国内・海外問わず様々なゲームをダウンロード販売しているプラットフォーム「Steam(スチーム)」。大手ゲームメーカーが手がけた有名作品や、一般クリエイター達のユニークな発想が活かされた人気作品が揃っています。
この記事では「Steamとは何か」というおさらいと、AndroidやiPhoneでもインストールできるおすすめ名作ゲームを紹介。ジャンル問わず、注目の33本をピックアップしました。
Steamおすすめゲーム本当に面白い33本 スマホアプリでも遊べる!
最終更新日:2019年01月23日
ゲーマーと出会うなら
Steamとは?
PCゲームのDRM(デジタル著作権管理)兼ダウンロード販売プラットフォーム。大手ゲームメーカーや一般クリエイターなどが手掛けたジャンル様々なゲームが販売されており、アカウント登録するだけで利用できます。閲覧のみなら登録は不要です。
季節ごとにセールを催しており、期間中は有料のゲームが25%~75%OFFで購入可能。支払いはクレジットカードからコンビニ決済まで対応しており、誰でも気軽に楽しめます。
アクション/RPG
Transistor
言葉を話す不思議な大剣を手に、赤髪の女性・レッドが戦う幻想的なRPG。サイバーで近未来的な世界観がカッコよく、プレイを開始した途端感動してしまいます。
”ターン()”という独特な戦闘システムも魅力です。時間を止めて次に行う行動を予約し、時間が動くと同時に連続攻撃を敵に叩き込めます。次々に現れる危険なロボット達を粉々にしてやりましょう。
クリプト・オブ・ネクロダンサー
ローグライクRPG+音楽ゲーム。移動や攻撃すべて音楽に合わせて行動しなければいけません。
プレイヤーが止まっても敵はノリノリで行動を続け、ボーッとしているとすぐにゲームオーバー。ビートを刻む楽しさとリズムよく操作しなければならない緊張感があり、中毒性が高いです。
PUBG
ゲーム好きなら一度は名前を聞いたことがあるのでは? 広大な島で100人同時のバトルロイヤルが体験できる、人気サバイバルゲームです。
武器や回復アイテムなどは現地調達。しかも時間経過と共に、電磁パルスによって活動できる範囲は狭まっていきます。そのシステムのおかげで、敵との距離も近く……。逃げるばかりではいられない、戦いを強いられるシステムが魅力です。
SKYHILL
100階建ての高層ホテルから、1階の出口を目指して進むサバイバルRPG。ホテル内は人間のような形をした、謎の変異体が出没します。探索して武器と食料を見つけ、変異体を倒しながら進んでいきましょう。
ステージは毎回ランダムに生成されるローグライク形式。ローグライクらしいアイテム作成要素もあり、何度もプレイしたくなるシステムになっています。
魔法の女子高生
ひょんなことから魔法使いになってしまった女子高生が主人公のローグライクRPG。魔法に名前を付けると、「アイス=氷魔法」のように名に応じた性能になるシステムが面白いです。
コミカルな作風やキャラクターのかわいさも魅力。主人公は普通の日常に戻れるのか、ドタバタな展開に注目してください。
Getting Over It
下半身が釜にハマっている男を操作して、険しい崖を登っていきます。使用できるのはハンマーだけ。岩の出っ張りにひっかけて移動していく、難易度が変態染みているゲームです。
目指すべき最終地点はなんと宇宙。設定もさることながら、世界観も予想できないスケールの大きさです。
The Binding of Isaac: Rebirth
母親が急に自分を殺そうと襲い掛かってきた……。逃げるために、グロテスクなバケモノが徘徊する不思議なダンジョンを探索するローグライクRPG。とんでもない世界観と設定がユーザーから人気を呼んでいます。
特徴的なのは、一見しただけでは何に使うのかわからないアイテム。急に天井から足が出てきたり、小バエのようなものが付いてきたり様々です。何のための効果なのか……実際に使ってみなければわからないドキドキ感が楽しめますよ。
