ここ最近、メガネ型ウェアラブル端末(スマートメガネ)の進歩が目覚ましい。
様々な企業がスマートメガネの開発に取り組んでいて、軽量化や性能の向上に力を入れている。中でも、SONYやEPSONなどの大手電子機器メーカーは、すでに製品版を販売している程だ。
ちなみに、スマートメガネは大きく二つに分類される。
一つはガラス部分に映像を映してAR(拡張現実)を楽しむ「プロジェクター型」と、
もう一つは、頭や目の動きを計測するのに特化した「センサー型」だ。
【アプリ未来予想図】 5年後は人類総メガネ時代が到来する?
最終更新日:2016年05月06日
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■現在のスマートメガネの技術
プロジェクター型端末
プロジェクター型の代表格は、EPSONはスマートメガネ「MOVERIO BT-200AV」だ。
ガラスの一部分に映像が表示されるので、周りの状況を確認することもできる。また、高性能なスマートメガネは重そうというイメージがあるが、ヘッドセット部が88gと軽いので違和感がない。
デメリットがあるとすれば、操作をするコントローラーをケーブルで繋がないといけないという所だ。
センサー型端末
お手頃なメガネで有名なJINSが手掛ける、スマートメガネ「JINS MEME」。
3つのセンサーにより、まばたきや眼球の動きなどを測ることができるのが特徴。まばたきの多さから、集中力や眠たさなどを調べてくれる。メガネブランドだけあって、普段使いしやすいデザインもポイントだ。
デメリットは、ARが見られないので少し機能としては物足りない。
■5年後には二つの技術を詰め込んだ、スマートメガネが出てくる。
現在は「プロジェクター型」と「センサー型」で分かれているのだが、小型化が進んでいけば二つの技術を搭載したスマートメガネが出てくるだろう。
今の技術革新を考慮すると、そのようなスマートメガネが誕生するのは5年後と、そう遠くない未来なのかもしれない。
■未来のアプリを予測してみた。
ではスマートメガネが進化すると、それに伴ってスマホアプリもどのように変化するのだろうか?
数多くのアプリに目を通しているAppliv編集部が、5年後のアプリの未来を予測してみようと思う。
①目の前にルートが浮かび上がる。ナビゲーションアプリの革新!
●目的地までのルートをナビゲート
●レストランをナビゲート
②目の前に相手がいるかのように、賑やかな電話ができる。
③ドラマや映画の中に入り込める!?
今でも3D映画などで臨場感のある映像を楽しめるが、スマートメガネが進化すれば更なる臨場感を体験できるだろう。
VR技術を使えば、仮想空間の中で360度を見渡せる。これを応用すれば、あたかもドラマの1シーンに入り込んだような錯覚を覚えるだろう。
VRドラマはYouTubeでも試作段階の作品が公開されているので、是非この素晴らしさを体感してほしい。
VR動画の見方だが、PC版では左上の矢印アイコンもしくはクリック&ドラッグで360度動かせる。スマホ版では、端末を傾けて360度見渡そう。
他の出演者には目もくれず、好きな女優だけを眺めることができるので、じっと見つめてドキドキした気分を味わえる。青春の淡い思い出が、よみがえってくるかの様だ。
VRヘッドセットでも見ることはできるが、重量があるので長時間の視聴は辛い。スマートメガネがより軽量になれば、VRドラマが一般的に普及するだろう。
■日本総メガネ時代に突入!?
スマートメガネの技術革新が進み、軽量でデザイン性が向上すれば、多くの人がスマートメガネを利用するだろう。その時は、日本人のほとんどがメガネをかけることになるので、「メガネ萌え」「眼鏡っ娘」なんて言葉は死語になるのかも……。
スマートメガネの進化によって、今までのスマホアプリではできなかったことが実現可能になってくる。これからのメガネ型ウェアラブル端末の進展が楽しみだ。