NTTドコモが提供する電子書籍サービス『dブック(ディーブック)』では、漫画や雑誌などが1冊単位で購入できます。購入時に選択できる支払い方法は4種類。
本記事ではそんな『dブック』の各種支払い方法の特徴と、dポイント還元を使ったお得な購入方法についてご紹介します。読書が趣味でポイ活に興味がある方はぜひご覧ください。

『dブック』の支払い方法は全4種! クレカ以外でもdポイント還元でお得に
『dブック』で使える支払い方法4つ
使える支払い方法 | 使えない支払い方法 |
---|---|
クレジットカード (※1)
dポイント ドコモ口座(d払い)(※1) ドコモ払い(※2) |
Apple Pay・Google Pay
電子マネー・コード決済 コンビニ決済 口座振替・銀行振込 など |
※1:『dブック』アプリからの書籍購入には適用できない。
(アプリから購入できるのは「ドコモ回線を契約しているAndroid端末」のみ)
※2:「spモード契約(iモード契約)」しているドコモユーザーに限る。
『dブック』ではクレジットカードのほか、ドコモが提供する支払いサービス(dポイント・ドコモ口座・ドコモ払い)が利用できます。このうちドコモ払いはドコモユーザーのみが対象のため、それ以外のユーザーは3種類しか支払い方法を選択できません。
他社の電子書籍サービスに比べると支払い方法の選択肢が少ないのがデメリット。Yahoo! JAPANが提供する『ebookjapan(イーブックジャパン)』では9種類の支払い方法が選べることを考えると、やや使い勝手の悪さを感じます。
また、ドコモの専用通貨であるdコインも『dブック』では利用できません。
クレジットカード払い
出典:『dブック』公式サイト
『dブック』ではdカード・VISA・MasterCard・JCB・AMERICAN EXPRESSのクレジットカードが利用できます。ただし、海外で発行されたクレジットカードは利用できないのでご注意ください。
また、登録済みのクレジットカードであっても決済エラーが出る場合があります。この場合は『dブック』ではなくクレジットカード会社へお問い合わせください。
プリペイドカードやデビットカードの利用可否は、公式サイトでの明記がありません。カードの種類や利用状況によって登録できるサービスも多いですが、実際に登録してみないと判別できないので注意が必要です。
ドコモ口座/d払い残高(ドコモユーザー以外もOK)
ドコモ口座(d払い残高)は、ドコモが提供する電子マネーサービスです。dアカウントさえあればドコモユーザー以外でも利用可能。『dブック』以外にコンビニやAmazonなどの決済にも使えます。
『dブック』で書籍を購入する際に使えるdポイントも貯まるので、お得に書籍を購入したい方におすすめです。
そんなドコモ口座ですが、2021年10月25日をもって同社支払いサービス『d払い』のアプリと統合することに。同時に名称が「ドコモ口座」から「d払い残高」に変わり、以下の機能が終了となります。
『ドコモ口座』の終了機能
- Visaプリペイド
- 電話料金合算による送金
- iモードでのドコモ口座機能の利用
ドコモ払い(ドコモユーザーのみ)
出典:『ドコモ払い』公式サイト
ドコモ払いとは、携帯電話料金とサービス使用料を合算できるドコモのキャリア決済です。請求元を一本化できるため月々の使用料金が明瞭になること、支払い忘れる心配がないことがメリットとして挙げられます。
ただし支払い時にはドコモ回線の携帯電話認証が必須。他社の回線を使用しているとドコモ払いは利用できないためご注意ください。
ちなみに名称が似ているd払いもありますが、ドコモ払いとは別物です。両者の違いについては以下の表を参考にしてください。
ドコモ払い | d払い | |
---|---|---|
利用者 | ドコモユーザーのみ(※) | ドコモユーザー以外もOK |
支払い方法 | ドコモ口座残高(d払い残高)
電話料金合算払い |
ドコモ口座残高(d払い残高)
電話料金合算払い クレジットカード |
dポイント充当 | × | 〇 |
実店舗での利用 | × | 〇 |
※「spモード契約(iモード契約)」または「ahamoプラン契約」している人に限る
dポイント払い(ドコモユーザー以外もOK)
出典:docomo公式サイト
普段の買い物やキャンペーンなどで貯めたdポイントは、『dブック』の支払いに使用できます。dポイントの価値は1ポイント=1円。『dブック』の書籍を購入するときにも使用できるので、書籍をお得に購入したい方は積極的に活用しましょう。
そんなdポイントには「通常ポイント」と「期間・用途限定」の2種類があり、有効期限や用途が少々異なります。
dポイント | dポイント(期間・用途限定) | |
---|---|---|
有効期限 | 48か月 | 獲得元のサービスで異なる |
用途 | dポイントが使える全サービス | 一部対象外サービスあり
(※『dブック』にも対応) |
上記2つのポイントは、合算して利用することも可能です。この場合、失効までの期間が短いdポイントから消費されます。
また、それぞれのポイント失効日が同じである場合、期間・用途限定のdポイントから消費されていくのも特徴です。ポイントの有効期限は「ポイントの詳細(dポイントクラブ公式サイト)」からも確認できるので、気になる方は事前に把握しておきましょう。
『dブック』をお得に! おすすめ支払い方法2選
『dブック』では、電子書籍がお得に購入できる支払い方法が存在します。それは「ドコモ口座払い」と「dカード払い」の2つ。
「もっと安く電子書籍が買えればなぁ~……」と悩んでいる方は、一度『dブック』の支払い方法を見直してみましょう。
クレカなしで払うなら「ドコモ口座払い」がおすすめ!
