数あるポイントプログラムのなかでも、使い道が非常に幅広いことで知られる楽天ポイント。逆に使い道が多すぎて「どのように使えばいいのか分からない……」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事は楽天ポイントのおすすめな使い方を、直近1年間の楽天ポイント獲得額が8万ptを超える筆者が徹底解説。これを読めば楽天ポイントの使い道に悩まなくなりますよ!
楽天ポイントのおすすめな使い方・使い道10選 1年で8万pt貯めた筆者が解説
最終更新日:2023年07月07日
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楽天ポイントの使い方・使い道をおすすめ度が高い順に紹介
筆者が本格的に楽天サービスを利用し始めたのは2020年9月頃です。
当初は期間限定ポイントを失効させてしまったりキャンペーンに参加し忘れたりと、いくつか悲しい思いをしました。しかしそういったトラブルを乗り越え、今では直近1年間の楽天ポイント獲得額が8万ptを超えるほどになっています。
そんな筆者が考える楽天ポイントのおすすめな使い方は以下のとおりです。
おすすめの楽天ポイントの使い方・使い道
- 楽天カードの支払いに充てる【通常ポイントのみ】
- 楽天ペイで実店舗での支払いに充てる
- 楽天市場で100円未満の端数を支払う
- ラクマでの支払いに使う
- 楽天モバイルの支払いに充てる
- 楽天でんき&楽天ガスの支払いに充てる
- 楽天トラベルの支払いに充てる
- 楽天ビューティの支払いに充てる
- 楽天証券で投資する【通常ポイントのみ】
- 楽天銀行の振込手数料に充てる
楽天カードの支払いに充てる【通常ポイントのみ】
通常ポイントの使い道として、筆者が最もおすすめしているのがこの方法。
楽天カードには請求金額を通常ポイントで支払える機能が備わっています。それがポイントで支払いサービスです。
なぜポイントで支払いサービスがおすすめなのかというと、この方法で請求額をポイント払いにしても、その分のポイント還元をきちんと受けられるからです。
たとえば1ヶ月のクレジットカード請求額が1万円だったと仮定しましょう。これに通常ポイント5,000ptを充当すると、最終的な請求額は5,000円になります。
一般的なクレジットカードの場合、最終的な請求額である5,000円がポイント還元の対象です(5000÷100=50ptゲット)。しかし楽天カードの場合は違います。なんと元々の請求額である10,000円がポイント還元の対象になるのです。
これは見方を変えると「5,000ptの利用に対してもきちんと1%還元が受けられている」というのと同じことです。
楽天ポイントを使ううえでこれ以上のコスパを発揮するものは、後述の楽天ペイを除くとほかにありません。ですので通常ポイントの使い道はこれ1択だと捉えてしまってOK。
ポイントを消費するために無駄な買い物やサービス利用をしなくてよいのも評価点。
楽天ペイを使って実店舗の支払いに充てる
期間限定ポイントの使い道として、筆者が最もおすすめしているのがこの方法。
楽天ポイントは楽天ペイというバーコード決済アプリを使うことで、実店舗の支払いに充てることができます。
楽天ペイの魅力はどの支払い方法でも1%のポイント還元が受けられること。つまり楽天カードへの充当と同じく「ポイントを利用してさらにポイント還元を受ける」ということが可能なわけです。
しかも楽天ペイと楽天ポイントの両方に対応しているお店なら、ポイントの2重取りが可能。
楽天ペイでの支払い(1%)と、ポイントカードの提示(1%)で計2%のポイント還元が受けられます。
代表的なお店は以下のとおり。
楽天ペイと楽天ポイントの2重取りが狙える主なお店
- ファミリーマート
- サンドラッグ
- ツルハドラッグ
- すきや
- はなまるうどん
- ガスト
- くら寿司
- ビックカメラ
- Joshin
このように「現金による支出を抑えつつ楽天ポイントを貯められる」ということこそ、楽天ペイを使う最大のメリットだといえるでしょう。
実際に筆者も月平均で6,000pt以上の期間限定ポイントを獲得していますが、そのほとんどは楽天ペイで消費しています。
楽天市場で100円未満の端数に対してポイント支払いする
一般的に楽天市場では楽天ポイントを使ってはいけないとされていますが、これには例外があります。それは100円未満の端数に対してポイント支払いをすること。
