ランチタイムはゆっくりと楽しみたいけど、少しでも遅くなるといつも大行列。駆け込みでお昼を食べて急いで午後の仕事へ、という経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

こうした不満を解消し、少ない時間でも外食を楽しめるようになることから今注目が高まっているのが「モバイルオーダー」というサービスです。

この記事では先駆者であるマクドナルドでのモバイルオーダーだけでなく、スターバックスやすき家などサービスを導入済みの人気外食チェーン店を比較。

簡単に利用できるモバイルオーダーのメリットをわかりやすく紹介していきます。

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モバイルオーダーってどんなサービス

アプリや公式サイトからメニューを注文できるサービスです。多くの場合、そのまま決済まで完結できます。

お店で並ぶことなく商品を受け取れたり、店員を介すことなく注文したメニューがテーブルに並んだりと、ニーズに合わせて効率良く外食を楽しめると評判を集めています。

自分で受け取りや来店の時間を選ぶことができるので、いつでも、手軽に、タイミングを見計って外食を楽しめるようになるでしょう。

マクドナルドのモバイルオーダーとは

2019年4月から試験導入がスタートし、2020年から本格スタートしたマクドナルドのモバイルオーダー。すでに全国のお店で利用できるようになっています。

いつも行列があるイメージのマクドナルドですが、このサービスを活用すればもう行列に並ぶ必要はありません。

ここからは、実際にどういう流れで注文するのか、また店頭で注文する際との違いについて解説していきます。

事前注文のやり方

まずは「マクドナルド公式アプリ」をスマホにインストールし、無料会員登録をしてください。

またその際にクレジットカードやLINE Payの情報もしっかり入力しておきましょう。

マクドナルド

日本マクドナルド株式会社

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【STEP.1】アプリを開き、オーダーアイコンをタップ

画面右下にある「オーダー」か、TOP画面の「モバイルオーダー」から注文を開始します。

マクドナルド1

【STEP.2】受け取りたいお店を選択

GPSをONにすると最寄りにあるお店が表示されます。

もちろん受け取りたいお店を入力して検索することも可能です。

マクドナルド2

【STEP.3】メニューを選ぶ

単品からセットまで、そのお店で提供可能なメニューからほしいものを選んでください。

マクドナルド3

じっくり選んでいけるので注文し忘れすることもないでしょう。

サイドメニューやサイズ変更などもチェックするだけなので簡単。もちろんモバイルクーポンを使うこともできます。

【STEP.4】注文を確定する

「レジに進む」を選択すると、確定画面に移ります。

テイクアウトの場合の受け取り方法、店内で食べる場合にどう受け取るのかもこの画面で決めていきましょう。

マクドナルド

決済方法はクレジットカードかLINE Payだけ。事前にこれらの準備・登録も忘れないようにしてください。

最後に注文を確定するボタンを押せば完了となります。確定後は注文の変更やキャンセルを行えなくなるので注意しましょう。

【STEP.5】商品を受け取る

注文確定後にスマホ上に表示される番号札を指定したお店で見せましょう。テイクアウトであれば調理された商品をカウンターですぐに受け取れます。

残念ながらドライブスルーにはサービス自体が適用されていませんが、店舗によっては駐車場まで届けてくれるサービスを実施してくれることも。

店内で食べる場合もカウンターで受け取るだけでなく、テーブルまで届けてくれるサービスを実施するお店も存在しています。

席を取ってそこまで届けてもらえるなら、小さな子ども連れでも安心してマクドナルドを楽しめるでしょう。

注意すべきポイント

現金決済ができない

スマホ上で完了するサービスのため、現金決済を選ぶことができません。

クレジットカード、もしくはLINE Payを決済手段として登録することが必須となるので注意してください。

受取日時を指定できない

注文確定するボタンを押すと調理開始となってしまうので、数時間後に受け取りに行くことができません。

何を頼むかじっくり選んで、お店の前についてから確定を押すようにすると良いですね。

注文カスタマイズができない

ドリンクから氷を抜いたり、ハンバーガーからピクルスを抜いたりといったカスタマイズはできません。

苦手な食材がある方は使いづらいと感じてしまうでしょう。

モバイルオーダーでテイクアウトできる飲食チェーン

利用者は並ばずに購入でき、店舗側は注文を取ることなく調理できるモバイルオーダーは双方にとって大きなメリットです。

2019年10月の消費税増税・軽減税率導入により、テイクアウト需要が拡大したことに加え、新型コロナウイルス感染症により、モバイルオーダーへの注目は高まってきました。

ここからは、マクドナルド以外でもモバイルオーダーを導入している飲食チェーンを紹介していきたいと思います。

スターバックスコーヒー

スターバックス

公式スマホアプリからモバイルオーダーが可能です。会員登録を行なえば事前注文から決済までをスマホで完了できます。

その際に受け取り時間も教えてくれるので便利に活用できるでしょう。ただ決済にはWeb登録済みのスターバックスカードしか利用できません。

あなたがスタバフリークであるなら、それをつくることも忘れないようにしましょう。

スターバックス ジャパン公式モバイルアプリ

Starbucks Coffee Company

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上島珈琲店

上島珈琲

モバイルオーダー用の公式サイトから注文が可能です。まだ一部店舗でしか利用できませんが、受け取り時間も教えてもらえる点は非常に便利です。

楽天のモバイルオーダーサービスを利用していることもあって、決済は楽天会員に登録しているクレジットカードでのみ可能。

上島珈琲店でモバイルオーダーを利用したい方は楽天会員への登録も忘れないようにしましょう。

「上島珈琲店」の公式サイト

https://ueshima.rakutenready.com/welcome/

サブウェイ

サブウェイ

サブウェイはモバイルオーダー用の公式サイト「ダイニー for サブウェイ」から注文できます。

スマホ上からトッピングも一つひとつ選べるので、直接店舗でオーダーするよりも手軽な点は大きな魅力です。支払いは事前のクレジットカード決済のみでスムーズに受け取れます。

