フィットフードホームの悪い口コミを実食して検証【まずい？】ナッシュとの比較も

FIT FOOD HOME（フィットフードホーム）は、「無添加にこだわっている」「おしゃれな喫茶店で食べるような創作料理が味わえる」など、ユニークで彩どり豊かなメニューの評判が高い、冷凍宅配サービスひとつです。

しかし、未利用者の一部では、”冷凍”という特性から「まずいメニューもあるのでは？」「きちんと届くの？」といったサービスに対する不安の声もあります。

フィットフードホームの評判は実際のところどうなのか。フィットフードホームの利用者にアンケートを実施し、より具体的な体験談を集めました。

利用者の口コミでは、クリームやチーズなどの乳製品を使用したメニューが高評価でした。特に「トマトチーズハンバーグ」は公式のランキングでも口コミでも好評で、トマトの酸味とチーズのまろやかさで包まれたハンバーグはジューシーで食べてみる価値アリとのこと。

しかし無添加ゆえの「味の薄さ」が気になる人もちらほらいたので、濃いめの味付けが好きな人は注意です。ボリューム感については、男性ユーザーからは少ないという意見があったものの、女性ユーザーは丁度よい量だと答えていました。

そのほか「ママミール」や女性の「腸活メニュー」といったメニューが期間限定で追加されることがあるため、全体的には女性におすすめしたい宅配弁当な印象です。

男性向けの宅配弁当サービスについては、ボリューム感や味の評価を基にランキング形式で紹介している記事があるので、そちらも参考にしてみてください。

口コミを集めてみたところ、そもそもダイエットで使用しているというユーザーが少なめなイメージでした。

しかし食事を置き換えた結果、極端に痩せたわけではないものの、一定の成果を感じている人はいるようです。「ヘルスミール」では高タンパク低脂質なメニューを揃えているので、もしダイエット目的で利用するならヘルスミールのメニューの注文数を増やしてみましょう。

注意点は、注文に関するものが多かったです。特にフィットフードホームは都度注文と定期注文の切り替えができるうえ、注文もすべてのプラン・メニューから自分で選べるため、適当に選ぶと失敗してしまうこともあります。

「おまかせ選択」を使うのもよいですが、目的別の絞り込みもできるので、注文時は検索を活用してみましょう。

フィットフードホームが届いたときの状態は写真の通り。ピッタリとくっつけて並べてあったので、荷崩れを起こしたり、破損したりはしていませんでした。送料は沖縄・北海道を除き無料となっています。

大きさは長辺が18cm、短辺が12cmです。宅配弁当としては平均くらいの大きさですが、主食付きのものも同じサイズなので、ご飯付きのものはややボリュームが少なく感じるかもしれません。

「ハンバーグ」というよりは、つくねのような練り物に近い食感でした。和食というコンテンツにあわせて調理を変えているようです。梅ソースの味付けが濃い目で、さっぱりとしとした酸味が広がり個人的には好みでした。

鶏飯は想像以上に水っぽく、少しご飯が柔らかい気がしました。ただ、これは解凍時間が短いのもあったかもしれません。

副菜のブロッコリーやカリフラワーは一口サイズで食感もしっかりしており、梅ソースとあわせて食べるとさらに美味しく食べられて良い感じです。

鶏飯（主食）がついているものの、若干ボリュームは控えめな気はします。女性なら腹7～8分目くらいで楽しめるかと思います。

公式ランキングでも口コミでも人気ナンバーワンのチリソースハンバーグも注文してみました。

ハンバーグは2食目ですが趣が異なっており、噛むと肉汁があふれるほどジューシーでした。主菜はもちろん副菜のじゃがいも・ブロッコリー・人参にもチリソースがしっかり染み込んでいて美味しかったです。高評価なのも納得です。

副菜に水っぽさはほとんどなく、じゃがいもはホクホクで、ブロッコリーはカリカリしていて食感も楽しめました。おかずのみのプレートですが、ご飯と一緒に食べると腹8分目ほどの満腹感を得られると思います。

