外出時にiPhoneやAndroid端末、タブレット、ノートPCなど様々なデバイスを充電できるモバイルバッテリー。
持ち運びやすさを重視したコンパクトモデルや、フルチャージの状態で何回も充電できる大容量モデルなど、数多くのモデルが販売されているのでどれを買ったらいいのか悩まれている方も多いのでは?
そこで本記事では、モバイルバッテリーの選び方やおすすめ製品を紹介。また、モバイルバッテリーの寿命や捨て方についても解説しているので参考にしてみてください。
【2021年】モバイルバッテリーおすすめ12選 選び方・注意点・利用者インタビューも
最終更新日:2021年04月01日
人気のおすすめモバイルバッテリー12選
おすすめモバイルバッテリーの比較一覧
Anker PowerCore III 5000 | Anker PowerCore III Fusion 5000 | Anker PowerCore III 10000 Wireless | Anker PowerCore Fusion 10000 | Anker PowerCore 20100 | Anker PowerCore 26800 | cheero Power Plus 5 Stick | cheero Power Plus Danboard Version | エレコム DE-C16L-10050WF | |
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商品画像 | |||||||||
サイズ(mm) | 約103×63×12 | 約78×71.5×30 | 約106×68×19 | 約82×82×35 | 約166×58×22 | 約180×81×22 | 約120×27×25 | 約95×62×22 | 約102×70×25 |
重量 | 約113g | 約176g | 約243g | 約278g | 約356g | 約495g | 約125g | 約185g | 約230g |
容量 | 5,000mAh | 4,850mAh | 10,000mAh | 9,700mAh | 20,100mAh | 26,800mAh | 5,000mAh | 10,050mAh | 10,050mAh |
充電回数(※1) | 約1回 | 約1回 | 約2回 | 約2回 | 約4回 | 約5.5回 | 約1回 | 約2回 | 約2回 |
最大出力 | 12W | 15W | 18W | 20W | 12W | 10W | 18W | 18W | 12W |
ポート数 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 3 | 2 | 2 | 1 |
充電時間(※2) | - | 2時間40分 | 4時間30分 | - | - | 6時間30分 | 約1時間30分 | 約2時間30分 | 約3時間30分 |
急速充電 | - | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | - |
商品リンク |
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卵2つ分ほどの軽さ、クレジットカード並みの大きさの小型軽量デザインで、持ち運びがしやすいモバイルバッテリー。過電圧保護や電子回路のショート防止、温度管理など保護機能が優れており、長く安全に使用することができます。
「USB PD」「Quick Charge」などの充電規格にも対応し、より幅広い機器へのフルスピード充電が可能になったモバイルバッテリー。また、USB急速充電器としても使用できるハイブリッド設計になっています。
USBポートからの充電に加えて、ワイヤレス充電にも対応したハイブリット設計のモバイルバッテリー。最大18W出力の急速充電により、iPhone 12なら30分程度で最大50%まで充電できます。
USB急速充電器とモバイルバッテリーを兼ね備えたAnker PowerCore Fusionシリーズの最上位モデル。バッテリー容量は「Anker PowerCore III Fusion 5000」の2倍の9,700mAhで、最大出力も20Wとパワーアップしています。
各ポート2.4A、合計最大4.8A出力でフルスピード充電ができるモバイルバッテリー。20,100mAhの大容量モデルの中では最もコンパクトで世界最軽量(2020年12月時点)。重さは缶ジュース1個分ほどしかありません。
スマホやタブレットなどを3台同時に急速充電が可能な大容量モバイルバッテリー。容量25,000mAhを超えたモバイルバッテリーの中では、比較的コンパクトな作りで持ち運びやすくなっています。
カバンのポケットにすっきり収まる薄さ25mmで、気軽に持ち歩けるモバイルバッテリー。コンパクトながら急速充電に対応しており、モバイルバッテリー本体も1.5時間でフルチャージ可能で高性能です。
「よつばと!」で登場するダンボーとのコラボモデルで可愛らしいデザインでありながら、最適な電流を流すAUTO-IC機能を搭載し、急速充電にも対応した高性能なモバイルバッテリー。
最大2.4Aの高出力モデルのモバイルバッテリー。容量は10,050mAhもあるのに、価格は2,000円程度とコスパが良いです。
モバイルバッテリー利用者の使用感
5,000mAhで足りるのか、それとも10,000mAhあった方がいいのかなど、どれくらいの容量のモバイルバッテリーが自分にあっているのか悩まれている方も多いのではないでしょうか?
