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2022年春の新ドラマ「持続可能な恋ですか? ~父と娘の結婚行進曲~」は4月19日毎週火曜日・22時00分から、TBS系列で放送中。

ヨガインストラクターの主人公・沢田杏花(上野)が、妻に先立たれた父・林太郎(松重豊)とともに、父娘2人で婚活に奮闘する姿を描く。ダブル婚活をきっかけに、娘は「誰かと共に生きること」を一生懸命に考えるようになり、父は「第二の人生」へと向き合っていく。

「あなたのことはそれほど」や「初めて恋をした日に読む話」を手がけた吉澤智子脚本のオリジナルストーリー。主題歌は「YOASOBI」の幾田りらが歌う「レンズ」。

本記事では「持続可能な恋ですか? ~父と娘の結婚行進曲~」のあらすじ、ネタバレから伏線や考察を、最終話までまとめていきます。

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「持続可能な恋ですか? ~父と娘の結婚行進曲~」のあらすじ・ネタバレ

「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」全話のあらすじ・ネタバレをまとめています。
※ネタバレが含まれるので注意してください!

第1話:結婚願望ゼロ33才娘 父とダブル婚活始めます⁉ 乱れ咲く春の純恋愛!

第1話あらすじ・ネタバレ

■第1話あらすじ

ヨガインストラクターとして働く沢田杏花(上野樹里)は辞書編纂者の父・林太郎(松重豊)と2人暮らし。2年前に母が亡くなり、日常生活能力がゼロで生活が荒れ果てた父を見かねて実家へ戻った。

ヨガの生徒の前では心身ともに穏やかな暮らしを送っているように振る舞う杏花だが、実際の生活は真逆。父・林太郎は散らかった部屋でスマホを探す杏花を見て、果たして娘は結婚できるのだろうかと心配でならない。

しかしヨガインストラクターとして独立したいという目標がある杏花は、恋人は欲しいが結婚願望は薄い。それどころか、父のお世話をする毎日に「結婚ってなに?」と疑問はつのるばかり。

ある日、起業セミナーを受講した杏花はそこで出会った東村晴太(田中圭)と意気投合する。晴太に惹かれ始めた杏花は「結婚を前提にせず、お付き合いしてもらえませんか?」と提案するが、晴太からシングルファザーだと告げられ、「友達になりませんか?」と言われる。

そんな中、遺品整理をしていた林太郎は妻が残した離婚届と手紙を発見。ショックを受けた林太郎は、杏花を巻き込んでの父娘ダブル婚活を思いつく。林太郎の勢いに押され、杏花はしぶしぶ親子で婚活パーティーに出席するが、そこで思いもよらない人物に出会う。

第1話放送後の考察・感想

主人公の杏花(上野樹里)は、前職で頑張りすぎてしまった自分を見つめ直すため、ヨガインストラクターへ転職した独身33才。2年前に母・陽子(八木亜希子)を亡くし、フリーで辞書の編纂をしている日本語学者の父・林太郎(松重豊)と二人暮らしをしている。

ヨガ教室では優雅な生活を送っているように装っていても、実際はズボラで日々に余裕がない。人にも自分にも優しくありたいのに、つい父親にきつく当たってはもやもや。杏花のように、仕事や生活に忙殺され、自分の理想どうりにいかずジレンマを感じたことがある人は思わず共感してしまうでしょう。

そんな杏花が起業セミナーで出会ったシングルファザーの晴太(田中圭)は、無邪気で優しく、自分の母親と同じように誰かを一番に考えている男性。少年のように雨に濡れることを楽しんだり、杏花の名前の由来を覚えてくれていたりと、抜群な破壊力に杏花がときめくのも無理はありません。

一方、父親の林太郎は、四六時中言葉のことばかり考えている日本語オタク。辞書編纂者という職業の林太郎が新たに出会う「言葉」が物語にいいスパイスをきかせています。

そんな林太郎が婚活パーティーで一目ぼれするのは整形外科医・明里(井川遥)。パーティー会場でギックリ腰になった林太郎を診断する姿は美人でカッコイイ大人の女性です。この二人の恋模様も今後の見どころです。

杏花と林太郎、それぞれの恋愛を軸に進んでいくであろう本作。第1話では、晴太に惹かれている杏花に対して、まだ友達という感情しか見えない晴太ですが、2話以降杏花への気持ちがどのように変わっていくのか楽しみです。そして杏花の幼なじみ・颯(磯村勇斗)の登場が恋の波乱を予感させます。

