絵本・児童書の出版や、保育用品、遊具、備品、ICTサービスなど幅広く提供しているフレーベル館は、児童書作家・イラストレーターの原ゆたかさんが、1975年に初めて刊行した絵本『ちいさなもり』を、約半世紀の時をこえて電子書籍として2024年5月に復刊、発売を開始しました。
原ゆたかさんは、「かいけつゾロリ」シリーズ（ポプラ社）などの生みの親でもあります。
児童書作家の原ゆたかが人生で初めて刊行した絵本『ちいさなもり』が半世紀ぶりに電子書籍で復刊！
最終更新日：2024年05月27日
1975年に刊行された絵本『ちいさなもり』が電子書籍にて復刊
1975年に刊行された絵本『ちいさなもり』が、電子書籍にて復刊されました。
著者は「かいけつゾロリ」シリーズ(ポプラ社)の作者としても、多くの作品を世に送り出していますが、それよりも前に書かれた貴重な１冊です。
色鉛筆で描かれており、現在の作風とはまた違った作品です。
・作・絵 ：原ゆたか
・発行年月 ：2024年 5月
・定価 ：1,430円（税込）
・ページ数 ：本文32ページ＋インタビュー記事8ページ
『ちいさなもり』内容紹介
ぼくの住む町は昔、森だったんだって。
じゃあ、ぼくの家の庭はどんなだっただろう？
きっと大きな木が生えていて、その木には実もなって、
周りにたくさんの草が生い茂っていて…。
子どもの豊かな想像力を、色鉛筆の繊細なタッチで描いています。
電子版特別付録！！ 原ゆたかの”原点”を探るインタビュー記事掲載！
巻末には付録として、『ちいさなもり』を巡る、8ページの特別インタビューが付いています。
イラストレーターになったきっかけ、『ちいさなもり』が生まれた発想の源と刊行されるまでの苦労、電子書籍として復刊することや、デビュー作として『ちいさなもり』へ抱く特別な思いが掲載されています。
「アンパンマン」の作者である、やなせたかしさんとの秘話など、初めて語られる、原ゆたかの"原点"に迫る内容です。
＜インタビュー記事項目＞
・初めは電子化に抵抗感も
ご自身の作品を電子書籍化することに、最初は抵抗感を覚えたという原ゆたかさん。しかし時が経つにつれ、少しずつ考え方に変化が…。
・「演出」することが好きだった
元々何かをクリエイトすることが好きで、子どもの頃は映画監督になりたかったが、とある理由で断念し…。貴重な子どもの頃のお写真も掲載！
・人生で初めて手がけた書籍
美大の受験、家出をして四国の放浪、飛び込みで出版社回りをした20代の日々…。
『ちいさなもり』出版の軌跡とこのお話ができた背景に迫る。
・原ゆたかとやなせたかし
「アンパンマン」の作者、やなせたかしさんと不思議な縁で繋がっている原ゆたかさん。
やなせたかしさんのお茶目な一面が垣間見えるエピソードも！
・原点となった『ちいさなもり』
電子版となったこの作品を見て改めて感じる『ちいさなもり』への思いとは。
フレーベル館について
「アンパンマン」シリーズや「ウォーリーをさがせ！」シリーズをはじめとした児童書の出版や、保育関連施設向けの遊具・教材・玩具の販売、そして室内あそび施設事業の展開、園運営など、子どもたちの健やかな育ちを支え続けるために、子どもに関わる事業を幅広く手がけています。
＞＞＞フレーベル館公式サイト
株式会社フレーベル館 コンテンツ事業部
初めてこの絵本を見た時に「こんな素敵な作品が眠っていたなんて！」と驚いたことを今でも覚えています。
「かいけつゾロリ」を読んで育った多くの方に、原ゆたか先生の”原点”となる作品をお読みいただけると嬉しいです。
インタビューでは、貴重な原ゆたか先生の幼少期のお写真も見られますよ！