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以前は携帯電話などモバイル通信の契約といえば、docomo・au・ソフトバンクなどのキャリアで行うのが当たり前であったが、今やUQモバイルやワイモバイルなどのサブブランド、楽天モバイルやLINEモバイルなどのいわゆる格安スマホ(格安SIM)が登場し、その選択肢はさまざまだ。

そんな中、モバイルに特化した調査研究機関「MMD研究所」が、2019年4月26日~5月7日の期間で実施した「2019年5月 モバイル通信契約に関する調査」の調査結果は大変興味深いものになっている。

なお本調査は、15歳~69歳の男女44,159人に予備調査を行い、1年以内に新規・MNPで通信会社を契約したと回答した4,000人を対象としている。

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3キャリアでは「機種変更」、格安スマホでは「MNP」が多数

15歳から69歳の男女44,159人を対象に行った、直近のモバイル端末の新規契約や機種変更手続きについての予備調査では、52.0%が「機種変更」で最多。

前問を3キャリアユーザー(n=33,935)と格安スマホユーザー(n=10,224)で分けると、機種変更は3キャリアユーザーに多いことが分かる。MNPは5.6%と低く、通信会社の乗り換えはあまり行わないようだ。これは利用年数や家族で加入しているプランなどが要因として考えられる。

一方、格安スマホユーザーは僅かではあるがMNPが最多に。3キャリアからの乗り換えもあるだろうが、格安スマホ間での移動もあると思われる。

また、新規契約と回答した23.6%は、3キャリアのスマホとの2台持ちというだけでなく、プランによっては最低利用期間や解約金がない場合もあるので、いくつかの通信会社を試すということもあるのではないだろうか。

それぞれの契約時期(覚えていないと回答した人を除く)では、機種変更と回答した人の50.4%が「2年より前」と回答。格安スマホ含め、端末を分割で支払う場合は2年間で設定されることが多いので、その残債を支払い終えたタイミングで機種変更したものと思われる。

選んだ理由は3キャリア「ブランドイメージ」、格安スマホ「料金」

予備調査で1年以内に新規またはMNPで通信会社を契約したと回答した4,000人に対し、契約している通信会社を選んだ理由を質問。3キャリアユーザー(n=2,099)は「ブランドイメージがよい」が27.2%、格安スマホユーザー(n=1,901)は「他の通信会社より安いと思った」63.2%で、それぞれ最多となった。

3キャリアは、長年に渡るサービスの提供により確立した信頼性の高さや安心感が、この結果に表れている。格安スマホはその部分で対抗することは難しいものの、3キャリアと比べ安く設定された料金が支持されているようだ。

また、「自分に合ったプランがあるから」と回答したのは、3キャリアユーザーで11.9%、格安スマホユーザーで28.4%と差がある。格安スマホのプランでは、SNSや音楽ストリーミングサービスの利用でデータ通信量を消費しない「カウントフリー」などを提供しているものあり、これらが格安スマホユーザーのニーズに上手くマッチしているのかもしれない。現在はauが「Netflixパック」、ソフトバンクが「動画SNS見放題」プランを用意するなど、これに追随している。

通信会社の契約を行う場所は「キャリアショップ」が圧倒的多数

契約を行った場所は、「キャリアショップ・直営店」が52.3%、「家電量販店などのカウンター」15.1%、「街の携帯ショップ」5.2%、合わせると72.6%が何らかの店舗で契約している。オンライン契約は全体の11.5%にとどまった。

店舗で契約した人(n=32,075)で最も多い通信会社はdocomoで、au、ソフトバンクと続く。格安スマホの中ではトップの楽天モバイルは2.3%。

一方オンライン契約となると楽天モバイルが20.9%でトップに。docomoは17.5%あるが、au、ソフトバンクはそれぞれ6%台まで下がる。

格安スマホと比べ幅広い年齢層がユーザーと思われる3キャリアでは、店舗利用の方がまだまだ多いようだ。格安スマホはそもそも実店舗が少ないということもあり、オンライン契約が主流になると思われる。

オンライン契約者の40.1%が「自分に合った料金プランを選ぶことができた」

店舗で契約した人(n=3,120)とオンラインで契約した人(n=880)に対し行った満足点の質問では、オンライン契約者の40.1%が「自分に合った料金プランを選ぶことができた」と回答。じっくり自分で比較検討できるので、納得のいくプランを選択できるのだろう。

店舗契約者の満足点はバラけているものの、オンライン契約者と同じく「自分に合った料金プランを選ぶことができた」がトップに。「担当者の対応が良かった」の割合も高いことから、店舗で契約する場合は販売員の対応も大きなポイントになるようだ。



店舗契約をする理由としては、「店員に分からないことをすぐ聞ける」が38.5%と最も多い。スマートフォンに慣れていない、新しい端末の使い方、MNPで新しい料金プランになるなど、不安なことがあればその場で質問できるのは大きなメリットだ。29.1%が回答した「対面の安心感」にもつながるだろう。

オンライン契約の理由で最も多いのは、半数近い49.3%が回答した「好きな時間に申し込める」だ。夜中であろうと朝方であろうと申し込めるのは、実店舗がマネできない有利なポイントだ。

また、「自宅や好きな場所で申し込める」「店舗へ行くのが手間」「待ち時間が必要ない」も高い割合の回答があり、契約のために手間や時間をかけることを嫌う傾向がある。サービスや端末の理解度がある程度高い人は、対面での説明などを無駄と感じているのだろう。


今年10月からは楽天モバイルのMNO参入、さらに次世代移動通信システムである5Gの導入などにより、料金プランや提供されるサービスも大きく変わる可能性もある。契約する会社の選択はますます難しくなるかもしれないが、自分に合ったプランや契約方法を選びたいものだ。

調査の詳細は以下のリンクを参照。
「2019年5月 モバイル通信契約に関する調査」

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