また、父娘ダブル婚活を通して描かれる、この物語のテーマである、「恋愛」「結婚」「生き方」。多様性が主となった現代社会に登場人物それぞれがどのような答えを出していくのか、見守っていきたいと思います。

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第2話: 友達以上の関係性⁉ 子の恋心、親知らず

第2話あらすじ・ネタバレ

■第2話あらすじ

ついに父娘ダブル婚活がスタートした杏花(上野樹里)と、林太郎(松重豊)。結婚相談所から、林太郎にもう一度会いたいという女性がいるとメールが届き、林太郎は「ふたりで入会しよう」と言い出す。杏花はそんな父に「結婚したくない」とは言い出せず、渋々入会することに。

結婚相談所に行った杏花はそこで晴太(田中圭)と再会する。しかし晴太に「颯(磯村勇斗)に連絡先を教えて良いか」と聞かれ、つい‘‘お見合いAI”が選ぶ相手と会うことを決めてしまう。

そしてAIでマッチングした語学堪能でハイスペックな瀬川(シソンヌ・じろう)とお見合いをすることに。一方颯は杏花のヨガレッスンに来るなど、積極的にアプローチを開始。林太郎も思いがけない場所で明里(井川遥)と再会し、父娘の波乱の恋が動き出す。

そんな中、杏花は瀬川を巡り、思わぬトラブルに巻き込まれてしまう。

第2話放送後の考察・感想

第2話ではそれぞれの恋愛模様が幕を開けます。友達という耳障りのいい言葉で晴太との距離を保つ杏花。しかし、結婚相談所を黙って退会したことを林太郎に責められ、思わず「好きな人がいる」と口にしてしまいます。相手はもちろん晴太でしょう。

一方の晴太も、自分から「友達になろう」と言った手前、積極的になれずにいますが、杏花が気になり始めた様子。颯からの電話でせっかくの食事のチャンスを逃すなど、気持ちとは裏腹にすれ違う二人にもやもやが止まりません。

杏花は勢いでAIによるマッチング相手・瀬川(シソンヌ・じろう)とお見合いをすることに。高スペックにも関わらず、これまで何十回もお見合いが上手くいかなかった瀬川の苦悩が切なく描かれています。そして、杏花の「結婚は相手の幸せを考えるもの」という言葉に一歩前進する瀬川を思わず応援したくなりました。

さらに、林太郎が出会った整形外科医の明里の人となりが明らかに。「なぜ今婚活なんですか」と聞かれると「相手に求めるものはそこそこ自分で手に入れた」「今ならピュアな恋愛ができる気がして」と言ってのける明里。結婚年齢が上がった現代の女性がまさに共感できる恋愛観ではないでしょうか。

林太郎のレントゲン写真を見てため息をつく明里はおそらく骨オタク。そんな彼女が、林太郎とどんな恋愛模様を紡いでいくのか楽しみで仕方ありません。

そして、今回キーワードとなるのは林太郎が初めて知った単語「サム」。林太郎はパソコンにその意味を打ち込んでいきます。

「英語の”something”に由来する造語」
「付き合う前の互いに相手が気になっている段階のことを言う」
「友達と言うには、嘘になるほどはみ出した友愛と、恋人と言うには嘘になるほど心もとない恋心が成立させる曖昧で幸福な関係」

「サム」な関係では収まり切れなくなった様子の杏花と晴太。おそらく晴太の元妻であろう女性の出現、そして颯との同居生活開始など、さらに恋模様が慌ただしく動き出しそうです。

第3話:恋した相手のウラの顔……幼なじみと同棲開始!?

第3話あらすじ・ネタバレ

■第3話あらすじ

晴太(田中圭)が“ある女性”(瀧内公美)と親しげに歩いていたのを目撃した杏花(上野樹里)は、ショックを受けてしまう。家事もどこか上の空となり、仕事にも集中できない。

そんな中、仕事から帰宅すると、キッチンに颯(磯村勇斗)の姿が。街中で偶然再会し、颯の部屋が漏水で大変だと聞いた林太郎(松重豊)は、杏花が好きな相手が颯のことだと勝手に勘違いし、自宅に住まわせることを決めてしまう。

