美顔器に求める機能はさまざま。シミ、シワ、たるみ、ほうれい線、クマなどエイジングサインへの手応えを感じられる優秀な商品に出会いたいもの。とくに、50代60代の女性が美顔器に求める悩みのなかでも「たるみ」「ほうれい線」の2つは他を圧倒しています。
美顔器を購入するにあたって「本当に効果があるのか?」「一番効くものが知りたいが、ヤーマンやパナソニック、ドンキで売ってる美顔器など、たくさん種類がありすぎてどれを選べばいいのかわからない」といった方もいるのではないでしょうか。
美顔器を選ぶ際には、自分の悩みがどういう原因から起きているかを知った方が適切なものが選べます。本記事では、たるみとほうれい線ができてしまう原因やケアの方法、おすすめの美顔器について年代別にご紹介していきます。
これからエイジングケアをしたいという方は、ぜひ美顔器購入の参考にしてくださいね。ほうれい線ができる原因や美顔器での効果的なケアの方法を知って、自分にぴったりの美顔器を見つけましょう。
50代60代の肌に合う美顔器|年齢肌をケアしリフトアップ効果を期待できる商品の特徴は?
最終更新日:2023年11月03日
美顔器の種類や効果
美顔器にはいろいろな種類があります。どんな種類があり、どんな効果が得られるのか見ていきましょう。
スチーム式美顔器
スキンケアの土台作りに向いていると言われるのが、スチーム式美顔器(スチーマー)。
本体に入れた水が細かいスチームになり、肌をふんわりと温かく包むことで毛穴を開かせたり、うるおいで肌を柔らかくしたりする効果があります。
そのため肌汚れが落としやすくなり、肌のくすみや毛穴汚れの軽減、また化粧水が入りやすくなって美肌効果も期待できます。
温かいスチームでリラックス効果もありますし、逆に冷たいミストを出して肌の引き締め効果を狙う機能が付いているタイプも。
スチームの量やの出る時間のタイマー付き、小さなテーブルにも置ける卓上タイプなど多くの種類が出ています。
ボタンで簡単操作できるので、初心者でも取り入れやすいタイプの美顔器です。
ローラー式美顔器
片手で持てる手軽さが人気なのがローラー式美顔器。
特に電源や充電が不要なタイプが多く、肌にそっと当ててコロコロっとローラーを転がすだけでケアができます。
顔全体にまんべんなく軽く当てられるI字型や、二の腕やウエストにも使えるY字型、高いマッサージ効果のローラーが4つ付いたタイプなど、種類も豊富です。
またローラー式ではなく、「かっさ」タイプのものもあり、使い方は同じくこちらも肌の上を滑らせるだけ。適した形状で作られていので、力要らずで顔のコリを優しくほぐしてくれます。
顔の巡りを良くする効果が期待でき、むくみやコリが取れて小顔を気にする方や目鼻がくっきりさせたい方に人気。体にも使えるタイプが多いです。
ピーリング式美顔器
超音波を使って肌に付着した水分をミスト状にし、肌の汚れや皮脂、毛穴汚れを吹き飛ばして肌をキレイにしてくれるのが、ピーリング式美顔器(ウォーターピーリング)です。
洗顔では落としきれなかったメイク汚れや皮脂汚れ、古い角質などを除去できるのでクリアな素肌を目指す人や、毛穴レス、ニキビレスな肌になりたい人におすすめ。
また比較的小型タイプが多いので持ち歩きにも向いています。スパや旅行など、自宅以外でも使えるのが魅力です。
リフトアップ系美顔器
「RF」というラジオ派という高音波や「EMS」という電気で筋肉を刺激して肌の奥にアプローチするのがリフトアップ系美顔器の特徴です。
RFは肌を温めてくれるので血流アップでコリがほぐれ、EMSは表情筋に刺激を与えるので肌にハリを与えてくれます。
「RF」と「EMS」の両方を搭載しているタイプの美顔器もあります。
また、手軽なハンディタイプからマスクタイプの「ウェアラブル」タイプもあり、種類はさまざま。
顔と体に両方に使えるタイプや、顔の鼻からのフェイスラインだけを覆うマスクタイプなど、種類がとにかく豊富です。
※リフトアップ美顔器は、上方向にマッサージすることで肌を引き締める効果をさします。
導入式美顔器
導入式美顔器と言われる美顔器は「イオン導入」とも呼ばれ、肌に微力な電流を流し、美容成分を肌に導入させる仕組みを用います。
つまり化粧水や美容液をイオン化させ、肌の角質層まで美容成分を浸透させることが可能になります。