シミュレーション
Kingdom: New Lands
自然しかない土地で、少しずつ王国を作っていきます。人を雇ったり、宝箱を見つけたりして国を豊かにしていきましょう。
不思議な寂れた祭壇や主人公を導く謎の亡霊など、ミステリーな要素も。美しくも退廃的な世界を支配する、情緒あふれるゲームです。
60 Seconds!
核爆弾が落ちるまでの60秒間、必死に家族と生活用品をかき集めてください。地下のシェルターにこもり獲得した食料やアイテムで何日か生活していく、展開が絶望的なゲームです。
家族が飢えたり病を罹ったり、眺めていると胸が痛くなってくるリアルな描写。彼らは無事に日を拝めるのか……、プレイ開始時からハラハラしっぱなしです。
Surgeon Simulator
外科医となって患者の手術をしていく物理演算ゲーム。医療器具の向きを調整するのが難しく、手間取っている間に臓器がグチャグチャに……なんてことが日常茶飯事で起こります。
臓器の描き方やキャラクターの描写がコミカルで、深刻な医療ミスなのに何だか笑えてくることも。気の毒な患者は置いといて、存分にマッドな外科医ライフを楽しんでください。
Invisible, Inc. (iPadのみ)
様々な建物に乗り込み、システムハッキングを駆使して機密情報を盗んでいくステルスゲーム。機械技術が発達した近未来都市で、プロのスパイとして活動していきます。
ターン制で行動するのですが行動後は戻れない仕様になっており、しかもハッキング回数は制限付き。じっくり考えながら慎重に行動しなければならない緊張感があります。
Goat Simulator
悪魔のようなヤギが地に降り立ちました。頭突きで人々を吹っ飛ばし、1mはあろうかという舌で草を舐め、陸上選手のようなジャンプ力があるヤギ。そんなヤギを操作して、目的もなく自由で不思議な蹂躙ライフを満喫する……というゲームです。
最終的な目的はなく、ただプレイヤーはヤギライフを満喫するだけ。アイテムやスキンなど収集要素が多く、やり応えがあります。
その他「Goat Simulator」シリーズ
Don't Starve: Pocket Edition
悪魔によって飛ばされた先は、荒れ果てた無人島。サバイバル術や科学技術を駆使して生き延びるサバイバルゲームです。
食べ物が足りないと餓死、暗闇になると孤独死、ハチに刺されショック死と……些細なことが死因に。過酷過ぎて初めは一日も生きられませんが、試行錯誤しながら生存日数を増やすのが醍醐味です。
その他「Don't Starve」シリーズ
パズル
The Witness
自然豊かで美しい、見覚えのない島を探検していくパズル。どうしてここにいるのか、自分は誰なのか……島に仕掛けられているパズルを解いていくと、主人公の記憶がどんどん蘇っていきます。
内容は一筆書きパズルがメイン。なんと600以上ものステージがあり、しかも一部はかなりの高難度です。美しい風景と、重厚な謎解きがどちらも楽しめる内容になってます。
Hexcells(iPadのみ)
6角形のマスでできた、マインスイーパをモチーフにしたロジックパズル。マスに書かれた数字をヒントに、周りのマスを当てはまる色に変えていきます。こまごましたパズルが好きな人におすすめ。
ハニカム型に作られたステージも、かわいらしくて魅力的です。綺麗に陳列された6角形の模様にウットリしてしまいますよ。
その他「Hexcells」シリーズ
Spirits
森に生きる「精霊」をゴールの渦巻きに導くゲームです。風向きを操り、地を掘り、葉で橋をつくるなどギミックを駆使して道を作り上げていきます。
キノコのような形の精霊が何人も歩いている様子がキュート。ステージ全体の暖かい雰囲気とマッチし、プレイしていると癒されるでしょう。
ホラー
Five Nights at Freddy's
とあるピザ屋の深夜警備をする「FNAF」シリーズの1作目。夜な夜な徘徊する機械人形を監視カメラで見張り、彼らの餌食にならないよう朝までやり過ごします。
シャッターや監視カメラは充電式なので、朝まで電池が保つよう節約が必要。使いすぎると電池が切れて部屋は真っ暗になります……。その時の恐怖は凄まじいものです。
その他「Five Nights at Freddy's」シリーズ
Neverending Nightmares
開発者が実際に体験した、精神病の苦しみを再現した世界を探索できます。プレイ中何度もベッドで目覚める主人公。今いるステージが夢か現実なのか、境目がだんだんわからなくなってくるでしょう。
真実の鍵を握るのは妹のガビィ。目覚めるたび彼女は生きていたり、亡くなっていたりします。主人公は無事、本当の彼女を見つけられるのでしょうか。
Emily Wants To Play
とある民家に閉じ込められたピザの配達員。白髪の少女エミリーとその人形達による、究極の「だるまさんがころんだ」をするハメになります。
人形達に近づかれすぎたり、捕まったりすると即ゲームオーバー。怪物のように醜く歪んだ彼らの表情に背筋が粟立ってしまうでしょう。
その他「Emily Wants To Play」シリーズ
アドベンチャー
テラリア
素材を集めていき、自分だけの世界でものづくりと建築を楽しめます。ブロックを積んで城を作り、強い装備を作って強敵に挑み、自由気ままなプレイが可能。歩き続けても果てがないほど世界が広いので、旅をするのもいいかもしれませんね。
Machinarium
ガラクタだらけでサビついた世界をロボットが探検するゲーム。道中で会った他のロボットからの依頼をこなしつつ、先へ先へとひたすら進んでいきます。
そもそもこの世界はどこで、ロボットは何を目指しているのか。謎が多く引き込まれるゲームです。
Radiant One
