アニメ『イケメン戦国』第六話レビュー。幸村は、佐助を信じて縛られる

第5話で顕如が織田軍に忍び込んだのを知った謙信は、「先を越された」と面白くない様子。すぐさま織田軍に攻め入ろうとしますが、すかさず佐助が止めます。

「織田軍との交渉、任せてくれませんか」と頼もしく申し出た佐助は、日が落ちるまでに必ず吉報を持って帰ると約束するのでした。

そして間に合わなかったら「幸村を斬りたいだけ斬ってください」と、まさかの人質の提案！ 幸村は困惑しつつも、「しょうがねぇ、どうせ行くんだろ」とすんなり納得した様子。こんなムチャ振りが、日常的に行われてるんでしょうか……。

謙信「好きに斬っていいのだろう？」
信玄「せっかくだから箱に入れてどこから斬られるか分からない状態にしてみるのはどうだ？」

二人とも悪ノリが過ぎます！ ただ幸村は佐助を相当信用しているようで、強い絆で結ばれているのでしょうね。

一方、安土城に向かう佐助はというと、落ちているまきびしを夢中で集めたり、道で出会った蝶々を怖がって逃げたり、まるで緊張感のない模様。哀れ幸村……。

「うわっ、ちょうちょだ。苦手なんだよなぁ……うわ」
という可愛すぎる反応に、視聴者はみんな悶えてました。

日が暮れて、マジックの箱に詰められてしまった幸村。そして嬉しそうに斬りかかる謙信。

そこに佐助が登場です！

どうやらちゃんと「織田軍と浜辺で決戦」という約束を取り付けてきたようです。遊んでいただけじゃなかった。

謙信も納得した様子ですが、「では前祝いとして幸村、お前を斬ってやろう」とやっぱり斬る気まんまん。最後まで災難続きの幸村なのでした。

アニメイケメン戦国では、自由過ぎる主君たちと佐助に翻弄されている幸村。ですが原作では困っている人を見たらまず行動する、口より背中で語る男前なキャラクターなんです。

ストーリー序盤、幸村は武将としてではなく、街での仮の姿「商人の幸」としてヒロインに出会います。

ヒロインは織田軍で、幸村は上杉と同盟を組む武田軍。互いが敵同士であることも知らず、出会いを重ねるうちに惹かれ合っていきます。

そしてストーリー中盤、戦で互いの正体を知ってしまい……!? 戦よりもハラハラする恋模様に注目です。