Applivはアンケート調査サービスを使用し2019年5月22日から5月29日の期間で、10代から60代の男女1,317人を対象に、定額制動画配信サービス(以下、動画配信サービス)に関するアンケート調査を実施しました。
アンケート回答者の詳細については、文末を参照してください。
【2019年】Amazon強し! 定額制動画配信サービスに関するアンケート 半数以上がプライム・ビデオを「最もよく利用する」
最終更新日:2019年06月12日
Amazonのタブレット端末 「Fire HD 8」が、対象ユーザー限定で4,000円OFFのセール中です!
Fire HD 8の商品ページで「新発売 New Fire HD 8が今年初の4,000円OFF」のバナーが表示されているユーザーのみが対象なので、購入を考えていた方は下のボタンから確認してみましょう。
セール期間は2024年12月7日(土)0時~12月23日(月)23時59分まで。このチャンスをお見逃しなく!
ポイント
●最もよく利用する動画配信サービスは「Amazonプライム・ビデオ」
●視聴ジャンル1位は「洋画」
●61.6%がどの動画配信サービスにも「加入していない」と回答
半数以上が動画配信サービスに未加入と回答
まずはじめに、対象者1,317人に動画配信サービスの加入状況について質問したところ、半数を大きく上回る61.6%の方が「加入していない」と回答。個人的には動画配信サービスはかなり浸透していると思っていたので、この結果は意外でした。
ただし、Amazonプライム会員であるとか、スマートフォンを契約した際にオプションで付いているなど、利用できるのにその事を知らないという方が一定数いる可能性もあります。
「加入していない」と回答した811人を除き、何らかの動画配信サービスを利用している506人の男女比は、男性59.5%、女性40.5%とやや男性の方が多いです。
動画配信サービスに加入している506人を年代別に分けると、20歳~29歳が22.1%で最も多く、次いで15歳~19歳が18.2%、30代40代はともに16.8%となりました。比較的高齢な50代も13.8%、60代でも12.3%と、幅広い世代が利用していることが分かります。
加入率は「プライム・ビデオ」がダントツ!
続いて加入している動画配信サービスについて質問したところ、Amazonが提供する「Amazonプライム・ビデオ(以下、プライム・ビデオ)」が38.2%を獲得しダントツのトップに。次いで「Hulu」が13.4%、「Netflix」が12.5%と、海外企業のサービスが支持されているようです。
「プライム・ビデオ」はAmazonプライム会員であれば、追加料金なしで視聴できるのが大きなアドバンテージになっています。また、動画視聴だけが目的でない層もいることが、大きくポイントを伸ばした要因の一つと思われます。
国内サービスではNTTドコモの「dTV」が8.1%を獲得、同社のアニメ特化配信サービス「dアニメストア」も5.2%を獲得しています。また、この中では料金が最も高い「U-NEXT」が7.9%と高い加入率です。「U-NEXT」の見放題プランは月額1,990円(税抜)ですが、最新の映画などをいち早く視聴できるほか、雑誌やマンガもラインアップされています。一つの契約でアカウントを最大4つ作れるので、家族などとシェアして使っているということもあるかもしれません。
通常のテレビのように、チャンネルごとに番組表に従った内容を配信する「AbemaTV」擁する「Abemaプレミアム」も5.0%と、国内サービスとしては比較的高い加入率を獲得しています。独自番組や人気番組のスピンオフ、「Abemaビデオ」の見逃し配信などが人気のようです。
「その他」の自由記入欄では「DAZN」や「ひかりTV」との回答が目立ちました。
※複数回答のため重複があります。総回答数986。
最もよく利用するのは「プライム・ビデオ」が50.6%で圧倒的
次に、加入している動画配信サービスの中で「最もよく利用する動画配信サービスは?」という質問では、50.6%の方が「プライム・ビデオ」と回答。複数の動画配信サービスに加入していても、「プライム・ビデオ」を利用する頻度が高いことが分かります。「プライム・ビデオ」をメインで使用し、そこにない作品を他のサービスで補うという使い方をしている方が多いのではないでしょうか。
一方、国内サービスは加入率に対して利用頻度が少ない傾向で、特定のジャンルや番組を視聴するために加入している人が多いのかもしれません。
そのほかグラフ上にない数値は以下の通りです。
・Abemaプレミアム 2.2%
・FODプレミアム 1.8%
・Rakuten TV 1.2%
・Paravi 1.0%
