スタイリッシュなコーヒーマシンで人気のデロンギ(De'Longhi)ですが、実はオイルヒーターや電気ケトルなども有名なイタリアの家電メーカーです。
今回は、そんなデロンギから発売された、1台で3役こなせる「空気清浄機付き温冷兼用ファン」の残念なお話です。
【デロンギ失敗談】コーヒーマシンじゃない方に惹かれて…その結果がこれだよ
最終更新日:2025年01月14日
1台3役という性能と、スタイリッシュなデザインに惹かれた
こちらが5年前に購入したデロンギの空気清浄機能付きのタワーファン。送風機能だけでなく、温風を出す機能と空気清浄機能も付いており、1台で3役こなせる商品です。
当時はダイソンの羽根がない扇風機が話題でしたが、ダイソンのデザインは自分の部屋に合わないと感じ、このデロンギのタワーファンにたどり着きました。
正面から見たときの曲線美や、さりげないメッキ加工など、洗練されたデザインに私の心は掴まれました。今見てもかなりイケてると思います。
こちらは、当時5万円ほどで購入しました。現在でもAmazonで購入できますが、新規の生産は終了しているようです。
微妙だったこと①:風量をMAXにしても扇風機の「中」に負ける
購入後すぐに「あれ?」と思ったことは、風量をMAXまで上げても、扇風機の「中」より弱いということ。
この子、強力な風を出しそうな見た目とは裏腹に「そよ風」しか出せませんでした。
冷房とセットでサーキュレーターのような役目で使うのには問題ないのですが、夏をこの子の風だけで乗り切るのは到底不可能です。おそらく、夏本番前の6月でギブアップします。
公式はこの風を「3Dコンフォート・エア」と呼んでいます。直線的でない立体的な風で、からだ全体を包み込むとのこと。冷えすぎないような設計らしいですが、もう少し強い風も出せるようにしてほしかった。
微妙だったこと②:上方向にはほとんど風を送れない
エアコンと併用して使う場合、暑い空気が溜まりやすい天井方向に風を送りたいのですが、残念ながらこの子はほとんど上方向を向けません。
一応、風を送る方向を「High(H)」と「Low(L)」で切り替えられるのですが、差はわかりづらいです。正面方向より少し上にも風がきてるかな…?と感じる程度なので、天井方向はこの子ではカバーできませんでした。
まあ、この形状で上下方向への首振りはほとんど期待していませんでしたが、それにしても想定より微妙でした。
微妙だったこと③:風量を上げたときの音が大きくてうるさい
風量が弱いという話をしましたが、風量を上げたら今度は音がうるさくなるんですよね。
冷風なら10段階、温風なら6段階で変更できるのですが、8以上は寝ていたら気になるくらい「ゴォーッ」と音を上げます。
音が気にならないほど風量を下げると風が弱く、求める風量まで上げると音がうるさくなるのは残念なポイント。もはやここまできたら愛らしいとすら思えます。
微妙だったこと④:空気清浄機の交換フィルターが6,000円もする
空気清浄機能もついていますが、フィルターは汚れたら交換が必要です。交換して清潔に保てるのはよいのですが、この交換フィルターは1個6,000円くらいします。
ほかの交換式フィルターもこれくらいするかもしれませんが、微妙な活躍しかしていない家電に6,000円のランニングコストを支払うのは気が進みません。
また、フィルターを交換していないとディスプレイに「CF」と表示され、永遠に点滅し続けるのも気になります。
現在は、足元の冷えを解消する専用マシンとして絶賛活躍中
微妙なポイントがいっぱいありましたが、冬に冷える足元を温める暖房器具として現在も活躍してくれています。
エアコンをつけるまででもない気温のときはこれ1台で十分です。柔らかい立体的な風で足元全体を温めてくれるので、冬のテレワークのお供に欠かせません。
デロンギはオイルヒーターの製造で発展してきたメーカーというイメージなので、個人的に暖房に信頼を置いているんですよね。
デザインは文句なし! 微妙な点も多かったが後悔はしていない【強がっていません‼】
微妙なポイントが多くありましたが、購入して後悔はしていません。数あるタワーファンのなかで、これに勝るデザインの商品は見つけられていないので!
デロンギの家電には、日本ぽくないデザインやカラーの商品があるので、気になった人はチェックしてみてください。
>>デロンギ公式サイト
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