実は楽天市場でのポイント還元は、100円ごとの購入金額に対して発生します。ですので100円未満の端数をポイントで支払っても、ポイント還元額は影響を受けないのです。
楽天ペイの利用頻度が少ない方は、これで期間限定ポイントを徐々に減らしていくのがおすすめです。
ちなみに楽天市場で楽天ポイントを使っていけない理由はこちらの見出しで解説しているので、あわせてチェックしてくださいね。
ラクマでの支払いに使う
ラクマとは楽天が提供しているフリマサービスのこと。こちらも楽天市場と同じく、商品の購入時に楽天ポイントを使うことができます。取り扱っている商品の多くは中古品なので、楽天市場よりも安く買えるのがメリット。
またラクマは5%OFFや100円OFFといったお得な割引クーポンを定期的に配布しています。筆者はこのタイミングを見計らって書籍を買うようにしているのですが、実はこれが非常におすすめ。
というのも読み終わった本をまたラクマで売ってしまえば、次に読む本の費用を捻出できるからです。特に「勉強にあまりお金は掛けたくないけど、かといって図書館は関連書籍が少なすぎる……」という方は試してみてはいかがでしょうか。
楽天モバイルの支払いに充てる
楽天モバイルとは楽天が提供しているキャリアサービスのこと。SPUの1つであり、契約するだけ楽天市場での還元率が+1倍(2023年12月より、最強プラン契約で+4倍)されます。
特徴は従量課金制の料金プランのみを提供していることでしょう。月々のデータ使用量に応じて、月額料金が以下のように変動します。
データ通信料 | 月額料金
(税込み) |
---|---|
0〜1GB | 0円 |
1〜3GB | 1,078円 |
3〜20GB | 2,178円 |
20GB以上 | 3,278円 |
この月額料金の支払いに楽天ポイントを充てることができます。
うれしいのはポイントで支払った分に対しても1%還元が受けられること。ですので実店舗で期間限定ポイントを使ったり、ラクマで商品を買ったりしない方にはかなりおすすめです。
楽天でんき&楽天ガスの支払いに充てる
実は楽天は、電気やガスといった生活インフラサービスも提供しています。こちらも楽天モバイルと同じく、利用料金を楽天ポイントで支払うことが可能です。
しかも電気とガスをセットで契約すると1%のポイント還元が受けられるほか、ポイントで支払った分もきちんとポイント還元されます。
楽天モバイルはSPUの観点からも非常におすすめなサービスではありますが、一方で筆者のように0円運用しているとポイント支払いする機会がありません。
それに対し電気代やガス代は生活をしていくうえで必ず発生するもの。ですので毎月確実に期間限定ポイントを消費できるのが魅力だといえるでしょう。
※各種キャンペーン非開催時に新規受付を停止している場合があります。
楽天トラベルの支払いに充てる
楽天トラベルとは楽天が提供している宿泊予約サービスのこと。旅館やビジネスホテルといった宿泊施設だけでなく、高速バスや飛行機といった移動手段の予約も可能です。
楽天トラベルで予約できる主なサービス
- 宿泊施設
- 旅行ツアー
- 航空券
- バス
- レンタカー
これらサービスの利用料金を楽天ポイントで支払うことができます。
また楽天トラベルでは利用額の1%がポイント還元されるほか、1回5,000円以上利用するとその月の楽天市場での還元率が+1倍されます。
ポイントで支払った分もきちんとポイント還元されるので、特に出張が多い方や旅行好きの方は狙い目。
楽天ビューティの支払いに充てる
楽天ビューティとは楽天が提供している美容院予約サイトのこと。人気ヘアサロンはもちろん、ネイルサロンやエステサロンの予約も可能です。
楽天ビューティーで予約できる主なサービス
- 美容院・ヘアサロン
- ネイルサロン
- まつげサロン
- エステサロン
- リラクゼーション・マッサージサロン
これらサービスの料金を楽天ポイントで支払うことができます。
また楽天ビューティでは利用額に対して1%のポイント還元が受けられます。しかもキャンペーンにエントリーしたうえでアプリから予約すると還元率は2%にアップ。
さらに楽天ビューティは3,000円以上のネット予約&施術完了で、その月の楽天市場での還元率が+0.5倍されます。
楽天トラベルと同じくポイントで支払った分もきちんとポイント還元されるので、普段から美容院やネイルサロンを利用している方におすすめ。
楽天証券で投資する【通常ポイントのみ】
楽天証券とは楽天が提供しているネット証券のこと。
こちらではポイント投資というサービスを提供しており、通常ポイントを投資信託などに充てることができます。
