ミニマリストとは生活をシンプルにし、本当に必要なものだけを持つことをめざすライフスタイルのことです。そのライフスタイルは物を減らすだけでなく、時間や労力も有効に使うことを求めています。
そんなミニマリストは毎日の洗濯にどのように取り組んでいるのでしょうか?
洗濯機は日々の生活の中で欠かせないものではありますが、すべての洗濯機がミニマリストのライフスタイルに合致するわけではありません。
本記事ではミニマリストの視点から洗濯機を選び、使う方法を紹介します。
ミニマリストの洗濯機は「大きさ・機能・デザイン」で選ぶ
最終更新日:2023年07月13日
ミニマリストに必要な洗濯機とは?
ミニマリストとは物質的な所有を最小限に抑え、シンプルな生活を送ることを目指す人々のことを指します。物や情報の過多が生活を複雑化しストレスを生むと考え、必要最低限のものだけを持つことで心地よい生活空間を作り出し時間やエネルギーを本当に大切なことに注ぐことを重視します。
そんなミニマリストにとって洗濯機は、その生活スタイルや価値観を具体的に反映するツールのひとつです。物質的な所有を最小限に抑えシンプルな生活を送ることを目指すミニマリストは、洗濯機の選択においてもその理念を貫きます。
洗濯機を選ぶ時のポイントをチェック!
ミニマリストが洗濯機を選ぶ時のポイントは、その生活スタイルに深く根ざしています。物質的な所有を最小限に抑えシンプルな生活を送るミニマリストは、どのように洗濯機を選んでいるのでしょうか?
以下に、ミニマリストが洗濯機選びで重視するポイントを具体的に説明します。
ポイント1:洗濯機の大きさ
ミニマリストは生活空間をシンプルに保つために、洗濯機のサイズは特に重要視します。大きすぎると空間を圧迫し生活の質を下げてしまう可能性があるため、必要最低限のサイズの洗濯機を選びます。
また洗濯物の量や生活スタイルに合わせて、ドラム式や縦型など洗濯機の形状も重視する傾向にあります。
ポイント2:機能を重視する
多機能な洗濯機は便利な一方で、使わない機能が多いと無駄に感じてしまうことがあります。そのためミニマリストは必要な機能だけを持つシンプルな洗濯機を選ぶことが多いです。例えば自動で洗剤を投入する機能や乾燥機能など、自分の生活スタイルに合った機能を持つ洗濯機を選びます。
誤解のないように補足すると、ミニマリストは多機能な洗濯機を選ばないというわけではありません。温水洗浄の洗濯機であれば洗剤は不要と考え、その機能を重宝するミニマリストもいます。
乾燥機付きの洗濯機であれば乾かす必要がないので、洗濯干し用のハンガーなども不要になりますし、乾かした服を取り込む必要もなく時間・コストの削減につながります。
多機能というワードはミニマリストにとって好まれやすく、洗濯機で一番重要視されているのは値段よりも機能と言っても過言ではないのです。
ポイント3:価格は多角的に見て判断する
物質的な所有を最小限に抑えるためコストパフォーマンスを重視するミニマリスト。そのような理念から高価な洗濯機を購入するよりも、必要な機能を備えた手頃な価格の洗濯機を選ぶことが一般的だと思われがちです。
ただ、SNSで発信をしているミニマリストの方が使用している洗濯機を見ると、必ずしも安いものを選んでいるわけではありません。むしろ高価な洗濯機を使っている方も多くいます。
ミニマリストは節約することだけを良しとしているわけではありませんが、自分にとって必要な物を見極める目を持っているので必然的に消費が減り、貯蓄も比較的多い印象です。そのため価格の妥当性を「安い」ではなく必要と思われる機能にいくらの対価を払うか?で判断している。
ひと目見ると「高い!」と思われる洗濯機も小さくてデザインも良く自分にとって必要な機能がそろっているなら、ご自身の貯蓄のポートフォリオを考えて購入できるなら購入していることが多いのです。
ポイント4:やっぱり大事なデザイン
生活空間を美しく保つことを重視するミニマリストにとって、洗濯機のデザイン選びも重要なポイントとなります。シンプルで洗練されたデザインの洗濯機を選ぶことで、生活空間をより快適にすることができます。
特にドラム式洗濯機はデザイン性の高いものも多く、物の少ないミニマリストにとって家の中で目立つ存在でもあるので、機能性や利便性と同じようにデザインにはこだわりたいものです。
ポイント5:ブランドで選ぶ
ミニマリストが使っている洗濯機を調べると、耐久性や信頼性を重視するためかパナソニックや日立、東芝などの信頼性の高い日本のブランドを選ぶことが多いです。
またエネルギー効率や節水性能が高いモデルを提供しているブランドが好まれる傾向にあります。
ポイント6:ドラム式洗濯機
ドラム式洗濯機はその構造上、洗濯と乾燥をひとつのドラムで行うことができます。これにより洗濯から乾燥までを一貫して行うことができ、洗濯物を取り出して干す手間を省くことができます。これは時間や手間を最小限に抑えるミニマリストの生活スタイルに合致しています。
