マンガを最もよく読むのは20代 男性は紙の単行本・女性は無料の電子書籍の利用が多い

マンガを読む頻度を尋ねたところ、マンガを読むことがある人は全体の60.42%。そのうち、最多は「月1回未満」14.89%でした。

月1回以上読んでいる人は全体の45.52%で、「週1～3日」が14.58%、「ほぼ毎日」が14.48%でした。

男女別でマンガを読む頻度の回答内訳を見ると、「マンガは読まない」は女性の方が多いです。

マンガを読むことのある人の中で、男性は「週1～3回」16.48%が最多。月1回以上読む人は、女性より男性が7.97ポイント高くなっています。

年代別で見ると、マンガを読んでいる人が最も多いのは20代です。月1回以上マンガを読んでいる人が20代では62.25％。その後に30代 57.58%、10代 51.81%と続きます。

男女・年代別でさらに細かく見てみると、マンガを最もよく読んでいるのは男性20代。マンガを読むことのある人の割合は20～60代では男性の方が大きいですが、10代のみ女性が男性を上回っています。

また、女性30代の「ほぼ毎日」の割合が、男性20代と同数と大きい点も特徴的です。

マンガを読むと回答した1,189人に、マンガをどのようにして読んでいるか（複数回答可）を尋ねました。

最多は「無料の電子書籍」44.66%。次点は「紙の単行本を購入」41.72%で、「電子書籍の単行本を購入」より15.65ポイント高く、購入する場合は電子より紙を選ぶ方が多いようです。

男女別で回答を見ると、「無料の電子書籍」の女性の割合が大きくなっています。また、「家族・友人から借りる」の女性の多さも特徴的です。

一方、男性は「紙の単行本を購入」が「無料の電子書籍」を上回っています。「電子書籍の単行本を購入」「電子書籍のマンガ雑誌を購入」の割合も大きめで、マンガを購入して読んでいる方が多いようです。

年代別で見ると、10代は「無料の電子書籍」「紙の単行本を購入」の割合が大きくなっています。一方で「電子書籍の単行本を購入」は全年代の中で、もっとも割合が小さくなっています。

20代は「無料の電子書籍」の割合が小さく、「電子書籍の単行本を購入」「紙のマンガ雑誌を購入」「電子書籍のマンガ雑誌を購入」の割合が大きくなっています。他の年代と比較して、マンガ雑誌の利用率が高いのが特徴的です。

30代・40代は「無料の電子書籍」「紙の単行本を購入」「電子書籍の単行本を購入」の割合が大きい傾向にあります。また、30代は「電子書籍読み放題サービス」の割合が大きくなっています。

50代・60代は「無料の電子書籍」「紙の単行本を購入」が多く、「家族・友人から借りる」の割合も他年代より比較的大きいです。

マンガを読むと回答した1,189人に、マンガを読むなら紙の書籍派か電子書籍派かを尋ねました。「紙の書籍」が48.28%、「電子書籍」が36.00%で、「紙の書籍」の方が18.28ポイント高い結果となりました。

年代別で回答の内訳を見ると、30代以外は「紙の書籍」が「電子書籍」を上回っています。特に60代が最も大きく、60.00%が「紙の書籍」の方が良いと回答しました。

30代だけは「電子書籍」が「紙の書籍」を4ポイント上回りました。しかし、30代は「どちらでもない・わからない」の回答が16.88%だったため、「電子書籍」の割合が最も大きいのは20代でした。