インテリアに馴染むミニマルなデザインとモノトーンカラー、そして日常の小さな不満を解消する実用的なアイテム揃いで人気の「山崎実業(Yamazaki)」。ファンも多く、SNSでも絶賛の嵐で、誰しも一度は「欲しい!」と思ったアイテムがあるはず。
ただ、ネックはちょっぴりお高めなこと。そのぶん満足度の高いアイテムが多いものの、中には期待外れに感じる商品もあります。
そこで、らくちんホテルライクな暮らしづくりで山崎実業のアイテムも多く取り入れている実生活から、「失敗したなぁ」と後悔している3つの商品をご紹介しようと思います。
【山崎実業】ホテルライクを叶えるには残念すぎた後悔アイテム3選|インテリアコーディネーターの本音レビュー
最終更新日:2026年07月06日
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【tower】ハンドル付きスリム冷水筒 2L
お茶の消費量が多い我が家。以前は3L弱の据置型ドリンクサーバーを使用していましたが、広くはない冷蔵室内で場所を取るし、お茶の入れ替えは重たいし、食器洗い乾燥機対応とはいえパーツが多くて洗浄も結構な手間でした。
そこで、冷蔵庫のドアポケットに収納できてお手入れも簡単な大容量ピッチャーに変えようと思い、山崎実業towerシリーズの「ハンドル付きスリム冷水筒 2L」を購入。
▲デザイン性が高い山崎実業towerシリーズの「ハンドル付きスリム冷水筒」
ビジュアルはさすが山崎実業。シームレスかつ洗練されたデザインで、色合いも美しい。注ぎやすくて液だれもなく、使用感も申し分なし。ただ、3つの後悔ポイントがあったのです。
後悔ポイント1:ドアポケットが水浸しになる
▲2Lのラインがハンドルとそろってとても美しい
本体容量は2Lで、1Lごとに小さなメモリがついています。2Lまで注水すると、水面とハンドル上部のラインが一直線になるという山崎実業のこだわりも感じる仕上がり。
背面にはエア抜きの穴があり、勢いが良すぎてビックリするくらいスムーズに注げるのはおそらくこの穴のおかげ。
ただね、エア抜きの穴と、2L入れた際の水面の距離が2cm程度しかないんです。
▲冷蔵庫の扉をそっと閉めても、わずかな振動でこのとおり……
そのため、冷蔵庫のドアポケットに収納すると、扉の開閉の振動で穴から中身がこぼれて周辺が水浸しに……。ドアポケットに角度が付いているせいか、どんなに慎重に開け閉めしても必ずこぼれるので、結局、冷水筒は冷蔵室内へしまうこととなりました。
スリムとはいえそれなりに場所を取ります。また、高さもあるので庫内の棚板を1段つぶすことになり、ドリンクサーバーを使用していたときよりも冷蔵室の実質的な収納量が減ってしまいました。
後悔ポイント2:茶こしがない
▲おしゃれ感が一気に失せるお茶パックの直投入
ハンドル付きスリム冷水筒には茶こしがありません。それによって見た目がスタイリッシュな一方、お茶パックは直接投入することになります。また、パックが浸かりっぱなしになってしまうため、お茶が出すぎないように一定のタイミングで取り出す必要もあります。
お茶パックが浮いた見た目がいまいちなのはもちろん、このパックを都度取り出すというのも意外と面倒。さらに深さもあるので、パックが沈んでしまうと取り出しづらく、余計面倒に感じてしまいました。
幸い消費ペースが速く、連日のように作り替えていたことから、お茶パックは入れっぱなしの運用に変更。それからは「茶こしがない=洗浄パーツが減る」と前向きにとらえられるようになりましたが、お茶の作り替えといった「名もなき家事」自体地味に負担が大きいので、どっちもどっちな気分です。
後悔ポイント3:食器洗い乾燥機非対応
▲パッケージの裏面に記された悲しい知らせ
洗い物の大半を食器洗い乾燥機に頼っている私にとって、非対応だったことは大きなデメリット。手洗いがこの冷水筒だけのときは、特に面倒に感じてしまいます。
本体とふただけのシンプル構造で細かいパーツがなく、洗浄自体はすごく楽なんです。でも、ハンドル下の空間やピッチャーの底のほうなどは洗いにくいし、それなりの大きさがあるので、乾燥させるあいだの置き場所にも困りがち。
完全に自身の確認ミスですが、山崎実業の「ドリンクサーバー」も、同じ素材感の「倒して置ける冷水筒」や「水はね防止フィルター付き 両方から注げる冷水筒」、「棚に入れられる冷水筒」なども食器洗い乾燥機対応だったので、これも対応していると思い込んで購入してしまったんですよね。
商品が届いてウキウキの中、パッケージの文字を目にした瞬間の絶望感たるや。
このように小さな不満をいくつか抱えつつしばらく使っていたものの、最終的にはウォーターサーバーの導入で冷たい水がいつでも飲めるようになったこともあり、この冷水筒は購入から半年も経たずにご隠居を決め込んでおります。
【tower】下から出るマグネットディスペンサー 3本セット
候補だったソープディスペンサーが思いのほか高額だったため、探しなおす中で見つけたのが山崎実業towerシリーズの「下から出るマグネットディスペンサー 3本セット」。いろいろと比較した中で、次の点が決め手になりました。
- 開口部が広くて詰め替えやすい
- デザインが直線的でスタイリッシュ
- 3つ並べてもコンパクトに収まる
- プッシュ式で出しやすい
- 印字ありで来客時に困らない
できるだけ存在感を消したかったため、壁面と同色の「ホワイト」を選択。そして設置した様子がこちら。
▲ビジネスホテルライクになってしまった
ホテルはホテルでも……ビジネスホテルの浴室じゃないですか???
