「楽天ふるさと納税」について調べていると、”ポイント廃止”というワードを見つけて、心配になった方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、どうしてポイント廃止の噂が立ったのか、その理由・原因について紹介します。
結論から言うと、「楽天ふるさと納税」では現在もポイントが付与されており、ポイントの廃止はされていません。以前と変わらず「楽天ふるさと納税」の返礼品を受け取り、楽天ポイントを手に入れることができます。
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楽天ふるさと納税のポイント廃止で損する? 2023年末でも利用すべき理由
最終更新日:2023年12月11日
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楽天ふるさと納税でポイント廃止はされていない
結論から言うと、「楽天ふるさと納税」によるポイント還元の廃止はされていません。ただし、ここ最近は楽天カード獲得ポイントの計算方法や楽天SPUなどの特典内容が変更したことで、お得感が下がった面があるのも事実です。
なぜポイント廃止の噂が立った? その理由とは
「楽天ふるさと納税」で、どうしてポイント廃止の噂が立ったのか、考えられる理由や原因は以下の4つです。
- 2017年:納税ポイント10倍キャンペーンの廃止
- 2022年4月:ポイント進呈ルールの変更
- 2023年11月:楽天カード利用獲得ポイント計算方法の変更
- 2023年12月:楽天SPUの特典内容変更
ここからは、ポイント廃止の噂が立った理由・原因について、詳しく紹介していきます。
2017年:納税ポイント10倍キャンペーンの廃止
2017年頃までは各自治体が「楽天ふるさと納税」で出品している返礼品に、独自のポイントを加算する動きがありました。
ポイントの出どころは楽天ではなく、返礼品を提供する各自治体でした。よりお得に利用してもらおうとこのような取り組みをする自治体が増えた結果、競争が激化。
結果的に「本来のふるさと納税の趣旨から外れてしまいかねない」などの理由で法律改正がされ、2018年以降は納税ポイント10倍キャンペーンは実施されていません。
2022年4月:ポイント進呈ルールの変更
楽天市場を始めとした楽天サービスでは、利用額に応じて楽天ポイントが進呈(付与)されます。そのルールが、2022年4月から一部サービスで変更。変更前はポイント進呈の対象金額が税込みだったのに対し、変更後は税抜きになりました。
例:楽天市場で10,000円(税抜)の買い物をして、ポイントが10%付与される場合
・変更前:(税抜10,000円 + 消費税 1,000円)× 10% = 1,100ポイント
・変更後:税抜10,000円 × 10% = 1,000ポイント
ポイント進呈の対象金額に消費税が含まれなくなったことで、楽天市場などの楽天サービスを頻繁に利用していた方にとっては、大きなマイナスとなりました。
なお、寄付金額に消費税はかからないので、「楽天ふるさと納税」はポイント進呈ルールの変更の影響はありません。
2023年11月:楽天カード利用獲得ポイント計算方法の変更
楽天カードの利用金額に応じて、毎月15日前後に進呈される楽天カードの利用獲得ポイント。その利用獲得ポイントの計算方法が、2023年11月請求分から変更されました。
変更前は月間の合計利用額に対して100円につき1ポイント付与されていましたが、変更後は1回の買い物ごとの利用金額に対し、100円につき1ポイント付与する計算となりました。
例:楽天市場で税込3,980円、5,980円、2,650円、1,110円の買い物を行なった場合
変更前:(3,980円 + 5,980円 + 2,650円 + 1,110円)× 1% = 137ポイント
変更後:(3,980円 × 1%)+(5,980円 × 1%)+(2,650円 × 1%)+(1,110円 × 1%)= 135ポイント
