楽天ゴールドカードは年会費がかかりますが、空港ラウンジの利用や利用限度額アップなどのメリットがあります。その一方で、SPU(スーパーポイントアップ)プログラムの改悪によって「デメリットしかない」という声も。

楽天ゴールドカードの特典が自分に合っているのかしっかり見極めないと、年会費分の損をしてしまうかもしれません。

そこで本記事では、楽天ゴールドカードのメリットとデメリットを徹底解説します。実は楽天ゴールドカードの方がお得になる場合もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

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楽天ゴールドカードとは? まずは基本スペックを確認

楽天ゴールドカード メリット
まずは楽天ゴールドカードと楽天カード(一般カード)の基本スペックを比較してみましょう。
楽天カード 楽天ゴールドカード
年会費(税込) 永年無料 2,200円
利用限度額(最高) 100万円 200万円
国際ブランド JCB
Visa
Mastercard
American Express
JCB
Visa
Mastercard
ポイント還元率 1%(100円で1ポイント)
楽天市場では3倍
1%(100円で1ポイント)
楽天市場では3倍
特典・付帯サービス 選べるデザイン
ETCカード付帯(年会費税込550円)
家族カード付帯(無料)
国内空港ラウンジの利用が年2回まで無料
トラベルデスクを無料で利用可能
お誕生月サービス
ETCカード付帯(無料)
家族カード付帯(年会費税込550円)
申し込み条件 18歳以上
(学生可能、ただし高校生を除く)
20歳以上(学生不可)

楽天カードは年会費永年無料ですが、楽天ゴールドカードは年会費2,200円(税込)です。ただ、楽天ゴールドカードにしかない特典として、空港ラウンジの利用やETCカードの無料付帯などがあります。

また楽天カードは18歳以上なら学生でも申し込み可能ですが、楽天ゴールドカードは20歳以上から、さらに学生不可となっているので注意してください。

楽天ゴールドカードはこんな人におすすめ!

まずは結論として、楽天ゴールドカードは次のような人におすすめできるクレジットカードです。

楽天ゴールドカードがおすすめの人

  • 費用を抑えながらゴールドカードを持ってみたい人
  • 通常の楽天カードよりも限度額を引き上げたい人
  • 年に数回の旅行をいつもより豪華にしたい人
  • 誕生月にお得に買い物をしたい人

SPU(スーパーポイントアッププログラム)の改悪について

楽天ゴールドカードは、2021年4月にSPUが改悪されたことが話題になりました。以前は楽天市場での買い物でポイント5倍になっていたのが、ポイント3倍に引き下げられたのです。

その結果、楽天ゴールドカードと楽天カードの還元率が同じになってしまい、「年会費がかかる分、楽天ゴールドカードの方が損だ」という声も。

しかし楽天ゴールドカードには、SPU以外にもさまざまなメリットがあるので、特典をしっかり活用すれば、実は楽天ゴールドカードの方がお得になる人もいます。

楽天ゴールドカードの利用・切り替えの7つのメリット

楽天ゴールドカードのメリット

  • 年会費2,200円(税込)! 格安でゴールドカードを持てる
  • 利用限度額が最高200万円。大きな買い物もしやすい
  • ETCカードの年会費が永年無料に
  • 空港ラウンジを年2回まで無料で利用可能
  • 世界38拠点のトラベルデスクを無料で利用可能
  • 誕生月は楽天市場・楽天ブックスでの買い物でポイント4倍

年会費2,200円(税込)! 格安でゴールドカードを持てる

楽天ゴールドカード 特典

楽天ゴールドカードは年会費2,200円(税込)。JCBゴールドカードは11,000円(税込)、アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードは31,900円(税込)なので、他のゴールドカードよりも格安の年会費であることがわかります。

これほど格安でステータスとも言えるゴールドカードを持てるのは魅力の1つ。後述しますが、それなりに特典もあるので、楽天ゴールドカードは初めてゴールドカードを持ってみたい人におすすめできるクレジットカードです。