その後晴太と再会した杏花だったが、一緒にいた女性のことを聞き出せずにいた。一方で颯が杏花の家に同居することを知った晴太は引っ越しを手伝うと言い出す。

一方林太郎は通院で訪れたクリニックで、明里(井川遥)がお見合いをすると知り、ショックを受ける。

杏花、晴太そして颯のいじらしい三角関係がついに動き出す……。

第3話放送後の考察・感想

「人と住まうこと」が描かれる第3話では、積極的な颯によって、晴太が杏花への友達以上の気持ちに気づいていくのが見て取れます。

晴太と親しげに歩いていた女性は晴太の元妻・安奈(瀧内公美)でした。息子の虹郎を送りに来た安奈にヨガの呼吸を教える晴太。そんな晴太に「ヨガしている彼女、できたでしょ」と見透かしたように言う安奈とはいい関係を築けているのでしょう。

「優しさは言葉じゃなくて行動しないと伝わらない、頑張って!」と安奈の励ましに背中を押された晴太の心境にも変化が見られます。

そして、晴太は颯の引っ越し当日、二人きりになった杏花に「虹郎が幸せならそれでいいって決めたのに。自分も捨て切れない、結局自分なんですよ。だから杏花さん……」と何かを言いかけます。しかし、「良いお父さんなんですね」という言葉で遮ってしまう杏花。

この言葉で、晴太は恋愛の対象外とみられていると思ったのではないでしょうか。恋愛ドラマのセオリーとはいえ、杏花と晴太の気持ちのすれ違いにモヤモヤさせられます。

また、積極的でポジティブだった颯が、第3話では違う一面を覗かせます。家事を完璧にこなす自分に「無理しなくても颯が良い奴だってことは知ってるから」と言う杏花に思わず抱きつく颯の安心した表情や、杏花と晴太に気を使って虹朗を連れ出す姿は、いじらしく切なくなります。ポジティブに見せている颯ですが、自分の居場所を求めているのではないでしょうか。

夜、颯が一人の部屋で鳴った携帯は、おそらく彼の母親からの電話なのでしょう。幼少期に母親の浮気で両親が離婚したという過去がある颯。颯が抱えているであろう闇も気になります。

そして、すれ違ってしまった杏花と晴太は距離を縮めることができるのでしょうか。

第4話:最後の夜:サヨナラ私の一番大切なヒト

第4話あらすじ・ネタバレ

■第4話あらすじ

颯(磯村勇斗)との同居生活にも慣れたある日、杏花(上野樹里)はヴァネッサ(柚希礼音)から新しいヨガスタジオのマネージメントを任せたいとオファーされる。

マネージメントならある程度は自分の理想のスタジオが作れる上、プライベートも大切にできてシングルファーザーである晴太(田中圭)との関係も考えられるかもしれないと、起業したい杏花の中に迷いが生まれていた。

一方、明里(井川遥)のクリニックを訪れた林太郎(松重豊)は、明里から思いがけない誘いを受ける。

そんな中、独立を目指す杏花のモデルケースになればと考えた晴太の誘いで、杏花はパーソナルジムを営む先輩女性起業家・足立瞳(MEGUMI)を訪ねる。

そこは「胸キュンプログラム」を行う “カップルジム”だった。起業の話も聞け、一緒に運動をして距離が縮まる二人だったが、「がんばって独立の夢を叶えて欲しい」と晴太に言われ、ケンカになってしまう。

一方、颯の携帯にはある女性から不在着信が……。

第4話放送後の考察・感想

第4話では、「頑張る」という言葉がキーワードとなって描かれます。

晴太に出会ったことで、独立という夢に迷いが生じる杏花。このままスタジオに残って数店舗のマネジメントを任される立場になるか、それとも独立の夢を追うべきか。弱音を吐く杏花に、「別に頑張んなくてもいいじゃん。ていうかもう頑張ってんじゃん」と優しく肯定する颯。

対して「本当に自分のスタジオ諦めるんですか? 頑張ってください。頑張らなきゃダメです!」と「もっと頑張れ」と鼓舞する晴太が対照的に描かれます。

すでに頑張っている人に、軽々しく口にできない「頑張れ」。最初は杏花も晴太からの「頑張れ」に反発しケンカになりますが、自分が颯にその言葉をかけようとするとき、晴太の「頑張れ」が何より心強い優しさだと気づきます。