そこでAppliv TOPICS編集部では、実際にモバイルバッテリーを利用している方をターゲットに、どれくらいの容量でどんな使い方をしているのかインタビューしてみたので、モバイルバッテリー選びの参考にしてみてください。
今日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします。
早速ですが、利用されているモバイルバッテリーを購入した決め手を教えて頂けますか?
友人が同じものを使っていて、実際に触ったり使ってみたりして利用のイメージが湧いたからです。
なるほど。購入前に実物を触る機会があったのは良いですね。ではPowerCore 10000 PD以外に比較検討した商品はありますか?
Ankerの他の機種や、パナソニックやBUFFALOの製品も検討しました。
いろいろなものと比較した上でこちらを購入されたんですね!
この商品は他と比べてどこが良かったのでしょう?
僕はモバイルバッテリーには容量のほかに「軽量、コンパクトであること」を求めていたので、それにピッタリ合うところが良かったです。
なるほど。モバイルバッテリーを普段はどうやって持ち運ぶのでしょうか?カバンに入れていますか?
はい、カバンに入れて持ち運びます。カバンにはノートPCや本や飲料など、いろいろと詰め込んでいるので、モバイルバッテリーは小さければ小さいほど良いイメージです。
あとスマホを使いながら充電するときもあるので、できるだけ軽くて小さい方が楽ですね。
確かに使いながらだとスマホとモバイルバッテリーの両方を手に持つ必要があるので、大きさは重要ですね。
容量の方はどうでしょう?足りなくなることはありませんか?
外出先でYouTubeを見たり、スマホゲームで遊んだりもしますが、足りなくなることはありません。10,000mAhで充電2回分くらいはあるので、これで1日持ちますね。
10000 PDは定価で4,599円と、モバイルバッテリーの中でも高額な部類に入ると思いますが、価格的な抵抗感はありませんでしたか?
予算が5000円ほどだったので、特に気になりませんでした。多少高くても安心できるブランドだったので、特に躊躇しませんでした。
ありがとうございます。「安心できるブランド」とのことですが、あまり知られていないメーカーのモバイルバッテリーを買うのには抵抗があるのでしょうか?
はい。Amazonなどで販売している、よく知らないメーカーなどは信頼できません。特にバッテリーは、最悪、発火などの事故を起こす可能もありますので、安いものは選ばないようにしています。
スマホのバッテリーやモバイルバッテリーの発火や破裂事故は多く報告されていますね。信頼できるメーカーのものを選ぶのは大事だと思います。
では最後に、モバイルバッテリーを購入時に注意した方が良い点などがあれば教えて頂けますか。
ずっと使うものなので、少し高めのものでも安全性の高いものを選ぶと良いかと思います。
あと、軽さやサイズは後々気になるポイントなので妥協せず選んでほしいです。
大きな事故にも繋がりかねないので、各種安全基準を満たしたものを選びたいですね。
サイズや重さに関しては、普段カバンを持ち歩くかどうか、持ち歩くなら大きいカバンなのか小さいカバンなのかでも使い勝手が変わりそうですね。
本日はありがとうございました!
モバイルバッテリーを選ぶときのポイント
サイズやポート数など、モバイルバッテリーを選ぶときに考慮するポイントがいくつかあると思いますが、絶対に抑えておきたいのが「バッテリー容量」「急速充電の有無」「出力」です。
スマホ1回分をフル充電できるだけのバッテリー容量があればいいという方もいれば、旅行や出張先でいつ充電できるか分からないから2、3回以上はフル充電できる容量が欲しいという方もいることでしょう。
また、モバイルバッテリーを繋げておく時間を減らしたい方は、急速充電ができるタイプなのかも重要になってきます。
バッテリー容量=充電できる回数
まず初めに知ってもらいたいのが実際に使えるモバイルバッテリーの容量は表示されている容量の6、7割程度だということです。たとえば10,000mAhのモバイルバッテリーだと、実際に使える容量は6,000~7,000mAhほどになります。
どうして表示容量よりも実際に使える容量が少ないのかと言うと、モバイルバッテリーからスマホを充電する際にモバイルバッテリーからUSBケーブル、USBケーブルからスマホと電圧を2回変換する必要があり、その際に30~40%ほどの「変換ロス」が生じるからです。
どれだけの容量があればスマホを何回充電できる?
