Amazon(アマゾン)の商品の配送料にはいくつか決まりがありますが、とても簡単な方法で送料無料になります。本記事ではAmazonを送料無料で利用する方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
あわせて、商品カテゴリによる送料の違い・最終的な送料の確認方法・無料にならないケースについてなども徹底網羅。送料に関する疑問をすべて解消させましょう!
Amazonの送料を無料にする方法 条件別の送料の違い・確認方法も解説
最終更新日:2023年05月22日
Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」を最大3か月間0円で楽しめるチャンス!
ユーザーによって「3か月99円」や「3か月199円」など、異なるキャンペーンが適用されるので、まずは公式サイトで自分がどのキャンペーンの対象か確認してみましょう!
送料を無料にする方法
まずは簡単にAmazonの送料を無料にする方法から説明します。
Amazonプライム会員になる
Amazonを定期的に使う予定の人におすすめなのは、Amazonの定額制サービスである「Amazonプライム」に入会することです。
月額500円または年額4,900円かかりますが、Amazonで売られている商品の大半(※1)が送料無料に。通常配送だけでなく、お急ぎ便・日時指定便などを使っても無料で利用できます。
通常配送は1回410円、お急ぎ便(速達)は1回510円(※2)かかることを考えると、月1の注文だけでほぼ元が取れる計算です。
※1:発送元がAmazonとなっている商品
※2:本州・四国の場合の値段
→プライム会員 30日間無料体験に登録する
またAmazonプライムは送料無料になるだけでなく、かなり幅広い付加サービスを提供しています。以下はプライム会員が使えるサービスの例です。
●映画・ドラマなどの動画見放題サービス「Amazonプライム・ビデオ」
●音楽の聴き放題サービス「Amazon Music Prime(アマゾンミュージックプライム)」
●書籍の読み放題サービス「Prime Reading(プライムリーディング)」
●写真を無制限に保存できるクラウドストレージ「Amazon Photos(プライムフォト)」
注文額が2,000円以上になるようまとめる
注文額を2,000円以上にすれば送料無料で利用できます。総額2,000円以上ですので、1,000円の商品を2つでも、500円の商品を4つでも構いません。
ただし、購入する商品はAmazonから発送される商品限定です。Amazonの商品には「Amazonから発送」される商品と「一般販売者が独自に発送」する商品の2種類があるため、後者は対象から外れてしまいます。
ただ、人気・定番の商品はAmazonから発送される商品が多く、商品検索時には対象商品の絞り込みも可能です。合計2,000円以上の条件もほかの通販サイトと比較すると良心的なため、達成するのは難しくありません。
Amazonの送料はいくら?
「Amazon発送の商品」と「マーケットプレイスの商品」の違い
まず知っておきたいのは、Amazonの商品は以下の2種類に分類されることです。
●Amazonが発送する商品
●一般販売者が発送する商品(マーケットプレイスと呼ぶ)
Amazonが発送する商品は送料が一律で決められている一方、マーケットプレイスの商品は送料を販売者が設定できます。
それぞれの見分け方は簡単。商品ページで出荷元の名称を見るだけです。
商品ページに記載されている文言
●「Amazonによる発送」表記
●「出荷元 Amazon.co.jp」表記
→Amazon発送の商品です。
●「出品者による発送」表記
→マーケットプレイスの商品です。
例・1
例・2
例・3
上記の例1と例2はAmazon発送の商品で、例3はマーケットプレイスの商品です。
では次に、Amazon発送の商品とマーケットプレイスの商品、それぞれの送料や補足を説明します。
「Amazon発送の商品」の送料
Amazonプライム会員なら送料無料なので、一般会員という前提でAmazon発送の商品の送料を解説します。
Amazon発送の商品 送料 |
注文額 2,000円未満 |
注文額 2,000円以上 |
---|---|---|
通常配送 | 410円 | 0円 |
お急ぎ便 | 510円 | 510円 |
日時指定便 | 510円 | 510円 |
日時指定便(当日) | 610円 | 610円 |
配送オプションの内容
●お急ぎ便
注文した当日または翌日に届くサービス。ただし保証ではないので、2~3日、離島ならさらに長時間かかるケースもあります。
●日時指定便
注文時に日時指定できるサービス。不在時に商品が届いてしまい再配達依頼を出すといった手間を解消できます。
●日時指定便(当日)
日時指定便のなかでも、Amazonのシステムにより当日配送可能だと判断された場合はこのオプションが選べるようになります。「お急ぎ便」の場合は当日配送でもいつ届くのかわかりませんが、こちらは配達時間帯まで指定できる点で優れています。
注文額が2,000円以上なら、通常配送は無料になります。
しかしお急ぎ便や日時指定便を依頼するのであれば、注文額がいくらであろうと510〜610円の送料がかかります。
【送料例1】
Amazon発送の商品A(900円)とAmazon発送の商品B(900円)を注文。
↓
送料:410円
【送料例2】
Amazon発送の商品A(2,000円)を日時指定便で注文。
↓
送料:510円
【送料例3】
Amazon発送の商品A(2,000円)を通常配送で注文し、不在だったので後日再配達に。
↓
送料:0円
「Amazon発送の商品」の注意点・補足
代引きやギフトラッピングなどの手数料は2,000円にカウントされない
オプションで有料のギフトラッピングなどをおこなえますが、あくまで商品の代金で2,000円を超えなければ送料無料にはなりません。
【送料例1】