夢だと気づいている夢、明晰夢を見ようと実験を繰り返していた主人公。ある夜ついに成功し、自分の思いのままに行動する夢を見ます。しかし明晰夢を繰り返し見ているうち、ある異変が……。
現実に浸食してくる夢、主人公を追う謎の影。サイコホラーっぽい物語がメインのアドベンチャーゲームです。
To the Moon
「死ぬ前の人の願いを叶える仕事」をしている主人公2人組。「月に行きたい」という老人の願いを叶えるため奮闘していくアドベンチャーです。
特殊なマシンを使い老人の記憶を遡ると、だんだん彼の素性や過去が明らかになっていきます。亡くした妻と交わしたかつての約束……ラストに進むにつれ涙が止まらなくなるかも。
Octodad
人間の服を着たタコのお父さんが主人公。家族に自分がタコだとバレないよう誤魔化しながら生活していきます。
グニャグニャと動いており、どうみても黄色のタコなのに周りが気づいていない世界観がシュールです。無理があるだろうとツッコミたくなりますが、暖かく見守ってあげてください。
Beholder
アパートの管理人となって、住人たちを監視カメラで見張り続けるダークなアドベンチャー。主人公は国からの命令により、無理やり任務に就かされています。もし逆らってしまうと家族が犠牲に……という残酷な内容。
証拠のでっち上げや盗品の横流しなど、明らかな不正行為も働かなければなりません。良心が痛みますが、凄まじい背徳感が味わえるでしょう。
Replica
テロの容疑をかけられ、監禁された主人公。彼が持っているのは、”赤の他人のスマホ”。そのスマホの中身を探っていきながら身の潔白を証明しつつ、真実を突き止めていきます。
スマホの持ち主が犯人なのか、なぜ主人公は監禁されたのか、全てが謎のまま始まるため手探りで進むしかありません。
カジュアル
Geometry Dash
リズミカルにジャンプし、回転刃やトゲなどの障害物を乗り越えゴールを目指す横スクロールアクションです。後半になるに連れギミックが増え、操作スピードも増加。初見殺しなトラップが次々と待ち構えている鬼畜難易度です。
しかしサイケデリックなステージとアップテンポなBGMで中毒性は高し。思わず身体を揺らしながらプレイしてしまうでしょう。
Hidden Folks
細かく描かれたモノクロの絵の中から、お題に沿ったものを見つけていくゲームです。じっと眺めるだけではないのが、このゲームの最大の特徴。絵は絶えずアニメーションで動いており、タップするとまた違った動きを見せてくれます。
タップすると鳴る効果音は全て人の声。蛇が「シャーッ」と鳴く声、草がガサガサ鳴る音……「これはどんな音が鳴るんだろう」とわくわくさせてくれます。
Mountain
山になって、成長し続ける哲学ゲーム。ゲーム開始時に絵を描かされたり、ピアノを弾かされたり、山との関連性がよくわからない操作をされます。あまり気にせず時間の流れと共に、山の行く末を見届けましょう。
細かな3Dグラフィックが描く自然、宇宙の風景が美しく魅力的。ぼーっとしながら山になりきってみると癒されるかもしれません。
筆者おすすめ4本
Steamはゲームの数が膨大で、どれを選べばいいのか迷ってしまうことも多いはず。なのでここではジャンル関係なく、筆者イチオシのゲームを4本紹介。高度な操作テクニックは必要なく、誰でもプレイしやすいものをチョイスしました。
Reigns
あなたは国王様。教会・人民・軍・国庫の4つの勢力(ファクター)の均衡を保ち国を統治します。出てくる選択肢を選んでバランスを保つテキストアドベンチャーです。
どれかに肩入れしてしまうと、均衡が崩れて王が崩御。しかし次期国王として、進行状況を受け継いだままプレイできます。
女王様バージョンもアリ
『ゲーム・オブ・スローンズ』とコラボバージョンも
Death Coming
ひょんなことから死んでしまった主人公は、死神の導きで「新人死神」に任命されてしまいます。魂を集めるため、あらゆるアイテムを使ってアクシデントを起こし、人間たちを事故死させましょう!
なんともブラックな内容の謎解きパズル。仕掛けたアクシデントが成功し、一気に魂を回収できた時は……ちょっと残酷ですが、気持ちがスッキリします。
Gorogoa
絵画のような、独特な雰囲気のパズルアドベンチャーです。グラフィックもさることながら、システムにも注目。
パズルは4つに分かれたタイルで展開されます。1枚のタイルを分割して2つの場面を作ったり、逆に組み合わせたり、独創的なアイデアが斬新です。
Papers, Please(iPadのみ)
入国審査官になって、入国希望者のパスポートや個人情報をチェックしていくゲーム。OKだったら許可、NGだったら不可のスタンプを押し希望者たちを選別していきます。
時にはテロリストが爆弾を持って突入してきたり、酔っ払った希望者が難癖付けてきたりと波乱万丈。しかも審査官の給料は安く、家族共に常にギリギリの生活を強いられます。シビアですがキャラクターが妙に人間臭くておもしろいです。
Steamはジャンル問わずハイクオリティなゲームが多数。気に入るものが見つかるかも
名作からインディーズゲームまで、ジャンル問わずなるべく幅広くまとめました。筆者おすすめ4本は記事を執筆する以前から大好きなゲームをチョイス。「Papers, Please」は実況動画でも有名なので、遊ぶ前にどんなゲームなのか探ってみるのも良いでしょう。
しかしまだまだゲーム数は多く、ここでは紹介しきれない隠れた名作が多数あります。アプリ化が期待されているゲーム(例:Undertale)もまだまだたくさんあるので、Steamを日常的にチェックしておいて損はないですよ。
それではみなさん良きゲームライフを!
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