特に水溶性の成分、特にビタミンCはコットンや手で塗るよりも、イオン導入美顔器を使うと、より肌に浸透させることができます。
逆に「イオン導出」という機能も同時に搭載されている美顔器も。こちらはイオン導入の逆の力を利用し、洗顔で取り切れなかった肌の汚れを吸着させ、取り除くことが可能。
イオン導出で肌をクリーンにしてから、イオン導入で美容成分を届ける。スキンケアに力を入れたい人にぴったりな美顔器と言えます。
ピンポイントケア式美顔器
目元の疲れを癒やしてハリを取り戻したい。小鼻の周りの毛穴汚れを取り除きたい。そんな「ピンポイント」な効果を狙うなら、専用の美顔器を使ってみましょう。
たとえば目元ケアをしたいなら、ゴーグル型でウェアラブルタイプの美顔器があります。
EMSとヒーター効果で、目の周りの筋肉を温めて刺激することでコリがほぐれ、目元がスッキリ、明るい印象へと導く効果があります。
また、毛穴が気になる方にはスポットタイプの美顔器をチェックしてみましょう。小鼻の周りや頬にあるつまり毛穴の原因の角栓や、汚れを吸引して落とすタイプの美顔器です。
入浴中など肌が塗れている状態で使い、毛穴汚れを根本からキレイにしてくれます。
50代60代の主なたるみの原因
たるみは目に見える肌の表面(表皮)だけの問題ではなく、表皮の下にある真皮や皮下組織、筋肉とも深く関わっています。
・表皮
皮膚の最も外側にある表皮は、水分の保持やバリア機能の役割を果たしています。
水分がたっぷり満ちた状態であれば、肌はみずみずしくつやつやとしてハリ感があります。しかし水分不足で乾燥状態が続くと、しなやかさやハリが失われ、しわやたるみへとつながってしまいます。
・真皮
表皮のすぐ下にあるのが真皮です。肌のハリや弾力を保つコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンは真皮でつくられます。
コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを生み出す力が低下すると、肌がしぼんだ状態になり、結果たるみへとつながってしまいます。
・皮下組織
真皮の真下にある皮下組織は、脂肪をつくり蓄えて、クッションのような役割をしています。この部分に脂肪がつきすぎてしまうと、その重みに耐えきれず、結果たるみへとつながってしまいます。
・筋肉
顔の表情筋が衰えると、筋肉のすぐ上にある肌もろとも下にずり落ちてしまいます。そのせいで顔がたるんでしまいます。
①加齢によるハリの低下
50代以降の主なたるみの原因は、加齢によるもの。年齢とともに肌のハリや弾力を支える成分を生み出す力は低下してしまいます。
肌内部の真皮という部分には、コラーゲン(肌の弾力を生み出す線維)・エラスチン(コラーゲンをサポートする線維)・ヒアルロン酸(水分を蓄える物質)などが存在し、もともと体にはそれらの成分を生成する力が備わっています。
しかし、加齢によりその力が衰え肌のしなやかさや弾力、ハリが失われ結果、たるみへとつながってしまうのです。
②脂肪の減少、増加
年齢を重ねると顔の脂肪が減りやすくなり、これも肌のハリ感が失われる一因です。
また、無理なダイエットで急激に体重を落とすと脂肪が減るペースに皮膚が追いつかず顔がたるんでしまったり、反対に、急激に脂肪が増加することで、脂肪の重みに耐えきれず顔がたるむこともあります。
③表情筋の衰え
顔には30種類以上の筋肉(表情筋)が存在しています。
顔の表情筋は身体の筋肉とは違い、皮膚のすぐ下についており、表情筋の力が弱まってしまうと、その上を覆っている皮膚や皮下脂肪を支えきれなくなってしまいます。その結果、重力に逆らえず顔が下へ下へと垂れていき、たるみが引き起こされてしまうのです。
他にも乾燥、紫外線、噛み癖などが影響している場合もあるので、自分の生活習慣がたるみを引き起こしていないか見直してみましょう。
たるみの種類
ひと言で「たるみ」といえど、その形状はひとつではありません。顔のパーツのあちこちで、さまざまな種類のたるみが生じるのです。
【たるみの種類】
・上まぶたのたるみ
・下まぶたのたるみ
・頬のたるみ(ゴルゴライン)
・ほうれい線
・マリオネットライン
・あごのたるみ
・首のたるみ
たるみの予防、解消に効果的な方法は?