出典:『ドコモ口座』公式サイト
クレジットカードをお持ちでない方は「ドコモ口座払い」がおすすめ。銀行口座・セブン銀行ATM・コンビニで振込可能なうえ、dポイントも貯められます。
dアカウントがあれば口座開設ができるため、ドコモユーザー以外でも利用できるのが魅力。ドコモ口座を新規開設したい方はドコモ口座公式サイトから手続きが可能です。
また『dブック』以外にも、「d払い/ドコモ払い」加盟店の支払いに使えます。もちろんドコモ提供のサービスならdポイントがつくので、『dブック』以外の支払いにも便利です。
「dカード払い」ならポイント還元率が高くなる!
出典:『dカード』公式サイト
ドコモ提供のクレジットカード「dカード」はdポイントの還元率が高く、お得感の強い支払い方法です。ドコモユーザーはもちろん、ほかのキャリアユーザーでも発行可能。一般的なクレジットカードと同じように店舗やネットショップの決済に利用できます。
dカードには「dカード」と「dカードGOLD」の2種類があり、年会費やポイント還元率が異なります。
dカード | dカードGOLD | |
---|---|---|
年会費 | 11,000円(税込) | 永年無料 |
入会条件 | 満20歳以上(学生不可)で、安定した収入があること
個人名義であること 本人名義の口座を支払い口座に設定すること その他の条件を満たすこと |
高校生を除く満18歳以上であること
個人名義であること その他の条件を満たすこと |
ブランド | Mastercard、VISA、iD | Mastercard、VISA、iD |
支払い方法の種類 | 1回払い、2回払い、ボーナス払い、リボ払い、分割払い | 1回払い、2回払い、ボーナス払い、リボ払い、分割払い |
ポイント還元率 | 最大10% | 1% |
このほかにも「dカードGOLD」では、ケータイ購入割引クーポンや『dブック』クーポンが配布されるなどお得なサービスを展開しています。
ポイントの還元率が高く、保証や保険が手厚くなるなど「dカードGOLD」にはさまざまな魅力があります。とはいえ年会費が1万円以上(税込)かかるため、頻繁にdカードで支払いをする予定がないのであればまずは通常の「dカード」を作っておくのもよいでしょう。
dポイント還元キャンペーンを使うとさらにお得!