※100円未満は利用分は切り捨て
このように1回の買い物ごとにポイントが付与される計算方法に変わったことで、若干ポイント還元が減少します。
ただ、毎年4~5万ほど「楽天ふるさと納税」で寄付したとしても、数十ポイントほどの差です。従来の計算方法に比べて、お得感が大きく減少するというわけではありません。
2023年12月:楽天SPUの特典内容変更
2023年12月から各サービスの特典内容が変わり、楽天SPUのポイント倍率や獲得上限ポイントが変更されました。
SPU特典内容の比較
サービス | 改定前 | 改定後 |
---|---|---|
楽天モバイル+会員ランク特典 | 最大+3倍 | +4倍 |
楽天モバイルキャリア決済 | +0.5倍 | +2倍 |
Rakuten Turbo/楽天ひかり | +1倍 | +2倍 |
楽天カード通常分+特典分 | +2倍 | +2倍 |
楽天プレミアムカード | +2倍 | なし |
楽天銀行+楽天カード | 最大+1倍 | 最大+0.5倍 |
楽天証券 投資信託 | +0.5倍 | +0.5倍 |
楽天証券 米国株式 | +0.5倍 | +0.5倍 |
楽天ウォレット | +0.5倍 | +0.5倍 |
楽天トラベル | +1倍 | +1倍 |
楽天ブックス | +0.5倍 | +0.5倍 |
楽天Kobo | +0.5倍 | +0.5倍 |
Rakuten Pasha | +0.5倍 | +0.5倍 |
Rakuten Fashionアプリ | +0.5倍 | +0.5倍 |
楽天ビューティ | +0.5倍 | +0.5倍 |
楽天モバイルの特典が会員ランク関係なくポイント倍率が+4倍になる一方で、楽天プレミアムカードの特典(+2倍)がなくなる、獲得上限ポイントが大きく下がるなど、全体的にお得感が減少しました。
楽天ふるさと納税は変わらずお得度が高い
楽天ポイントの進呈ルールや楽天SPUの特典内容が変更したことで、以前よりはポイント還元率が減少しているものの、ふるさと納税サイトのなかではトップクラスの還元率を誇ります。
受け取れる楽天ポイントが一部減少しましたが、それでも「楽天ふるさと納税」の利用がお得な点は変わりません。
楽天ふるさと納税のメリット
- ネット通販(楽天市場)とほぼ変わりなく利用できる
- あらゆる手段でポイント還元を受けられる
- 各自治体の特色がわかりやすく掲載されている
「楽天ふるさと納税」の利用で、普段のネットショッピングと同じ感覚で申し込みができるだけではなく、楽天系列の各種サービス・キャンペーン利用で大量のポイントが獲得しやすい点が大きなメリットです。
さらにサイト内も、返礼品を提供している各自治体の特色や商品の紹介が詳しく掲載されているので、寄付する場所重視で選びたい人にとっても参考になりやすいです。
「お得感が下がったから……」とあきらめず、お得な制度をフルに活用しましょう!
楽天ふるさと納税と一緒に利用したいキャンペーン
「楽天ふるさと納税」でより多くの楽天ポイントを獲得したい方は、キャンペーンを併用して、プラスアルファを狙うのがおすすめです。
常にポイントアップの対象である楽天SPUと組み合わせることで、楽天ポイントの倍率が30倍を超えることも。ここからは「楽天ふるさと納税」で開催されているキャンペーンについて紹介します。
また、下記記事では、月別に「楽天ふるさと納税」をお得に利用できる日をまとめています。具体的にいつお得になるのか気になる方は、ぜひご覧ください。
楽天ふるさと納税をよりお得に利用したい方はチェック!
お買い物マラソン
基本的に毎月開催される楽天のお買い物マラソン期間中は、1,000円以上(税込)購入した店舗数に応じてポイント倍率が最大10倍(通常1倍+9倍)になる、ショップ買いまわりというキャンペーンが開催されます。
このショップ買いまわりキャンペーンは、「楽天ふるさと納税」での寄付も対象で、1,000円以上(税込)寄付した自治体1つにつき、ポイント倍率が+1倍されます。
この記事だけでお買い物マラソンを理解できる!