利用限度額が最高200万円。大きな買い物もしやすい

楽天カードでは利用限度額が最高100万円でしたが、楽天ゴールドカードは最高200万円まで引き上げられます。

引越し、家具家電の買い替え、結婚式などの大きなライフイベントがあると、出費が重なりやすいもの。1回の金額も大きくなりやすいので、100万円の限度額では足りなくなる場合もあります。

200万円までなら余裕を持って買い物できるので安心。ライフイベントが発生するタイミングでの切り替えもおすすめです。

ETCカードの年会費が永年無料に

楽天カードの場合、ETCカードの付帯には年会費550円(税込)必要ですが、楽天ゴールドカードならETCカードの付帯が無料です。

ETC分の550円(税込)を差し引けば、楽天ゴールドカードの年会費は実質1,650円(税込)とも捉えられます。

旅行や出張などで有料道路を利用する機会が多い人はもちろん、遠出が少ない人でも追加料金がかからないので、念のために付帯しておいても損はないでしょう。

空港ラウンジを年2回まで無料で利用可能

楽天ゴールドカード 空港ラウンジ

楽天ゴールドカードには、国内空港ラウンジ・一部の海外空港ラウンジを、年2回まで無料で利用できる特典が付いています。空港ラウンジの利用料は1回約1,000円前後。年間2回利用すれば、楽天ゴールドカードの年会費の元が取れます。

利用できるラウンジは、国内は羽田空港や関西国際空港などの主要空港、海外ならハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港と韓国の仁川空港です。

ラウンジにはドリンクや無料インターネットサービスが用意されているので、出発前に優雅なひとときを過ごすことができます。

世界38拠点のトラベルデスクを無料で利用可能

楽天ゴールドカード トラベルデスク

ニューヨークやパリなど世界38拠点にあるトラベルデスクを、無料で利用できる特典も用意されています。

トラベルデスクでは手荷物を一時的に預けたり、ベビーカーのレンタル、レンタカーの予約などができたりと便利。パスポートやカードの紛失、思わぬトラブルにも日本語で対応してくれるため安心です。

トラベルデスクの存在を知っているだけで海外旅行の利便性や安心感が違うので、旅行の際にはトラベルデスクの所在地を確認しておくと良いでしょう。

誕生月は楽天市場・楽天ブックスでの買い物でポイント4倍

現在は楽天カード同様ではありますが、楽天市場では常時ポイントが+2倍となります。通常の還元率に加えるとポイント3倍となるためお得です。

さらに、会員の誕生月には、楽天市場・楽天ブックスでの買い物でポイント4倍になることもメリット。100円につき4ポイント貯まる計算に。もし楽天お買い物マラソンなどのキャンペーンと被れば、その分ザクザク貯まりやすくなりますよ。

貯まったポイントの使い道も、街のお店での買い物やカードの引き落とし額に充てるなど幅広いので、貯めて使って、お得を還元していきましょう。

楽天ゴールドカードのポイント4倍

▲出典元:楽天カード

楽天ゴールドカードの利用で注意したい3つのデメリット

楽天ゴールドカードには3つのデメリットがありますが、使い方次第ではそれほど気にならないでしょう。以下でデメリットと対処法を解説します。

楽天ゴールドカードのデメリット

  • 家族カードの年会費に550円(税込)かかる
  • American Expressのブランドを選べない
  • 空港ラウンジでは同伴者は有料

家族カードの年会費に550円(税込)かかる

楽天ゴールドカードの家族カードを発行するには、年会費550円(税込)かかります。ただ、家族が本会員として新規でゴールドカードを作るよりかは割安です。

家族カードも一緒に使うことでどんどんポイントが貯まりやすくなるので、家族カードの年会費分は簡単にペイできるでしょう。

American Expressのブランドを選べない

楽天ゴールドカードではAmerican Expressを選べません。JCB、VISA、Mastercardから選びましょう。どうしてもAmerican Expressを希望する人は、通常の楽天カードか楽天プレミアムカードがおすすめ。

また楽天カードは違うブランドで2枚持ちできることもメリットなので、「楽天ゴールドカードはJCB、楽天カードはAmerican Expres」のように使い分けることも可能です。