杏花が欲しかったのは「頑張れ」だったのです。そしてその言葉に背中を押され、独立を決心します。同時に晴太への想いもより強いものになっていくのでしょう。

また、林太郎と明里の関係も少しずつ変化が見えます。ふいに見せる明里の笑顔に、単語としてしか知り得なかった「キュン」を感じる林太郎。その言葉の意味を、心臓発作級の実体験によって思い知らされる林太郎はとても可愛らしく、少年のようです。

これまで、お互いの想いがすれ違っていた杏花と晴太。第4話では、気持ちが溢れた晴太が、ついに杏花を抱きしめます。そしてそれを見てしまう颯。おそらく颯はこの出来事を境に杏花への想いが加速するのではないでしょうか。

友達から一歩踏み込んだ杏花と晴太、そして偶然居合わせた颯の三角関係がどんなふうに転がっていくのか、一気に加速しそうな第5話に注目です。

第5話:今を生きる父娘の分かれ道

第5話あらすじ・ネタバレ

起業セミナー最後の日、晴太(田中圭)は杏花(上野樹里)への想いを抑えきれず、ハグをする。そこへちょうど帰宅してきた颯(磯村勇斗)は2人が抱き合うところを目撃してしまう。

結局何事もなく別れた二人だったが、杏花は「もう会えないのかな」と晴太への想いを募らせていく。

そんな中、ヴァネッサ(柚希礼音)からTAMAGAWAサステナブルフェスの仕切りを任された杏花は、陽子(八木亜希子)の服をそのバザーで販売することに。林太郎(松重豊)も亡くなった妻の服を手放す決心をする。

フェス当日、お見合いが終わった林太郎はその足で会場へと向かう。しかし、手違いで陽子の大切な想い出が詰まっているスカーフがバザーに出品され、すでに買われてしまっていた。

ショックを受ける林太郎。杏花や颯、会場に来ていた明里(井川遥)が必死になってスカーフを探すが……。

そしてそんな父の姿を見て、「会いたい人に会える今」のかけがえのなさに突き動かされた杏花はある場所へと向かう。

第5話放送後の考察・感想

第5話ではこれまで深く語られることのなかった陽子と林太郎の関係が描かれます。

杏花(上野樹里)のスタジオが開催するサステナブルフェスのバザーに陽子(八木亜希子)の遺品を出品することにした林太郎(松重豊)。出品する衣類の中から、林太郎はオレンジ色のストールだけを手元に残しておくことに。

それはかつて仕事で悔し泣きする林太郎に陽子がそっとかけてくれた思い出の品でした。悔し泣きする林太郎が人目に触れないよう、「そういうとこ見られるのが妻の特権だもんね」と言いながらそっとストールをかける陽子。優しく林太郎に寄り添う陽子との回想シーンは、とても心温まる理想の夫婦を描いています。

そして、起業セミナーが終わり、会う口実が無くなてしまった杏花と晴太。二人は以前ふたりで行った場所に、お互いが示し合わせたかのように足を運びます。

そこで母・陽子が亡くなった後の林太郎は半分死んでいたと話す杏花に、林太郎は「杏花さんはどうだったの?」と問いかけます。悲しむ林太郎を目の前にのために、これまで自分の心に蓋をして、頑張るしかなかった杏花。

母の死から2年間、悲しむことも置き去りにしていた杏花は堰を切ったように泣きじゃくり、「会いたいです、これからも」と晴太へ伝えます。陽子の死をやっと悲しむことができたからこそ、「会いたいと思える人と会える今」を手放してはいけないという思いを言葉にできたのでしょう。

そして「ひどい顔してるんで」という杏花に「その顔見る権利、僕にはある気がするんですけど」と言いながら、キスをする晴太。林太郎と陽子のような優しい時間が流れていました。

お互いを大切な存在だと認めながらも歯痒い状態だった二人の急接近。しかし、物理的な距離が近い颯の今後の行動や、晴太の息子・虹郎の存在が二人の関係にどのような作用をもたらすのか、まだまだ目が離せません。

第6話:二人の夜に大告白!? 燃え盛る父娘の恋心

第6話のあらすじ・ネタバレ

引き合うようにキスをした杏花(上野樹里)と晴太(田中圭)だったが、結局何事もなかったかのように別れてしまう。杏花は、「一体あれは何だったのか」とキスしたことや晴太の言葉が頭の中を駆け巡り集中できない。