iPhone 12やGalaxy S20など、最近のiPhoneやAndroidはバッテリー容量が3,000~4,000mAhほどある機種は多いです。そのため、最低でも1回のフル充電をしたい場合は5,000mAh以上のモバイルバッテリーを目安に買うといいでしょう。
バッテリー容量 | 充電回数(フル) |
---|---|
3,000mAh | 約0.5回 |
5,000mAh | 約1回 |
10,000mAh | 約2回 |
20,000mAh | 約4回 |
飛行機での移動が多い方は25,000mAh以下のモバイルバッテリーがおすすめ。国際民間航空機関(ICAO)が定めたルールにより、容量が100Whを超えるモバイルバッテリーは持ち運びに制限があるからです。
100Whは換算すると27,027mAhになります。
「急速充電」の有無
通常よりもスマホの充電時間を短縮できる「急速充電」機能が備わったモバイルバッテリーは、車や電車での移動時間中に充電しているだけでもバッテリーを大幅に回復するので、外出中に長い間スマホとモバイルバッテリーを繋いでいたくない方におすすめ。
ただ、急速充電をするにはモバイルバッテリーだけでなくスマホも急速充電に対応している必要があるため、自分のスマホが対応しているかどうか確認しておきましょう。
また急速充電にはさまざまな規格があり、その中でも有名な「USB PD」「Quick Charge」「PowerIQ」の3規格について紹介します。
3つの充電規格の特徴
- USB PD:最大100Wの給電能力を持つUSB-C対応の充電規格
- Quick Charge:バッテリー残量に応じて供給電圧を可変
- PowerIQ:デバイスにあわせて最適な電力を供給するAnkerの独自技術
USB PD(Power Delivery)
「USB PD」はUSB-Cの端子に対応した規格のひとつで、最大100Wの電力供給能力を持っており、従来のモバイルバッテリーよりも高速で充電することが可能です。
ただし「USB PD」に対応したモバイルバッテリー・スマートフォン・USBケーブルの3点を用意する必要があり、どれか一つでも対応していないと「USB PD」の性能は発揮されないので気をつけてください。
Quick Charge(クイックチャージ)
「Quick Charge」は米国のQualcomm社が開発した充電規格で、Android端末を中心に採用されています。「Quick Charge」にはさまざまなタイプがあり、国内でよく使われているのがQuick Charge 2.0、3.0、4、4+の4種類です。
Quick Charge 2.0/3.0はUSB-Aケーブルで使えるタイプで、後継モデルのQuick Charge 4/4+になるとUSB-C(USB Type-C)になるなど、種類によって使用するUSB規格が異なるので、Quick Charge対応のモバイルバッテリーを買うときは気をつけましょう。
PowerIQ
「PowerIQ」はモバイルバッテリーやACアダプターで有名な『Anker』が開発した独自技術のことで、接続したデバイスに応じて最適な電流でフルスピード充電します(※厳密には充電規格ではありません)。
「PowerIQ」は「USB PD」と「Quick Charge」などの充電規格と互換性があり、スマホやタブレット、ノートPCなどのほぼ全てのUSB-C機器に対応しています。
「出力」の大きさ
「USB PD」や「Quick Charge」などの急速充電に関する表記がされていないモバイルバッテリーの場合は、出力電流の大きさ、すなわちA(アンペア)数を見て判断するといいでしょう。
一般的なモバイルバッテリーは2.0A〜2.4Aが主流となっており、2.4A以上であればモバイルバッテリーの中でも比較的速く充電できるタイプです。
また、パッケージに「急速充電」と記載されていても2.0A〜2.4Aしかないものもあるので、モバイルバッテリーを購入する際は製品仕様に記載されているA数を確認するようにしましょう。