またドラム式洗濯機は一般的に縦型洗濯機に比べて静かで、振動も少ないとされています。これはミニマリストが求める静かで落ち着いた生活空間を実現する上で重要な要素となります。
さらにドラム式洗濯機は洗濯物を優しく洗う特性があり、衣類の寿命を延ばすことができます。ミニマリストは物を大切に使うことを重視するため、この特性もドラム式洗濯機を選ぶ理由となります。
ちょっぴり特殊? ミニマリストの洗濯方法
ミニマリストの中には洗剤は使わず60度設定の温水だけで洗う方もいたりと、洗濯方法がちょっぴり特殊だけど理にかなっていたりします。
ここではミニマリストの洗濯方法を見ていきながら、洗濯機をどのように活用しているか具体的な例とそのメリットについて説明していきます。
洗濯の頻度を減らしている
部屋で過ごすためだけに着ている服は毎日は洗濯しなくてもOKとする。
毎日着用する下着は2〜3セットそろえてから洗濯機をまわす。
フェイスタイルをバスタオル代わりに利用して、かさ張るバスタオルの使用をやめる。
ベッドに入るのは風呂上がりと決めて、シーツや枕カバーが汚れないように努めるなど。
このようにミニマリストの人は独自のルールを設けて、洗濯の頻度を意図的に減らしている方々が多くいます。
洗濯の量を減らす
フェイスタオルをバスタオルとしても使い物理的に洗濯の量を減らすなど、ミニマリストの工夫は尽きません。
カーテンをつけるのをやめる、キッチン、トイレ、浴室などのマット類の利用をやめるなど、洗濯物として嵩張るものを極力減らしている印象もあります。
洗濯時間を短縮する
洗濯かごは持たずに直接洗濯機に入れておくことで移し替える労力をなくす。もちろん放置しすぎるとカビの原因になりますが2〜3日であれば問題ないでしょう。
また洗濯はお急ぎモードで選択時間を30〜50%ほど短くする。洗いとすすぎを1回で済ますことで、洗濯時間だけでなく水道代の節約にもなります。
洗濯後にすぐに洋服をかけられるように、洗濯機の上を洋服をかけるスペースにしているミニマリストの方もいらっしゃいます。
小さな工夫ですが塵も積もれば山となるとも言います。こうしてできた時間を自分の本当にやりたいことに費やすのも悪くないですね。
ミニマリストにおすすめの洗濯機ベスト3
洗濯コースは標準コース、毛布コース、念入りコース、温水(60℃、40℃)コース、ふんわりシワ取りコース、厚物衣類コースなど全部で12コース。つけ置き洗いができるので頑固な汚れにも対応。
温水洗浄が可能で汚れに応じて省エネを考慮した洗浄ができます。40℃温水では洗剤の化学効果を高めて頑固な皮脂汚れを落とし、60℃では臭いの原因菌を抑制し衣類を除菌できます。
完全に乾燥させずに乾燥運転を終了し、つり干しすることでタオル類をふんわり仕上げられる「ふんわりシワ取り」コース搭載で、シワの付きやすい衣類はシワを少なく仕上げることができアイロン掛けの時間を短縮してくれます。
パナソニックのななめドラム洗濯乾燥機「Cuble(キューブル)」NA-VG770は、洗濯容量7キロのプチドラムモデルで、マンションにも設置しやすいサイズを実現しています。洗面台などのサニタリー空間に調和する洗練されたデザインと、使いやすさを追求したななめの洗濯槽が特徴です。
「スゴ落ち泡洗浄」機能により濃密な泡が繊維の奥まで浸透し、汚れをしっかりと落とします。また「温水スゴ落ち泡洗浄」機能は温水の力で黄ばみやニオイ、菌までしっかりと落とします。さらに「低温風パワフル乾燥」機能は空気をヒーターで温め、大風量で乾燥させることで衣類にやさしくシワも抑えてくれます。
シャープのドラム式洗濯乾燥機ES-S7Gは真下排水に対応しコンパクトなデザインで狭いスペースにも設置可能。洗濯・脱水容量は7kg、乾燥容量は3.5kgです。プラズマクラスター除菌機能を搭載し衣類を乾燥しながら除菌ができるのが特徴。
さらにプラズマクラスターイオンを放出する「槽クリーンコース」、デリケートなおしゃれ着に便利な「おしゃれ着コース」、軽い汚れの衣類やバスタオルなどに便利な「時短コース」といった洗濯コースや、衣類の乾き具合を感知するセンサー、自動で最適な運転パターンを選択する機能などを備えています。
まとめ
ミニマリストが洗濯機選びで重視するポイントはサイズ、機能、価格、デザイン、ブランドです。これらの指標をしっかり持つことで、生活空間をシンプルに保ち時間やエネルギーを本当に大切なことに注ぐことを可能にします。
こうして見るとミニマリストの洗濯機選びは、単に洗濯機を選ぶ行為以上の意味を持っています。それは自分にとって本当に必要なものは何か、どのように生活をシンプルにし、豊かにするかを考えるきっかけとなります。そしてその選択がよりシンプルで、しかも豊かな生活を実現する一助となるのです。
メディア制作歴20年以上。5つのファッション雑誌や女性向けwebメディアの編集長を経験。モデル育成やプロデュースに定評がある。
本当に大切な物を長く使うライフスタイルで、自分にとって大切な物は何か?を問いかけるミニマリストに共感している。
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