そんな中、虹朗(鈴木楽)が通う学童保育でキャンプイベントが開催されることに。そこで好きな子に告白するつもりの虹朗(鈴木楽)は、颯(磯村勇斗)の好きな人が杏花だと知り、「颯先生の恋を応援する!」と意気込む。

一方、杏花は颯の知り合いが店長を務めるインド料理屋で休憩時間にヨガレッスンをさせてもらえることに。レッスンを終えて杏花がお店でカレーを食べていると、そこへ偶然晴太と虹朗もランチを食べにやってくる。

颯の恋を応援したい虹朗は、杏花に「一緒にキャンプに行って欲しい」と提案する。迎えたキャンプ当日。仕事で来られないはずだった晴太も駆けつけ、杏花、晴太、颯の三角関係は波乱の模様に。

そんな中、お見合い相手とタクシーに乗っていた明里(井川遥)は、カーラジオから林太郎(松重豊)の声が聞こえてくることに気づく。日本語学者として語る林太郎の言葉が胸に刺さった明里は……。

第6話放送後の考察・感想

キスをした杏花(上野樹里)と晴太(田中圭)。二人ともそのことが頭から離れず、集中できないという、高校生の恋愛みたいな展開から始まった「じぞ恋」第6話。

颯(磯村優斗)の恋を応援したい虹郎の提案で、学童保育のキャンプに行くことになった杏花。そこで晴太と颯の恋のバトルが繰り広げられることに。大人げなくムキになって頑張ってもどこか抜けている晴太は、つい応援したくなります。

そしてこの第6話で、晴太は杏花との関係を変える行動に。キャンプで好きな女の子に告白すると意気込む虹郎は「ただ好きって伝えたいんだよ」と、いじらしい思いを晴太へ伝えます。晴太はただただ相手に思いを伝えたいというまっすぐな虹郎の言葉に背中を押されたのでしょう。

晴太は「結婚から自由になったお付き合いをしてくれませんか? ただ好きっていうだけで付き合うのはダメですか?」と、杏花へ自分の想いを伝えます。このピュアな晴太の言葉に思わずキュンとなったシーンでした。

この告白は、第1話で杏花が晴太にした「私と結婚を前提とせずお付き合いしてもらえませんか?」という提案を思い起こさせます。しかし同じ言葉でも、晴太のそれは、ここまで二人が積み重ねてきた時間と気持ちが溢れたものでした。

また、虹郎が颯の恋を応援する目的で杏花を誘ったキャンプが、結果的に颯の恋を終わらせることに。朝、同じテントから出てきた杏花と晴太を見てしまい、沢田宅を出ることを決めた颯。「本当に家族になっちゃったな……」と、寂しそうに笑う表情が切なすぎます。

一緒に住むことで距離が近くなり、自分の前で着替えまでできてしまう杏花との家族のような関係を、このキャンプで変えたかった颯。物理的な距離が近い分、心の距離が埋まらないことほどツライことはありません。杏花の家を出た颯はどこへ向かうのでしょう。

さて、晴れて付き合うことになった杏花と晴太。お互い「息子」と「夢」という譲れないものがある中で決めた「結婚を前提にしないお付き合い」は、簡単ではないような……。二人の出す結末を見守りたいと思います。

そして、お見合い相手とのデート中、カーラジオから聞こえてきた林太郎(松重豊)の言葉に、何かを感じた明里(井川遥)。穏やかに動き出した二人の恋がどんな展開を見せてくれるのか、これもまた「すこぶる」楽しみです。

第7話:結婚を前提としない交際開始!! 諦めない男の逆襲

第7話あらすじ・ネタバレ

「お世話になりました」というメモを残し、沢田家から出て行ってしまった颯(磯村勇斗)。電話をしても留守電、LINEも既読スルー。杏花(上野樹里)と林太郎(松重豊)は、突然姿を消したことを心配するが、颯はある場所へと向かっていた。

そんな中、杏花はヴァネッサ(柚希礼音)に独立の話を打ち明る。ヴァネッサからは友人のコンサルタントを紹介すると意外にも前向きな答えが。ヴァネッサと一緒にレストランでその友人を待っていると、現れたのは意外な人物だった。

そして、ついに付き合うことになった杏花と晴太(田中圭)は「結婚を前提にしないお付き合い」のルールを決めることに。晴太は、「虹朗(鈴木楽)ファーストで杏花は仕事ファーストでいこう」と決める。そして2人はデートへ出掛けるが、ハプニングが起きてしまう。

一方、父・林太郎の元に一通のメールが届く。それは明里(井川遥)からのまさかのデートのお誘いで、林太郎は慌てふためく。偶然にも杏花と林太郎、それぞれデートに出かけることになった父娘2人の行方は……?

