この記事では5,000円(税込)以下とお手頃価格でありながらも、アンチゴーストやロールオーバー、ゲーミングモードに対応しており、ゲーミングキーボードの入門機としてピッタリの「Alloy Core RGB」のレビューをお届け!
どのような機能が搭載されているのかはもちろん、打鍵感や打鍵音など実際に触ってみないと分からない使用感についても詳しく説明しているので、Alloy Core RGBの購入を検討している方は参考にしてください。
HyperX「Alloy Core RGB」徹底レビュー! ゲーミングキーボード入門におすすめ
最終更新日:2021年05月12日
HyperX Alloy Core RGBの特徴
ここがポイント
- メンブレンだけどメカニカルのような打鍵感
- 安価なのにアンチゴーストやロールオーバーなど機能が充実かつ日本語配列
- RGBライティングの発色が綺麗(暗闇の中でもハッキリ見える)
ここがイマイチ
- フルサイズなのでマウスの可動域が狭くなりがち
- メカニカルの赤軸に比べると若干カチカチ音が鳴る
米国のゲーミングブランド『HyperX』のキーボード「Alloy Core RGB」は強化プラスチックフレームを採用しているため、従来のメンブレンキーボードに比べると耐久性が高いです。
またアンチゴーストやロールオーバー機能、RGBライティングやメディアコントールなど、ゲームをする上で便利な機能もたくさん搭載。
こんなにも機能性が充実していて、5,000円以下(※5月12日時点のAmazon価格)で買えるコスパの良いゲーミングキーボードは滅多にないので、「Alloy Core RGB」はゲーミングキーボードの入門機としておすすめです。
「Alloy Core RGB」以外で5,000円以下のゲーミングキーボードを探すとなると、中華メーカーのものや英語配列のものがほとんどですからね……。
Alloy Core RGBのスペック
パッケージと同梱物
同梱物はAlloy Core RGBキーボード本体と取扱説明書のみ。
形状・外観
フレーム、裏面ともに強化プラスチックフレームでできており、耐久性に優れています。キーキャップはマットな感じで指紋が付きにくく、テカりやベタつきにも強い印象です。ケーブルは装着型で取り外し不可。
本体底面には四隅に滑り止めが付いています。グリップ性能は十分で、少し力を入れただけではズレることはなかったです。プライベートで使用している定価3万円(税込)程度の「G913 TKL」のグリップ性能と比較しても遜色ありませんでした。
角度調整スタンドが備わっており、写真のように角度を2段階で調整することができます。
キーピッチは約19mmと標準的なので手が大きい人でも打ち間違える心配はないでしょう。またキーストロークは約4mmと深めになっており、しっかりとした打鍵感が好きな方におすすめです。
HyperX Alloy Core RGBの各種機能
キーボードの左上にはRGBライティングなどを調整するボタンが3つあり、左から順に
「RGBライティングの光の強さを変更するボタン」
「RGBライティングの発光パターンを変更するボタン」
「ゲームモードの切り替えボタン」
となっています。
このゲームモード切り替えボタンがとても便利で、ゲームモードに切り替えると「Windowsキー」が反応しなくなり、ゲーム中に間違ってWindowsキーを押してホーム画面に切り替わるといった誤作動が起こらなくなります。
RGBライティングの発光パターンは写真のほかに、全部で6つのプリセット効果(カラーサイクル、スペクトラムウェーブ、ブリージング、ソリッド、5ゾーン、オーロラ)が入っています。
キーボード右上には専用のメディアコントールが付いており、再生中している動画の音量調整、停止、早送り、巻き戻しなどがおこなえます。
HyperX Alloy Core RGBの使用感
FPSの使用では気にならない打鍵感
メンブレンキーボードでありながら一つひとつのキーがしっかりしているので、メカニカル式のような打鍵感があり、どのキーを押し込んでもスムーズに降りていく感じがして、ゲームプレイ中も違和感なくタイピングができました。
実際に「HyperX Alloy Core RGB」を使って『Apex Legends』を3時間ほどプレイしてみましたが、よく使用する「W・A・S・D」や「Shift・Ctrl」といったキーの同時押しにも問題なく反応し、打鍵感もしっかりしているので押し心地も十分でした。
またWindowsキーが無効化される「ゲームモード」が搭載されているため、間違えてWindowsキーを押してもゲーム画面が切り替わることもありません。
FPSやTPSではしゃがむ際に「Ctrlキー」を頻繁に使用しますが、ゲームモードが搭載されていないキーボードだと隣接している「Windowsキー」の誤タイプでホーム画面に切り替わってしまうので、ゲームモードが搭載されているかどうかは重要なポイントです。
特にFPSやTPS系のゲームをする方には、ゲームモードが搭載されているモデルを強くおすすめします。
フルサイズなのでデスクは大きめがおすすめ
テンキー付きのフルサイズなのでデスクが大きくない場合はマウスの可動域が狭くなりがちです。そのためFPSやTPSなどマウスを激しく動かすことが多いゲームジャンルには不向きといえます(※デスクが大きくマウスの可動域を十分に確保できる場合は問題なし)。
個人的に「HyperX Alloy Core RGB」を使うなら、幅80cm以上の机が望ましいです。80cm未満の机だとキーボードとマウスの置き場所に余裕が無くなるので、マウスを動かした際にキーボードの角にぶつけやすくなります。
静穏性は高めだが、赤軸と比べると音が鳴る
次にクリック時の静穏性に関してですが、メカニカル式の赤軸や静電容量無接点方式のキーに比べると若干音が出るものの、全体的に静穏性は高めな印象。
配信などでキーボードのカチカチ音がマイクに入ることは無さそうです。
RGBライティングの発色が素晴らしい
RGBライティングの発色は綺麗で、暗闇の中でもハッキリと印字表記を読み取ることができます。
部屋を暗くしてゲームをするのが好きな方や、深夜帯など部屋の電気を消してゲームをする必要がある方にとって、このRGBライティングの発色具合は魅力的だと言えます。
【まとめ】はじめてにおすすめ! 静音性重視なら他の選択肢も
「Alloy Core RGB」は打鍵感や機能性、RGBライティングなどを鑑みて、5,000円(税込)以下で買えるゲーミングキーボードの中では群を抜いて性能がいいので、はじめてゲーミングキーボードを買われる方におすすめです!
アンチゴーストやNキーロールオーバー、ゲームモードなどの機能はもちろん、打鍵感もメンブレン式ですがメカニカル式のように押圧がしっかりとあり、タイピング時に違和感を感じることはありませんでした。
ただ、静穏性は高いもののメカニカル式の赤軸や静電容量無接点方式ほどではないので、静穏性を重視される方は少し値上がりしますが、同じHyperX製の「Alloy FPS Pro」やLogicool製の「G512 GX Red リニアスイッチ」がおすすめです。
Alloy Core RGBの総合評価
打鍵感 :★★★★☆☆☆
静穏性 :★★★☆☆☆☆
機能性 :★★★★☆☆☆
デザイン性 :★★★★★☆☆
総合評価 :★★★★☆☆☆
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小学生の頃に「サドンアタック」や「クロスファイア」、「メイプルストーリー」などのFPSやMMORPGに出会い、PCゲーム歴は15年以上。
ゲーミングデバイスの沼にどっぷりハマり、「Logicool(ロジクール)」や「Razer(レイザー)」などの有名どころだけでなく、マイナーなブランドのヘッドセットやマウス、キーボードも買い漁っている。
最近は「Cooler Master」がお気に入り。