ヘルスミールという、健康志向のメニューも注文してみました。トマトチーズというイタリアンな味わいと鮭バター醤油という和の組み合わせに心躍ります。

まず驚いたのは、使用食材の豊富さ。葉酸や食物繊維など豊富な栄養を1プレートで補うため、普段お目にかかれない珍しい食材が使用されています。

まずは鮭バターごはん。味は全体的に薄めではあるものの、鮭の風味がしっかりと出ていました。白米と麦飯にアマランサスが混ぜ込んであり、食感はさながらたらこのようなプチプチ感が楽しめます。本物のたらこでは糖質が高くなってしまうことを考慮しているのでしょう。罪悪感なく食べられるのは嬉しいですね。

主菜である鶏肉のトマトチーズは鶏肉に弾力があり、食べ応えがあります。副菜にはブロッコリーと共にロマネスコ（幾何学模様で話題になった野菜）や各種豆類が添えられ、栄養面を補強していました。

満足度は高めなものの、こちらも解凍時の水分でご飯が柔らかめで、硬めが好きな人には少し残念かもしれません。おかずは食べ応えがあるので、個人的にはもったいないなと感じてしまいました。

フィットフードホームは、「手作りの味わい」がしっかりと楽しめる宅配弁当サービスに感じました。その最大の理由は、他の店では味わえない、オシャレで美味しい創作料理の数々。

鮭とたらこの親子丼を低糖質で実現するため、たらこに近い食感を持つアマランサスを使用するなど、おいしさを落とさずに栄養面に配慮するなど、メニューの工夫はほかサービスと比較してもピカイチです。

味は全体的に薄めですが、「淡白」というわけではなく、素材の味はしっかりと感じました。ボリューム感は女性には丁度よいかもしれませんが、正直男性は物足りないと思います。主食とおかずが完全に分かれた2プレートの販売が今後追加されると嬉しいですね。

また都度注文に対応し、好きなメニューを完全に自分で選べるというのも使いやすさの面で高評価。もちろんおまかせ注文や定期配送への切り替えも簡単にできるので、自分の利用状況にあわせて使いやすいです。

ただしその自由さが逆にマイナスポイントになっている部分もあり、ダイエットメニューを頼むつもりがリッチプレートのメニューを頼んでしまったというトラブルも……。

総合すると、創作料理や手作りの味わいが楽しみたい、好き嫌いがあって自分の好きなメニューを選んで利用したいという人には、おすすめのサービスです。好きなメニューだけ選んでもワンプレートで栄養バランスをとっているので、栄養価が偏ることはありません。

こうしてみると、それぞれのサービスは一長一短です。どちらにするか選ぶポイントは「利用する頻度」と「食べたいメニュー」によって分かれてきそうです。

どちらも利用した筆者としては味に関してそこまで大きな差はないように感じました。メニューによっては若干ナッシュの方が量多いかな、というくらいです。

フィットフードホームの強みは「無添加」、「栄養バランスを考えた、手作りの創作メニュー」、「都度注文」対応の3つです。

特にメニューについては「梅風味の酸辣湯あんかけハンバーグ」など、和洋中を組み合わせた料理など創作性に富んだものが多いです。

また栄養価の面では他ではあまり意識されていない、葉酸や食物繊維などの栄養素が他の宅配サービスと比較しても豊富なのもポイント。ヘルシーな宅配弁当を食べたいならフィットフードホームがおすすめです。

ナッシュは「全てのメニューが糖質15g以下、塩分2.0g以下」という指標があり、食事制限を試してみたい人にはおすすめのサービスです。

フィットフードホームにももちろんダイエット向けのメニューが用意されていますが、カテゴリ別のメニュー数で見た場合、その種類数はナッシュに劣ると言わざるをえないでしょう。

