マイクロカレント美顔器は、微弱な電流を用いて肌に働きかける画期的な美容器具です。しかし、その効果を最大限に引き出すためには、正しい使い方が必要です。特に、化粧水や美容液をしっかりと肌に馴染ませることが、この美顔器の効果を高めるコツとされています。
この記事では、マイクロカレント美顔器の正確な使い方を解説します。化粧水や美容液の使い方、美顔器との相性、そしてその他の注意点についても詳しくご紹介します。
マイクロカレント美顔器の使い方は化粧水や美容液をたっぷり馴染ませるのがコツ
最終更新日:2023年11月04日
マイクロカレント美顔器の使い方
マイクロカレント美顔器を使う際には「化粧水・美容液などをたっぷりなじませる」「リンパの流れに沿って行う」「使い始めは弱い力で使用し、力加減に気をつける」「使用頻度は週に1~2日が目安」「入浴後などの代謝が上昇しているタイミングがおすすめ」などの基本の使い方をしっかり抑える必要があります。
さらにポイントを意識した使い方をすれば、効果はよりアップするでしょう。
化粧水・美容液などをたっぷりなじませる
マイクロカレント美顔器を肌に当てる前に、化粧水や美容液をたっぷり使用しましょう。
水分量が少ない肌は、電流が通る量も少なくなると言われています。たっぷり保湿してから使ったほうが、美顔器と肌との摩擦を減らして肌への負担を軽減するほか、微弱電流が流れやすくなります。
美顔器の種類によっては、化粧水や美容液の使用が必須のこともあります。マイクロカレントの力で美容成分の浸透もサポートしてくれるので、美容成分がたっぷり入った化粧水・美容液を使用してくださいね。
リンパの流れに沿って行う
マイクロカレントの効果で体本来がもつ新陳代謝が高まると、滞っていた巡りもよくなります。
せっかくのマイクロカレントの作用を阻害しないよう、ケアの際はリンパの流れる方向を意識することが大切です。滞りをつまんで流すイメージで、リンパの流れに逆らわないようにしましょう。
顔の中心から外側へ、下から上へ引き上げるように動かすのがポイントです。決して強く押し付けたり、ゴシゴシと擦ったりしないように注意して行ってください。
使い始めは弱い力で使用し、力加減に気をつける
マイクロカレント美顔器を使用する際は、「優しく丁寧に」を意識しましょう。とくにローラータイプの美顔器は要注意。
顔はもともと脂肪が少ないパーツなので、強い力でケアすると、皮膚や表情筋、骨などを痛めてしまう可能性があります。
そもそもの肌が傷ついてしまったら、せっかくのマイクロカレントの効果も半減以下。
また、電流を調整できるタイプを使うときも、最初は弱い力で始めて、様子を見ながら徐々に強さを調整するといいでしょう。
使用頻度は週に1~2日が目安
毎日使えばそれだけ効果が高くなると思いがちですが、マイクロカレント美顔器は必ずしもそうとは限りません。
マイクロカレント美顔器は、顔に微弱な電流を流すアイテム。そのため、使いすぎると肌への負担が大きくなりすぎることがあるのです。
電流の強さはメーカーや商品によって異なり、推奨される使用頻度もそれぞれ異なりますが、一般的な目安は週に1、2回ほど。自分の美顔器の取扱説明書をよく読み、適切な頻度を守るようにしてくださいね。
入浴後などの代謝が上昇しているタイミングがおすすめ
体が温まると、血行が促進されて代謝がよくなります。そのため、マイクロカレントに限らず、美顔器を使ったお手入れを行うのは、入浴後などの体が温まっているときがおすすめです。
肌もやわらかくなっているので、化粧水や美容液をあわせて使うと、美容成分の浸透もさらにアップするでしょう。
また、濡れた手でも使える耐水性のものや防水性のものであれば、お湯につかりながらのケアも可能です。少し価格は高くなりますが、湯船でのリラックスタイムを質の高いスキンケア時間にすることができますよ。
使用上の注意点
マイクロカレント美顔器を利用する場合には、「使いすぎに注意する」「使用を控えるケースを把握しておく」「効果は永久ではないので定期的に取り入れる」という使用上の注意点をしっかり守りましょう。
マイクロカレントは美容以外の現場でも活用される、エビデンスがしっかりした効果の高い技術だからこそ、セルフケアで使用する際には、細心の注意が必要です。
マイクロカレント美顔器の取扱説明書には、使用するうえでの注意点が記載されているはずです。しっかり注意点を押さえておきましょう。
電気的な刺激をほとんど感じないほどの微弱電流を使用していますが、間違った使い方は思わぬトラブルを招く原因にもなるため注意点は事前にチェックしておくことが大切です。
使いすぎに注意する
手軽に本格的なケアを施すことができるマイクロカレント美顔器。肌悩みが深ければ深いほど、その力に頻繁に頼りたくなってしまいますが、過度に使いすぎるのはNGです。
マイクロカレント美顔器を過剰に使用すると、肌の乾燥や炎症を起こしてしまうリスクがあります。
このふたつはあらゆる肌トラブルにつながりやすく、美肌のためには絶対に避けたい2大要素。肌のためにやっていたことがかえって肌を傷つけることがないよう、マイクロカレント美顔器の使用頻度は週1,2回、慣れてきても3回までにとどめてくださいね。
使用を控えるケースを把握しておく
微弱電流を流すという作用から、マイクロカレント美顔器は使用を控えるべきケースがあります。
まず、電気や磁気の影響を受けやすいペースメーカーなどの医療機器を使用している人。機器の誤作動を起こしてしまう恐れがあるので、使用しないでください。また、微弱電流の発生部位に金属が使われていることが多いため、金属アレルギーの人も使用を控えましょう。
くわえて、妊娠中はホルモン状態が通常とは異なり、肌が敏感状態になっていることも。マイクロカレントによって思わぬトラブルを起こしてしまう可能性もゼロではないため、出産が終わってホルモン状態が落ち着くまでは、使用を控えたほうがいいでしょう。
効果は永久ではないので定期的に取り入れる
マイクロカレントの効果は、医療機関の治療であっても永続的なものではありません。また、生体電流は自律神経の乱れにともなって不安定になるため不調に傾きやすいのです。
そのため、定期的なケアを継続しなければなりません。コツコツと続ける根気が必要であると同時に、マイクロカレントに頼らない、通常のスキンケアもおろそかにはできないのです。
マイクロカレント美顔器は手軽に質の高いケアができるアイテムですが、ケアの手間を減らすためのものではないことを覚えておきましょう。
※監修者は「マイクロカレント美顔器」について監修をおこなっています。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※「ノンコメドジェニックテスト済み」はすべての人にニキビが発生しないということではありません。
※本記事でいう「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。
※本記事における「リフトアップ」とは、下から上に引き上げるお手入れのことを指します。
薬機法管理者・コスメ薬機法管理者
薬機法管理者、コスメ薬機法管理者資格を有するTOPICS編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。