ここ最近、メガネ型ウェアラブル端末(スマートメガネ)の進歩が目覚ましい。
様々な企業がスマートメガネの開発に取り組んでいて、軽量化や性能の向上に力を入れている。中でも、SONYやEPSONなどの大手電子機器メーカーは、すでに製品版を販売している程だ。

ちなみに、スマートメガネは大きく二つに分類される。
一つはガラス部分に映像を映してAR(拡張現実)を楽しむ「プロジェクター型」と、
もう一つは、頭や目の動きを計測するのに特化した「センサー型」だ。

■現在のスマートメガネの技術

プロジェクター型端末

出典: http://www.epson.jp/products/moverio/bt200/

プロジェクター型の代表格は、EPSONはスマートメガネ「MOVERIO BT-200AV」だ。

ガラスの一部分に映像が表示されるので、周りの状況を確認することもできる。また、高性能なスマートメガネは重そうというイメージがあるが、ヘッドセット部が88gと軽いので違和感がない。
デメリットがあるとすれば、操作をするコントローラーをケーブルで繋がないといけないという所だ。

センサー型端末

出典:https://jins-meme.com/ja/products/es/

お手頃なメガネで有名なJINSが手掛ける、スマートメガネ「JINS MEME」。

3つのセンサーにより、まばたきや眼球の動きなどを測ることができるのが特徴。まばたきの多さから、集中力や眠たさなどを調べてくれる。メガネブランドだけあって、普段使いしやすいデザインもポイントだ。
デメリットは、ARが見られないので少し機能としては物足りない。

■5年後には二つの技術を詰め込んだ、スマートメガネが出てくる。

現在は「プロジェクター型」と「センサー型」で分かれているのだが、小型化が進んでいけば二つの技術を搭載したスマートメガネが出てくるだろう。

今の技術革新を考慮すると、そのようなスマートメガネが誕生するのは5年後と、そう遠くない未来なのかもしれない。

■未来のアプリを予測してみた。

ではスマートメガネが進化すると、それに伴ってスマホアプリもどのように変化するのだろうか?
数多くのアプリに目を通しているAppliv編集部が、5年後のアプリの未来を予測してみようと思う。

①目の前にルートが浮かび上がる。ナビゲーションアプリの革新!

●目的地までのルートをナビゲート

現在の道案内アプリは、スマホ画面を見ながら歩かなくてはいけない。スマホにばかり集中していると、横から来た自転車とぶつかる事故もありえるので危険だ。

しかしスマートメガネと連携させれば、目的地までのルートをレンズ上にARで表示することができるだろう。前を向いて歩けるので、周りの車の状況を気に掛けることができる。

●レストランをナビゲート

道案内だけでなく、飲食店の情報もスマートメガネで調べられるようになるだろう。

お店の入り口には「?」マークが表示してある。目線をマークに集中させると、お店の情報やレストランの空き状況まで詳しく表示される。

スマホでお店を検索しなくても、その場でお店をチェックできるようになるだろう。

②目の前に相手がいるかのように、賑やかな電話ができる。

スマートメガネによって、電話のあり方も変わってくるだろう。

電話をかけると、目の前に家族のアバターが表示される。普通に電話するよりも、みんなで集まってワイワイ喋りあっているような気分になるだろう。今までよりもずっと、エンターティメント色が強くなる。

相手がうなづいたり瞬きしたりすると、スマートメガネのセンサー機能が感知して、アバターも同じように動く。ジェスチャーや表情から、相手の感情が読み取りやすくなるだろう。

ちなみにビデオ電話でなくて何故アバターなのか? 筆者が思うに、日本人のシャイな性格を考えると、顔を見て話すビデオ通話よりもアバターを介した会話のほうが浸透していきそうだからだ。

③ドラマや映画の中に入り込める!?

今でも3D映画などで臨場感のある映像を楽しめるが、スマートメガネが進化すれば更なる臨場感を体験できるだろう。
VR技術を使えば、仮想空間の中で360度を見渡せる。これを応用すれば、あたかもドラマの1シーンに入り込んだような錯覚を覚えるだろう。

VRドラマはYouTubeでも試作段階の作品が公開されているので、是非この素晴らしさを体感してほしい。

360度VRドラマ「うちのお兄ちゃん」|ジャックスWEB限定動画

VR動画の見方だが、PC版では左上の矢印アイコンもしくはクリック&ドラッグで360度動かせる。スマホ版では、端末を傾けて360度見渡そう。
他の出演者には目もくれず、好きな女優だけを眺めることができるので、じっと見つめてドキドキした気分を味わえる。青春の淡い思い出が、よみがえってくるかの様だ。

VRヘッドセットでも見ることはできるが、重量があるので長時間の視聴は辛い。スマートメガネがより軽量になれば、VRドラマが一般的に普及するだろう。

■日本総メガネ時代に突入!?

スマートメガネの技術革新が進み、軽量でデザイン性が向上すれば、多くの人がスマートメガネを利用するだろう。その時は、日本人のほとんどがメガネをかけることになるので、「メガネ萌え」「眼鏡っ娘」なんて言葉は死語になるのかも……。

スマートメガネの進化によって、今までのスマホアプリではできなかったことが実現可能になってくる。これからのメガネ型ウェアラブル端末の進展が楽しみだ。