なぜならナッシュはメニュー数は60種類以上ですが、毎週メニューの更新をおこなっているため、常に新しいメニューを楽しめるからです。

また食べれば食べるほど安くなるナッシュクラブという制度もあるため、コスパよく食事制限によるダイエットをしたい人にはナッシュがおすすめです。

下記記事にてサービスの詳しい登録方法やメリットについて解説しているので、興味を持った人はぜひ試してみてください。

フィットフードホームでは「ダイエットミール」という専用のメニューが存在していますが、本当に痩せるのでしょうか？

利用者の口コミでは、明確に痩せた！と感じる人は少なかったです。しかし太ったという報告もほぼありませんでした。

まず大前提として、どの制限食でも「食べるだけで痩せる」ということはありません。食事の後には、適度な運動が必要です。

そのうえでフィットフードホームの「ダイエットミール」は、体内の脂肪燃焼率をあげるために、高タンパク・低脂質を実現しながらも、身体に必要なビタミンやミネラルが豊富に含まれています。

他のダイエット向けメニューとの違いは、主食にインド原産の「ムング豆」を使用していること。腹持ちのよさを確保しながら、食物繊維やビタミンB1、ビタミンB2、カルシウムなどが豊富に含まれており、身体づくりに必要な栄養を摂取できます。

食べる量を減らしつつも運動した際に筋肉をつけやすいメニューなので、食事をしてしっかりと運動をすれば身体を引き締めることはできるでしょう。

おおまかなプランを踏まえたうえで、フィットフードホームには細かいカテゴリーが存在します。これらは「メニューの方向性」と「価格」で区分されています。

同じカテゴリでも金額で分けているものもあるので、料金感が気になる人はカテゴリもチェックしておきましょう。

自分用に購入するのはもちろん、おかずの数が多いため小分けしてお子さんやパートナーの弁当に利用するのもおすすめ。

価格は5個セット4,838円で、送料は別途900円かかります。1食あたり900円近いためやや高価なサービスですが、本格シェフの味が家庭で味わえるので、興味のある人はぜひ利用してみてください。

また冷蔵サービスである、「シェフの無添つくりおき」は別途990円の送料がかかります。

「洋食」「和食」カテゴリに分かれた5食分のセットが、通常7,650円が半額の3,800円で購入できるスペシャルセットです。メニューはそれぞれ固定なので、何食注文しても同じものしか届かない点には注意しましょう。

LINEで「FIT FOOD HOME」公式アカウントをともだち登録したときにもらえる、500円OFFクーポンです。

購入時にクーポンコード入力欄から、送られてきたコードを入力すれば使用できます。初回でなくても利用できますが、コードには有効期限が付いているので、もらったら早めに使うようにしましょう。

20セット購入すると23％OFF、832円の商品を買うとすると、1食当たり約190円ほど安くなります。必ずしも最大割引が適用されるわけではなく、メニューによっては一部割引率が異なる商品も存在している点に注意しましょう。

購入時に「定期購入」を選択すると合計金額から5％OFFで購入できるキャンペーンです。シンプルながら1,000円会計毎に50円お得になります。ベーシックな10食セットを利用する場合は、1回あたり6～7,000円ほどになるため、割引金額が300～350円と馬鹿にできません。

まとめ買い割引と併用できるので、もしクーポンを所持しておらず長期利用を考えているならおすすめです。

「シェフの無添つくりおき」サービス開設を祝して、初回のみ33％OFFの5食セット2,980円、送料無料で利用できるキャンペーンです。

購入するセット数は5個、7個、14個、20個から選択可能です。定期購入は5％OFFですが、クーポンは都度購入のみなので、安くお試ししてみたいという方は都度購入がおすすめです。

フィットフードホームを運営しているのは、株式会社AIVICK（アイヴィック）です。元々はソフトウェア開発受託・派遣企業として運用しており、「Fit Food」という食べたいメニューのおすすめを出す学習AIアプリのリリースなどを行っていました。

その後ノウハウを得て「食と健康」を掲げる「FIT FOOD HOME」の事業を展開して現在に至ります。創業からは15年以上経過しており、幅広い事業を手掛けていることから、すぐにサービス終了するリスクは低そうですね。