このポイント投資はSPU達成の条件でもあるので、「楽天市場での買い物をもっとお得にしたい!」という方にはかなりおすすめ。筆者もかれこれ10ヶ月以上継続しています。
ただし通常ポイントには「楽天カードの請求額を減らす」という重要な役割があります。ですので、あまり多くは使いたくないというのが本音。
また楽天証券のSPU達成条件は500円分以上のポイント投資です。一見すると「通常ポイントが500pt以上必要」と読み取れますが、実は通常ポイントを1ptだけ使って残りの499円をクレカ支払いしてもOK。実際に筆者もこれでSPUを達成しています。
特別な理由がない限り、通常ポイントはクレジットカードへの請求に充てるようにしましょう。
楽天銀行の振込手数料に充てる
楽天銀行とは楽天が提供しているネット銀行のこと。
楽天カードの引き落とし先にするとSPUが+1倍(2023年12月より+0.5倍)されるほか、ATM手数料は最大月7回まで無料です。無料回数分を超えて振込をおこなうと手数料が発生しますが、この手数料に楽天ポイントを充てることができます。
ただしこの振込手数料は、本来なら支払う必要のないお金です。そのため、そもそも手数料が発生しないよう立ち回るほうが重要だといえるでしょう。
楽天ポイントの使い方として損なのは「楽天市場での買い物」
これは楽天初心者の方にとってかなりショッキングな話だと思いますが、実は楽天市場で楽天ポイントを使うと一部SPUによるポイント還元が受けられなくなります。
なぜこのようなことが起きるかというと、実はSPUの中には楽天市場でのカード利用額に対してポイント還元されるものがあるからです。
具体的には以下の4つが挙げられます。
楽天市場でのカード利用額に対してポイント還元されるSPU
- 楽天カード
- 楽天プレミアムカード
- 楽天銀行+楽天カード
- 楽天の保険+楽天カード
楽天市場で楽天ポイントを使うと、その分クレジットカードの利用額が減ります。それに伴って上記SPUによるポイント還元額も減ってしまうというわけです。
よほどの理由がない限り、楽天市場では100円未満の端数に対してのみ楽天ポイントを使うようにしましょう。
楽天ブックスや楽天Koboなどで楽天ポイントを使うのも非推奨
楽天は楽天市場以外にも、以下のようなECサービスを提供しています。
楽天が提供している主なECサービス
- 楽天ブックス
- 楽天Kobo
- Rakuten Fashion
- 楽天ビック
- 楽天西友ネットスーパー
これらECサービスにて商品を買い物かごに入れると、楽天市場の購入画面へと遷移されます。つまり表面上は別サービスに見えますが、実際はどれも楽天市場の中の1サービスにすぎないというわけです。
こちらも楽天ポイントで商品を買うのは非推奨。なるべく100円未満の端数に対してのみ楽天ポイントを使うようにしましょう。
楽天ポイントを使う際の注意点は3つ
楽天ポイントは楽天市場で使うこと以外にもいくつか注意したいことがあります。それが以下の3つです。
楽天ポイントを使う際の注意点
- クレジットカードへの充当は毎回手動でおこなう必要がある
- 楽天ペイで1度に利用できるポイントは3万ptまで
- 店舗によっては楽天ペイの支払時にポイント還元されないことも
クレジットカードへの充当は毎回手動でおこなう必要がある
通常ポイントとして最もおすすめなのはクレジットカードへの充当。しかしこの手続きは毎回手動でおこなう必要があります。
この手続き自体は慣れれば3分以内に終わるので、そこまで苦ではありません。しかし問題なのは「充当の手続きは毎月12日~24日までしか受けつけていない」ということ。ですので手続きを忘れると3週間近くは通常ポイントを抱えたままになります。
どうしても期日を忘れてしまいそうな方は、Googleカレンダーなどで日付をメモするようにしましょう。
楽天ペイで1度に利用できるポイントは3万ptまで
楽天ペイで1度(または24時間以内)に利用できるポイントは3万ptまでとなっているので、家電や家具など高価な商品を買うのは難しいです。
筆者は高額なものを買う際は楽天カード、ちょっとしたお買い物は楽天ペイといったふうに使い分けています。
店舗によっては楽天ペイの支払時にポイント還元されないことも
楽天ペイは支払い時に1%のポイント還元が受けられるのが魅力です。しかしごくわずかではありますが、このポイント還元が適用されないお店があります。具体的には以下のとおり。
ポイント還元が適用されないおもなお店&機関
- 郵便局
- オーケー
- サンエー
- スターバックスコーヒー(一部店舗)