『dブック』では不定期に多様なキャンペーンを実施しています。
キャンペーンへの参加は『dブック』ログイン後にエントリーするだけ。キャンペーン内容は随時変わるので、ログインするたびにチェックする習慣づけておくとよいでしょう。
キャンペーンの一例としては毎週日曜日に書籍代金の20%ポイントバックが受けられる「トクする日曜日キャンペーン」や、『dマガジン』などドコモのサブスクサービスを併用していると10%還元される「3ストア会員限定キャンペーン」などがあります。
『dブック』の利用料を支払うときの注意点
『dブック』で書籍を購入する際、支払い方法を選ぶうえで注意しておきたい点が3つあります。これから『dブック』で電子書籍を楽しむ予定の方は、書籍購入後に後悔することのないよう注意点を確認しておきましょう。
支払い方法の選択・登録を間違えても返金なし
『dブック』のような電子書籍サービスでは、購入後(=書籍のダウンロード後)のキャンセルは受け付けていません。なぜならデジタルコンテンツという性質上、ダウンロードした時点で売買契約が完了してしまうからです。
「登録したクレジットカードが違った!」など支払い方法をうっかり間違えてしまった場合も、間違えた支払い履歴を削除して新たに購入し直すことはできません。初めて書籍を購入する際や新しい支払い方法を登録する際には、誤った情報を入力していないかきちんと確認しましょう。
併用できる支払い方法は「dポイント」のみ
4つある支払い方法のうち別の支払い方法と併用できるのはdポイントのみ。手持ちのdポイントを書籍代金の一部に充当して、残りをドコモ口座やクレジットカードなど、ほかの方法で支払うことが可能です。
dポイント以外の支払い方法(クレジットカード・ドコモ口座・ドコモ払い)は併用ができないため、残高や利用状況に要注意。残高不足や利用限度額がいっぱいの場合、決済時にエラーが出てしまい書籍を購入できません。
引き落とし日は各支払い方法で異なる
支払い方法ごとに利用料金の引き落とし日が異なります。たとえば携帯代と一括請求されるドコモ払いでは、携帯料金の締め日に合わせて同じ請求日に『dブック』の利用料金が引き落とされます。
dポイントやドコモ口座の場合は書籍の購入時に都度引き落とし処理が発生するため、残高不足の場合は決済エラーとなります。
ただし、決済処理が購入日より遅れることもあります。「本を買ったはずなのに、請求が来ていないなぁ」という場合は、決済処理の遅れにより次月請求となっている可能性が高いですが、心配な方は『dブック』へ問い合わせてみましょう。
購入から支払い方法の選択までの流れ
クレジットカードを登録する方法
クレジットカードが「dカード」または『dマガジン』ですでに契約があるクレジットカードの場合は、下記で説明する決済選択画面による登録・変更が行えません。
登録・変更・削除などの手続きは、『My docomo』または『dショッピング』からお手続きください。
登録したクレジットカードを変更する方法
登録したクレジットカードを削除する方法
『dブック』に登録したクレジットカード情報を削除する場合は、ドコモのショッピングサービス『dショッピング』から手続きが必要です。
以下に『dショッピング』でクレジットカード情報を削除する手順をまとめたので、「クレジットカードが消せない!」とお悩みの方は参考にしてください。
『dブック』の支払い方法に関するFAQ
Q1:「決済に失敗しました」と表示されるがどうすればいい?
書籍を購入するときに「決済に失敗しました」と表示される原因として、以下が考えられます。
・クレジットカード情報が最新ではない
・購入画面から手続きまでに時間がかかり過ぎている
・セキュリティコードが半角になっていない
とくに失敗しやすいのがクレジットカードの更新を忘れているケース。クレジットカードは期限が切れる1~2か月前に、更新されたカードが自宅に送付されます。
クレジットカード自体の更新は手続き不要ですが、『dブック』に登録している情報は自分で変更する必要があります。クレジットカード情報の変更方法は前述の「登録したクレジットカードを変更する方法」をご覧ください。
ちなみに決済エラーの状態で連続的に買い続けると、24時間決済ができなくなるよう制限をかけられるリスクがあります。エラーが出たときは、すぐにクレジットカード情報やセキュリティコードの確認をすることが大切です。
Q2:dポイントで購入してもポイント還元はあるの?
『dブック』で随時実施されているポイント還元キャンペーンでは、dポイントを使って支払いをした場合もキャンペーンの適用となります。対象外となるのはクーポン適用分のみで、それ以外の方法で支払われた分についてはすべて還元対象です。
ただし、キャンペーンによっては対象決済手段が限られている場合もあります。対象決済手段は各種キャンペーンページの条件欄に記載されているので、エントリー前にご確認ください。
Q3:希望する支払い方法以外で決済完了していたのはなぜ?
『dブック』の支払い時には前回利用したクレジットカード情報が優先されるため、別のカードを使う場合は都度選択する必要があります。
登録できるクレジットカードの上限枚数は3枚。登録済みクレジットカードのうち使用しなくなったカードがあれば、決済ミスを防ぐために削除しておくことをおすすめします。削除方法は「登録したクレジットカードを削除する方法」の手順を参考にしてください。
dポイントが貯まる支払い方法で『dブック』をお得に楽しもう!
『dブック』の運営元であるドコモでは、dポイントやドコモ口座といった独自の支払い方法や各種キャンペーンなど幅広く提供しています。これらを上手く活用すればdポイントをより効率的に貯めることが可能です。
貯めたdポイントを使えば、どの電子書籍サービスよりリーズナブルに書籍が購入できるでしょう。都度書籍を購入したい方、なるべくお得に書籍を購入したい方は『dブック』をぜひお試しください。
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