第7話放送後の考察・感想

杏花(上野樹里)と林太郎(松重豊)父娘それぞれのデートが描かれる“じぞ恋”第7話。

晴れて「結婚を前提としない」交際がスタートした杏花と晴太(田中圭)は、ルールを決めることに。晴太は「虹朗(鈴木楽)ファースト」で杏花は「仕事ファースト」。さらに晴太は「もし結婚したくなったら気にせずに言ってください。その時は終わりにしましょう」と告げます。

初めてのデートの日、森林浴をしながら公園でランチをすることに。まだぎこちないながらも穏やかな時間を過ごす二人でした。しかし、途中で虹朗を預けていた安奈(瀧内公美)から、急な仕事が入ってしまったと連絡が。二人は偶然を装い改めて合流することに。

同じころ、林太郎も明里(井川遥)に誘われデートへ。お見合いの練習という大義名分で林太郎を誘った明里でしたが、このデートで明里は林太郎の笑顔に胸キュンしてしまいます。これはもう、恋が動き出す予感しかありません。

一方、虹郎の希望で、晴太の家でカレーを食べることになった3人。図らずも自宅デートとなった二人ですが、杏花は晴太の日常を垣間見て、また晴太は虹朗へも自然体で接する杏花に触れ、「結婚」を意識してしまった様子。お互いのことを尊重し決めた「結婚を前提としない」というルールが2人を縛り付けてしまうのではないでしょうか。

また、第6話で杏花の家を出て行ってしまった颯(磯村優斗)はフランスに。そして第7話終盤では、ワーケーションホテルの支配人として、帰国後何やら行動を起こす様子が描かれています。「何事にも諦めが悪い」と言う颯のこと、杏花の独立の後押しをするための転職ではないかと予想します。

そして、マンションの外で杏花を見送る晴太を目撃してしまった安奈は翌日ヨガスタジオを訪れます。これまで虹郎の母として、離婚後も晴太ともいい関係を続けていた安奈がどう出るのか気になる展開ですが、杏花のことを知り、二人のことを応援する立場になってくれることを期待します。

第8話:父娘のダブル告白!? 私が選ぶ新しい世界

第8話あらすじ・ネタバレ

杏花(上野樹里)と晴太(田中圭)がマンションから出てくる姿を目撃した安奈(瀧内公美)。安奈は杏花のヨガスタジオを訪れ、そこで改めて杏花が「仕事ファーストで独立を成功させたい」と思っていることを知る。

その様子にどこか無理をしているのではないかと思いつつも、安奈は杏花の独立へ向けたプランを提案するが、虹朗(鈴木楽)の母としては複雑な心境だった。

一方、林太郎(松重豊)は明里(井川遥)からお見合いを申し込まれ驚きを隠せずにいた。明里の真意が分からず電話をするも、お見合い当日までの接触を断られてしまう。

そんな中、フランスから戻ってきた颯(磯村勇斗)が沢田家へ。颯は杏花に予想外の“お土産”を持ってきていた。

安奈のアシストの元、順調に独立へ向けて動き出した杏花だったが、晴太から突然SOSの連絡が入る。虹朗が熱を出してしまい、学童へお迎えが必要だが晴太は仕事ですぐには戻れない場所にいるという。

自分が迎えに行くと返事をする杏花だったが、独立に向けた重要な打ち合わせに出なければいけなくなる。仕事とプライベートの選択を迫られることになった杏花が選ぶのは……。

第8話放送後の考察・感想

いい関係を続けるために“杏花(上野樹里)は仕事ファースト”、晴太(田中圭)は“虹朗(鈴木楽)ファースト”というルールを決めた杏花と晴太。第8話ではそんな二人に試練が訪れます。

虹朗が熱を出したと学童保育から連絡を受けた晴太。郊外での仕事中だったためすぐに迎えに行くことができず、杏花にSOSを求めます。自分が迎えに行くと返事をしたものの、杏花も仕事の大事な打ち合わせに出なければならず、颯(磯村勇斗)にピンチヒッターを頼んでしまいます。