ただし、残念ながら今はまだ試験導入段階のため、利用は一部店舗に限られています。

「ダイニー for サブウェイ」の公式サイト

https://app.subway.dinii.jp/shops

すき家

すき家

すき家は公式アプリからモバイルオーダーが可能です。

受け取りたい店舗を選び、メニューを選んで注文できます。電子クーポンをもっていれば自動的に使用してくれるので便利です。

完了後に表示されるQRコードをお店で見せれば商品を受け取れる仕組み。決済は事前に登録が必要となるクレジットカードのみとなっています。

すき家 公式アプリ

ZENSHO CO.,LTD.

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吉野家

吉野家

吉野屋は公式サイトから「テイクアウト予約」としてモバイルオーダーを行っています。

お店やメニューだけでなく、受け取りの時間も事前に指定できることがメリット。

他社のモバイルオーダーとは異なり、お店での受け取り時に決済を行うため、クレジットカードを持っていない方でも気軽に利用できるサービスです。

「吉野家」公式サイト

https://www.yoshinoya.com/service/bentou/

松屋フーズ

松屋フーズ

2016年からWeb弁当予約を行なっていた松屋フーズ。同社のモバイルオーダーは、公式サイトの「松券セレクト」で店舗と受取日時を選択できます。

決済は注文時に表示されるQRコードを券売機にかざすだけ。瞬時にオーダー&支払いが完了します。

牛めしから定食まで豊富なメニューを発券機の前で悩む時間がきっとなくなるでしょう。

松屋フーズ公式サイト「松券セレクト」

https://qr.matsuyafoods.co.jp/matsuken/

松屋フーズ公式アプリ

Matsuya Foods Co., Ltd.

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かっぱ寿司

かっぱ寿司

公式サイト上のお持ち帰りWeb予約からオーダーが可能です。店舗と受け取り日時を選択できます。

テイクアウトメニューは種類が豊富で迷ってしまうほど。ただし、ワサビ抜きでの提供となるので気をつけましょう。

決済はクレジットカードのみですが、登録しておけばいつでも自宅でお寿司が楽しめます。

「かっぱ寿司」公式サイト

https://takeout.kappasushi.jp/main/

かっぱ寿司公式アプリ

Kappa Create Co., Ltd.

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すかいらーくグループ

すかいらーく

ガスト、バーミヤンをはじめとするすかいらーくグループでは公式のお持ち帰りサイトがあります。

ブランドと店舗、注文したいメニューを選んで受け取り時間を記入すれば、あとは店舗へ暖かい商品を受け取りに行くだけ。

事前決済は行っておらず受け取り時にお店で行うので、現金、クレジットカード、電子マネーなど支払い方法も多岐にわたっています。

「すかいらーく」の公式サイト

https://delivery.skylark.co.jp/

すかいらーくアプリ

SKYLARK CO.,LTD.

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モバイルオーダー導入店舗の比較

決済方法 アプリ/Webサイト 受け取り予約 地域
マクドナルド クレジット決済/LINE Pay アプリ 全国
スターバックスコーヒー スターバックスカード アプリ 東京、愛知、大阪
上島珈琲店 楽天IDを使ったキャッシュレス決済、楽天スーパーポイント Webサイト 東京
サブウェイ クレジット決済 Webサイト 都内2店舗
すき家 クレジット決済 アプリ 全国
吉野家 店舗で支払い Webサイト ◯(当日・翌日) 全国
松屋フーズ 店舗で支払い Webサイト 全国
かっぱ寿司 クレジット決済 Webサイト 全国
すかいらーくグループ 店舗で支払い Webサイト ◯(当日のみ) 全国

モバイルオーダーと外食産業

モバイルオーダーというサービス自体はまだまだ黎明期という位置づけです。

先駆者として紹介したマクドナルドも、サービスの本格スタートは2020年1月とごく最近のこと。

実はスタート当初は利用者、店舗双方の効率化にフォーカスされていたサービスでしたが、新型コロナウイルス感染症というパンデミックが起こっている今、行列をつくらない、人と極力関わらないで済むという新しいメリットも発見できたことで、より多くの注目を集めるようになっています。

実際に飲食チェーンの運営企業はもちろん、楽天、LINEといったIT企業がモバイルオーダーサービスの開発・販売も行っており、今後はチェーン店以外にもサービス自体が拡大していくことが見込まれています。

モバイルオーダーのメリット

「もう並ぶ必要がなくなる」「待ち時間が短縮できる」「じっくりメニューを選べる」「注文を確実に伝えられる」「都合の良い時間に受け取れる」など、モバイルオーダーは様々なニーズに応えられる優れたサービスです。

食べたい時に食べたいものを自分次第でつくり出せるのがモバイルオーダーの最大のメリット。

会員になることが必要だったり、クレジットカードの登録が必須だったりする側面はありますが、活用すればあなたが日頃通うお店がもっと手軽に立ち寄れる存在となること間違いなしと言えるでしょう。

モバイルオーダーで外食を楽しもう

お店へ行って注文してそこで食べることだけが飲食店という認識ではなくなりつつある今の世の中。きっと飲食というサービスそのものが今後大きく変わっていく転換期へと突入しているのかもしれません。

モバイルオーダーが注目を集めているのも、この現状が大きく影響を及ぼしていることは間違い無いでしょう。

もっと手軽に、安心・安全に食を楽しむ。こんな状況下においても外食を楽しめることを、モバイルオーダーというサービスを通じて知っていただけたら嬉しいです。

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