一軒家の2階でWi-Fiが繋がりにくい原因は、そもそも2階までWi-Fiの電波が届いていない可能性が高いといえます。
繋がりやすくするために今すぐできる対処法を紹介しますが、場合によっては新しい機器を買わなければ改善しないかもしれません。
まずは、紹介する対処法を試してください!
Wi-Fiが2階や3階に届かないときの対処法と購入すべき商品
最終更新日:2025年01月14日
Wi-Fiが2階に届かないときの解決方法
2階や3階でWi-Fiに接続できない、電波が弱い場合は下記の対処法を試しましょう。
①Wi-Fiルーターの設置場所を変えてみる
Wi-Fiの電波はルーターから同心円上に、まるで水面に水滴を落としたときの波のように、進んでいきます。
電波を送りたい部屋の真下の部屋にWi-Fiルーターを設置すれば、物理的な距離が近くなるため、2階でも電波が届きやすくなるでしょう。
②Wi-Fiルーターのアンテナの向きを変えてみる
可動式アンテナが付いているWi-Fiルーターであれば、アンテナの向きを調整することで接続が改善する可能性があります。
2階までWi-Fiをしっかり届かせたいならアンテナを倒してください。電波はアンテナの長辺の向きに強く飛ぶため、倒すことで上下の方向に電波を強く送ることができます。
③2.4GHzと5.0GHzの電波を切り替えて使ってみる
少しだけ専門的な話になりますが、ご使用のルーターによっては2.4Ghzと5.0Ghzという2種類の電波を利用できます。これを今とは別のほうの電波に切り替えることで繋がりやすくなる可能性があります。
切り替え方は簡単で、Wi-Fiのアクセスポイントを変更するだけです。アクセスポイント名の末尾に「2.4」が付いていれば2.4GHz、「5.0」が付いていたら5.0GHzの可能性が高いです。
自宅のアクセスポイントがひとつしかない場合は、そもそもこの方法は使えません。
対処法を試しても電波が届かない場合は、新しいWi-Fiルーターの購入がおすすめ
上記で紹介した対処法を試しても状況が改善しない場合は、現在のWi-Fi機器の限界を超えている可能性が高いでしょう。
このあと詳しく紹介しますが、メッシュ対応のWi-Fiルーターか、Wi-Fiの中継器を購入することで、電波の届くエリアを広げることができます。
選択肢は「メッシュWi-Fiルーター」か「Wi-Fiの中継器」
メリット | デメリット | |
---|---|---|
メッシュWi-Fiルーター | 広い家全体に電波を届かせられるうえ、設定や接続も簡単 | 同じメッシュ規格のルーターが2台必要なので導入コストが高い |
Wi-Fi中継器 | 既存のWi-Fiルーターを使えるので導入コストを抑えられる | 本体と中継器でアクセスポイントが別になるので切り替えが面倒 |
2階建て3階建ての家ならメッシュWi-Fiルーターがおすすめ
メッシュWi-Fiルーターは1戸建ての人におすすめ。複数のWi-Fiルーターが電波をリレーのようにつなげることで、広い家でも広範囲をカバーできます。
ただし、今使っているルーターがメッシュに対応していない場合は、新規で2台以上を購入する必要があるため導入コストはかさみます。
おすすめの商品はバッファローのWNR5400。「Wi-Fi 6E」という高速通信が可能な規格で、2.4G、5GHzに加えて6GHzの電波も利用可能です。使える電波が多いため、インターネットに接続する機器が多くてもサクサク利用できるでしょう。
似たような性能のTP-LINKの「Deco XE75」もおすすめ。2台利用することで最大500㎡までカバーできるので広いお部屋に住んでいる人でも安心です。
Wi-Fi中継器でも改善できるが、アクセスポイントの切り替えが面倒
Wi-Fi中継器なら、現在使っているWi-Fiルーターをそのまま使いながら電波を延長できます。
しかし、1階に設置しているWi-Fiのアクセスポイントと、中継器のアクセスポイントは別になります。つまり、1階と2階でアクセスポイントを切り替えなければならないので面倒です。
移動させないパソコンやゲームなどを使いたいだけなら問題ありませんが、持ち歩くスマートフォンを2階で使いたい場合は頭に入れておいたほうがよいでしょう。
おすすめの商品はバッファローのWEX-3000AX4EA。可動式アンテナが付いているので、離れた部屋でも電波をと届けられるでしょう。コンセント直挿しと据え置き、両方の使い方ができるのもうれしいポイントです。
アンテナが内蔵されてスッキリしたタイプもあります。インテリアにこだわっている人など、アンテナがないほうが良いならこちらがおすすめです。