杏花と晴太の関係に気づいていながらも、「もしまたこういうことがあったら、まず俺に連絡ください」と言う颯。颯にとっては好きな杏花を最優先にした結果でしょう。

そして、開業コンサルタントとして杏花の独立を応援する安奈(瀧内公美)も悩んでいました。大阪のプロジェクトメンバーに抜擢され3年間の転勤を打診されていたのです。自分が大阪に行ってしまうと、これまでのように晴太と二人三脚で虹朗を見守ることもできなくなります。

安奈は晴太と杏花に「母親になる気がないなら中途半端に虹朗に関わらないでほしい。」「もし再婚するなら、私が言うのも勝手だけど虹朗の良い母親になれる人としてほしい、私よりも」と言い、そして「今のとこ、この国ではさ、女性の人生、良いとこ取りは難しいんだよ。全部選んで進むのは相当覚悟がないと。私にはできなかったから」と伝えます。

杏花の人間性も認め、晴太の恋も応援しつつ、虹郎の母親として思い悩み二人に頭を下げる安奈。彼女が振り絞るように言ったセリフは心に刺さりました。

安奈の言葉を受け、それぞれ考える杏花と晴太。そして杏花は決心したように「結婚を前提にお付き合いしてもらえませんか」と晴太に告白します。しかし晴太は「すみません、もう終わりにしましょう」と答えるのでした。

二人が考えに考えて出したのは正反対の結論でした。それぞれがお互いのことを大切に想うからこそすれ違ってしまう杏花と晴太。残り2話となった「じぞ恋」。それぞれがどんな結末を迎えるのか、待ち遠しくなる第8話でした。

第9話:満月のプロポーズ! 父と娘34年愛の奇跡

第9話あらすじ・ネタバレ

晴太(田中圭)に「結婚を前提にお付き合いをしてもらえませんか」と告白した杏花(上野樹里)だったが、晴太からは「もう終わりにしましょう」と別れを告げられてしまう。

同じ頃、林太郎(松重豊)は明里(井川遥)からの交際の申し込みを断っていた。親子でダブル婚活を始めた杏花と林太郎は、父娘揃って失恋してしまう。

そんな杏花の元に、颯(磯村勇斗)から連絡が。杏花から晴太にフラれたことを聞いた颯は杏花のことを優しく抱きしめる。颯の前では明るく努める杏花だったが、颯の優しさに思わず……。

そんな中、明里が職場で倒れて急遽入院したことを知る杏花。林太郎にそのことを告げると、動揺した林太郎は大慌てで病院へと駆け込む。そして林太郎は明里に自分の本当の思いを伝える決心をする。

さらに、杏花から晴太と別れたという話を聞いた林太郎は、ある決意を胸に晴太の元へと向かう。そして杏花は、林太郎から隠されたある真実を告げられ……。

杏花と晴太、颯、そして林太郎と明里、波乱の恋はクライマックス目前! それぞれが決断する恋の行方は……!?

第9話放送後の考察・感想

杏花(上野樹里)からの“結婚を前提としたお付き合い”の申し出を断り、交際自体も終わりにしようと告げた晴太(田中圭)。

一方、明里(井川遥)から告白された林太郎(松重豊)も「あなたは普通に幸せになれる人です」と言い、交際はできないと告げるのでした。

父娘、二人の失恋から始まった「じぞ恋」第9話では「普通の幸せ」と「生きること」の意味が描かれます。そして今回林太郎と妻・陽子(八木亜希子)の結婚秘話とともに、林太郎と杏花に血縁関係がないことが明かされます。

陽子との馴れ初めと、杏花の父親となったいきさつを語る林太郎は、杏花の父親となり、めいっぱい生きることができ幸せだったと告げるのでした。

「生きているということは変化していくということだ」
林太郎が恩師に言われた「生きている」ということの語釈がカギとなった第9話。一度は断ったものの、明里が入院したことで、素直に自分の気持ちを伝えることができ、一緒に生きていくことを選択した林太郎。

一方「いつか晴太さんの良い奥さんになりたい、虹朗(鈴木楽)くんのお母さんになれるよう頑張りたい」という杏花に「頑張らなくていいです。それじゃ杏花さんが杏花さんじゃなくなっちゃいます」「杏花さんには無理です。続きません」と決めつけてしまった晴太。