楽天スーパーセール
年4回開催される楽天スーパーセールの期間中は、1,000円以上(税込)購入した店舗数に応じてポイント倍率が最大10倍(通常1倍+9倍)になる、ショップ買いまわりというキャンペーンが開催されます。
お買い物マラソンとの大きな違いは、楽天市場のセール対象商品の割引率が高く、最大半額以下で購入できることです。また、ショップごとに独自のセールを開催している場合もあり、お得になっている商品の種類が豊富です。
ワンダフルデー
毎月1日は、合計3,000円(税込)以上の買い物をすると、ポイント倍率が+2倍になるワンダフルデーが開催されます。
ワンダフルデーは+2倍のポイントアップのほか、リピート購入することで、さらにポイント+1倍になるキャンペーンも実施。毎年同じ自治体に寄付している方は、リピート購入でお得に「楽天ふるさと納税」を利用できる可能性があります。
5と0のつく日
「楽天ふるさと納税」は毎月5と0のつく日に、エントリーをしたあと、楽天カードを利用して買い物をするだけでポイント倍率が+1倍されます。
楽天SPUと通常のポイント倍率をあわせると+4倍になるので、ほかのキャンペーンより簡単にポイントアップできるのが魅力です。
ご愛顧感謝デー
毎月18日に開催されるご愛顧感謝デーは、楽天のゴールド会員・プラチナ会員・ダイヤモンド会員を対象としたキャンペーンです。
ゴールド会員は+1倍、プラチナ会員は+2倍、ダイヤモンド会員は+3倍とランクに応じてポイント倍率が上がります。
ご愛顧感謝デーは保有している楽天ポイントで支払いをしても、ポイントアップの対象となります。楽天ポイントが貯まっている方は、ご愛顧感謝デーにあわせて「楽天ふるさと納税」で寄付するのがおすすめです。
39キャンペーン
39ショップとよばれる対象の店で、3,980円(税込)以上の買い物をすると、ポイントが+1倍になるキャンペーンです。
「楽天ふるさと納税」に掲載されている自治体の大半は39ショップかつ、返礼品も3,980円(税込)以上のもがほとんどなので、簡単にポイント倍率を上げることができます。
なお「楽天ふるさと納税」で寄付をする前に、39キャンペーンのエントリーを行わないと、ポイントアップの対象にならないので注意しましょう。
勝ったら倍キャンペーン
勝ったら倍は、プロ野球の楽天イーグルス、Jリーグのヴィッセル神戸の試合結果により、ポイントが最大+2倍になるキャンペーンです。
楽天イーグルス、ヴィッセル神戸が試合に勝てばポイントが+1倍に。2チームの試合が同じ日にあった場合、両チームが試合に勝てばポイントが+2倍となります。
ポイントが+1倍もしくは+2倍になる期間は、試合終了後翌日の0:00から23:59までと非常に期間が短いため、「楽天ふるさと納税」で寄付をする場合は急ぎましょう。
楽天ふるさと納税がお得になる日をチェック!
楽天ふるさと納税でおすすめしたい返礼品
食品や日用品、家電など、ふるさと納税の返礼品は多種多様で、「楽天ふるさと納税」も幅広いジャンルから選択できます。
もし、こだわりはなく「ふるさと納税の利用が目的」「返礼品はなんでもいい」という場合は、日常でほぼ必ず利用するお米や食品などの消えものがおすすめです。
食品以外にも重宝するのが日用品。
トイレットペーパーやティッシュなどの返礼品を申し込めば、こまめに書い足しに行く手間が省けて節約にもなるので一石二鳥です。
逆に「この機会だからこそ、気になっていたものを試してみたい」「高級食材をお得に食べたい」などのこだわりにも対応しています。
各地で名産品が多数取り揃えられているので、地域別・ジャンルで絞り込み確認してみましょう。当サイト・TOPICSでも、「楽天ふるさと納税」で利用できる各地域のおすすめ返礼品を多数紹介しているので参考にしてみてください。
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楽天ふるさと納税とポイントに関する質問【FAQ】
- 楽天ふるさと納税をしてもポイントはもらえないの?
- 「楽天ふるさと納税」の利用でも通常の買い物と同じく楽天ポイントがもらえます。ただし、法律の改正が影響したのか過去に開催されていたお得な一部キャンペーンは廃止されています。
中止されているキャンペーン情報と混同されているだけで、2023年の年末を迎える今の時期でも「楽天ふるさと納税」は節約とポイント付与の観点からもお得に利用できる点は変わりありません。
- 楽天ふるさと納税にポイントは使える?
- 「楽天ふるさと納税」利用時にポイント支払いの選択が可能です。申し込みの過程でポイント利用の項目が表示されるので、利用したいポイント数を選択しましょう。
全額ポイント利用・一部ポイントのみ利用どちらも選択可能です。
- 納税ポイント10倍キャンペーンが廃止されたなら、楽天ふるさと納税は利用しない方がいい?
- 「納税ポイント10倍キャンペーン」が廃止された今でも、楽天のお得なキャンペーンが多数開催されています。
併用によりさらに多くのポイントが還元されるので、日頃から楽天系列サービスを利用しているのであれば「楽天ふるさと納税」の利用がおすすめです。
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