たるみの予防
顔のたるみを先回りして回避するために、普段どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
顔のたるみ回避のために気を付けたいことは
・紫外線対策
・乾燥対策
・バランスの取れた食事
・表情筋を鍛える
・表情のくせを治す
・正しい姿勢を心がける
などです。
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STEP1
ハリ肌を目指す方法①紫外線ケア
紫外線は「肌に最も悪い影響を与えるもの」といわれています。
紫外線が肌に与えるダメージは深刻で、紫外線A波(UV-A)は、肌のハリや弾力を支える真皮層のエラスチンやコラーゲン線維を攻撃して損傷させてしまうだけでなく、これらの成分をつくり出す力をも弱めてしまいます。
また紫外線は、老化の原因・酸化を促す活性酸素を体内で大量に発生させます。日常的に紫外線ケアをすることはとても重要です。 -
STEP2
ハリ肌を目指す方法②保湿ケア
乾燥によるたるみを加速させないためには、十分な保湿が不可欠です。
特に秋口は、空気の乾燥に夏の間にうけた肌ダメージが重なり、たるみをより感じやすくなる季節といわれています。念入りな保湿ケアを日常に取り入れ、ふっくら肌を目指しましょう。 -
STEP3
ハリ肌を目指す方法③頭皮ケア
顔と頭は一枚の皮膚でつながっています。そのため、頭皮の柔らかさの状態は顔の皮膚の状態に大きな影響を与えてしまうのです。
頭皮が凝り固まると、顔の皮膚を引き上げる力が弱まってしまい、その結果、顔がたるんでいくことに。マッサージや保湿で頭皮をいたわりケアしましょう。 -
STEP4
ハリ肌を目指す方法④表情筋を使う
筋肉は使わないと徐々に衰えてしまいます。表情筋も例外ではありません。
スマホやパソコンの長時間使用で顔の筋肉がこわばるのにも注意です。日頃から表情筋を使うことを心がけましょう。 -
STEP5
ハリ肌を目指す方法➄美容家電を使う
いまや美容家電は自宅で気軽に使える身近な存在です。
美容家電をうまく日常に取り入れることで、ハリのある肌へとアプローチできます。
ただ、過度な刺激が逆にたるみへとつながるケースもあります。指定の使用方法・使用時間は必ず守りましょう。
このように、ハリ肌になるためのさまざまなセルフケアは自宅でも可能です。深刻なたるみに悩んでいる場合は、美容クリニックに相談するという手もあります。
ほうれい線を一番効果的に消すには?
自宅でいつでも気軽に使うことができる美顔器にはさまざまな効果がありますが、たるみが大きな原因となるほうれい線のしわにもおすすめできます。
美顔器をうまく取り入れることで効率よくほうれい線ケアを行いましょう。
ほうれい線は、何年もかけて傷んできたコラーゲンやエラスチンの変性・減少に加えて、本格化した皮膚のたるみが発生の大きな原因となります。
すでに弾力を失っているコラーゲンは、無理に強く引っ張ったり、動かしたりすることでダメージを受け、ほうれい線を深くしてしまうことがあります。皮膚のたるみを解消してほうれい線を消すには美顔器がおすすめです。
ほうれい線ができる原因は?