基本的にこれらのお店は、楽天ペイ以外の決済方法を使ったほうがお得。ですので楽天ペイを使うのは、期限が迫った期間限定ポイントを消費したいときのみにしましょう。
通常ポイントを楽天カードに充当する方法
楽天ポイントを使う際の注意点が分かったところで、実際に通常ポイントを楽天カードに充当するやり方を画像つきで解説します。
大まかな流れは以下のとおりです。
通常ポイントを楽天カードに充当するおおまかな流れ
- ユーザIDとパスワードを入力して[ログイン]をタップ
- [ポイント払い]をタップ
- 「ご利用ポイント数」を入力して[確認画面へ]をタップ
- [申し込む]をタップ
- 「受付が完了いたしました」と書かれていれば手続き完了
ここではスマホでのやり方を解説しますが、PCでも同様の流れで充当できます。
以下のリンクから、楽天カード会員専用のオンラインサービスである楽天e-NAVIへアクセスして手続きを行いましょう。
-
STEP1
ユーザIDとパスワードを入力して[ログイン]をタップ
-
STEP2
[ポイント払い]をタップ
-
STEP3
「ご利用ポイント数」を入力して[確認画面へ]をタップ
-
STEP4
[申し込む]をタップ
-
STEP5
「受付が完了いたしました」と書かれていれば手続き完了
コンビニでの楽天ポイント(期間限定ポイント)の使い方
次にコンビニでの期間限定ポイントの使い方を確認しましょう。
まだ楽天ペイを使ったことがない方は、以下のリンクからダウンロードして初期設定を済ませておいてください。
期間限定ポイントを優先的に使うための設定方法
楽天ペイを初めて使う方は、ひとつだけ注意しておきたいことがあります。それは「楽天ペイは初期状態のままだと期間限定ポイントを優先的に使う設定になっていない」ということ。
実際にコンビニに行く前に、その設定だけ変更しておきましょう。
-
STEP1
[設定]をタップ
-
STEP2
[使う]→[次回もこの設定を使う]→[OK]の順にタップ
初期状態だと「ポイント利用設定」の欄が[使わない]になっているので、これを[使う]に変更しましょう。
またこのままだとその設定が1回しか適用されないので、[次回もこの設定を使う]という欄にチェックを入れてください。
準備が整ったところで実際に支払う流れをコンビニで実践!
楽天ペイの設定を変更したら、さっそくコンビニで楽天ペイを使ってみましょう。ここではファミリーマートで楽天ペイと楽天ポイントカードによる2重取りを狙います。
なお楽天ペイはダウンロードしてから24時間以内はポイントカード機能が使えません。ダウンロードしたばかりの方は多少時間を置くか、今回は2重取りを諦めて手順②の「コード・QR払いをタップしてバーコードを提示」へと進みましょう
-
STEP1
[ポイントカード]をタップしてバーコードを提示
購入したい商品をレジに持っていったら、まず先にポイントカードを提示します。
多くの場合、店員さんが「ポイントカードはございませんか?」と尋ねてくるので、その際に「楽天ポイントカードあります」と伝えましょう。もし何も聞かれなかったら「楽天ポイント貯めます」と伝えればOK。
その後楽天ペイのアプリ画面にある[楽天ポイントカード]という欄をタップします。するとバーコードが表示されるので、それを店員さんに読み取ってもらってください。 -
STEP2
[コード・QR払い]をタップしてバーコードを提示
ポイントカードを読み取ってもらったら、次に支払いをおこないましょう。
「支払いは楽天ペイで」と伝えたら、[コード・QR払い]という欄をタップします。するとバーコードが表示されるので、それを店員さんに読み取ってもらってください。
これでポイントの2重取りは完了です。基本的にどのお店もこの流れで支払えるので、積極的に楽天ペイを活用してみてください。
楽天ポイントの使い道に迷った時は楽天ペイが無難
楽天ポイントにはさまざまな使い道がありますが、基本的に筆者は楽天カードへの充当か、楽天ペイでの支払いに使うことを推奨しています。
というのもやはり、「ポイントを消費しながら新たなポイントを獲得する」というサイクルが生まれるのは非常に大きいと感じているからです。楽天ペイに関しては楽天ポイントカードとの2重取りが狙えるのも高評価。
とはいえ中には「バーコード決済アプリに慣れていない……」という方もいるでしょう。そんな時はラクマで買い物をしたり、楽天サービスを活用したりするとポイントをうまく消費できます。
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