RF(ラジオ波)美顔器とは熱を用いて美容成分の浸透を助け、ターンオーバーやコラーゲン生成、痩身やたるみにもアプローチでき、ふっくらハリのあるお肌に働きかけてくれる美容家電です。いっぽうで「効果ない」という声もあり、実際に使った方の口コミも調査しました。
メリットも多い美容家電ですが、自分にあった商品をみつけるためにもRF(ラジオ波)の種類や家庭用・医療用の違い、EMSとの効果や特徴の違いを理解しておくことがおすすめです。
熱を用いて肌の調子を整えるRF(ラジオ波)美顔器の効果
・ケアしながらふっくらハリのある肌に導く
・美容成分の浸透を助け、うるおいある肌に導く
・ターンオーバーやコラーゲン生成
・温熱ケアしながら硬い脂肪をマッサージ
・手軽に自宅でケアできる
幅広い肌悩みにアプローチして年代問わず活用しやすい点も魅力です。ラジオ波の効果を確認して、理想の肌に近づきましょう。
RF(ラジオ波)美顔器は効果ない? 熱の力で肌の調子を整えてふっくら潤い肌へ導く
最終更新日:2023年11月21日
RF(ラジオ波)美顔器とは?
RF(ラジオ波)美顔器とは、Radio Frequencyの略で30MHz~300MHzの高い周波数の電磁波を使った美顔器のことで、主に痩身やたるみの解消に使われています。
ラジオ波が美顔器に使われる仕組みとしては、ラジオ波を肌に当てると、体内に熱が発生し、代謝が促進され脂肪が燃焼するとされています。
医療用のラジオ波は、手ではほぐせない固い脂肪にもアプローチが可能なので、ヒップアップやお腹痩せ、太もも痩せ、顔やせなどによく使われています。RF美顔器には医療用、エステ用、家庭用とありますが、出力が違うのが特徴です。
ケアしながらふっくらハリのある肌に
RF(ラジオ波)は、温熱効果によるスキンケアでふっくらとハリのある肌に整える効果が期待できるのです。RF(ラジオ波)では、電磁波を流すことで熱を発生させ肌を深部から温める動かすため、マッサージ効果で巡りがよくなります。
その結果、不要なものはつまみ流され、むくみの解消や顔色の悪さの改善を実感される方が多いようです。
血の巡りがよくなる・つまみ流されることで、肌のトーンアップも期待できるので、明るい印象を与えられるようになるでしょう。
美容成分の浸透を助け、うるおいのある肌に
肌を温めることで美容成分が浸透しやすくなり、美容成分の効果を発揮しやすくなります。
肌は温まると肌の奥の層が活性化。めぐりが良くなるので、化粧水・美容液などのスキンケア成分が浸透し、うるおった肌に近づきます。
普段のスキンケアのみでは肌の内側まで届きにくい成分であっても、RF(ラジオ波)で肌を温めることで美容成分を奥まで届けることができるのです。
特に「肌の乾燥が気になる方」や「スキンケアの効果を思うように実感できていない方」にとって嬉しい効果ですよね。
ターンオーバーやコラーゲン生成に着目
RF(ラジオ波)は肌を深部から温めることでターンオーバーに着目し、毛穴の目立ちやくすみ、肌の乾燥といったあらゆる肌トラブルを予防します。
また真皮に存在するコラーゲンに熱損傷を与え、コラーゲンの生成に着目。肌の弾力を左右するコラーゲンは、年齢・紫外線ダメージなどが原因で減少していく成分です。
RF(ラジオ波)は、コラーゲンの生成機能に熱ダメージを与えます。肌はダメージを修復するために「コラーゲンを増やそう」と働きかけを行います。ダメージを与えることで、コラーゲン生成に着目し、肌の弾力アップやシワの予防を行います。
このようにRF(ラジオ波)は肌を温めることでターンオーバーやコラーゲン生成に着目し、さまざまな肌トラブルに効果を発揮します。
温熱ケアしながら固い脂肪をマッサージ
RF(ラジオ波)は美容医療においても「マッサージ効果」が高い美容法です。体の脂肪は温めることで柔らかくなるため、冷え固まった脂肪も柔らかく分解しやすい状態へ。また運動後など、筋肉を柔らかくリフレッシュ状態にする際の使用も人気です。
皮膚に優しく押しつけて動かすことで気持ちよく施術ができますよ。リンパの通り道に当てマッサージすることで、リンパに脂肪を流す効果が高まります。
RF(ラジオ波)美顔器は、固い脂肪を熱で優しくほぐして、痩せやすく太りにくい体作りをしたい方におすすめです。
RF美顔器は効果ない?