商品A(1,800円)を代引き(手数料324円)で注文。
↓
送料:410円
マーケットプレイスの商品は2,000円にカウントされない
商品代金が2,000円を超えれば送料無料になりますが、これはすべてAmazon発送の商品でなければいけません。マーケットプレイスの商品は送料無料とは関係ないので注意してください。
【送料例1】
Amazon発送の商品A(1,000円)とマーケットプレイスの商品B(1,000円)を注文。
↓
送料:410円+410円=820円
(※商品Bの送料が410円とした場合)
【送料例2】
Amazon発送の商品A(1,000円)とAmazon発送の商品B(1,000円)とマーケットプレイスの商品C(1,000円)を注文。
↓
送料:0円+410円=410円
(※商品Cの送料が410円とした場合)
送料は2016年から有料化・複数回の値上げがされている
ちなみに、Amazonのサービス開始当初は送料が0円でした。
その後2016年から送料が有料に。これまで350円→400円と値上げが続き、2023年時点では410円になりました。
多少なりとも送料の負担が発生してはいるものの、昨今は宅配業者の労働環境が問題視されている動きもあり「有料化・値上げは妥当」「410円でも良心的」との意見も見受けられます。
「マーケットプレイスの商品」の送料
マーケットプレイスの商品は、Amazonではなく個々の一般事業者が発送する商品です。そのため送料は事業者や商品によって異なります。
ただし、以下ように特定のカテゴリでは送料が決められています。
送料 (マーケットプレイスの商品) |
|
---|---|
本 | 262円 |
CD・レコード | 356円 |
DVD | 360円 |
ビデオ | 398円 |
このほかにも出品者の形態や商品カテゴリによっては送料が決められているところもありますが、仕組みが複雑なため、理解・暗記する必要は特にありません。
詳しい仕組みを知りたい方はこちら
出品者の配送料と配送条件
後ほど解説する「送料の確認方法」で、都度ほしい商品の送料をチェックすれば十分です。
【送料例1】
マーケットプレイスの本AとマーケットプレイスのビデオBを注文。
↓
送料:262円+398円=660円
【送料例2】
Amazon発送の商品A(1,500円)とマーケットプレイスの本B(500円)を注文。
↓
送料:410円+262円=672円
「マーケットプレイスの商品」の注意点・補足
出品者から発送されるマーケットプレイスの商品についての注意点はこちらです。
マーケットプレイスの商品はプライム会員でも送料がかかる
マーケットプレイスの商品はAmazonではなく個々の販売者が発送するため、プライム会員でも無料になったり割り引かれたりすることはありません。一般会員と同じように送料がかかります。
ただしAmazonの商品はその大半がAmazon発送です。ニッチな商品や並行輸入品でない限り、だいたいのものはプライム会員なら送料無料で買えます。
まとめて注文しても1品ごとに送料がかかる
異なる販売者の商品を2個買うときはもちろん、同じ販売者の商品を2個買ってまとめて梱包・発送してもらったとしても、送料は1商品ずつそれぞれに発生してしまいます。
【送料例1】
マーケットプレイスの商品A(1,000円)とマーケットプレイスの商品B(1,000円)を注文。
↓
送料:410円+410円=820円
(※商品A、商品Bの送料が410円とした場合)
【送料例2】
マーケットプレイスの商品A(2,000円)を注文。
↓
送料:410円
(※商品Aの送料を410円とした場合)
送料の確認方法
商品単体の送料
各商品ページに記載されている価格の横を見ると、送料が記載されています。
注文ごとの合計送料
欲しい商品をカートに入れて最終確認画面まで進むと、合計の送料を確認できます。
送料が二重になるケースもある
Amazon発送の商品なら1回の注文額が2,000円を超えることで送料無料になりますが、複数の配送先を選ぶ場合は例外です。
Amazonでは複数商品を注文する際、商品ごとに別々の配送先を設定できます。たとえば自宅とオフィスに分けて送るといった使い方です。
この場合、Amazonは各商品を分けて発送しなければならないため、配送先ごとに送料がかかります。
そのほかAmazonサービスの送料
Amazonにはいくつか独自のサービスがあり、特別な送料が設定されているのでご紹介します。
「Amazonフレッシュ」の送料
「Amazonフレッシュ」は野菜・果物など生鮮食品を即座に配送してくれるサービス。まだまだ限定的で関東の一部地域にしか対応していませんが、対象地域であれば生鮮食品を最短約2時間で、また朝8時から深夜0時まで配達してくれます。
送料は1回の配送につき490円(※)で、10,000円以上注文すると送料無料になります。
※2023年5月31日まで390円。2023年6月1日より490円に改定。
返品時の送料
Amazonは返品システムがしっかり整えられているのも特長のひとつ。もし商品に不具合や破損がある場合、手順に沿って操作していくだけで返品手続をおこなえます。
返品する際にはAmazonに指定された住所へ、自分の好きな運送業者で着払い郵送すればOK。商品に欠陥があると認められた場合、送料はかかりません。
商品の欠陥が認められない場合や自己都合による返品の場合は、返金額から送料が差し引かれます。
送料無料はプライム会員がおすすめ! 通常会員は2,000円以上注文でお得
送料が無料になる方法を説明していきましたが、Amazonを定期的に使うなら断然プライム会員がおすすめです! 買い物をする値段を計算する必要がないため、手間なくお得に利用できます。
もし無料会員でAmazonを利用する場合は、商品ごとに送料をチェックしたり、合計2,000円を超えるように商品を選んだりする必要があります。
生活スタイル、特にネット通販の利用頻度と照らし合わせながら、自分に合う方法で利用してみてください。
こちらの記事もおすすめ