白い壁にホワイトを組み合わせてしまったことで無機質感を助長。それにより、スタイリッシュに感じていたシンプルを極めたデザインや、来客時に便利だと思っていた印字が、ビジネスホテルテイストを強めてしまったのだと思います。
▲使用感はとても良いだけに無念
ブラックにすればよかったなぁ……と壁のディスペンサーを恨めしく眺める日々。
開口部が広くて大容量パックでも補充しやすいし、ふたの密閉性も良く水が入る心配もなし。シンプルな作りで洗浄しやすく、プッシュも軽く、サイズ感も使い勝手もとてもいいだけに、色の選択が悔やまれます……。
基本的に山崎実業towerシリーズはホワイトとブラックの2色展開なので、色選びで散々迷ったわりに後悔するのは「山崎実業あるある」じゃないかと思っています(笑)。
なお、上の商品のような人気のソープディスペンサーなどと比較して、「外見から残量がわからない」ことも人によっては後悔ポイントと感じるかもしれません。
これは私も検討時に迷いましたが、実際に使い始めたら、残量が少なくなるとプッシュの感触でわかるため、視覚的に確認できなくても困ることなく使えています。
【tower】ウォールペーパーホルダー
一般的なペーパーホルダーは奥行が10cm以上ある中、山崎実業の「ウォールペーパーホルダー」は奥行8.7cm。このスリムさと、壁に掛けられる仕様が購入の決め手でした。
一方で、それによるデメリットが3つ。苦肉の解決策と併せてご紹介しますね。
補充の手間が増える
▲1パック(200枚)は何とか入るものの明らかにはみ出している
「ウォールペーパーホルダー」がスタイリッシュに見える要因の一つは、奥行の浅さにあります。それはつまり、収納できる枚数が一般的なペーパータオルホルダーより少なめになることを意味します。
スペース的には200枚入りの1パックがぎりぎり収まるものの、ふたの返しは内側に角度が付いているため、閉めようとするとキャパオーバーに。
▲補充直後は1枚引っ張っただけでこうなります
若干力技で閉めれば収まるものの、ペーパーがふたの返しに抑え込まれる形となり、引っ張ってもなかなか出てこない。ちぎれないように注意しながら力を込めて引き出すと、ふたが押し開かれて、ペーパーが2~3枚ほど連なって出てくる始末。
そのため、毎回適度な枚数に取り分けて補充していますが、補充の回数が増えるし、入りきらなかったペーパータオルも持て余すしで、運用効率がとにかく悪いのです。
▲結局こうなる
そうなると、ズボラな私は余りのペーパーをホルダーの上に置いて消費するように……。ホテルライクな空間にしたくて購入したはずなのに、生活感丸出しで何とも言えない気持ちになっています。
壁に掛けると補充しにくい
▲壁付けだと開口はこれが限界
ペーパーの補充に関しては、「壁掛け」と「ふたの返し」の相性の悪さも感じました。というのも、壁に掛けた際にふたが開く角度は90度くらいが限界。そうなると、奥行きが浅い分、返しが邪魔になって補充しにくいのです。
補充のときだけ壁から取り外せば解決する問題ですが、付属のフィルムフックも石膏ボードピンもたびたびの取り外しには向かない仕様。壁に掛けたまま頻繁に補充するのはプチストレスが蓄積していくと思い、あきらめて置き型運用しています。壁掛けが決め手のひとつだったのに……。
少なくなるとペーパーが取れない
▲ペーパーは見えるのに指が入らず取り出せない
ペーパーの取出しは、残量がある程度減るとすっと引き抜けて使いやすくなるのですが、それも束の間。残りが少なくなってくると、今度はペーパーが埋もれてしまう問題が生じます。縦にストックするスタイルが仇になっている感じですね。
しかも、開口部は指が入らないほどスタイリッシュなデザインなので、都度ふたを開けて取り出さないといけなくなります。
▲輪ゴムで調整したスプリングを設置
ペーパータオルは手が濡れている状態で使用するだけに、本体に触れず取り出したい。そこで苦肉の策として、バネの力でペーパーを押し出してくれるパーツを取り付けました。
ただ、「ウォールペーパーホルダー」の奥行きとバネのサイズ感が合わず、ペーパーが押されすぎて、パンパンに詰めたときと同じ状態に。ふりだしに戻ってしまったので、スプリングを輪ゴムで調整して、ようやく使いやすくなりました。
一方で、スプリングの厚みだけ一度に収納できるペーパーの枚数が減ってしまい、補充の手間がさらに増えることに。らくちんホテルライクを叶えるペーパーホルダー探しの旅が再び始まったことは言うまでもありません……。
デメリットは暮らし方次第
私の理想や面倒くさがりな性格から結果的に後悔につながった3品ですが、いずれもビジュアルは良いし、暮らし方によっては満足度が高いお気に入りのアイテムになるケースもあるでしょう。実際、誰かにとっていまいちだった商品でも、私にとっては大満足だった山崎実業アイテムもたくさんあります。
デザインや色合い、サイズ感、使い勝手など、理想を叶える最高の1品に出会うべく、これからもさまざまな山崎実業アイテムを愛用していく予定。皆様もぜひ、自分にとっての一番を見つけてみてください。
千葉 こころ
インテイリアコーディネーター・住空間デザイン ディレクターの千葉こころです。実生活の経験も踏まえながら、頑張らなくてもきれいが続くホテルライクな暮らしをデザインしています!