RF美顔器が効果がないという声もあるので、「X(旧ツイッター)」を調査しました。
口コミを見ていると、「どのRF美顔器を使うのか」「きちんと継続して使っているのか」という点がポイントになりそうです。
RF美顔器が効果がないと感じる要因
RF(ラジオ周波数)美顔器は、肌の引き締め、リフトアップ、小じわの改善などに効果があるとされていますが、一部の人々はその効果を感じにくい場合もあります。
以下は、効果がないと感じる要因です。
1. 使用方法が不正確
正しい手順や使用時間を守っていない場合、効果は出にくいです。
2. 使用頻度が低い
定期的な使用が推奨されています。週に1~2回程度の使用が一般的ですが、それ以下では効果を感じにくいでしょう。
3. ジェルやクリームの不使用
RF美顔機は専用のジェルやクリームと一緒に使用することが多く、これがないと効果が半減する場合もあります。
4. 個々の肌質や状態
肌のタイプや悩みによっては、RF美顔機の効果が出にくい場合もあります。
5. 機器の品質
安価な製品や偽造品を使用していると、効果が出にくいことがあります。
6. 期待値が高すぎる
RF美顔機はあくまで手軽に自宅でできるケアの一つです。クリニックレベルの効果を期待すると、がっかりするかもしれません。
7. 既存の皮膚疾患
皮膚に何らかの疾患(アトピー性皮膚炎、ロゼアセアなど)がある場合、効果が感じにくいか、逆に症状を悪化させる可能性があります。
以上のような要因が、RF美顔器の効果を感じにくくする可能性があります。使用前には必ず取扱説明書をよく読み、正しい使用方法を確認してください。また、皮膚に異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し、専門の医師に相談してください。
自宅でRF(ラジオ波)美顔器を活用するメリット
RF(ラジオ波)は、肌への効果だけでなくマッサージ効果も期待でき、美容医療でも人気の施術法です。自宅で美顔器として取り入れると、手軽に高い美容効果を実感できます。
自宅でRF(ラジオ波)を取り入れる具体的なメリットはこちら。
・エステに行くより価格が安い
・手持ちの化粧品をより効率的にスキンケアできる
・肌悩みに合わせて選べる
・年齢肌に合わせて使える
「エステに行くまでは勇気がない」「特定の気になる肌悩みを少しでも改善したい」という方は、自宅でRF(ラジオ波)美顔器で満足いくお手入れができるでしょう。
同時にデメリットやいつから効果を実感できそうなのかの目安もしっかり知っておきましょう。
エステに通うよりも価格が安い
自宅用のRF(ラジオ波)美顔器は、エステ通いよりもはるかに価格を抑えて使用できます。
近年では、家電量販店には美顔器などの美容家電が並ぶコーナーも増え、スキンケアの一環として美顔器を取り入れる方も増加したことが伺えます。
美顔器は初期費用で壊れない限り何年でも使い続けることが可能。消耗品費などの維持費が必要な場合もありますが、商品の選び方次第では、価格を大幅に削減できます。
シンプルな操作で手軽・簡単に使えるタイプも多く、小型の美顔器であれば旅先や出先での使用にもおすすめ。
エステに通うよりも価格が安く、コストパフォーマンス面で優れる点は、RF(ラジオ波)を美顔器として取り入れるメリットでしょう。
手持ちの化粧品をより効率的にスキンケアできる
RF(ラジオ波)美顔器が手持ちの化粧品をより効率的にスキンケアできる点は、自宅でのスキンケア向きです。
特にRF(ラジオ波)は、肌を温めることで美容成分が浸透しやすくなり、美容成分の効果を発揮しやすくする役割があります。化粧品では肌の表面ケアがメインですが、美顔器を取り入れることで温めてめぐりをよくすることで浸透がよくなります。
このように「スキンケアで効果をなかなか実感できない」という方も、普段のスキンケアにRF(ラジオ波)美顔器を導入することで、自宅にいながら満足いくお手入れができる点もメリットです。
肌悩みに合わせて選べる
RF(ラジオ波)美顔器は、他の機能を併用したタイプが多いので、肌の乾燥やシワなど、特定の肌悩みに合わせて選べます。超音波やイオン導入など、複数の機能がセットされたタイプもあります。
低刺激を売りにした美顔器も多くあるので、肌状態や肌質に応じて選びましょう。
また幅広い肌悩みに対応していても、使い方や美顔器のお手入れ方法はシンプルなものも多い傾向に。自宅で使えるRF(ラジオ波)美顔器は、高い機能性ながら手軽・簡単に使いやすい点も魅力です。
年代別の肌悩みとRF(ラジオ波)美顔器を使うメリット
年齢に伴う肌質の変化により年代別に抱える肌悩みというのは少しずつ異なりますので、それぞれに応じたRF(ラジオ波)美顔器を使うメリットがあります。
それぞれの年代でどのような肌悩みがあるのかを確認し、自分自身の肌悩みと比較してみてください。
・20代:ニキビやニキビ跡、乾燥や毛穴の開き
・30代:乾燥によるシミや毛穴の開き・黒ずみ
・40代:エイジングサインが気になる
・50代:エイジングサインが気になる
個人差はありますが、年代別の肌の特徴からこれらの肌の悩みは生じやすいといえます。
年代別の肌悩みはそれぞれRF(ラジオ波)美顔器でお手入れが可能です。さまざまな効果が期待できるRF(ラジオ波)美顔器は、年代に関係なく使い続けることができる点もメリットでしょう。
RF美顔器のデメリットや危険性
RF(ラジオ波)美顔器は電磁波を使いますが、健康に被害が出るようなことはないとされています。
強いていうなら、RF(ラジオ波)に用いられる金属製の素材によって金属アレルギーなどを発症する可能性があること。
そのため、金属アレルギーの方は事前に医師に相談することをおすすめします。
またラジオ波は電磁波による温熱効果があり、出力が高すぎる場合はやけどをするので使用する際には十分に注意してください。
初めて家庭用のRF(ラジオ波)美顔器を使う際は、事前に取扱説明書をよく読んでおきましょう。
効果が出はじめるのはいつから?