・TSUTAYA TV 0.8%
・ビデオパス 0.6%
・ビデオマーケット 0.6%
・その他 3.0%
重視されるのは「料金」と「ラインナップ」
さらに「最もよく利用する」と回答したサービスに加入するときに重視したポイントについて追加質問をした結果、「月額料金」が27.7%で最も多く、ラインナップ(21.5%)、なんとなく(14.8%)と続きます。
「なんとなく」が14.8%もいるのは驚きですが、「友達が使ってるから」や「ドコモユーザーだからなんとなくdTV」など、それほど比較検討しないで使いはじめる方も案外多いのかもしれません。
「その他」の自由記入欄は「Amazonプライムに入っていたから」「Amazonをよく利用するから」など「プライム・ビデオ」関連の記入が多くありました。
そのほかグラフ上にない数値は以下の通りです。
・知人・友人に勧められて 4.2%
・視聴可能なデバイスの種類 3.2%
・操作性・使いやすさ 3.0%
・画質 1.2%
・同時視聴できるデバイスの数 1.2%
・ネットの評判・レビュー 1.2%
・その他 4.7%
重視したポイントを動画配信サービス毎に見てみると、料金を重視する層とラインナップを重視する層で、選択する動画配信サービスにハッキリとした違いがあるのが分かります。
「Netflix」や「U-NEXT」など、月額1,000円を超えるような比較的高めの価格設定でも、豊富なラインナップに魅力を感じれば積極的に加入するようです。料金重視については、ラインナップはそこそこにできるだけ料金を抑えたいという方のほかに、複数の動画配信サービスに加入しているからという事も考えられます。
「プライム・ビデオ」は動画配信単体の料金が存在しないので、「追加料金を払う必要がない」「複合的なサービスを利用できる金額として」「単純に月額料金が安い」など、さまざまな意味での月額料金重視と思われます。
人気ジャンルは洋画・邦画・アニメ
動画配信サービスで視聴するジャンルについての質問では、「洋画」が52.2%で最も多い結果となりました。邦画・アニメ・海外ドラマと続き、どれも3割を超える人気ジャンルですが、「海外ドラマ」の割合が思ったよりも少ない印象です。
※複数回答のため重複があります。総回答数1,269。
これを動画配信サービス毎に見てみると各サービスの特色が現れ、どのサービスがどのジャンルに強いのか、ある程度分かるかと思います。
もともと洋画や海外ドラマが得意なイメージのある「Netflix」や「Hulu」ですが、突出するジャンルはなく、邦画・アニメ・国内ドラマなど、あらゆるジャンルが見られています。
特に日本テレビが運営、TBSと提携している日本の「Hulu」は、多くの国内ドラマをカバーしつつスピンオフドラマの展開などもあるため、海外ドラマよりも国内ドラマの方が高い割合を占めています。
一方、「dアニメストア」や「FOD」、「Paravi」や「ビデオマーケット」など、得意ジャンルのある動画配信サービスでは大きな偏りがあります。複数サービスに加入している方は、こういった特化型のサービスとオールジャンルまんべんなく見られるサービスで、使い分ける方が多いのではないでしょうか。
「プライム・ビデオ」に人気集まる結果に
加入率・利用率ともにAmazonの「プライム・ビデオ」が最も多く、他サービスを寄せ付けない結果となりました。動画配信だけでなく、ネット通販や音楽ストリーミング、オンラインストレージなどさまざまなサービスを、全てAmazonで済ませているという方も多いかもしれません。
とは言え、「Netflix」や「Hulu」などで見れる作品が、「プライム・ビデオ」では別途レンタル料がかかるものもあるので、複数サービスを使い分ける方がストレスなく色々な作品を視聴できるかもしれませんね。
アンケート回答者内訳
性別・年代
性別
男性:718人(54.5%)
女性:599人(45.5%)
合計:1,317人
年代別
15歳~19歳:211人(16.0%)
20歳~29歳:222人(16.9%)
30歳~39歳:221人(16.8%)
40歳~49歳:221人(16.8%)
50歳~59歳:221人(16.8%)
60歳以上:221人(16.8%)
職業
公務員:57人(4.3%)
経営者・役員:37人(2.8%)
会社員(事務系):183人(13.9%)
会社員(技術系):142人(10.8%)
会社員(その他):151人(11.5%)
自営業:79人(6.0%)
自由業:22人(1.7%)
専業主婦(主夫):125人(9.5%)
パート・アルバイト:152人(11.5%)
学生:232人(17.6%)
その他:137人(10.4%)
こちらの記事もおすすめ