口の横にくっきり出てきてしまう、気になるほうれい線のしわ。年齢肌を一気に感じてしまう「ほうれい線」ができてしまう原因は複数ありますので、自分がどれに当てはまるかチェックしましょう。
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STEP1
①加齢
年齢を重ねることによって起きる肌の弾力不足によって、頬がたるみやすくなります。
そのたるみで頬の位置が下がり、ほうれい線にしわが刻まれる原因となってしまうのです。
また、年齢を重ねていくと、コラーゲンが年々減少するのも、ほうれい線のしわをできやすくしてしまう原因。スキンケアやサプリなどでコラーゲンを補うことが重要となります。
一般的には30〜40代以降で気になる方が増えるほうれい線の悩みですが、10〜20代から気になっていたという方もいます。
ほうれい線があると老けた印象を与えてしまうので、困った存在です。 -
STEP2
②乾燥
季節などの環境の変化によって肌が乾燥することで、しわの原因に。頬を含むUゾーンは特に乾燥しやすいく、ほうれい線のしわも出やすくなります。
秋冬の乾燥しやすい季節はもちろんのこと、最近は湿度の高い初夏から夏にかけても、空調の影響で乾燥しやすくなっているため、1年を通して気をつける必要があります。
肌のハリがなくなると、溝のようなほうれい線が目立ちやすくなります。しっかりと保湿やハリのケアを行うようにしましょう。 -
STEP3
③表情筋の衰え
顔の筋肉である表情筋は特殊な筋肉で、目や口を開くなどの運動に加えて、笑う・怒るなどの表情をつくる筋肉としての役割を担っています。
その筋肉が衰えると、支える力が失われて、たるみの原因に。ほうれい線のしわも目立ちやすくなっていきます。
とくに、口周りの筋肉がおとろえていないかチェック。有名な「あいうべ体操」は口周りや舌周りの筋肉を鍛えることができるので、ほうれい線の予防につながると言われています。
あいうべ体操
①「あー」と口を大きく開く
②「いー」と口を大きく横に広げる
③「うー」と口を強く前に突き出す
④「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
①~④を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続けます -
STEP4
④生活習慣
10代や20代のほうれい線は、乾燥が主な原因であることに加え、噛み癖や頬杖など生活習慣で起こることが多いので、「片側だけほうれい線」になることも。
また、ほうれい線は笑いジワの一種とも言えます。笑ったときに刻まれるシワはその都度刻みこまれていくので、無表情でほとんど笑わない人に比べると、よく笑う人の方がほうれい線はできやすいといえます。
ほうれい線がない人の特徴は表情シワが少ない人だともいえるでしょう。 -
STEP5
⑤骨格
ほうれい線のしわがある部分は口の周りにあり、他の部位と比べてくぼんだ場所にあります。そのため、骨格的にしわになりやすい部分となり、ほうれい線が目立つリスクに。
骨格を簡単に変えることは難しいので、表情筋や美顔器でカバーしましょう。
また、口元が突き出ているタイプの顔立ちだと、口を開閉するときに皮膚が引っ張られてシワが折りたたまれやすくなるので、若くてもほうれい線が出やすいケースもあります。
ほうれい線に一番効果的な美顔器の選び方
ほうれい線対策として美顔器を使用したい場合、どの美顔器を選べば良いのでしょうか?
