面白いゲームアプリを安定してリリースするゲームメーカーを紹介する企画「このゲームメーカーがすごい!」。今回は、ゆるくゲームを作っている個人メーカー「株式会社ハップ」(Hap Inc.)をご紹介します。え? ハップと言われてもピンと来ない? では、下の画像をご覧頂きましょう。
このゲームメーカーがすごい!「ハップ」常識が通用しないバカゲー屋さん
最終更新日:2016年09月18日
三国志がベースの異世界RPGです。鬼頭明里、梶裕貴ら豪華声優陣が演じる魅力的な英雄たちが登場! バトルはセミオート方式で展開。編成画面で戦闘に出陣する英雄の入れ替えをしても、強化した経験値と装備を引き継げるシステムが特徴です。
アプリの詳細を見るはい、もう大多数の方が気づいたかと思います。
まるでペイントで描いたような味のあるグラフィック、そしていつもプレイヤーの腹筋を崩壊させてくれるゲームメーカー、それがハップです。
プレイヤーの斜め上行くバカさ加減。ハップの傑作を厳選して紹介!
今回は、数あるハップのゲームの中でも、ゲーム性もバカさ加減も特に抜きん出た、まさに「斜め上行く」という言葉が相応しい傑作を紹介していきます。
思わずツッコまずにはいられないネタの嵐、果たしてあなたはツッコミきれるでしょうか!?
■フリーダムすぎるフリーキック『こんなフリーキックはいやだ』
最初に紹介するのは、フリック操作で豪快にゴールを決める『こんなフリーキックはいやだ』。フリーキックは、サッカーの試合でターニングポイントとなりやすい場面。そのフリーキックが、なぜ「いや」なのかというと……
!?
!!??
はい、このようにディフェンス陣が実にフリーダムなことになっているのです。こんなルール無用のフリーキック、誰が考えたのでしょうか!?
こんなディフェンスを現実でやられたら、たまったもんじゃないですね。
ボウリングのピンを置いてストライクを狙いたい心理を揺さぶったり、バンカーから相手選手が出てきたり、某マトリックスの主人公っぽい男にボールを蹴ってもあのポーズをしてくれなかったり……予想の斜め上いくディフェンス陣の堅守(?)ぶりに、翻弄される事請け合い。
本物のフリーキックに劣らぬ、ある意味高度な心理戦が展開されます。
抱腹絶倒の爆笑ケンカ野球! 『東京デッドボール』
サッカーゲームの次に紹介するのは野球ゲーム。野球といえば、高校野球に象徴されるように、日本では礼儀・礼節が重視されるスポーツ。
さぞやスポーツマンシップ溢れる、爽やかな青春を感じさせるゲームなんでしょうねー。
………。
なんですかこの、ピッチャー東尾修VSバッター落合博満を彷彿とさせる、危険球とピッチャー強襲の報復合戦は。爽やかな野球ゲームを期待した結果がこれですよ。
ちなみに、このゲームのアプリ名は『東京デッドボール』。ええ、一言も「野球」という言葉は入っていませんね。
バッター、ピッチャー共に所々で渾身のポーズを決めるのも本作の魅力。しかもボイス付きで、バッターが無駄にイケメンボイスなのがさらに笑えてきます。
というか君たち、真面目に野球しようよ! いや、本人たちにとってはこれが真面目なのかも。ハッ!? もしやこれが「真面目にバカをやる」という事なのでしょうか。
■ 音ゲーにあるまじき緊張感。背後から不穏な影!?『うしろ!うしろ!』
次はリズムアクションゲーム『うしろ!うしろ!』を紹介します。女の子が「踊ってみた」を配信しているという設定。リズムに合わせてノリノリでタップしていきましょう。収録曲もアップテンポでノリのいい良曲揃いです。ですが、ノリすぎ注意ですよ。
あっ……
ノリノリで踊った結果、ご覧の有様に。世に言う”親フラ”というやつですね。流れるコメントが放送事故の哀愁を誘います。何でしょう、気まずさが伝わって、見てるこっちが申し訳ない気持ちになってきます。
■うちの子ったらゲームしすぎ、ワニの口の中に隠しちゃお『ママにゲーム隠された』
最後は、ママにゲームを隠された少年が、部屋中を探しまわってゲーム機を探しだす脱出ゲーム『ママにゲーム隠された』。
しかし、そこはハップ、ただ懐かしいだけでは終わりません
【おまけ】ハップは過去に真面目なアプリを作っていた!?
今でこそ、独特の世界観でアプリ界において確固たる地位を築いているハップですが、実は、過去に真面目なゲームやツールを作っていたのをご存知でしょうか?
ゲームとしても楽しい。ゲームオーバーも面白いのがハップの魅力
もし、単におバカな世界観だけだったら、それほど記憶に残る事がなかったでしょう。ハップのゲームの凄いところは、バカゲーの雰囲気を押し出しつつ、一本のゲームとしてもしっかり作りこまれている事です。また、わざとミスをしたくなるくらい、ゲームオーバーが面白いというのも実に憎いですね。
ゲームの隅から隅までお楽しみがいっぱいだからこそ、ハップのゲームが印象に残るのではないでしょうか。
次回も、ハップに負けない位オリジナリティ溢れるゲームメーカーを紹介していく予定です。乞うご期待!
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