空港ラウンジでは同伴者は有料

空港ラウンジを年2回無料で利用できることがメリットである一方、同伴者は正規の利用料がかかるので注意してください。

ただし、同伴者も楽天ゴールドカードの家族カードを持っていれば無料で利用できます。同伴者と共に空港ラウンジを利用すればどちらも年会費分の元が取れるので、空港ラウンジはぜひ積極的に利用してみましょう。

楽天ゴールドカードの評判・口コミ

実際に楽天ゴールドカードを利用されたことがある人たちからの評判を聞いてみましょう。

楽天ゴールドカードの悪い評判

過去に利用していましたが、コロナ禍で飛行機に乗るような旅行の機会が減ってしまいました。ゴールドカードのメリットである空港ラウンジの使用ができなくなってしまい、あまりメリットを感じられなくなったため解約しました。

楽天ゴールドカードは過去に使っていましたが、ゴールドというほどの特典メリットは自分にはなかったように感じました。空港のラウンジが使えるみたいですが、私は飛行機には全然乗らないため、あまり特典のメリットがないなと思いました。旅行を頻繁にされる方には良いと思うのですが、私は楽天カード(一般)で充分です。

楽天ゴールドカードの良い評判

楽天ゴールドカード現在利用中です。年会費が安いのがまずお得で、空港のラウンジも使えるのが魅力です。以前は海外旅行へ行っていたため、旅行の保険とかもありがたかったです 。他のゴールドカードは年会費が高いのですが、楽天ゴールドカードは比較するとすごく年会費が安いためお得だと思います。

楽天ゴールドカードを使用していて、他のクレジットカードよりも魅力に思った点は、買い物や光熱費の支払い等を楽天ゴールドカードにまとめることで、楽天ポイントが貯まりやすく、貯まったポイントで楽天市場でお得に買い物出来る点です。さらに誕生月ではより高還元なので買い物を楽しめます。

楽天市場で定期的に粉ミルクやオムツを購入しており、ポイント還元率が他のクレジットカードよりも優れていると感じました。

楽天ゴールドカードの新規入会で最大7,000ポイントもらえる!

楽天ゴールドカード 新規入会特典

楽天ゴールドカードの入会特典として、最大7,000ポイントもらえるキャンペーンを常時開催中です。

楽天カード(一般カード)でも5,000ポイントもらえるキャンペーンがありますが、+2,000ポイントで初年度分のゴールドカード年会費をまかなえます。

内訳とポイント付与条件は次のとおり。

付与条件 楽天e-NAVIでカードお受け取り手続き 楽天ゴールドカードを初回利用 お申し込みの翌々月末頃
付与ポイント 2,000ポイント 3,000ポイント 2,000ポイント

また時期によっては最大10,000ポイントもらえるキャンペーンに切り替わっているので、よりお得に入会するならポイントアップ期間を狙うのがおすすめ。キャンペーンページを定期的にチェックしましょう。

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その他の楽天カードの種類と向いている人

楽天カードには他にもさまざまな種類があります。楽天ゴールドカードのメリットとデメリットを比較したうえで「合わないかも……」と思った人は、他の楽天カードも比較してみましょう。

ここでは、その他の種類と特徴、そしてそれぞれ向いている人を解説します。

楽天プレミアムカード|国内外の旅行やお買い物が多い人に

楽天プレミアムカード

楽天カードの最高ランクが「楽天プレミアムカード」です。年会費11,000円(税込)とやや高めですが、楽天ゴールドカードよりも特典が充実しています。

楽天プレミアムカードの特典

・国内空港ラウンジが制限なしで無料で利用可能
・プライオリティ・パス発行で海外空港ラウンジが利用可能
・旅行傷害保険は国内・海外の両方をカバー
・楽天市場でポイント5倍
・利用スタイルに合わせて選べる3コース

楽天プレミアムカードは回数制限なしで国内外の空港ラウンジを利用できたり、旅行傷害保険が国内・海外の両方をカバーしていたりなど、旅行や出張が多い人にぴったりのカードです。

さらに利用限度額は300万円まで引き上げられ、楽天市場でのポイントはいつでも5倍。大きなお買い物をする人、楽天市場の利用が多い人はかなり便利で、ポイントも貯まりやすくになるのでおすすめです。

