日本では、メッセンジャーアプリとしてLINEがよく使われていますね。FacebookやSnapchatを併用している方も多いでしょう。
そんな中、Googleからもメッセンジャーアプリ『Google Allo』がリリースされました。大きく異なる点は、AI(人工知能)を搭載していること。
AIといえばiPhoneに搭載されたSiriが有名ですね。Alloの概要を紹介しつつ、Siriとの違いを見ていこうと思います。
Siriのライバル『Google Allo』リリース。AIの賢さを比較してみた
最終更新日:2016年09月29日
最近は写真をデータで保存することが増えましたが、プリントして手元に残しておくのもまた良いものです。
「ALBUS」では毎月”ずっと無料”で、8枚まで写真のプリントを注文できます。家族や子どもとの思い出のアルバムを作ってみてはいかがでしょうか。
■チャットで話せるパーソナルアシスタント
メインはLINEなどに似たチャットアプリですが、友達の1人としてAIのAlloと会話できます。
「今日の天気は?」「今年の人気映画は?」といった質問に答えてもらったり、「明日9時に買い物するよう通知して」などとリマインダーをセットしたりできるわけです。
■Siriとの違い、優れている点や改善点
先行サービスのSiriも、パーソナルアシスタントという主旨は同じです。いくつかの観点から、違いを見ていきましょう。
1. パーソナライズの深さ
Siriはどのユーザーに対しても同じパターンで答えを返しますが、Alloは各ユーザーのパーソナリティを学習し成長します。検索、地図、カレンダーなど、利用しているGoogleサービスから自分に合った返事を導き出すようになります。
学習機能があり、会話すればするほど使い勝手が向上するというのも楽しみ。子供が徐々に話せるようになっていくのを見る感覚に近いかもしれません。
2. 会話の自然さ
Siriにはジョークや雑談も通じますし、ユーモアを交えてうまい返しをしてくれます。Alloはまだまだ形式的な質問に答えてくれるのみで、人間らしい「他愛もない会話」には慣れていないようです。
3. 日常的な使いやすさ
Siriはアクセスの早さが圧倒的。ホームボタンを長押しするだけで起動し、用を済ませばスッと消え元の画面に戻ります。ただし声を出さないといけないので、外出先では使いづらいでしょう。
AlloはAlloアプリ内にてチャット形式で質問するので、Siriよりアクセスに時間がかかります。ただしテキスト・音声入力共に対応しているので、状況に合わせて使い分けがしやすいです。
■現時点で実用性は十分ではないものの、伸びしろが大きく今後に期待
Google検索の結果をチャット形式にして返しているだけな部分もありますし、そもそも日本語版が登場していないこともあり、実用性はまだまだ十分ではありません。
ただ、Siriのように人間らしい自然な会話ができるようになっていくと、人間の秘書と会話しているかのごとく機能するでしょう。それこそスケジュールやタスクの入力を音声でサクッと行ったり、「発言の候補」をタップするだけで自分の知りたいことが自然とわかるようになったりすれば凄いです。
日本語版が登場した際には、一度試してみる価値はあるでしょう。