ここからはほうれい線をケアするための美顔器をどのように選べばいいかポイントをご紹介します。
機能で選ぶ
ほうれい線に対するケアとして必要なのは、リフトアップとハリ弾力アップの2点です。
それぞれの効果が期待できる美顔器は以下のようなものがあります。
リフトアップのケア
・超音波
・マイクロカレント
・EMS
ハリ・弾力ケア
・LED
・ラジオ波
・イオン導入
コスパで選ぶ
機能が良くても、高ければ購入を迷ってしまいますよね。かといって安ければ良いというわけではなく、予算と美容効果を照らし合わせたうえでコスパが良いものを選ぶことが大切です。
また、電源が必要であるものかどうかも重要なポイント。故障がなく使えるローラータイプは一見割高に見えても、結果的にコスパが良いこともあります。
美顔器は商品によってはランニングコストが高いものもあるため、そのあたりもしっかりチェックして購入しましょう。
ほうれい線対策の美顔器の使い方
良い美顔器を使っていても、使い方が正しくなければ効果が出にくく、意味がなくなってしまいます。それぞれの美顔器で定められている使用方法を守ることに加え、使い方のポイントをおさえましょう。
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STEP1
タイプで選ぶ
美顔器にはさまざまな種類があるので、肌の状態や日々の生活に合わせて選びましょう。
肌が敏感で刺激が気になる方は、比較的摩擦が少ないものを。忙しい中ケアしたい方は、両手が空くマスクタイプが便利です。
移動が多い方には、持ち運びに最適なコードレスタイプも見逃せません。
主な美顔器のタイプ
・ローラータイプ
・コードレスタイプ
・マスクタイプ -
STEP2
商品ごとに定めされた美顔器の使用頻度を守る
美顔器の種類にもよりますが、特に指定がない場合には週に2〜3日、1日〜2日おきの定期的な使用がおすすめです。
毎日使うと肌に負担がかかってしまいますが、週に1回など使用頻度が少ないと効果が出にくくなります。 -
STEP3
専用ジェルや化粧水を使用する
美顔器を使用するときは化粧水やクリーム、専用のジェルなどを使用しましょう。
何もつけずに直接使うと肌にダメージを与えてしまい逆効果になってしまいます。
また、美顔器との相性も大切。接触によるダメージはできるだけおさえるように意識することが大切です。
日々のほうれい線対策とは?
美顔器を使うことに加えて大切なのは、毎日のセルフケアです。ここからは、ほうれい線に必要なケアについてご紹介します。まずはできることからひとつずつ取り入れていきましょう。
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STEP1
リフトアップ効果を高める向きで使う
ほうれい線に必要なのはリフトアップです。美顔器を使用する際にはリフトアップを意識した方向で使うことが大切。
基本的には下から上へと、持ち上げる方向で使いましょう。 -
STEP2
毎日のスキンケア
年齢を重ねるたびに気になるしわやたるみ。加齢とともに現われるこのような悩みは、肌のハリを保つ水分やコラーゲン、セラミドなどの栄養をキープできず減少してしまっているのが大きな要因のひとつです。
加齢と共に失われていくコラーゲンなどの皮膚の中の栄養を、美容液でしっかりと肌内部に補充していくことで、しわやたるみのケアに一役買ってくれます。
肌のハリに効果が期待できる成分
・レチノール
・ナイアシンアミド
・ヒアルロン酸
・セラミド
・ヒト幹細胞培
・ビタミンC誘導体
・コラーゲン
・コエンザイムQ10
・アスタキサンチン
・アセチルヘキサペプチド
肌への栄養補給のポイントは水分とタンパク質。しっかりと肌内部から支えることで、しわやたるみの予防をすることができます。 -
STEP3
紫外線ケア
紫外線を浴びることによって起きる光老化は、たるみやしわ・乾燥の元となってしまい、気になるほうれい線のしわを際立たせてしまいます。
普段から日焼け止めをしっかりと使うように意識をして、帽子や日傘などの小物も活用し紫外線から肌を守りましょう。 -
STEP4
生活習慣
姿勢の悪さはたるみに繋がり、ほうれい線のしわも目立ちやすくなります。
