーリーで大人気となった。アニメ用にオリジナル曲を制作し、それに合わせて宮本氏が振り付けを行う。チャコットが衣装をデザイン、アナウンサーやフィギュアスケーターが本人として出演する「本物指向」が熱狂的支持を得た。

12:リオ2016オリンピック閉会式 東京2020フラッグハンドオーバーセレモニー

いまの東京をどのように表現し、次なる東京五輪への期待を高めることができるかという大きな課題に、日本のクリエイティブ界を代表する人たちが集結。それぞれの専門領域での知見やアイデア、技術を惜しみなく発揮し、総力戦で “日本の広告”とも言える見事なプレゼンテーションを実現した。

功労賞

シブサワ・コウ
株式会社コーエーテクモホールディングス代表取締役社長 襟川陽一は、ゲームプロデューサー、シブサワ・コウとして、パソコンゲーム黎明期、『信長の野望』、『三國志』等の歴史シミュレーションゲームを開発。日米の学会でマネジメントゲームとしての効果が認められ、様々な大学の授業でも取り上げられた。独自の新ジャンルを創発し、ゲームソフト市場の発展に寄与。2016 年には、大河ドラマ『真田丸』に 3Dマップ監修として参加。その 35 年にわたる功績をここに讃える。

リージョナル賞

ゆけ、シンフロ部!
「シンフロ」の続編で、女子高生によるシンフロ部の活動と、「シンフロジェクションマッピング」、そして「おんせん県はお湯を沸かして待ってるよ」というメッセージで、テレビ CM だけではなく、ネット上での拡散により、地域の活性化に大いに貢献した。

受賞者一覧はこちら
一般社団法人デジタルメディア協会「 デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー‘16/第22回AMDアワード」受賞作品一覧

大ヒットしたデジタルコンテンツから感じた、SNSの重要性

こうして授賞した作品を見ると、そのほとんどがSNSで話題になったものばかりだなと感じました。映画、アニメ、ゲーム、TVドラマ等、ジャンルは違えど、ユーザーの心を動かしたことがSNS上で語られたことで、さらにヒットに繋がっています。

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この記事を書いたライター

lucy

海外生まれ日本育ち。カメラアプリとゲームが好き。