【パルシステムの退会方法】出資金はいつ返金？ やめた理由も利用者へ調査

生協の個人宅配「パルシステム」は、1都11県で160万世帯が利用しているサービスです。

週1回、決まった曜日に配送してくれるので買い物に行く手間が省けるうえに、冷凍食品やミールキットの種類が多いので忙しい人や時短調理がしたい人にもおすすめです。

「パルシステム」からの退会方法は3パターン。インターネットまたは電話で申請するか、配達担当者に直接伝える方法があります。

なお「パルシステム」では退会のことを脱退と呼んでいます。

インターネットで退会手続きをする場合は、事前にインターネット登録を済ませる必要があります。

Webまたは『パルシステムアプリ』で、組合員番号と電話番号を入力してログインすれば登録完了です。未登録の人は登録を済ませるか、別の方法を選びましょう。

以下では、『パルシステムアプリ』で退会手続きをおこなう手順を画像付きで説明します。

退会申請をしたあとは、「脱退申込書」が郵送されてくるので記入して返送し、「パルシステム」から手続き完了の連絡が届けば退会成立です。

「パルシステム」は電話でも退会申請できます。パルシステム問合せセンターに電話をかけて退会したい旨を伝えましょう。

夕方以降など、電話が集中する時間帯はつながりにくい場合があります。

しばらく待ってもつながらないときは、インターネット登録をして問い合わせフォームから申請するのがおすすめです。

「パルシステム」は、配達担当者に口頭で退会を申し出ることもできます。配達日が近い人などは、この方法でも良いでしょう。

口頭で退会する旨を伝えた場合も、インターネットや電話での手続きと同様に、後日「脱退申込書」が送られてくるので必要事項を記入して返送します。対面で言いづらいときは、インターネットや電話での手続きがおすすめです。

「パルシステム」では、1回の利用代金500円につき1ポイントがもらえます（クレジットカード払いは付与対象外）。

1ポイント1円として商品代金などに充当できるお得なポイントですが、「パルシステム」をやめるとすべて消滅するので注意が必要です。貯まっている人は退会前に使い切っておきましょう。

なお転居にともなう退会の場合、転居先で3カ月以内に「パルシステム」に加入すればポイントを引き継げます。

商品が入った箱は、組合員共有の財産なので返却しなければなりません。

箱だけの回収はしていないため、退会申請の時点で未返却の人は所属センターに電話をして、いつまでにどのような方法で返却すればよいか確認しましょう。

なお、退会申請手続きの途中で最終配達日を決めることができます。

無理に利用する必要はありませんが、退会申請日よりもあとに最終配達日を設定すると、配達当日に箱を回収してくれます（中身は手渡し）。

共済や保険を契約している人は、「パルシステム」を退会しても継続できます。

ただしそれぞれの窓口で手続きが必要になるため、共済証書などを用意して公式サイトから該当する窓口に問い合わせましょう。

「パルシステム」入会時に支払った出資金および利用中に積み立てた増資金は、退会手続き完了後2カ月ほどで指定した口座に返金されます。

「パルシステム」からの返金連絡はないため、自分で口座を確認しましょう。

「パルシステム」を一度退会した人でも再加入は可能ですが、新規加入扱いになるため出資金が必要です。

また初回特典については、再加入までの期間や、退会・再加入した回数などにより付与されないことがあります。

「パルシステム」ごとに規定が異なるため、特典については再加入する地域の「パルシステム」に確認が必要です。

「パルシステム」は、配達がなくてもカタログが配布され、手数料も発生します。利用頻度が低いと手数料をもったいなく感じることも。

とはいえ退会すると不便になるかもしれない、という人は退会ではなく休止、または手数料がお得なアプリ『タベソダ』への切り替えがおすすめです。

「パルシステム」の休止や再開は、以下の手順に沿って進めればで3〜5分ほどでできます。Webから手続きする場合も同様です。

休止中はカタログの配布が停止され、手数料も発生しません。しかし休止の手続きをせず、単に買い物カゴだけを空にした状態だと、カタログの配布が続いて手数料も発生します。

この違いには注意しましょう。

『タベソダ』はアプリだけで「パルシステム」の注文が完結するサービス。カタログ配布がなく、手数料も発生しません。

また配達料は1回あたり165～198円ですが、注文がない週は0円です。置き配に対応しているので不在時も受け取れます。

『タベソダ』に切り替える方法は以下のとおりです。

『タベソダ』に切り替わったあとは、Webだけでなく電話や『パルシステムアプリ』からも注文できなくなります（出資金や増資金、ポイントは引き継がれます）。

また『タベソダ』からWeb注文などに切り替える（戻る）場合は、再度手続きが必要です。

ラクタさん編集部では、「パルシステム」退会者を対象にアンケート調査を実施しました。結果からは、利用者がどのような理由で退会したのか、どんな点を不安に感じたのかがわかります。

「パルシステム」を退会した人の半数近くが、値段の高さやコスパの悪さを理由に挙げています。

また配達曜日が決まっていて時間指定できない点、配達が週1回しかない点に不満を感じた人も多く、レアな意見として配達担当者の対応に問題があったという口コミも見られました。

口コミを見ると、食材の安全性や味には満足しているものの、値段がネックになっていることがわかります。

また配達担当者の態度は人によって異なるのかもしれませんが、毎回のように粗暴な扱いをされるのであれば退会したくなるのも納得です。

ただし、パルシステム利用者からは悪い口コミだけではありません。以下記事では味やコスパなど含め、より詳しく口コミを紹介しているので参考にしてみてください。

「パルシステム」の退会方法でもっとも多かったのは電話、次いでインターネットです。

電話のメリットはその場で対応してもらえる点、インターネットのメリットは好きなタイミングで退会申請できる点です。

配達日なら配達担当者に伝える方法もありますが、以下の口コミのように嫌な思いをしたという人もいました。

電話では退会理由のほか今後利用する予定のサービスを聞かれることもあります。こうした会話が面倒でない人は、電話での退会手続きがもっともスムーズでしょう。

直接伝えた場合の対応は配達担当者によって異なるかもしれませんが、対面で言いづらい人はインターネットか電話での退会手続きがおすすめです。

「パルシステム」を退会した人の90％がスムーズに退会できたと回答しています。このことから、強引な引き止めなどはなくスムーズに退会できると考えてよいでしょう。

ただし退会申請したあとは、「脱退申込書」を記入して返送する必要があります。この点を手間に感じた人もいました。

「退会を引き止められた」「先延ばしにされた」などの口コミは見られなかったので、退会手続きそのものはスムーズといえます。

「脱退申請書」の記入と返送は確かに手間がかかりますが、必須な手続きなので省くことはできません。

「パルシステム」に退会申請をしてから「脱退申込書」を返送し、手続完了の連絡がくるまでの日数は8〜14日以内が最多でした。15日以上はゼロなので最長14日と考えてよいでしょう。

インターネットや電話で退会した人の口コミには、期間に関する不満はありませんでした。しかし、配達担当者に直接伝えた人の中には以下のような口コミも。

配達担当者に直接退会を申し出たものの、「脱退申請書」がいつ送られてくるのかがわからず不安を感じたようです。

対応がスムーズかどうかは配達担当者によるかもしれませんが、「パルシステム」から少しでも早く退会したいときは電話がおすすめです。