パッケージに記載されている製品仕様の「入力」がモバイルバッテリーを充電する速度で、「出力」がスマホやノートPCを充電する速度となっています。
ノートPC用なら60W以上の充電器がおすすめ
ノートPCの消費電力は標準時で20~30Wほどなので、60W以上のモバイルバッテリーがおすすめです(※15Wや20WのモバイルバッテリーだとノートPCの消費電力に充電が追いつかず、バッテリーは回復しないので注意)。
60Wと消費電力の大きいモバイルバッテリーとなると基本的に「USB PD」対応になるため、モバイルバッテリーだけでなくUSBケーブルも「USB PD」に対応した製品を用意する必要があります。
「ポート」の数
モバイルバッテリーを自分のスマホだけにしか使わない場合は1ポートで十分ですが、スマホやノートPC、ワイヤレスイヤホンなど複数のデバイスを同時に充電したい場合は2ポート以上のモバイルバッテリーを選ぶといいでしょう。
また2ポート以上のモバイルバッテリーは、USB-AやUSB-CといったUSB規格の組み合わせ方も製品によって異なるので、自分の使っているデバイスと持っているケーブルのUSB規格を確認してから購入してください。
「PSEマーク」の有無
PSEマークとは、電気用品安全法(PSE)が定める基準をクリアした電気用品に付与されるマークのことで、PSEマークが表記されているモバイルバッテリーは安全だといえます。
PSEマークを取得していないモバイルバッテリーは基準を満たしていないということなので、最悪事故を起こす可能性もあります。モバイルバッテリー購入の際は、必ずPSEマークが表記されているものから選びましょう。
信頼のあるメーカーを選ぶ
Amazonなどでは安価なモバイルバッテリーがたくさん販売されていますが、ものによっては「買ったばっかりなのに、急に充電ができなくなった」といった初期不良や故障を起こすのもよく聞く話です。
また安価なものの中には先述のPSEマークを取得していないものも多いので、『Anker(アンカー)』『cheero(チーロ)』『ELECOM(エレコム)』『AUKEY(オーキー)』などの信頼のあるメーカーから選ぶといいでしょう。
モバイルバッテリーの寿命は?
モバイルバッテリーはおよそ300回~500回の充電が寿命と言われており、1日に1回のペースで充電をした場合は1年程度、2日に1回のペースだと約2年で寿命を迎えます。
ただ、寿命を迎えたからといって一切使えなくなるわけではありませんが、充電スピードが遅くなったり、フル充電に時間がかかったりなど、さまざまなトラブルが発生します。
また、そのまま使い続けるとモバイルバッテリー本体が熱をもち、発火などの危険性があるので買い替えることをおすすめします。
買い替えのタイミング
- 購入時よりも充電に時間がかかっている気がする
- モバイルバッテリー本体の充電がすぐなくなる
- モバイルバッテリーがふくらんでいる・熱くなっている
モバイルバッテリーの寿命を長くするコツ
「モバイルバッテリー本体の電池残量がなくなる前に充電」「モバイルバッテリー本体の電池残量が100%になったら充電をやめる」この2点を守ることで、多少は寿命を延ばすことができます。
というのもモバイルバッテリーは電池残量が0%、100%といった過放電・過充電の状態が続くと劣化しやすいからです。
モバイルバッテリーの捨て方
モバイルバッテリーは「燃えないゴミ」として捨てられないため、家電量販店やホームセンターでリサイクルに出すのが一般的です。ヨドバシカメラやビックカメラ、ヤマダ電機などの大型家電量販店には回収用のリサイクルBOXが設置されているので、手軽に処分できます。
また、docomoやソフトバンクなどの携帯ショップでも引き取ってもらえる可能性があるので、近くに家電量販店がない場合は携帯ショップに相談してみるといいでしょう。
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Anker(アンカー)のPowerCore 10000 PDを使用しています。YouTubeやソーシャルゲームでバッテリーを消費することが多いです。