その失恋から「一生結婚しない」と決めつけてしまっている杏花。どちらも変化することを止めてしまっています。

さらに颯(磯村勇斗)の「杏花ちゃんらしくズボラで雑なままでいい」「杏花ちゃんは何も変わらずヨガして笑っててくれたらそれでいい」という言葉も、プロポーズとしては素敵なものでしたが、言い換えれば変化をもたらさないことに。

そして、林太郎から「杏花の父親になることができて“普通に”幸せです」「杏花は私の娘です。どうかあの子を信じてみてやってください」と頭を下げられた晴太は杏花のもとへ向かいますが、そこで颯のプロポーズを目撃してしまいます。

“普通”の幸せとはいったいなんなのか。生きていくことの意味。そんなことを考えさせられる「じぞ恋」も次週いよいよ最終話。杏花は颯のプロポーズを受けるのか、晴太はどんな行動に出るのか。それぞれの変化を見届けたいと思います。

第10話:父と娘の34年間ー愛の完結SP

第10話あらすじ・ネタバレ

颯(磯村勇斗)から突然のプロポーズを受け言葉につまる杏花(上野樹里)だったが、颯がマレーシアに行くその日までに返事をすると約束。そんなプロポーズの場面を見てしまった晴太(田中圭)は、帰りがけに出くわした颯から「もう遅い」と言われてしまう。

「自分が本当に何を求めているのか」知りたい杏花は、もう一度晴太と会うことにするが……。

一方、交際することになった明里(井川遥)から、杏花に挨拶をしたいから自宅へ行きたいと言われて快諾する林太郎(松重豊)。沢田家を訪れた明里は、杏花にある思いがけないお願いをする。

杏花は颯からのプロポーズを受けるのか、晴太との関係はこのまま終わりを迎えてしまうのか……? そして林太郎と明里が選ぶ未来とは。親子で始めた“ダブル婚活”の果てに一体どんな愛の奇跡が待っているのか!?

第10話放送後の考察・感想

颯(磯村勇斗)からプロポーズをされた杏花(上野樹里)は、颯がマレーシアに行くまでに考えて返事をすると約束します。一方、颯のプロポーズを目撃し、颯から「もう遅いと思います」と言われてしまった晴太(田中圭)。杏花の幸せを考え、自分の気持ちを伝えるのを諦めたのでしょう。

そんな中、明里(井川遥)が林太郎(松重豊)と杏花の家に来ることに。明里は陽子(八木亜希子)の写真に挨拶をし、なんと杏花に林太郎との結婚を許してほしいと伝えます。

その夜、林太郎は明里との結婚について「お互い理解できないことが出てきたら言葉を尽くしていくしかない。言葉っていうのは誰かに気持ちを伝えるためにあるもんだ。気持ちを伝えたい相手がいるということは幸せなことだ。」と杏花に伝えます。

林太郎の言葉に、きっと杏花は自分が気持ちを伝えたい相手は晴太だと改めて強く思ったのでしょう。颯とは結婚できないとプロポーズを断ります。

そして、林太郎と明里は「お互いの心の中に住んでいるのは間違いなくふたり」「確かなのは私たちの今この瞬間の気持ちだけ」だと言い、事実婚と週末婚を選択。その結婚式の真っただ中、颯に背中を押された晴太は杏花にプロポーズをします。

「お父さんになってもらえませんか。お母さんにならなくてもいいです。お父さんがふたりいても、僕がお母さんになる時もあって、どっちでもない新しい家族でもいいです。そういう普通の結婚じゃなくてもいいですか」。これまで「普通の結婚」に縛られていた晴太がたどり着いた答えでした。

「結婚とは愛し合う他人同士が分かり合いたいと願い、共に年を重ね、互いの変化を慈しみ、それでもなお分かり合えないことを知る営み。古来、人類が繰り返してきた永遠に続く愛情への無茶な挑戦」

林太郎が最後にしたためた「結婚」の語釈は「愛し合う男女」とせず「愛し合う他人同士」から始まるものでした。この定義こそが、多様性が認められる現代だからこそ共感できる、本作の本質だと言えるのではないでしょうか。

すれ違ってきた杏花と晴太が、さまざまな結婚や恋愛、家族の形に触れることで、自分たちらしい「結婚」を見つけることができた「じぞ恋」。そして素敵な未来が描かれたラスト。これからもアップデートしながら彼らの幸せが続くだろうと想像できる、優しくて心温まる最終話となりました。

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