また食生活の乱れも肌の弾力やハリ不足の原因になります。姿勢をよくして、バランスの良い食生活を送るなどといった生活習慣の見直しも大切です。 -
STEP5
表情筋のトレーニング
表情筋の衰えもたるみを誘発し、しわが深くなる原因のひとつです。
普段から笑顔でいる習慣を意識するほか、口周りや目周りの筋肉を動かすようなエクササイズを行うなど、表情筋のトレーニングを行うと良いでしょう。
シミ、くすみ対策美顔器の選び方
美顔器でお肌のターンオーバーを正常に近づけることで、シミの出来にくい肌を作ります。
透明感を手に入れたいという方には、スキンケアのサポートをしてくれるタイプの美顔器がおすすめです。美顔器を使うことで直接美白効果に繋がるわけではありませんが、美白有効成分が配合されたスキンケア用品がしっかりと浸透するよう、肌の汚れをクリーンにしておくために美顔器を使うことがおすすめ。
ピーリング式・スチーム式美顔器で肌の汚れをオフしたあと、導入式美顔器で有効成分を効率よく届ける。この作戦で透明感を手に入れましょう。また、できてしまったシミに対しても美顔器を使用することで、スキンケアでは届かない部分にしっかりアプローチをかけます。
皮膚を引っ張ったり強く押しつけるなど、お肌の刺激や摩擦になるとシミにつながる可能性があります。肌の負担にならないように、正しく使いましょう。
くすみ対策
【乾燥型くすみ対策】
乾燥型のくすみは「乾燥させない」ことで防いでいきましょう。そのためには環境と肌の両面からアプローチしていく必要があります。
具体的には、まず肌が乾燥しない環境づくりが必要です。空調のきいた部屋や乾燥した空間では加湿器を使う、エアコンの風を直接浴びないよう調節するなど、肌の水分が失われにくい環境を自らつくっていくことで、からだの外側から乾燥を防いでいくことが可能です。
肌の面では、やはり徹底した保湿ケアが何より大切です。保湿面に優れたスキンケアアイテムを使って念入りにお手入れし、みずみずしい肌状態を保ちくすみを防いでいきましょう。
また、肌を乾燥させないためにはしっかりと栄養をとることも忘れてはなりません。栄養バランスのとれた食生活を心がけましょう。飲み物から十分に水分を摂取することも大切です。
【メラニン型くすみ対策】
肌の黒化の原因・メラノサイトを活発にさせる紫外線A波は、冬になっても夏の半分程度しか量が減りません。夏はもちろん、UVケアは一年中おこなうのがおすすめです。
また、紫外線A波は雲やガラスを通り越し、肌へと届きます。曇りの日や車の中、室内にいても油断はできません。シーンや用途に合わせて日焼けどめを使い分け、日常的に紫外線対策をしていきましょう。
紫外線によるダメージの蓄積が、後にくすみとなって肌に現れることもあります。日々のUVケアが、未来のくすみから私たちを救ってくれるともいえるのです。
40代になると、ほうれい線やシワ、ハリ、シミなどさまざま肌トラブルが起こってきます。これらの肌トラブルの根本は、水分不足が原因です。まずは、イオン導入などで肌に美容成分を浸透させていきましょう。
気になるシワやハリ不足に関しては、EMSや超音波などで筋肉を動かしトレーニングすることが大切です。また、ローラータイプの美顔器もおすすめ。下から上に向かって肌を引き上げることで、マッサージ効果でフェイスラインが引き締まり、フェイスラインのもたつきが気にならなくなりますよ。
できてしまったシミは、美顔器でケアするのは難しいのですが、イオン導出やウォーターピーリングなどを使うことで、古い角質などによる汚れや乾燥くすみがケアできて、明るい肌に仕上がります。
くすみ対策美顔器の選び方
くすみの原因はひとつではないため、原因に応じた美顔器選びが大事です。
血行不良や冷えが気になる方はスチーマータイプの美顔器でしっかり温めてあげるのが◎。紫外線によるくすみが気になる方はイオン導入タイプの美顔器でしっかり美白成分のスキンケアを届けましょう。
乾燥くすみが気になる目元のくすみが気になる方はRF(ラジオ波)やマイクロカレント美顔器でケア。肌をあたため、デリケートな目元へ刺激が少ないマイクロカレント機能で肌をほぐします。角質肥厚型くすみには、超音波美顔器で毛穴から汚れを落とし、透明感のある肌へ。
買ってはいけない美顔器は?