RF(ラジオ波)は個人差はありますが、1回でも効果は実感できるという方が多いです。
しかし、副作用がほとんどない分、その効果は穏やかなため、より高い効果を得るには、継続的な使用が大切です。
医療用やエステ用のRF(ラジオ波)美顔器であっても同じで、電磁波により巡りがよくなり、代謝を高めることができますが、脂肪を燃焼させるには、固まっている脂肪を分解する必要があります。
溶け出した脂肪は3~4日かけて体の外へ排出される特徴から、週に1~2回の使用を続けることがポイントです。
1回の使用である程度の効果を感じる方が多いですが、それは一時的なものであるため、根本的な改善を目指すのであれば、2ヵ月~3ヵ月は時間をかける必要があるとされています。
RF(ラジオ波)には種類がある?
電極の間に高周波を流す原理で発生するRF(ラジオ波)は周波数・出力数によって3つの種類に分けられます。
・バイポーラ式:周波数1MHz・出力数130W・皮膚表面の浅い部分にアプローチ
・モノポーラ式(ユニポーラ式):周波数0.4~0.8MHz、出力数25~200W・広範囲にアプローチ
・マルチポーラ式:0.68MHz、出力数60Wのハイブリッドタイプ
家庭用美顔器にはバイポーラ式が使用されることが多いです。
RF(ラジオ波)は美顔器だけでなくエステ・美容医療にも使われる
RF(ラジオ波)は、美顔器以外にもエステサロンや美容医療でも使われています。
高周波はリフトアップや肌の若返りの治療、高周波を照射することで脂肪組織だけを分解する部分痩せなど様々な部位に使われています。
注射やメスを入れることなく施術できるので、美容医療では「サーマジェン」などが有名です。
痛みやダウンタイムがあまりない点でも人気が高いです。医療用やエステ用は自宅用よりも高出力のものになっているので、早く効果を実感できます。
医療用とエステ用、家庭用の違い
同じRF(ラジオ波)でも、医療・エステ用と家庭用での違いはRF(ラジオ波)の出力量でしょう。
通常は300MHzほどまでの範囲の周波数を指しますが、美容医療のみ、医師・専門スタッフによる施術のため高周波の出力ができる点も特徴です。
家庭用美顔器・美容エステでのRF(ラジオ波)の出力範囲は安全面を考慮して低めに設定されています。
家庭用美顔器は通院の手間を省いて自宅で気軽に取り組める点でしょう。お手入れを正しく続けることで効果を実感できる点が魅力です。
RF(ラジオ波)美顔器とEMS美顔器の違い
RF(ラジオ波)とEMSの1番の違いは「肌へのアプローチ法」にあります。
肌の深部から温めるRF(ラジオ波)は、刺激や痛みなどを感じにくいです。低刺激なのでデリケートな目元にも利用できる点も魅力でしょう。
一方でEMSは、RFよりも強い電気刺激によって、筋肉にアプローチ。日常生活ではあまり使わない表情筋を電気の力で刺激することで、表情筋のトレーニングが可能です。
EMSはピクピクと動く感覚やピリッとした独特な刺激が伝わりやすい点も特徴です。RF(ラジオ波)は刺激や痛みを感じにくく、EMSは強い電気の力を加えるため比較的刺激も感じやすいです。
※監修者は「RF美顔器」について監修をおこなっています。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※「ノンコメドジェニックテスト済み」はすべての人にニキビが発生しないということではありません。
※本記事でいう「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。
※本記事における「リフトアップ」とは、下から上に引き上げるお手入れのことを指します。
薬機法管理者・コスメ薬機法管理者
薬機法管理者、コスメ薬機法管理者資格を有するTOPICS編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。