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楽天PINKカード|女性におすすめのカスタマイズ特典

楽天PINKカード

「楽天PINKカード」は女性のみが申し込めるクレジットカード。保険やクーポンなど、自分好みにカスタマイズできるのが特徴です。

楽天PINKカードの特典

・年会費永年無料
・基本スペックは楽天カードと同じ
・3つの特典をカスタマイズできる
・4つの可愛いデザインから選べる

楽天PINKカードの基本スペックは楽天カード(一般カード)と同じですが、カスタマイズ特典を選べるのがメリット。「楽天グループ優待サービス」「ライフスタイル応援サービス」「女性のための保険」の3つから特典を選べます。

楽天ピンクカード一覧

さらに4種類のピンクデザインのカードが用意されているので、楽天カードよりも可愛らしいカードを持ち歩きたい人はワクワクすること間違いありません。

デザイン性にこだわりたい方や、クーポンなどお得な特典をつけたい方におすすめです。

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楽天カード アカデミー|無理なく支払いできる学生限定クレカ

楽天カード アカデミー

18歳〜28歳までの学生限定の楽天カードが「楽天カード アカデミー」。楽天カードよりもややスペックが落ちますが、無理なく支払いができる仕組みが用意されています。

楽天カード アカデミーの特典

・最高30万円まで、自分で利用限度額を設定
・分割払い手数料が2回までは無料
・楽天学割が適用される

楽天カード アカデミーは、分割払いの手数料が2回までは無料で、楽天サービスの学割が適用されます。また利用限度額が最高30万円までと低めですが、逆に使いすぎる心配がなくて安心です。

学生で初めてクレジットカードを作る人、クレジットカードを持つのが少し不安な人などは、楽天カード アカデミーから始めてみるのが良いでしょう。

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楽天カード(一般)|絶対はずさないスタンダード

楽天カード(一般)

年会費無料のクレジットカードとして、まず持ちたいお得が詰まった「楽天カード」。

楽天ゴールドカードに近い機能が年会費無料。加えてデザインも楽天ピンクカードのように複数のデザインからカスタマイズ可能です。

楽天カード(一般)の特典

・年会費永年無料
・楽天市場で3%のポイント高還元
・複数のデザインから選べる

通常の買い物では100円で1円分のポイントが貯まりますが、楽天市場であれば「楽天ゴールドカード」同様に3%の高還元率となります。

さらにクレジットカードのデザインについても種類が豊富なため、ご自分にあった好きなデザインを選べるのもポイントです。

楽天カードデザイン

またこれは「楽天ゴールドカード」含め各種の楽天カードに備わっているサービスですが、「楽天でんき」「楽天ガス」などを使用していて、楽天カードで支払いをすれば、100円につき2ポイントの還元と普段の生活でポイントがザクザク貯まります。

電気代とガス代で1ヶ月1万円かかっているとしたら、年間で2,400ポイントが貯まるイメージです。

さらに貯まったポイントで「楽天でんき」や「楽天ガス」の支払いも可能です。

これぞ「楽天経済圏」ですね。

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楽天ゴールドカードは使い方次第で超お得になるカード

楽天ゴールドカードはSPUの改悪によって、年会費を払っているのにポイント還元率が楽天カード(一般カード)と同じになったため、損をした気分になるかもしれません。

しかし、国内空港ラウンジを年2回まで無料で利用したり、ETCカードを無料で付帯したりなど、楽天ゴールドカードの特典を活用することで年会費2,200円分はペイできます。年に数回の旅行や出張を便利に、そして少し贅沢なものにできるでしょう。

またお誕生月サービスや楽天トラベルのクーポンなど、ポイントアップ・割引を受けらえる特典もあり、使い方次第では超お得になります。

加えて、常時7,000ポイント獲得のキャンペーンも実施されており、タイミングが合えば最大10,000ポイントの獲得も可能なので、年会費4年分以上がペイ出来ます。

楽天ゴールドカードをどのように使いたいかをイメージしつつ、他の楽天カードともぜひ比較してみてください。

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