美顔器は自宅で気軽に美肌ケアができる便利なアイテムですが、決して安い買い物ではないので、後悔のないものを選びたいですよね。
ですが、編集部のリサーチでは美顔器への満足度が意外と低いことがわかりました。その理由は何なのでしょうか? 買って後悔してしまう美顔器の特徴は以下の通りです。
乾燥肌や敏感肌の人はレーザー美顔器は避ける
レーザーが黒いものに反応する性質を利用し、シミやそばかすなどにアプローチすることができるレーザー美顔器。
ですが、メーカーや機種によって出力に違いはありますが、刺激が強いことが多いため、乾燥が強い方や肌が弱く敏感な方にはオススメできません。もし使用するときは、照射するレーザーを最弱に設定し、肌の様子を見て短い時間から使用しましょう。
妊娠中・授乳中や皮膚アレルギーのある人はRF(ラジオ波)美顔器を避ける
ラジオ波と呼ばれる周波数の高い電磁波で振動を与え、それにより発生するジュール熱で肌の内側から温め、代謝を促すRF美顔器。
ホルモンバランスが崩れやすい妊娠中や授乳中にRF美顔器を使用すると、肌荒れの原因になることがあります。
電気のピリピリ感が苦手な人はEMS美顔器を避ける
電気の刺激を筋肉に加えて鍛えるEMS美顔器。自分では動かしづらい顔の筋肉を電流によって動かすことで、筋肉を収縮させて顔を引き締めてくれます。
顔の筋肉が収縮することでリフトアップや小顔などの効果が期待できるのです。 また顔の筋肉を刺激することでほうれい線などのシワ対策にも効果があるといわれています。
EMSは肌に電流を流してケアするので、特有のピリピリ感があります。感じ方には個人差がありますが、刺激を感じやすい方は注意が必要です。
50代60代向け美顔器おすすめ商品ランキング
1位:ヤーマン 「フォトプラス EX HRF20」
リフトアップしたい50代から人気の高い美顔器は、年齢肌に対応したヤーマンのRF美顔器「フォトプラス EX HRF20」。ラジオ波でお肌の深部 (角質層) まで温めながら、クレンジング・うるおい・表情筋ケア・フォトでのケアをし、仕上げの冷却でハリとキメの整ったお肌へ。
RF(ラジオ派)とEMSが、50代以降のゆるみがちなフェイスラインにしっかりとアプローチ。ジェルをつけてほうれい線、目元、口元など引き上げるように動かしていくことで、気になる部分をしっかりとケアしてくれます。
2位:パナソニック スチーマー ナノケア EH-SA3B
顔色の悪さやメイクのりの悪さが気になる50代にとっては、スチーマーは1台持っておくと強い味方。
メイク落とし、お手入れのときにスチーマーを取り入れると、お肌がもちもちに水分量がアップする手応えを感じるはず。
3位:ヤーマン mysé スカルプリフト プラス MS82W
ヘアのボリュームや白髪などエイジングがきになる50代以降。肌も髪も1本でケアできるヤーマンの「ミーゼ スカルプリフト プラス」は頭皮も表情筋にもアプローチ。
独自の低周波EMSで頭皮も顔もデコルテも刺激。ブラッシングしながらピンのような電極から出されるEMSと微細な振動で硬くなりがちな「頭筋」や表情筋をケアできます。
3位:ReFa CARAT RAY
「ReFa CARAT RAY」は全身のお肉をしっかりつかんでつまみほぐしてくれる美顔器。充電もいらず、お風呂でも使えるので、「他の美顔器は使わなくなってしまったけれどこれだけは続いている」という声も。
消耗品不要で、たるみの気になる部分にたっぷり使える点も人気です。顔だけではなく、全身のたるみが気にな50代60代には、お守りのような存在に。
4位:デンキバリブラシ
顔だけではなく頭皮や全身に使えるデンキバリブラシ。高価ながらも、芸能人やヘアメイクアーティストの方にファンが多いとあって、憧れの美顔器。
安価な類似品も出てきましたが、やはり本家の性能が断然良いという声を聞きます。年齢を重ねた50代、60代のご褒美、自己投資として買われる方も。
※監修者は「おすすめ超音波美顔器」について監修をおこなっています。ランキングに掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミを集計・ランキング付けしたものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※「ノンコメドジェニックテスト済み」はすべての人にニキビが発生しないということではありません。
※本記事でいう「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。
※本記事における「リフトアップ」とは、下から上に引き上げるお手入れのことを指します。
※美容の悩みを解決した人たちがどんな商品を使ってきたかをアンケート調査し、有効だと感じた「最後の商品」を調査しました。
※アンケートの結果をもとに「最後の商品」になったおすすめの美容商品を掲載します。
※調査は美容の悩みを解決できたと感じた方を対象に、WEBアンケートを行い有効回答数は5763名です。
薬機法管理者・コスメ薬機法管理者
薬機法管理者、コスメ薬機法管理者資格を有するTOPICS編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。