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昔懐かしい珠玉の作品がリバイバルされることはマンガ界でも珍しいことではありません。今度は名作料理マンガ『中華一番!』の続編が11月から連載開始されるそうです。なんというおじさんホイホイ。

いい歳をしてマンガなんて……。そう言われようとも、面白いマンガがある限り卒業することはできなさそうです。

というわけで、今週も「今、面白い無料マンガはコレだ!」のお時間がやってまいりました。 数あるマンガアプリ・Webマンガの中から、読んでおきたい注目作品・マンガニュースを紹介していきます!

『あえじゅま様の学校』化け物との学園生活。ギャグとサスペンスの不気味な融合

どこにあるのかもわからない謎の村へ誘拐され、恐怖の学園生活を強要される……。今週1本目に紹介するのは、少年ジャンプ+で連載中の『あえじゅま様の学校』です。

こんなあらすじを聞くと、「最近乱発されまくっているデスゲームものか」と思ってしまうでしょう。でも、この作品はそんな単純ではありません。

20歳のフリーター、寝屋川 朔(ねやがわ さく)。ある日、バイトの同僚に騙され見知らぬ村へと誘拐されてしまう。

そこで待ち受けていたのは、「あえじゅま様」と呼ばれる山の神との学園生活。クラスメイトは朔と同じく誘拐されてきた、年齢も職業もバラバラの23人。いったいここで何が始まるというのか……。

朔には家も用意されていて、村人の琴歌と長兵衛の3人で家族のようにほのぼのと過ごすことに。

拘束されることもなく、脅されることもない。これは本当に「誘拐」なのだろうか。

あえじゅま様もあえじゅま様で、早弁をしたり、学級委員長に立候補してみたり。意外とおちゃめなヤツなのかも……。

しかし「退学処分」を目の当たりにすることで、そんな甘い考えは吹き飛んでしまう。

村の目的は? これから何が始まる? ここから脱出する方法は? こうして恐怖の学園生活が始まる……。


サスペンスとギャグが入り乱れた世界観は賛否両論あるようですが、不気味さがより濃く感じられて筆者はたまらなく好きです! "甘さを引き立てるために塩をスイーツに使う"的な。

ただ無暗に人が死んでいくわけではなく謎が明確に提示されているのも、想像を掻き立てて胸をドキドキさせます。伏線が綺麗に回収されれば、きっと名作になるはず!

まだまだお話は始まったばかり。注目です。

あえじゅま様の学校

掲載アプリ:少年ジャンプ+(隔週土曜更新)
ジャンル:サスペンス
作者:鈴丸れいじ

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『ぶんぐりころころ』デジタル全盛の時代でも、アナログな文房具はまだまだ進化中!

マンガの題材と言えば、恋愛、能力バトル、野球、サッカー、バスケ、料理、歴史……など、様々なものがありますよね。

最近では競技かるた(ちはやふる)、ロードレース(弱虫ペダル)などのマイナー競技や、お風呂(テルマエ・ロマエ)、駄菓子(だがしかし)といった変わったジャンルのマンガも沢山ヒットを飛ばしています。

今週2本目に紹介するマンガボックスの『ぶんぐりころころ』も、そんなマイナージャンルを扱った作品のひとつ。テーマは「文房具」です。

柿心地(かきごこち)さららが切り盛りをする街の文房具店「かきごこち文具店」。

そこへある日、遊園地「先端ランド」建設のため、立ち退きの同意書にサインを求めて「先端カンパニー」の先端(さきばし)テクノがやってくる。

1人1台スマホを持つデジタル全盛の時代に、文房具なんて時代遅れだとテクノはバカにするが……。

しかし、さららが出してくる文房具(実在するヒット商品)にテクノは驚きっぱなし! 時代遅れになるどころか、文房具は時代を先へ先へと進んでいるのです!

扱う文房具は、ハイテクなものや遊びに振り切ったものから超定番まで、種類が幅広くて飽きません。東急ハンズやLOFTの文具コーナーを楽しめる人ならきっと刺さります。

お話の展開は、よくもまあ毎回文房具からここまで話を広げられるなぁという、ドッタンバッタンなコメディ。

ギャグの角度は高く、ちゃおを読みふけるさららに「なかよしを読め! 配慮をしろ!」と第一話からテクノの鋭いツッコミが炸裂します。(ぶんぐりころころは講談社、ちゃおは小学館、なかよしが講談社)

可愛い女の子がたくさん登場するので、そういう方面での注目度も高し。テーマに依存してこじんまりしてしまうことなく、キャラの魅力でこれからもどんどん面白さが広がっていきそうな気がします。

ぶんぐりころころ

掲載アプリ:マンガボックス(月1更新)
ジャンル:ギャグ
作者:安藤正基

マンガボックス

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『賭ケグルイ(仮)』緊張感ゼロ! 原作ファンなら思わずニンマリ

立百花王学園を舞台に、ヒリヒリとした緊張感あふれるギャンブル勝負が展開する人気作品『賭ケグルイ』。2017年夏アニメにもなり、それがきっかけでファンになった方も多いのではないでしょうか。

そこでオススメしたいのが、マンガUP!で連載中のスピンオフ『賭ケグルイ(仮)』です。

本編の張り詰めた空気はどこへやら。ご覧の通り、ゆる~いタッチのほのぼの日常4コマになっています。

まったくもって賭ケグルわないですが、本編の設定を活かしたギャグのオンパレードで、ファンなら思わずムフフと口角が上がってしまうこと間違いナシ。

夢子も、芽亜里も、妄も、綺羅莉も、みんなのほほんと仲良し。こんな立百花王学園もいいよね。(もちろんギスギスしている方ももちろん楽しいですが)

なお、マンガUP!では生志摩 妄を主人公にしたスピンオフ『賭ケグルイ妄』も連載中。こちらは本編の空気を引き継ぎながら、また少し違った味わいに仕上がっています。

『賭ケグルイ妄』のレビューはこちら

賭ケグルイ(仮)

掲載アプリ:マンガUP!(毎週日曜更新)
ジャンル:ギャグ4コマ
原作・巻子湯:河本ほむら
作画:川村拓

マンガUP!

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今週はここまで! みなさんのマンガライフが充実しますように。また次回~!

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